2010/09/01 - 2010/09/15
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costinさん
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日本人学生とモルドバの臍を再訪した。
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「俺は去年一度来ているから、今回は外輪を巡ってみたいんだが・・よろしいか?」
「OKです。」
臍の窪地にある小さな村なのだが、何故か訪ねてみたかった。
車窓から見たその村は、それほど御伽度満点の雰囲気を醸していたのだ。 -
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タイタン・ロックは健在だった。
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外輪の丘の上に建てられた教会をすり抜け、廻り込む様にその村へと近づく。
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村に下りると、数人の子供等の歓迎を受けた。
急いで家に戻り、両手一杯の野りんごを抱えて持ってきてくれた子供もいた。 -
帰りのバスで、
「あっ!」
それは間違いなく去年の夏のある日に出会った兄妹の妹の方だった。
目深に毛糸の帽子を被り、そばかすが愛らしい少女だった。
俺は車窓から歩き去る彼女に、
『ありがとう。 また会えたね』
と囁いた。 -
翌日は大家の旦那の計らいで、ワイン工場に見学に行くことになっていた。
経緯は長いので割愛するが、その工場の社長の車で送迎してもらった。
工場の中には、ラボらしい部屋もあり、ブレンドや試作ワインをテイスティングをさせてもらった。 -
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イチオシ
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市場で見かけた気の良い娘。
色々話しかけてくるw
「ところでお嬢ちゃん・・おいくつ?」
「14よ」 -
シュテファン大通りにあるクリコヴァのショップ。
店内には地下へと続く階段がある。
だがロープが架けられており中には入れない。
聞くところによると、ここからキシナウの巨大な地下セラーに行けるらしい。
それは信号機があるほど、巨大なラビリンスになっており、そこから数キロ先の他のショップまで続いていると云う。
旦那とビクトールの話なので、ひょっとしたら他愛も無い法螺話かも知れないw -
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大学生が列車でベラルーシ経由でリトアニアに行くとの事。
バス停迄見送った。 -
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さて・・俺も数日後にはここキシナウを離れる。
長いようで、あっという間のひと月だった。 -
最後にユリアに会っておこう。
南バスターミナルからユリアの住むティミシリアに向かう。 -
彼女は丁度不在で、母親が俺を出迎えてくれた。
「残念ね、ユリアもお父さんも、それにアレクサンドルもブカレストに行ってて居ないのよ。」
「彼とは、ブカレストで会いました。」
「そうなの?」
ユリアのために買っておいたシェークスピアの英語本を渡し、
「ひょっとして・・来年も来れたら・・」
「来れたら?」
「キシナウじゃなく、ティミシリアで2-3週間過ごそうと思うんですが、・・」
「是非いらっしゃい。ユリアも喜ぶわきっと。」
「ありがとう。」 -
帰りのバスから見えるモルドバの空はすっかり秋だった。
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