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2007年9月21日〜10月1日<br /><br />中東三カ国の旅(ヨルダン・イスラエル・カタール)<br /><br />当時はまだ大阪在住。この旅で出会った人たちは、今でもかけがえのない友人です。<br /><br />9月29日<br />ペトラ〜アンマン〜ドーハ泊<br /><br />9月30日<br />ドーハ〜機内泊<br /><br />10月1日<br />〜関空着<br /><br />

中東旅行 8

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2007/09/29 - 2007/10/01

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Miyatan

Miyatanさん

2007年9月21日〜10月1日

中東三カ国の旅(ヨルダン・イスラエル・カタール)

当時はまだ大阪在住。この旅で出会った人たちは、今でもかけがえのない友人です。

9月29日
ペトラ〜アンマン〜ドーハ泊

9月30日
ドーハ〜機内泊

10月1日
〜関空着

同行者
一人旅
航空会社
カタール航空
  • 9月29日(土) <br /><br /> 眠い目をこすりながら起きて、バスに乗る。バスの中では夢心地。とりあえず、マンスールホテルに行くという日本人とセルビスをシェアして、一緒に行く。さすがセルビル、かなりいい加減。目的地の手前からかなり歩かされた。とりあえず、キングフセインモスクのミナレットが目印になったので、まだよかったが。マンスールホテルにてまた旅の友と再会。でも、いないはずの友が一人…。普通に挨拶を交わしたけど、そういえばなんで…。どうも、そのYさんは昨日飛行機に乗り遅れたらしい。クリフホテルに行く。サーマル氏と再会。頼んでおいた死海の石鹸と泥パックを受け取る。その日、29日がクリフホテル卒業の日の事。翌日からは、通りを挟んで反対側にあるマンスールホテル(コーダホテル)、に念願かなって移籍との事。晴れて卒業姿を見ることができた。コーダホテルの由来は、何を隠そうあのイラクで殺害された香田証生氏に由来している。直接その話は本人とはしなかったが、宿においてある情報ノートを読む限り、サーメル氏は自分があの時本当に必死になって、香田氏のバクダッド行きを止めていたら、彼は命を落とさずに済んだのに、と言う相当後悔の念に苦しんでいたと言う。元々サーマル氏は親切な人で、旅人の味方と数多くのバックパッカーに愛されてきたが、特に日本人に対して優しいのは、香田氏に対する懺悔の気持ちがあるからではなかろうか、と言われている。 <br /><br />

    9月29日(土)

     眠い目をこすりながら起きて、バスに乗る。バスの中では夢心地。とりあえず、マンスールホテルに行くという日本人とセルビスをシェアして、一緒に行く。さすがセルビル、かなりいい加減。目的地の手前からかなり歩かされた。とりあえず、キングフセインモスクのミナレットが目印になったので、まだよかったが。マンスールホテルにてまた旅の友と再会。でも、いないはずの友が一人…。普通に挨拶を交わしたけど、そういえばなんで…。どうも、そのYさんは昨日飛行機に乗り遅れたらしい。クリフホテルに行く。サーマル氏と再会。頼んでおいた死海の石鹸と泥パックを受け取る。その日、29日がクリフホテル卒業の日の事。翌日からは、通りを挟んで反対側にあるマンスールホテル(コーダホテル)、に念願かなって移籍との事。晴れて卒業姿を見ることができた。コーダホテルの由来は、何を隠そうあのイラクで殺害された香田証生氏に由来している。直接その話は本人とはしなかったが、宿においてある情報ノートを読む限り、サーメル氏は自分があの時本当に必死になって、香田氏のバクダッド行きを止めていたら、彼は命を落とさずに済んだのに、と言う相当後悔の念に苦しんでいたと言う。元々サーマル氏は親切な人で、旅人の味方と数多くのバックパッカーに愛されてきたが、特に日本人に対して優しいのは、香田氏に対する懺悔の気持ちがあるからではなかろうか、と言われている。

  •  お土産を買い漁る。ずっと欲しかった、瓶詰めの砂細工。一番小さいものを買ったが、1ディナールと意外と安かった。その他にも、置物やら小物やら。途中までタクシーに乗って、空港行きのバスターミナルへ。そこからバスに乗る。そのバスが遅いこと。地元のローカルバスも兼ねているらしく、交差点という交差点で人の乗り降りがある。国際線乗るときは二時間前までは空港に、という不文律が自分の中にあるので、とにかく焦る。ようやくアンマンの空港へ。エミレーツ組の友と別れ、一人ドーハ行きのカタール航空のカウンターへ。かなり焦っていたので、きちんと挨拶ができなくて、すごく後悔。Yさんと再会。カタール航空と交渉すべく、早めに空港に来ていたという。とりあえずドーハまでは行ける事になったが、そこから先はまた交渉を要するらしい。アンマンからドーハに飛ぶと、ひたすらサウジアラビアの上空を通り、ひたすら眼下は砂漠がこれでもかというくらいに広がっていた。ドーハの空港は、日が暮れていたにもかかわらず、むっとするほど蒸し暑かった。予約してある、ユースホステルにタクシーで向かう。かなり郊外にあった。一泊と朝食つきで30US$。これでも、カタール国内では破格の値段だと言う。一応何気にユースホステルの会員証も持っていたので、割引付だったけど。アンマンやエルサレムの宿と違って、日本人どころか宿泊客の影すら見なかった。まあ、中東産油国は、バックパッカー、特に長期旅行者には縁がない場所なのであろう。 <br />

     お土産を買い漁る。ずっと欲しかった、瓶詰めの砂細工。一番小さいものを買ったが、1ディナールと意外と安かった。その他にも、置物やら小物やら。途中までタクシーに乗って、空港行きのバスターミナルへ。そこからバスに乗る。そのバスが遅いこと。地元のローカルバスも兼ねているらしく、交差点という交差点で人の乗り降りがある。国際線乗るときは二時間前までは空港に、という不文律が自分の中にあるので、とにかく焦る。ようやくアンマンの空港へ。エミレーツ組の友と別れ、一人ドーハ行きのカタール航空のカウンターへ。かなり焦っていたので、きちんと挨拶ができなくて、すごく後悔。Yさんと再会。カタール航空と交渉すべく、早めに空港に来ていたという。とりあえずドーハまでは行ける事になったが、そこから先はまた交渉を要するらしい。アンマンからドーハに飛ぶと、ひたすらサウジアラビアの上空を通り、ひたすら眼下は砂漠がこれでもかというくらいに広がっていた。ドーハの空港は、日が暮れていたにもかかわらず、むっとするほど蒸し暑かった。予約してある、ユースホステルにタクシーで向かう。かなり郊外にあった。一泊と朝食つきで30US$。これでも、カタール国内では破格の値段だと言う。一応何気にユースホステルの会員証も持っていたので、割引付だったけど。アンマンやエルサレムの宿と違って、日本人どころか宿泊客の影すら見なかった。まあ、中東産油国は、バックパッカー、特に長期旅行者には縁がない場所なのであろう。

  • 9月30日(日) <br /><br /> ベッド三つの部屋で一人で寝ていた。ユースホステルのはずなのに、宿泊客らしい人影は殆ど見られない。朝食付、という事で頼んだら作ってくれた。宿の人と相談した結果、荷物は預かってくれるとの事、いったん荷物を置いて街に観光に行って、戻ってくる頃にタクシーを予約してくれるとの事。

    9月30日(日)

     ベッド三つの部屋で一人で寝ていた。ユースホステルのはずなのに、宿泊客らしい人影は殆ど見られない。朝食付、という事で頼んだら作ってくれた。宿の人と相談した結果、荷物は預かってくれるとの事、いったん荷物を置いて街に観光に行って、戻ってくる頃にタクシーを予約してくれるとの事。

  • とりあえず、バス乗り場を教えてくれた。ずっと乗っていれば、街中のバスターミナルに着くと言う。 <br /><br />

    とりあえず、バス乗り場を教えてくれた。ずっと乗っていれば、街中のバスターミナルに着くと言う。

  • エメラルドグリーンの車体の綺麗なバス、最近運行を開始したばかりらしい。既に昼前であったが、乗ってくるのは殆ど出稼ぎ風の男性ばかり。地元の人には車が行き渡っているので、バスは乗らないということなのだろうか。

    エメラルドグリーンの車体の綺麗なバス、最近運行を開始したばかりらしい。既に昼前であったが、乗ってくるのは殆ど出稼ぎ風の男性ばかり。地元の人には車が行き渡っているので、バスは乗らないということなのだろうか。

  •  ラマダン中だけど、とにかく死ぬほど暑い。湿気もかなりある。日中は、地元カタール人は外に出歩かないのかもしれない。町で見かけるのは、インド系かパキスタン系、とにかくアジア諸国から出稼ぎできたであろう男たちばかりである。バスに乗っても、バスターミナルに行っても、地元系と思われる人はいなくて、出稼ぎ風の男たちばかり見かける。さすがに石油と天然ガスで潤っている、国民平均GDPが4万ドルを越える国である。(←日本よりも高い) <br /><br />

     ラマダン中だけど、とにかく死ぬほど暑い。湿気もかなりある。日中は、地元カタール人は外に出歩かないのかもしれない。町で見かけるのは、インド系かパキスタン系、とにかくアジア諸国から出稼ぎできたであろう男たちばかりである。バスに乗っても、バスターミナルに行っても、地元系と思われる人はいなくて、出稼ぎ風の男たちばかり見かける。さすがに石油と天然ガスで潤っている、国民平均GDPが4万ドルを越える国である。(←日本よりも高い)

  •  秋田県と同じくらいの面積に、佐賀県の人口と同じくらいの86万人が暮らす国。(ちなみに、秋田県は一応人口百万人を越えています) ラマダン中で、売店で買ったコカコーラ外で飲んでいたら、見つからないように隠れて飲むように注意された。それくらいイスラム教は徹底されている。

     秋田県と同じくらいの面積に、佐賀県の人口と同じくらいの86万人が暮らす国。(ちなみに、秋田県は一応人口百万人を越えています) ラマダン中で、売店で買ったコカコーラ外で飲んでいたら、見つからないように隠れて飲むように注意された。それくらいイスラム教は徹底されている。

  • 例によって、黒いベールで目の周り以外を包み隠しているような女性も多かった。真っ白なアラブ服の男性も多かった。

    例によって、黒いベールで目の周り以外を包み隠しているような女性も多かった。真っ白なアラブ服の男性も多かった。

  • アラブ系の人は、人に仕事をさせるのが仕事、という感じであった。

    アラブ系の人は、人に仕事をさせるのが仕事、という感じであった。

  • それくらい海外からの労働者に依存している。 <br /><br />

    それくらい海外からの労働者に依存している。

  •  ドーハフォートという、砦がある。あまりにも街中の風景に溶け込んでいて、一応観光名所らしいが、よく地図とにらめっこをしなければわからないほどであった。現在中には入れないらしい。

     ドーハフォートという、砦がある。あまりにも街中の風景に溶け込んでいて、一応観光名所らしいが、よく地図とにらめっこをしなければわからないほどであった。現在中には入れないらしい。

  • その周囲は、昔のアラブ風の町並みを再建した、再開発地区のような商店街。とはいっても、殆どお客の姿らしいのも見かけなければ、お店も殆ど閉まっていた。 <br />

    その周囲は、昔のアラブ風の町並みを再建した、再開発地区のような商店街。とはいっても、殆どお客の姿らしいのも見かけなければ、お店も殆ど閉まっていた。

  •  海沿いの道を散歩する。なんとなく、海を見るとホッとする。潮風が心地よい。海沿いの道を散歩する。途中に、2006年アジア競技大会のマスコットになった、アラビアオリックスのOrryの像があった。

     海沿いの道を散歩する。なんとなく、海を見るとホッとする。潮風が心地よい。海沿いの道を散歩する。途中に、2006年アジア競技大会のマスコットになった、アラビアオリックスのOrryの像があった。

  • 中東最大ともいわれるシティーセンターというショッピングセンターに行く。すぐ隣に更に豪華ホテルが建設中で、更にその周囲は、バブルを彷彿させるくらいの、一大建設ラッシュ。中東産油国は、相当好景気なのだろうか。

    中東最大ともいわれるシティーセンターというショッピングセンターに行く。すぐ隣に更に豪華ホテルが建設中で、更にその周囲は、バブルを彷彿させるくらいの、一大建設ラッシュ。中東産油国は、相当好景気なのだろうか。

  • これで、石油や天然ガスが枯渇したらこの国はどうなってしまうのだろうかと、別の意味で心配になってくる。響き渡る工事の音。燦々と照り行く太陽。とてつもないエネルギーを感じる。 <br />

    これで、石油や天然ガスが枯渇したらこの国はどうなってしまうのだろうかと、別の意味で心配になってくる。響き渡る工事の音。燦々と照り行く太陽。とてつもないエネルギーを感じる。

  •  シティーセンターの中にあるスーパーマーケット、「カルフール」に入る。お土産に、ナツメヤシの実の「デーツ」を買う。その他にも緑色のアラブ風の「お祈り用即席じゅうたん」を購入。別にお祈りをするわけでもないけど、インテリア用。なんかアラブ風の模様と、大好きな緑色に触発されて購入。 <br /><br />

     シティーセンターの中にあるスーパーマーケット、「カルフール」に入る。お土産に、ナツメヤシの実の「デーツ」を買う。その他にも緑色のアラブ風の「お祈り用即席じゅうたん」を購入。別にお祈りをするわけでもないけど、インテリア用。なんかアラブ風の模様と、大好きな緑色に触発されて購入。

  •  夜中、ドーハの空港から日本に帰ろうとする。なぜか、空港はインド系、パキスタン系、らしき人ばかりである。まあ、丁度デリー行きとか、イスラマバード行きとも重なっていたこともあるけど。しかも空港カウンターで、巨大なテレビなどの電化製品を預けようとする人がありえないくらい多くて、かなり待たされた。 こうして、中東に別れを告げる。

     夜中、ドーハの空港から日本に帰ろうとする。なぜか、空港はインド系、パキスタン系、らしき人ばかりである。まあ、丁度デリー行きとか、イスラマバード行きとも重なっていたこともあるけど。しかも空港カウンターで、巨大なテレビなどの電化製品を預けようとする人がありえないくらい多くて、かなり待たされた。 こうして、中東に別れを告げる。

  • 10月1日(月) <br /><br /> ほぼ予定通りの時刻に、関西国際空港に到着。出会いあり、感動あり、カルチャーショックあり、色々な意味でかなり言い思いで深いいい旅だった。しばらく日本にいない間に、気持ち涼しくなってきた気もする。明日から、仕事復帰できるか、すごく不安である。 <br /><br /> 部屋に戻って、久々にPCを開く。一通のメールが目に留まる。隣の席に一ヶ月少し前から配属されている新入社員(女性)から。 <br /><br /> 「お土産は、首都アンマンのあんまんがいいです」 <br /><br /> 思わず微笑んでしまった。 <br /><br /> (完) <br />

    10月1日(月)

     ほぼ予定通りの時刻に、関西国際空港に到着。出会いあり、感動あり、カルチャーショックあり、色々な意味でかなり言い思いで深いいい旅だった。しばらく日本にいない間に、気持ち涼しくなってきた気もする。明日から、仕事復帰できるか、すごく不安である。

     部屋に戻って、久々にPCを開く。一通のメールが目に留まる。隣の席に一ヶ月少し前から配属されている新入社員(女性)から。

     「お土産は、首都アンマンのあんまんがいいです」

     思わず微笑んでしまった。

     (完)

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