バンコク・チェンマイの旅　１日目

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一年前になってしまうが、６月に定年になるので、同期の仲間４人でチェンマイ旅行を楽しんだ。
私は、少し早めに出発して、現地集合することにした。ちょうど赤シャツ隊がバンコク中心部を占拠している時なので、前に一度行ったことのあるバタヤに行き、島巡りなどしてみるかくらいのつもりで出かけた。
１日目　バンコク到着
恒例の、ゴルフ旅行。今年は、タイのチェンマイに行くことにした。まず、私だけ、バンコクに行き、その後、空港で、後続部隊と待ち合わせ、チェンマイに行く予定である。
タイでは、現政権に反発している、タクシン派が、バンコク中心部を占拠している。何度か、衝突し、死者も多数出ている。外務省も、渡航禁止に近い勧告をしている。皆より早めに出発する私は、バンコク到着後、バタヤに滞在する予定である。
成田からのフライトで、隣に若い日本の女性が座ったので、話を聞いてみると、バンコクの空港についたら、そのまま、バスで、ラオスに一人で行くそうだ。２度目の訪問になると言う。ただ、バスが、出るターミナルが、北ターミナルだそうで、そこまでどのように行くか、不安なようだ。英語もあまり得意でなさそうだ。
税関を出たところにある案内所で聞くと、当然タクシーで行くように進められる。彼女は、余計なお金を使いたくないようで、バスで、空港の近くの鉄道駅まで行き、そこから、北バスターミナルの近くの駅まで移動して、ラオス行きのバスが出発するターミナルに行きたいようだ。案内所で聞くと、そのバス停は、私が乗るリムジンバスの停留所の隣であった。
一緒に、駅行きのバス停まで行き、並んでいるタイ人の女性に、英語で駅行きのバスは、どれか聞くと、次のバスと教えてくれた。ついでに、この女性が、北ターミナルに行くので、列車に乗る迄案内してくれるかと尋ねると、親切にも、対応してくれると言ってくれた。
お願いして、彼女にその旨伝えて、別れようとすると、税関を出て、そのまま、バス停に来てしまったので、まだ両替していないと言う。これから、両替所に行くと、折角親切に案内してくれるというタイ女性を待たせることになるので、電車賃として、手持ちの３００バーツを彼女にあげて、別れた。
到着そうそう良いことをしたと思いながら、リムジンのバス停に移動したが、彼女は、本当に無事にラオスに着けるかなと心配になった。
リムジンバスで、アソーク駅まで行き、予約してあった、マンハッタンホテルに、チェックインした。
今晩だけ、此処に泊まり、明日、エカマイバスターミナルから、バタヤに向かう予定であったが、ホテルの人に聞くと、赤シャツ隊が占拠して、衝突している場所は、このホテルから、かなり離れており、治安は問題ないこと、占拠している場所に近づかなければ、観光も問題ないと聞き、結局、３泊、バンコクに滞在することにした。
荷物を、部屋に置き、夕食を食べに、外に出ることにした。ホテルは、アソーク駅とナナ駅の中間にあるが、賑やかな場所である。スクンビット通り沿いに、屋台が、連なっている。去年の夏にもバンコクに来たが、その時と賑わいは変わらない。外国人もたくさんいる。そう言えば、飛行機も満席であった。
報道では、観光にも深刻な影響を与えていると言っていたが、実態は、そうでもなさそうである。去年の夏に、バンコクに来た時は、新型インフルエンザで騒いでいたが、実態は、マスクをかけている人も少なかった。こちらが、マスクをしていると、胡散臭い目で見られる始末であった。
ただ、今回は、道路の横断歩道橋のような、要所に、銃を持った兵隊がたくさん居た。それだけは、威圧感があった。
しかし、去年、夜遅く、一人で、食事からホテルに帰るとき、横断歩道橋で、抱きつきスリに会い、財布を取られてしまったが、今回は、警備が厳しいので、そのようなことは起きそうにない。
近くの、現地レストランに入り、ビールを頼んだ。メニューにある料理も、つまみ代わりに頼んだ。味は、少しスパイシーであるが、美味しい。周りに、現地に長く滞在している外国人が多くいたので、流行っている店のようだ。仕上げに、麺を頼んだが、とても量が多く、お腹がいっぱいになってしまった。腹ごなしに、近くを歩いたが、結局、ホテルに帰ることにした。