2011/04/10 - 2011/04/11
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okuyanさん
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熊野古道散策で予想外に時間を費やしてしまいました。
この先いくつか見どころを巡って行く予定なのですが、どれだけ観られるか・・・。
焦る気持ちを抑えつつ山間から海辺の街へと走ります。
頑張れ!わが愛車よ!頼みはお前だけだ。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
というわけで、予定していたスケジュールを大幅にオーバーして古道散策出発地点の道の駅に戻った私め。
やっと安心したのか、腹が急激に空いてしまいました。
まぁ、せっかくですから道の駅でなにか買いましょう。
(−へ−) -
なにか美味そうなものはないかと店内を物色していると、りんちゃんオススメの「さんま寿司」を発見。
それじゃ早速いただきましょう。
パクッ・・・モグモグ・・・
Σ(◎〜◎)
こ、これ、ウメェぞ!! -
あっという間にさんま寿司を完食!
今思えば、今回の旅で一番うまいもんだったかもなぁ。
食後のデザートに私めが狙いを定めていたのが「よもぎアイス」でございます。
ンーッ♪さっぱりしておいし〜!
(*⌒ー⌒*)
ほんのり鼻を抜けるよもぎの芳香がたまりません♪ -
さあて、遅れに遅れてしまいましたが、次のポイントへ出発です。
走りやすいバイパスから外れてウネウネとカーブの続く旧道へと入ってゆきます。 -
私めがやってきたのは『野中の清水』でございます。
いにしえより熊野参詣に訪れる旅人の喉を潤し、現在も地元の皆様の生活用水として生き続ける湧水です。
日本名水百選にも選ばれている清水はクセがまったくなく、おいしい水でした。
私め、“清水”っていうと岩の間からチョロチョロ・・・というイメージを持っていたのですが、ここの清水はドードーとあふれ出ておりました。 -
清水を守る道祖神・・・かな?
-
句碑もありました。
えっと・・・「す・・・れ・・・出・・・山・・・つ」
・・・読めましぇんっ!(TへT) -
野中の清水をあとに狭い旧道を少し進むと怪しいトンネルがぽっかりと口を開けていました。
ちょっと覗きこんで見ましたが。。。うわ〜・・・なんかニュルッと出そうだよぉ・・・。
( ̄д ̄;
新しいトンネルが開通して廃止になった『高尾隧道』です。 -
なんだかあんまり長く居たくなくて、さっさと先へ走ります。
だって、よく「旧○○トンネル」とかって・・・出るって言うじゃない。
私めの苦手なモノが・・・ニュルッとさぁ。 -
こちらが新しく開通した新高尾トンネル。
さすがにこちらは何も出そうにありませんな。
さっぱり車も人も出てきませんけど・・・。
どれだけ税金使ったの? -
下り道もウネウネ〜。
峠道ラブな皆様はこういう道が好きだろうなぁ。 -
熊野古道はさらに山の奥へと続いて行きますが、私めと愛車くんはそろそろ走りやすい道へと戻りましょう。
-
わーい♪(^▽^)
『熊野本宮大社』に到着でーす! -
大鳥居をくぐり参道へ。
ゲゲッ! Σ(◎_◎;
先に見えるは・・・お化けと同じぐらい私めが嫌いなものが!
うう・・・仕方ない。
ここまで来て参拝しないわけにも行くまい。 -
ヒィヒィ・・・(>д<A"
えらいこっちゃ〜。
石段の中ほどに祓戸大神が祀られていました。
大社の社殿をお参りする前にまずここを参って身の穢れを清めるのが正式な参拝方法なんだって。
それじゃお清めついでに休憩しとこ。 -
ようやく石段を登りきると手水舎(ちょうずしゃ)がありました。
ハァハァ・・・おおっ!こりゃありがたい。ゴキュゴキュ・・・
なんてことしちゃダメダメッ!
ここは禊のための場所でございます。
禊の方法も表示されてますのでちゃんと清めましょう。 -
よし。キッチリ身を清めたので本殿へと進みましょう!
ヘコヘコ・・・〈(*ーoー*)〉
ああっ!ついついビンボー人の卑屈さが出てしまうっ! -
社殿への神門。
立派ですねぇ〜!( ̄o ̄) -
社殿もスンバラスィ〜♪
(=⌒ー⌒=)
この御社の造りを「熊野造」というんだって。 -
私めもちゃんと御参りさせていただきました。
えっと、「二拝二拍手一拝」だっけ?
なむなむ・・・(ー人ー)
何を祈ったかって?
うふふ・・・それは、ナ・イ・ショ♪ -
境内には枝垂桜が一本・・・何百本もの桜が満開のゴージャスな景色も良いけど、こういう控え目な美しさもなんだか心に沁みる良さがありますね。
-
境内の隅に建っている『和泉式部祈願塔』。苔むした感じがイイっすね。
昔、神社仏閣や神域、霊場は“女人禁制”となっていることが多い時代に熊野大社は割合開かれた神社で女性にも参拝が認められていたそうです。
和泉式部が参詣に来た際、もう少しで本宮大社にたどり着くというところで月経が始まってしまったのだとか。
月経中の女性は“穢れ”のある身として寺社への参拝は許されないシキタリがあったため、諦めて引き返そうとしました。
そして、式部はこの句を詠みました。
「晴れやらぬ身に浮雲のたなびきて 月の障りになるぞかなしき」
(どうも具合が悪くて憂鬱な気分だと思ったら生理になっちまったよ。なんてこったいっ!)
しかしその夜、式部の夢に熊野の神が現れ返句を詠んだそうです。
「もろともに塵にまじわる神なれば 月の障りの何かくるしき」
(私はもともと世俗との付き合いが深い神だから、生理なんて気にしないよ。遠慮しないで来なさいな。)
そうして式部は無事に参拝することが出来て、とても熊野の神に感謝したんだって。 -
熊野本宮大社の由緒書。
ほむ。(・ω・)
主祭している神様は「スサノオノミコト」なんだね。
ところで・・・私め、後になって知ったんですけど、神門の内側って撮影禁止だったんですねぇ。
知らぬこととはいえ、どうもすいませんでした・・・。
御賽銭あげたから許してね♪(´・人・`; -
そして、こちらが熊野本宮大社のスタンプでございます。
-
大社の鳥居を出て熊野川の川原を眺めるとものすごく大きな鳥居が見えました。
実はあの鳥居の先の森がもともと熊野本宮大社のあった場所で『大斎原(おおゆのはら)』と呼ばれている場所。
明治22年に起きた大洪水で社殿が流されてしまったんだとか。 -
さてさて。私めの“熊野詣”もこれで一旦終了でございます。
熊野三山はあと「熊野速玉大社」と「熊野那智大社」がございますが、それはまた次の機会にいたしましょう。 -
次の観光スポットをナビに入力して指示通り走ってゆくとどんどん山の中へ・・・。
おいおい。。。間違ってんじゃないよな・・・。
(・へ・; -
不安ではありましたが、ところどころ山里の素敵な景色と出会うことができました。
-
あーよかった!(´o`A"
ちゃんと目的地の『丸山千枚田』に到着しました。
どうやらナビは正面の入り口ではなく裏道の方から案内していたようです。 -
いやぁ、ええねぇ!この景色、どうよ?
(=⌒ω⌒=) -
田んぼの畦にところどころ彩りを添えるピンクのレンゲソウが可愛いね♪
-
まだちょっと早かったかなぁ?
全部の田んぼに水が入ってたら、きっともっとスゴイよね。 -
最近有名になってきた丸山千枚田ですが、あくまで一般の農家の田んぼです。
エチケットを守って景色を楽しみましょう。 -
さあ、それじゃ行きましょうか。
丸山千枚田、秋の稲穂で金色に染まる頃も見てみたいな・・・。
(⌒ー⌒) -
そして私めの愛車くんとともにやって来たのは海辺の断崖『獅子巌』。
〈( ̄0 ̄)
おぉー、吠えてる吠えてる。 -
はるかな水平線に向かって睨みを利かせているライオン。
実はこの獅子巌の後ろの山には神社があるんですが、この神社には狛犬がいないんですって。
獅子巌が守っているので狛犬は要らないんだね。 -
それから少し海沿いを移動して『鬼ヶ城』に来ました。
-
私めが到着した頃はもうすでに夕暮れ間近でした。
いやぁ・・・観光客は誰もいないよ。
ちょっと不気味だなぁ。(−_−; -
荒々しい岩肌がまさに鬼の城っていうイメージです。
-
ほえ〜・・・( ̄o ̄;
何でも地盤の隆起と波による浸食が繰り返されて出来たものなんだってさ。
こういうのが自然の造形美というのかな? -
岩のステージから見渡す水平線。
もう間もなく真っ暗になっちゃいますね。
急いで見物しちゃいましょ。 -
この鬼ヶ城から断崖絶壁をぐるりと回る散策道があるのですが・・・
崩落で立ち入り禁止・・・か。
(−へ−;
えーい、ちょっとだけお邪魔しますよ! -
ウワッ!本当に崩落してたぁ!
(◎◇◎; -
しょえーっ!あの岩の割れ目!
コワソーだけど行ってみてぇー!
でも、岩が落ちて来たらあの世へ直行だもんな・・・。
ヘタレおやじの私め、なんだか怖くなってもう引き返すことにいたしました。 -
すごいなぁ。。。こんな渦巻いてる海なのに、岩場にまた釣り客がいるよ。
命の危険を冒してまで釣りがしたいのかなぁ?
(・_・) -
鬼ヶ城と獅子巌の解説。
-
井上ひさしの歌碑がありました。
鬼が背中丸めて座ってる・・・。
なんだかカワイイよね。(* ̄ー ̄*) -
へぇ。鬼って結構文化的な家に住んでるんだね。(苦笑)
残念ながらお留守でした。
さてと。これでとりあえず観たいところはひと通り観ましたね。
それじゃそろそろ家路に着きましょう。
実はもうひとつだけ、寄りたいところがあるんです。 -
私めが寄りたかったのはこの道の駅でございます。
『道の駅 紀伊長島マンボウ』
その名の通り、こちらではマンボウの料理が食べられるんです。
でも・・・
私めが到着したときにはもう暗くなっていました。 -
あーぁ・・・ダメかぁ。(>д<)
マンボウ、食べてみたかったな・・・。 -
しょうがないので高速のSAで遅い晩ご飯にしました。
-
私めが選んだメニューは「伊勢うどん」と「津きょうざ」でございます。
実は私め、どちらも初めての体験です。
それじゃいただきまーす♪
(=^Q^=)
ずるっずるる〜・・・もしゃもしゃ・・・。
うむぅ・・・伊勢うどんはよく言えば「ふわふわ」、悪く言えば「ふにゃふにゃ」。
でも、ノビてしまったうどんとは感じが違いますね。
やっぱり「うどんはコシが命!」という方にはお勧めできませんなぁ。
餃子は・・・でかいけど味はフツーって感じでした。
私め的にはちょっと残念って感じでしたね。 -
なにはともあれ、腹も膨れました。
さあ、明日は仕事だ!家路を急ぎましょう。 -
今回、なかなかスケジュール通りには行かない旅でしたが、だから楽しいということも出来るかな?
二日間、南紀の春を満喫した一人旅でございました。
しかし熊野三山もまだ二つ残ってるし、マンボウも食べてないからまだ未完成っていう感じです。
またぜひ来たい南紀でございました。
☆☆☆ おしまい ☆☆☆
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この旅行記へのコメント (2)
-
- BAPUNBREAKABLEさん 2011/04/23 10:59:23
- 懐かし〜!
- おくやん師匠、こんにちは!
おお〜っ!獅子岩!懐かし〜です!
獅子岩から歩いて15〜20分ぐらいでしょうか
私の父の生まれ育った家があったのですよ。
幼い頃は毎年行ってましたが
社会人になってからは全然行ってませんね(-ω-;)
父方の親類はまだ住んでいると思いますが
イトコのよっちゃん元気かなぁ?
熊野名物さんま寿司召し上がったんですね♪
さば寿司とは少し違いますが美味しいですよね♪
私の叔母が作るさんま寿司がこれまた絶品でした。
酢飯にみかんを搾って作るので酸っぱいのが
苦手な私も1本ペロリと食べてたなぁ。
熊野那智大社には行かれなかったのですね。
ここは確か女性の神様なので恋愛のことを
お願いすると嫉妬して叶えてくれないそうです。
(イトコのよっちゃんが言ってました)
丸山千枚田の景色最高ですね☆★☆★☆
良き日本の風景でこういうの大好きです♪
りん♪
- okuyanさん からの返信 2011/04/23 16:09:05
- あれはオススメ!
- りんちゃん、どもども〜♪
(^0^)/
> 熊野名物さんま寿司召し上がったんですね♪
> さば寿司とは少し違いますが美味しいですよね♪
いやぁ、ほんとに美味かった!
シメサバのお寿司と同じような感じかなって思って食べたら
全然違ったよ〜。
さんまの身が程よくしまってるけど、シメサバほど酸っぱくなくて
さんまの旨味というかコクがあって、全然お醤油なんか要らなかったね。
> 熊野那智大社には行かれなかったのですね。
> ここは確か女性の神様なので恋愛のことを
> お願いすると嫉妬して叶えてくれないそうです。
えっ?そうなの?
いやー、今度行ったら、りんちゃんと仲良くなれますようにってお願いしようと思ってたのに〜。
うっしゃっしゃ!(爆)
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