2011 F1トルコGP観戦の旅　（2～3日目／F1トルコGP観戦）

2011/05/05 - 2011/05/13

イスタンブール・パーク・サーキット！
あこがれのターン８！

サーキットの雰囲気はスパ・フランコルシャンに似ているとよく言われていますが、立地と環境は富士スピードウェイに似ていました（笑）

エリア イスタンブール(トルコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 1.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: タクシー 飛行機
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: その他

5月7日（土）
昨日とうってかわっていい天気です。
今日から2日間はF1トルコGP観戦です。


写真は送迎車の車内から撮ったルメリ・ヒサール（多分）。
マホメット2世がコンスタンティノープル攻略の際に築いた要塞です。

第2ボスフォラス大橋。


今、ボスフォラス海峡の下に海底トンネルを作っていて、施工を請け負ってるのは大成建設なんだそうで。へぇ。

サーキットが見えてきました（＾▽＾）
渋滞も特になく、旧市街のシルケジ駅そばのホテルを出てから高速道路を使って1時間ほどで着きました。


VIP専用と書かれた車道がありまして、当然我々は隣の一般人用の車道をタラタラと通るのですが、VIP道ってどんな人がどんな車で通るのかしらねえ、と何ともなしに見ていると、なんと！

マーク・ウェーバーが自らインフィニティを運転して通って行きましたよ！！！

私が「あー！！あれウェーバーじゃね？？！！（←マーさんに失礼）」と騒ぎ、ツアーの皆様も大慌てで写真を撮っていたら、インフィニティの助手席にいたお連れさん（デラロサぽかったが、確証は持てない）がこっちに気付いて笑ってました。
マーさんも笑っていたけど脇見はせず（つまりこっちを向くことなく）去っていきました。

FP3の1時間半前のできごと。案外出勤が遅いんですね。

グラスタ裏です（＾▽＾）
ついにこの地に来たぜ俺！！


余談ですが、イスタンブール・パーク・サーキットの近くに、とても大きなアウトレットモールがありました。　なんちゅーか、富士スピードウェイと御殿場プレミアムアウトレットみたいなモンですかね？（笑）

ホームストレート中央、グラスタから1コーナー方面を臨む。

同じ場所から、最終コーナー方面を。

表彰台。
明日ここに登壇するのはどの選手なんでしょうねえ。
（なんとなく見当はつくけど（＾＾；））

私の席は、私の贔屓のロータス・ルノーのニック・ハイドフェルト選手のピットのほぼ正面です。
うははははラッキー☆

グラスタの自分の席を確認した後、まずはイスタンブール・パーク・サーキットで一番行きたかった場所・ターン８に向かいます。
サーキットの周りをシャトルバス（無料）が巡回しているので、ぐるぐる徘徊するのにとても便利です。


ところで、ピットビルが遠い…

とてつもなく広い。遠慮なく広い。際限なく広い。

そしてこの広大な施設が、バーニー・エクレストン個人の所有物だという事実に眩暈がするあるよ（＾＾；）

あこがれのターン８に来ましたよーん！（＾▽＾）

パーマネントサーキットで土手席って久しぶりだわ（笑）

ゲンミツには、ターン８と言うよりターン８を抜けた直後の直線の所に立ってます。

ターン８出口からターン９方面を見ています。
ものすごくガッツリと下っています。

3枚の写真を無理やりつなぐとこんなカンジ。


起伏があるコースの中でも高い位置にあるので、見晴らしが非常に素晴らしいであります。
写真左下のコース図の、ピンクの×印が撮影場所、オレンジで塗ってあるところが見えている部分です。

トルコからはロシアが近いこともあってか、ペトロフ応援団が多かったです。

FP3が始まったのでココでそのまま見ることにしました。

ヒスパニアのマシンのカラーリングがマクラーレンに一見似ていて、なんとなく腹が立つなど（笑）

しかし、

あいかわらず、

写真のカミサマに愛されていないワタシ……　orz

FP3もつつがなく終了し、グラスタに戻ってきました。

日本のF1雑誌にもデカデカと載っていた、トンガリコーンなペトロフ応援団の皆様。　普通の観客をイジったり記念撮影に応じたりと、目立つ目立つ（笑）


そういえばWRCのノビコフも、デビューしてしばらくの間はマシンを黄色に塗っていた。ロシア人にとって黄色って何か特別な意味とかあるんですかね？

こちらもペトロフ応援団。どちらかと言うと2011年バージョンか（笑）

手前の女の子が持っている「ヴィボルグ ロケット（※）」の小旗を配ってまわっていました。


（※）ペトロフはレニングラード州ヴィボルグの出身で、「ヴィボルグ ロケット(Vyborg Rocket)」という愛称がある。（とWikiに書いてあったヨ）

バトンとハミちゃまがアニメキャラになってるよーゥ！！

ヨーロッパラウンド初戦だし物販も充実する頃だろう、ニックのグッズをいーっぱい買ったるねーん♪と思っていたのに、お店にはフェラーリとマクラーレンとメルセデスのグッズしかありませんでした。他は軒並み去年のものか選手個人のグッズって感じで。
痛々しく張り切っていた私の物欲は見事に空回りです。

くやしいのでロータスのキャップとクビサのキャップを買ってみました。

セカンドクラブキャップは日本から持参しました。これ被ってサーキットを徘徊してやったぜ！イェス！（痛）

ニック、予選の御仕度中（なんとなく盗撮風）。

ニック、予選でスタンバイ中（やっぱり盗撮風）。



…ひどい戦いぶりだった。あれじゃあ勝てるレースも落とすわ。
チームメイトのペトロフ＆小松エンジニアがわりと上手くやれてるだけに、ガッカリ感もひとしおですがな。

■予選リザルト
　1 S.ベッテル
　2 M.ウェーバー
　3 N.ロズベルグ
　4 L.ハミルトン
　5 F.アロンソ
　6 J.バトン
　7 V.ペトロフ
　8 M.シューマッハ
　9 N.ハイドフェルド
　10 F.マッサ

気を取り直して、ここからはコース一周写真です。


まずは第１コーナー。
ホームストレートも下り坂ですが、そこからさらにすごい角度で下ります。
フィニッシュラインのあたりから１コーナーを見ていると、マシンが突然ころげ落ちてどこかにいっちゃったかのように見えますネン！！　それくらい凄い急坂です。

ターン３〜４です。

写真左端にピットビル、奥の方にバックストレート（２本目）が見えます。

ここもサーキット内では標高が高い方なので、見晴らしはとてもいいです。長くマシンを見ていられるのは嬉しいっす。

ターン６・ヘアピン

ターン５を抜けてからガーッと下って、クルッと回って、ターン８に向かってガーッと登ります。ここはちょうど底のあたりです。

ティルケサーキットというと果てしなく広いエスケープゾーンが名物ですが、ここはコースがすごく近かったです。フェンスも低いし、アクセル全開の上り坂がすぐ横なので、とても迫力がありました（＾＾）

ターン７。

ここのヘアピンも実はさりげなく複合コーナーなんですな。やらしい設計やのう（笑）

ターン７を抜けたところの直線。

登りの直線なので当然アクセル全開ですが、ターン８へのエントリでもあるので大事に行かねばならない区間、かもしれない。

もう一回ターン８。

写真右上から入ってきて、ぐるっと回って右下に向かっていくルートです。


土曜日、今宮さんがターン８の入り口付近で定点観測していたそうです。ツアーでご一緒した人が、今宮さんに声をかけてターン８の見方を教えてもらったと言ってました。
というわけで、AUTOSPORT誌の今宮さんのコラムにある「ターン８にいた熱心な日本人青年」とは彼のことと思われます（笑）

ターン８（後半）からターン９に向かって駆け下っていくところ。

ダイナミックな名物コーナーとのどかな土手席で、スパ・フランコルシャンのプーオンを思い出しました。
このあたりは確かにスパと雰囲気が似てました。とてもよかったです。

このサーキットは丘陵地帯に作られているので、上り下りを延々繰り返します。

コース全体がウネってるのが伝わりますかねえ？

ターン９の観客席から、ターン８方面。

ターン９の観客席から、バックストレート方面を臨む。

ターン８と同じくらい見てみたかった、バックストレート（１本目）です。
１本の直線の中に上りと下りがあります。

上っていくところを後ろからアオリで撮ると、道の先の景色が入らなくなって、マシンが空に向かって駆けていくみたいに見えるのです。


しかし残念ながら、一般客はそういう風に撮れる地点には入れませんでした。むーう。

バックストレート・１本目と２本目の間のゆるいカーブのあたりから見る、ターン８の入り口と出口です。

この近くに、コースの内側の土手にある自由席に行くためのゲートがあるはずなんですが、見つけられませんでした。客が少ないので閉鎖していた模様（-x-）

グラスタ2階席から見たターン12・13・14です。

画面中央奥が、2010年にベッテルとウェーバーが同士討ちしたターン12ざんす（笑）


どこに行っても見晴らしが良くて、長い時間マシンを見ていられる素晴らしいサーキットでした。
走る人もチャレンジし甲斐のある面白い良いコースだと評していますし、これを無くすのは惜しいですよ〜ゥ。バーニーさぁぁん（´Д｀）

5月8日（日）
決勝日です。本日もいい天気で気温もほどほどで、絶好の観戦日和です。

今日はアタチュルク橋から新市街→ボスフォラス大橋を渡るルートで行きます。

写真は車内から撮ったドルマバフチェ宮殿の門。
そういえばココ見てない！キー！！

オルタキョイ・ジャミィ。

新市街とアジアサイドはあまり見れていないことにココで気付く。
また来たいですイスタンブール。ええ。

海外観戦のおたのしみの一つ、GP2です。

だがしかし、今年はレース結果もエントラントもロクにチェックしてない（＾＾；）どうもすみません。

グロージャンさん！BOXって！何かあったんスか？！

と思いきや、イスタンブール・パークは反時計回りなので、このサインボードは裏側なワケですな。

途中、ホームストレートのど真ん中で激しいクラッシュがありました。
2人が絡んで、1人はすぐに自力で脱出しましたが、もう1人は自力でマシンを降りられない状態になっていました。
怪我が軽いことをお祈りするです。

GP2・レース2の表彰式。

優勝：S.コレッティ
2位：G.ヴァン・デル・ガルデ　←ってこんな所にいたのか！
3位：S.バード

今日も元気なペトロフ応援団。絶好調で客をイジります（笑）

ピレリのブースにあった謎の黒いマシン。

これが幻のトヨタF1カーなんざんすか？

ドライバーズパレードのお時間です。

だが、客がいない（-x-）

なのでドライバーの皆様も、あまりヤル気がなさげな雰囲気。

ところで、グラスタ2階席（最終コーナー寄り）からは、何と！ターン8の入り口と出口とバックストレートが見えます！

というわけで、かーなり長い間、パレードトラックを目視で追跡できました（してどうするよ）（また盗撮風だし）

小林可夢偉選手。

残念なことに予選開始直後にマシンにトラブルが出て、最後尾グリッドからのスタートとなってしまいました。追い上げに期待。

トルコのお客さんは実にフリーダムです。席に座りません（笑）

スタンドがガラガラに見える理由はコレもあるかも。


予選では大丈夫でしたが、グラスタで決勝を見るなら耳栓が必要です。凄い反響音です。
わたくし鈴鹿のヘアピンでも耳栓しないヒトなんですが、全然ダメでした。
今後見に来る予定の人はご注意くださいませ。

写真のカミサマに見放されている私が撮れた、奇跡の一枚！（どうやら一日一奇跡っぽい）

我がご贔屓・ニック・ハイドフェルト選手のフィニッシュの瞬間です！！


前半はいつもどおり、崖落ちしたタイヤをダラダラ履き続けてタラタラと過ごしていましたが、最終スティントになってようやく何かがハマったのかメキメキと追い上げて、ペトロフとブエミをあっと言う間に追い抜きました。
しかしせっかくのご活躍も、案の定テレビには全く映っていなかったので（＾＾；）、現地でナマで見られてよかったです。ええ。


■決勝リザルト
1 S.ベッテル
2 M.ウェーバー
3 F.アロンソ
4 L.ハミルトン
5 N.ロズベルグ
6 J.バトン
7 N.ハイドフェルド
8 V.ペトロフ
9 S.ブエミ
10 小林可夢偉

レース終了直後、1コーナーと最終コーナーのスタンドのお客さんがコースになだれ込んできました。
グラスタの客はコースに出られないのねん。ちょっとさびしい。

表彰式どすえ。

3位アロンソは予想外でした。素晴らしいです。
チームメイトの元トルコマイスターさんは、どこ行かはったんでしょうね………

表彰式が終わったのが16時45分頃で
わたくしこのあとサーキットから10kmほどの所にあるサビハ・ギョクチェン空港までタクシーで移動して、19時15分発アンカラ行きの便に乗る計画でした。

客も少ないし、大丈夫だろうとナメてました。
ガイドのアリさんと17時15分にゲート前で合流した時にはすでに渋滞が始まっていました。
しかもこのガイドさんが中々ボン●ラで、渋滞なのにタクシーがなかなかつかまらないことにテンパってパニくって、あろうことか反対車線のタクシーをつかまえるのです。私は嫌だと言いましたが聞き入れてくれず、仕方なしに乗ったもののUターン地点まで行って戻ってくるのに30分以上かかりました。

その後もなんだかんだあって、空港に着いたのが18時50分、チェックインが19時すぎでした。
一旦はもうダメと言われましたが、私にとって幸いなことに飛行機が20分ほど遅れていて、どうにか乗れました。似たような状態（F1観戦ファッション）で飛行機に駆け込んできた人が他にもいて、目があってお互い苦笑です。


F1観戦直後の飛行機移動は、たとえギョクチェン空港からであってもおすすめできません。ハイ。（＾＾；）

ギョクチェン空港内部。


普通のツアーなら使わない空港なので楽しみにしてたんですが、それどころじゃなかったです。無念（＾＾；）

この旅行記へのコメント （2）

• ともたくさん 2011/06/02 23:23:09

  トルコGP

  かきこ　ありがとうございます。
  
  トルコGP
  
  全くのノーチェックでした。
  もっとも　ツアーでしたので、自由時間はありませんでしたが。
  　GP観戦とトルコ周遊...濃厚な内容でしたねえ。
  
  7月にまた鈴鹿に行ってきます。
  
  ではでは

  ouwel555さん からの返信 2011/06/03 20:50:50

  RE: トルコGP

  ともたくさん
  
  
  ようこそおいでませ☆
  
  しかし何故に鈴鹿サーキットにまでレースを見に行く方が、トルコGPノーチェックなんですか？（＾＾；）
  私の方は「F1観戦ツアー」と銘打ったツアーでしたが、金曜日のフリー走行をサボって観光する、謎の仕様でした。
  
  7月の鈴鹿というと、クラブマンですかね？それとも８耐でしょうか？
  
  鈴鹿かイスタンブールでお会いできたらいいですね（＾＾）