長崎＆博多ひとりふらり旅

2011/04/30 - 2011/05/03

ＧＷを利用し、3泊4日で初めての九州の旅に出かけました。
一度は行ってみたかった長崎を中心に、ちょっとだけ博多にも寄り道をして･･･。
公共の交通機関を利用して、あちこち散策＆食べ歩きしてみました。

エリア 長崎

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　JL3510便で新千歳から福岡へ。その後、国際線ターミナルから出ている高速バス（片道2500円）を使って、一気に長崎を目指しました。
　17時頃長崎駅に到着し、そのままホテルへ。スコールのような雨が降ったため、今日の予定は「中華街での長崎ちゃんぽん」のみに縮小。
　路面電車（どこまで乗っても120円）で、いざ中華街へ。思ったよりもこぢんまりとしていた印象かな。
　

　中華街を30分程度散策した後、旅行誌に紹介されていた「会楽園」で「長崎ちゃんぽん（800円）」の夕食。
　初ちゃんぽんは、油抜き豚骨ラーメンスープに細麺タイプのうどんとたっぷり野菜･･･、そんな感じかな。優しい味で、札幌ラーメンよりも身体に良さそうな気がしました。
　

　翌日5月1日は、若干小雨の朝。なので、午前は原爆資料館をじっくり見学することにしました。
　入館料は200円。せっかくなので150円でガイドレシーバーも借りることにしました。見ていて胸が苦しくなることばかりだったけれど、目をそらしてはいけないんだろうな。
　「戦争は絶対に繰り返してはならない･･･」改めて学びました。

　平和のシンボル「平和祈念像」。8月9日、毎年テレビで見る猛暑の中の式典はここで行われていたんだな･･･。

　雨もすっかり上がり、気温も上昇。「平和記念像」のすぐそばで「長崎名物チリンチリンアイス(100円）」を試食。秋田の「ババへらアイス」に似ていたな〜。アイスクリームというよりは、シャーベットに近い味。100円だけあって、少量であっさり食べられます。コーンが湿気っていなければ、なお良かったな。

「平和祈念像」から徒歩で約5分のところにある「長崎市永井隆記念館（如己堂）」へ（入館料100円）。正直、「この子を残して」という本のタイトルくらいしか分からず訪れた記念館でした。が、館内の資料を読むごとに、胸に熱くこみ上げるものがあり･･･。涙をこらえきれず、大変でした。ちなみに、この日（5月1日）は、永井隆氏の命日で、近くのホールで記念コンサートが開かれていたようです。

　続いて訪れたのは、「長崎市永井隆記念館」から徒歩5分のところにある「浦上天主堂」。堂前の庭には原爆の熱線に灼かれ破壊された聖像が安置されていました。
　マカオにも似たような教会があったような･･･。やはりヨーロッパの影響を強く受けているということなんだろうな。教会内では、たまたま結婚式が今、まさに始まるというところで、ちゃっかり見学させてもらいました。「ただ今から、ミカエル○○さんと○○さんの結婚式を･･･」というアナウンスがあり、「ミカエル○○さんなんだぁ」と妙なところで感心してしまいました。

　浦上地区の散策を終えると、すっかりランチタイムに。午後の南山手＆東山手周辺散策に向けて路面電車で移動。今日は1日乗車券を買ったので（500円）小銭を用意する心配もなくラクラク。
　移動後、旅行誌で紹介されていた「みらく苑」へ。太麺の皿うどん（790円）が評判らしく、早速注文。中華中華していないあんかけ焼きそば。美味でした〜。

　お腹が満たされたところで、路面電車で1駅の「石橋」から、グラバースカイロード（約100ｍの斜行エレベーター）に乗り、グラバー園第2ゲートへ。入園料600円を支払い、坂道を下るパターンで、園内を散策。
　旧グラバー住宅はもちろんのこと、旧オルト住宅もまた華麗な建物でした。すごいお金持ちだったんだろうな〜。

　グラバー園隣の「大浦天守堂」を見学。国内最古の木造ゴシック様式教会。旧羅典神学校は改修中らしく、外観はシートに覆われており･･･、ちょっと残念。

　かつてオランダさん（西洋人）が多く行き交った情緒ある坂道「オランダ坂」へ。けっこうきつい坂でした。

　オランダ坂の途中にある「東山十二番館（旧居留地私学歴史資料館）」あいにく17時までということで、館内見学はできませんでしたが、ここは私が大好きなドラマ「仁（ＪＩＮ）」のロケも行われたということで、外観をパチリと記念撮影。

　続いて、路面電車で新大工町まで移動し、いざ坂本龍馬ゆかりの地訪問へ。まずは、「龍馬のぶーつ像」。龍馬通りを歩いて向かうのですが、これがなかなか大変な昇り階段で･･･。日暮れの時間も迫っており、けっこう急いで歩いたらかなり疲れました。

　風頭公園を目指す途中「亀山社中記念館」の前を通過。17時過ぎだったこともあり、すっかり門は閉ざされており、外観のみの記念撮影。あの坂本龍馬がこんな狭い道を行き来していたとは！？

「亀山社中跡」から、もうしばらく歩いてようやく「風頭公園」の「坂本龍馬像」に到着。人気の少ない細い階段を上って、やっとたどり着いた感じ。電停から20分以上歩いたかな。思ったよりも遠かった！でも、腕を組み、ブーツを履いて、力強い目線を長崎港に向けて立つ龍馬像には相当な貫禄がありました。
　ここからの夜景もまた素晴らしいそうなのですが、さすがに帰り道のことを考えると、女ひとりで居るべきところではないような気がして、長居をせずに帰路につきました。
　それにしても、この細い階段に沿って、無数に立ち並ぶ家・家・家。どうやって引っ越ししているのかなー。

　夕食は、思案橋電停近くの「桃太呂」の豚まんと決めていて、その前に寄り道をしたのが「眼鏡橋」。キレイにライトアップされていました〜。

　「桃太呂」銅座本店に向かったら、何故かシャッターが！！
　仕方がないので、駅前に支店があったことを思い出し、移動。
　早速、試食。1個62円だけあって、小ぶりでペロリと食べられる感じ。柔らかい生地と、ジューシーな具材が特徴かな。あとで、分かったことですが、銅座本店は日曜日が定休日。定休日は確認しないとダメですね。

　駅前からロープーウェイ乗り場までの無料バスを利用し、日本3大夜景の1つである長崎の夜景鑑賞へ。ロープーウェイは往復1200円だったかな。夜景的には、う〜ん、函館の勝ちかも！？ごめんなさい、長崎市民様。

　長崎3日目。長崎観光は本日午前中のみの予定。9時にはホテルを出発し、歩いて「出島」（入場券500円）へ。昔、学校で習った「出島」が、まさかこんな町中にあるなんて。海に浮かぶ扇形の「出島」はすっかり周囲を埋め立てられ、その姿を変えていました。
　でも、今、こうして完全復元計画が進行中。ぜひ、復活してほしい、そう思いました。

　続いて、路面電車で移動して「孔子廟・中国歴代博物館」（600円）へ。どこからともなく聴こえてくる音楽や漂う空気に異国を感じさせる雰囲気あり。何だかほっとするな〜。

　長崎最終目的地「崇福寺」（拝観券300円）へ。朱塗の山門が印象的な寺院。中国様式と日本様式とが入り交じった建築物でした。

　その後、13時45分発の高速バスで、一気に博多駅へ。

　バスと電車を乗り継いで、いざ「太宰府天満宮」へ。18時ころ到着したこともあり、参道のおみやげ屋さんは既に店じまいをしておりひっそり。ですが、そこでガイドブックに紹介されていた「梅ヶ枝餅」を発見。1個100円だったかな。梅餡入りかと思っていたら、違った！！でも、あん入り焼き餅って感じで美味しかったな。

　学問の神様のいる「太宰府天満宮」にようやく到着。受験生の姪っ子の合格祈願プラス家族の健康祈願プラスαのお参り。夕方の「太宰府天満宮」は人気も少なく、ゆっくりお参りするには最適でした。お守りも買えたし、満足満足。ドキドキしながら引いたおみくじも「吉」と出て、安堵の私なのでした〜。

　博多に来たら「とんこつラーメン」。旅行誌に掲載されていた「一蘭」天神店へ。1人1人区切られたカウンターでの注文。女性でも気兼ねなく「替え玉」等を注文できるように工夫されているとのこと。650円だったかな。
　美味しかった〜。私も「半替え玉」くらい頼めばよかった！！

　翌日、福岡を出発する直前、空港で「とんこつラーメン＆餃子セット」950円を注文。次に行くときは、本場の餃子を食べるぞ〜！！

　福岡でもう1泊したかったな〜。また来ます！！