2010/10/03 - 2010/10/30
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wanibeさん
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日本茶インストラクターがお送りする、世界のお茶事情。
第二弾はタイ・バンコク編です。
ちなみにタイ語でお茶は「チャー」と発音。下手な英語で「Tea」と言うより「ちゃー」と言った方が通じます。
(一部、2007-2008の年末年始に撮影した写真が含まれています。)
ちなみに第一弾ベトナム・ホーチミンはこちら。
http://4travel.jp/traveler/wanibe/album/10497230/
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
-
「タイのお茶ってどうだった?」とよく聞かれるのですが、一言では説明が難しいです。
スタバやドトールのようなチェーン店のカフェがいくつもあって、そういうお店にある「Thai Tea(タイ・ティー)」は、写真手前のような赤茶色のお茶。
紅茶系で、コンデンスミルクなどを入れて甘くして飲みます。
アイスでもホットでも。
最初はその色にびっくりしてしまいますが、味はいたって普通。
ブロークンな紅茶を煮出したような、ほんのちょっとだけエキゾチックな風味です。
茶葉をチェックできたお店(1店だけ)では、チャイ用茶葉のようなものを煮出していました。
お砂糖は白糖と黒糖、そして多分合成甘味料と3種類以上用意されていることが多いです。 -
コンビニやスーパーには他の国と同じように各種ペットボトルが並んでいます。
-
違うのは「日本製を装った、現地メーカーによる日本茶」が目立つところ。
台湾でも同じような現象がありますが、ここまで日本をアピールしてはいません。 -
これが日本人のイメージなのかなぁ。
ちなみに緑茶だけでなく、お菓子分野でも「日本製を装った」お菓子が多々あります。
それだけ親日なのだと思いますが。 -
バンコクは国際都市。
日本人だけでなく欧米人もたくさん住んでいて、外国人御用達のスーパーには各国のドリンクが並んでいます。 -
リーフティーも各種取り揃えられています。
物価の安いバンコクですが、さすがに輸入物は日本で買うよりは高いです。
オーストリア人も「ハーブティーはバンコクで買うと高いので、ウィーンに帰った時に大量に買ってきた」と言っていました。 -
緑茶コーナーを発見。
-
意外なのが、緑茶コーナーにイギリス製のお茶などがたくさん並んでいること。
日本では見たこともない「緑茶」がたくさんあります。
それだけイギリスでも緑茶は飲まれているのでしょう。 -
カタカナが目に留まりました。
ラノーンティーってなんだろう・・・?
と思っていたら、このお茶はTVやBTS車内で派手にCMをやっていました。
「ヘルシー」が売りなお茶みたいです。 -
粉末の日本茶は人気のようで、たいていのスーパーで見かけました。
(日本のスーパーだと粉末タイプが置いてあるところは少ないですよね。)
日本食レストランでは、パウダーティーが出てくることが多かったです。
タイ人スタッフに緑茶を入れてもらうにはパウダーティーの方が都合がよいのかも。 -
タイ国鉄のファラムポーン駅のカフェのメニューには「Japanease Green Tea」がありました。
注文してみたらティーパックのお茶の様子。
急いで資料用に「パックの袋もちょうだい!」とアピールしてパックの入っていた袋をゲット。しかしどこのメーカーの物なのか詳細は分かりませんでした。 -
ホテル近くの日本食レストランで。
タイ・スイーツの「黒ゴマペースト入り餅の生姜シロップ漬け(名前忘れちゃった)」と緑茶がよくあっていました。
ここは日本人の経営だそうで、お茶はきちんとリーフで入れてありました。 -
マクドナルドにて。
こんなに緑茶が受け入れられているのはうれしいのですが、「抹茶100%」って、濃茶じゃあるまいし。
誰かが間違った説明をしちゃったんだろうなぁ。 -
ちなみに企業を訪問すると、インスタントコーヒーが出てくることが多かったです。
お水が添えてあることが多かったのですが、こちらでは冷たい緑茶がついてきました。
水出しではなさそうだし、ペットボトルでもなさそう。謎でしたが質問する訳にもいかず謎のまま。 -
こちらはジムトンプソンアウトレット(Soi93)の最上階にあるカフェ。
「Jim Thompson Mulberry Tea」は Englishブレンド,
Chineseブレンド、Japaneaseブレンドからの選択で140B(約400円)。
クッキーが1枚ついてきました。
Japaneaseブレンドは・・・・なんだか薄い緑茶です。
このティーパックは販売もされていて25袋で90B(約250円)。 -
他のドリンクメニューはこんな感じでした。
このカフェに限らず、ジャスミンティーはグリンティーに分類されていることが多いです。 -
これはエラワンティールーム(エラワンバンコク2F)のアフタヌーンティーセットの茶器。
-
お茶のメニューの最初はブラックティーですが、その次にグリーンティーが続きます。
-
その次はホワイトティー。続いてハーブティー、フルーツティーと続きます。
グリーンティーは以下の9種類。
・Oolong Light
・White Dragon
・Assamica Jasmine Tea
・Ti Yuan Yim China Spring
・Ti Kuan Yim
・Fancy Sencha
・Green Keemun Congou
・Peach Blossom
・Jasmine Gold
中国茶が多いですね。日本茶系は「ファンシー煎茶」だけと思われます。
「ファンシー」ってどんな味なんだろう・・・。 -
タイで飲むべきお茶はハーブティー。
タイはハーブ大国で、良質のハーブアロマが格安で手に入ります。
シーロムのカジュアルな中華料理店のレモングラスティーでも、生レモングラスがこんなにたくさん。
贅沢です。 -
ちなみにハリオの急須が使われていました。
日本人としてなんだか嬉しい。 -
同じお店の卓上POP。
GABAってバンコクでも売り出し中なんでしょうか。 -
ビルの中で「茶」という提灯を見かけて、ふらふらと近寄ってみたのですが、半分は中国茶。
「棒茶」が法外な値段で売られていました。
戦後廃れてしまった日本茶の輸出ですが、今後はやり方次第では儲かるのではないでしょうか。
お茶業界の皆さん、チャンスですよー。
以上、旅行者としての表面的な観察でしかありませんが、バンコクのお茶事情でした。
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この旅行記へのコメント (4)
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- navyさん 2011/01/31 03:31:17
- ゴマ団子のデザート名
- ブアローイナムキン(正式はもっと長いですが、これが通称)だと思いますよ!
- wanibeさん からの返信 2011/01/31 21:31:41
- RE: ゴマ団子のデザート名
- navyさん、ありがとうございます。
タイではポピュラーなデザートなんですね。
-
- JJさん 2011/01/30 21:44:10
- お茶の輸出
- この記事を読む限り、私もきっと本場のお茶を最新の保存方法で輸出すれば
正しくお茶を味わっている人たちには売れるのではないでしょうか?
いずれにしろ、それなりに需要はありそうですね。
- wanibeさん からの返信 2011/01/30 23:21:26
- RE: お茶の輸出
- > この記事を読む限り、私もきっと本場のお茶を最新の保存方法で輸出すれば
> 正しくお茶を味わっている人たちには売れるのではないでしょうか?
> いずれにしろ、それなりに需要はありそうですね。
JJさんコメントありがとうございます。
戦前の日本茶の輸出は、飲み方のPRが十分でなく紅茶と同じようにミルクや砂糖を入れて飲まれてしまい「美味しくない」という評価になってしまったようです。
しかし和食と日本茶がブームになっている昨今。もっと手軽に美味しく淹れられるように工夫すれば需要は十分に見込まれると思います。
急須を必要とするリーフ(茶葉)はハードルが高いので、ティーパック系。そして「お湯を冷ます」という習慣がない地域が多いので、熱湯で淹れておいしい番茶などが狙い目だと個人的には考えています。
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