養老渓谷/勝浦/安房鴨川ぐるり旅【7】～紺碧の海に浮かぶ頼朝伝説が残る孤島～仁右衛門島①

2011/04/29 - 2011/04/29

養老渓谷/御宿/勝浦/天津小湊/安房鴨川/大原/大多喜/和田/丸山千葉県外房エリアをぐるりと巡る旅。
勝浦市はビーチブレイク・リーフブレイクと波のバラエティに恵まれたサーフタウンでもあり日本を代表するビッグウェーブスポットでサーファー達のが季節を問わず海でサーフィンをしている姿を目にする観光都市。御宿町は海岸には砂浜が広がり海水浴場も多く房総を代表する海の町で、三重県の志摩地方、舳倉島とならび日本の三大海女地帯のひとつとしてあげられ、加藤まさをが、大正12年に発表した「月の沙漠」は、御宿海岸がその舞台となり発祥の地としても知られています。天津小湊は釣りのメッカであることや大型温泉旅館などが建ち並びマダイが群泳されることで鯛の生息地として国の特別天然記念物に指定されている「鯛の浦」が有名で鯛の浦周辺の遊覧船やのんびり海を眺めながら遊歩道を歩くのも楽しめます。
安房鴨川は日本の水族館で唯一！海の王者「シャチ」を見られる加茂川シーワールド、そして日本の棚田100選の大山千枚田、日本100景100選の仁右衛門島など海と山の名所があります。大多喜町から市原市に流れる養老川によって形成された渓谷で春はツツジ、夏は渓流沿いでの水遊び、秋は紅葉と四季折々の顔を見せてくれる観光名所です。特に秋の紅葉は有名で千葉県の紅葉の名所で渓流沿いは整備された遊歩道があり、紅葉時期に限らずハイキングコースとして利用される方も多く、渓流で釣りを楽しむ人もたくさんいます。養老渓谷/勝浦/安房鴨川ぐるり旅は外房エリアの見所をぐるりと巡ってみました。

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養老渓谷/勝浦/安房鴨川ぐるり旅、今回は自然豊かな「仁右衛門島 」へ行って来ました。「仁右衛門島 」は石橋山の戦いに敗れた源頼朝が安房に逃れ、平野仁右衛門に助けられ、この島で平家軍から一時身を隠していたとう伝説があります。この時に源頼朝から島周辺の漁業権を与えられ現在に至るまで平野仁右衛門一族が守り伝えている事から「仁右衛門島」と呼ばれています。鴨川市大海から沖200ｍ程にあり、漁港から渡し船で揺られること5分程で着く小さく四季折々の季節を感じさせてくれる風光明媚な小島です。千葉県では最も大きな個人所有の島としても有名で、千葉県指定名勝、【新日本百景】にも選ばれています。

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＜仁右衛門島＞
〒299-2863
千葉県鴨川市太海浜445
TEL　[phone]
観覧料金　大人1,350円　中学生1,050円　5歳～小学生950円
http://niemonjima.web.fc2.com/

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＜養老渓谷/勝浦/安房鴨川ぐるり旅＞
【1】大多喜城(花見)
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10557909/
【2】房総の小江戸
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10557910/
【3】鴨川シーワールド
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10562882/
【4】鴨川シーワールド
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10564097/
【5】鴨川シーワールド
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10564110/
【6】鴨川シーワールド
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10564108/
【7】鴨川シーワールド
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10564151/
【8】鴨川シーワールド
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10564127/
【9】仁右衛門島
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10562883/
【10】仁右衛門島
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10564169/
【11】大山千枚田「春」
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10562884/
【12】モリアオガエルの生息地　清澄寺
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10562888/
【13】レストランキッズ
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10564203/
【14】日本のかおり風景100選　誕生寺
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10618973/
【15】特別天然記念物　鯛の浦遊覧船＆遊歩道
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10618979/
【16】イングリッシュガーデン　らん花園
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10618991/
【17】大山千枚田（棚田の夜祭り2011）
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10618992/
【18】小沢又の滝(幻の滝)(紅葉)
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10626458/
【19】粟又の滝＆遊歩道(紅葉)
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10626468/
【20】おんじゅくまちかど「つるし雛めぐり」
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10649776/
【21】かつうらビックひな祭り
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10649954
【22】花野辺の里(水仙/菜の花)
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10662308/
【23】粟又の滝＆遊歩道(新緑）
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10679598/
【24】弘文洞跡＆中瀬遊歩道＆出世観音(新緑)
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10679975/
【25】シーフェスタ in Kamogawa2012
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10680476/
【26】大山千枚田「初夏」
http://4travel.jp/traveler/dekadora/album/10681220/

エリア 鴨川(千葉)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

鴨川シーワールドで海洋生物のパフォーマンスを堪能し昼食を楽しんだ後、車で１０分程の所にある渡船場がある漁港に到着。この近隣には観光名所「大海フラワー磯釣りセンター」もありますが、今回は「仁右衛門島」へ向かうことにしました。
この周辺は漁港だけあって道も狭く対向車が来たら通る事が出来ないので注意が必要です。幸い４月でそれ程混み合っていなかったため問題ありませんでした。

漁港にある有料駐車場から見える「仁右衛門島」
漁港が管理している駐車場がありましたが駐車料金が1,000円と高額。
有料と知らずに停めてしまって後で気が付きましたがこの日は混んでいなかったため路上駐車している車も多数ありました。

早速渡船乗り場へ！
大人1,350円、子供950円〜1,050円と意外と高い…

漁港から泳いでも行けるぐらいの距離ですが、監視員がいるそうで泳いで行っても見つかれば同じ金額がかかるそうです。

渡船乗り場から見た漁港。
この漁港は本当に小さくて、小さな旅館と小さなカフェがありました。

渡船は午前8時半から午後5時まで随時運行。

乗船時間は片道5分程、おじさん２人が手で漕いで島まで連れてってくれます

小さな船で定員10人ぐらいかな？

僅かな時間ですが手漕ぎ船に乗る機会はあまりないので、これはこれで面白いです。

「仁右衛門島」へ到着！

千葉県指定名勝「仁右衛門島」

記念写真撮影場所でしょうか？

ここからは島内をぐるりと一周することにしました。

となりのトトロに出てきそうな風景。

個人所有の自然豊かな島のため色々な花々が咲いてました。

島内には様々な歌碑・句碑が見られます。

「初渚ふみて齢を愛しけり」
富安鳳生

「女手に井のふたおもき雪柳」

「者世越　海暮れて　鴨の声　ほのかにしろ」

松尾芭蕉

「以津の世にひらき初けむ、仙人の寿美可に奈らふ古例に逢島」

源講修

「蓬島弁財天」
平家の時代に宮島から勧請したと伝えられる蓬島弁財天祠

「仁右衛門島」の展望台から見た島周辺。
高台にあるため周辺の漁港や海を見渡すことができますよ。

渡船場がある漁港が目の前に！

弁天道（文学散歩道）をＵターンして先程の石段道へ戻り、更に登っていくと…

何やら大きな木造の扉が見えてきました！

平野仁右衛門一族が守り伝えてきた島内唯一の住居。

1704年（宝永元年）に建て直したものといわれています。
中を見ると歴史を感じさせる造りになっていました。

奥庭には樹齢600年といわれる大蘇鉄。

崩れかけている奥庭に続く門。

奥庭にはきれいな日本庭園が広がっています。

庭には小さな池もありました。
1匹の白い鯉が日本庭園らしさを演出しますね！

日本住宅らしい縁側！住居敷地内には監視員？の方もいて色々案内してくれます。

最近は瓦の屋根の住宅も減ってきてますね…

大きな島にポツンと高台に建つ個人所有の平野仁右衛門家。
裏門からは太平洋の絶景も見られた別荘地として住むならアリかな？

見どころ満載のため続きは「仁右衛門島」後編に続く…