2010/10/30 - 2010/11/02
177位(同エリア446件中)
いちごさん
この年の春、千葉から新潟へ単身赴任した弟の「住んでいる所が見たい〜」という母の願いを叶えるべく、滋賀から新潟へ3泊4日の旅行をしました。
もちろん、それは、母のためだけではなく、私も、ドライバーを務めてくれた夫も、旅に出られるチャンス〜!!と、飛びついた話しではありましたが・・・・・・・
新潟までのコースは
行きは 滋賀 ― 三重 ― 名古屋 ― 岐阜 ― 富山 ― 新潟
帰りは 新潟 ― 富山 ― 石川 ― 福井 ― 滋賀
の 1400km を超える 超 ・ 超 ・ 超 ・ 長距離走行になりました
ちょうど、日本列島に向かってやって来た台風と、歩調を合わせるように東を目指して出発しました。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
出発予定日の3日ほど前から、非常に強い台風14号が、私たちと歩調を合わせるかのように、ジワジワと日本列島に近づいてきていました。
前日の予報では、出発地も目的地も、ぜぇ〜んぶスッポリ、予想進路内に入っている、スリリングツアー。
でも、たとえ雨が降ろうと、槍が降ろうと(・・・・・・台風ですが)行くっきゃないのです。
泊まらずして、ホテルの宿泊キャンセル料を払うなんてことは、問題外です。
出発時の、台風の位置は、四国沖
お昼には、紀伊半島に接近するものの、我が家の専属ドライバーが言うには、
「台風は20km/h、ワイは100km/hで飛ばすから、逃げ切れる」 と。
家を出発した時は、幸い、まだ雨も降っていなくて、新名神を名古屋方面に向かって東へ東へと走り出し、名古屋からは、東海北陸自動車道に入りました。
どんよりした空模様ながら、雨が降り出すようすもなく風が強いわけでもなく、台風を尻目に
「ここまで来たら、もう〜、大丈夫やろう」と
長良川S.Aで、ちょっと、トイレタイム。 -
長良川S.Aから見える、長良川です。
眼下に、木立のスキマから、ほんのちょっと見えました。
台風の影響か、これまでに降った雨で、川の水は増水しているように思えます。
以前、五木ひろしファンだった母に、
「あれが、長良川艶歌の長良川やで〜」と、言うと
「ほかの川も変わらんなぁ〜」って、
今は、氷川きよしファンだからか、やや、そっけない。 -
世界遺産 合掌造り集落は、岐阜の白川郷と、富山の五箇山がありますが、
夫と母は、白川郷へは行ったことがあるらしい。
私はどちらへも行ったことが無いというと、白川郷のほうは、白川郷ICで降りて、「道の駅 白川郷」で済ませておくことにされてしまいました。
ここで、お昼ご飯に食べた「とろろ山菜そば」が、山里風で美味しかった。 -
「道の駅 白川郷」を出て、富山方面に走ると、もうひとつ、「道の駅 上平・ささら館」があります。
ウチの夫は、「道の駅マニア」なので、周辺にある「道の駅」には、くまなく行こうとする習性があります。
ちなみに我が県にある「道の駅」は、完全制覇しています。
私などは、TVドラマ「赤かぶ検事」で、赤かぶの存在を知ったのですが、「赤かぶ販売所」と書かれた垂れ幕と、その横に積み上げられた赤いかぶが、ひときわ、目を惹きます。 -
雨は降っていないものの、降ったあとのようで空もどんよりしています。
お土産やさんの後ろの方に連なる山並みには、低く雲が垂れ込めて、そのようすは、まるで、スイスかオーストリアの景色みたいで、感動的です。
と言っても、実際に行ったことはありません。
たぶん、TVか本の写真で見て言ってるだけですが・・・・・・・ -
道の駅を出て少し走った所に、国指定重要文化財「岩瀬家住宅」があります。
江戸末期に建造された、五箇山地方の民家としては最大規模の合掌家屋で、五箇山における塩硝上煮役(えんしょううわにやく)をつとめた、藤井長右工門の住宅と役宅を兼ねた建築物です。
藤井さんのお宅なのに、岩瀬家とは、これいかに・・・・・??? -
玄関から中へ入ると、この広さ。
雪の重さに耐える大屋根、それをまた支えるためか、何本もの太い柱が目立ちます。
板の間も、我が家のフローリングなどという、ちゃっちいモノではなくて、ピカピカに磨かれていてツルツルで、子どもなら滑って遊びそうな、本物の板張りが豪華です。
部屋数もいっぱいあって、掃除がたいへん〜 -
昭和中期の生まれで、田舎育ちの私には、ミョーに小さい頃を思い出させる、懐かしいかおりのする縁側。
針仕事しているおばあちゃんが、なんだか、そこに座っているような・・・・・・ -
雪国仕様の民家なので、私が生まれ育った家とは造りに違いがありますが、それでも、全体的な雰囲気は、間違いなく私の郷愁を誘います。
私でさえそうなのだから、ましてや、母の場合はもっと感慨深いものがあるだろう〜と思いきや、
持病のヒザ痛を心配して、車内での見物を決めこんで、せっかく現場に居ながら、私の写真で満足していました。 -
「岩瀬家住宅」を出て、また少し走ると世界遺産「菅沼合掌造り集落」へ着きます。
駐車場は、こんなふうに、庄川を見下ろす高台にあります。
そして集落は庄川の河岸段丘にあるので、ここから、文明の利器、エレベーターで降下して、降りたところを右の方向へ2〜3分ほど歩いたところにあります。
昔ながらの姿を残す合掌村と、エレベーターのアンバランスにちょっとビックリですが、母には嬉しい心づかいです。 -
この集落には、現在9戸の合掌家屋が残っていますが、お土産やさん、食事処、喫茶店などを営業されているところが数軒あります。
あと、「五箇山民俗館」、「塩硝(えんしょう)の館」にもなっています。
有料なので、「塩硝の館」の中へは入りませんでしたが、「岩瀬家住宅」の藤井さんが上煮役(うわにやく)を勤めていたという塩硝、気になりました。
塩硝って、なに?
塩硝は、戦国時代から江戸時代にかけて使われた鉄砲に詰める火薬で、ここでは、ヨモギなどの自然の草と蚕の糞を培養して製造されていたそうです。 -
そんな中、普通に暮らしておられるお宅もあるようです。
世界遺産のお家に住まわれ、管理されているご苦労は、いかばかりかと、いらぬ心配してしまいます。
観光客がやって来ては、やたら写真を撮ったり、じろじろ眺めまわしたり、心の落ち着く間がなさそうで・・・・・・・
私のように昼間っから、韓ドラ視てるところも、見学されそう。 -
二階の窓には、干し柿が。
子どもが小さいころは実家から柿をもらってきて、見よう見まねで、我が家のベランダの物干し竿に吊り下げたものです。
今は、飽食の時代・・・・・美味しいモノがあふれていて、素朴な干し柿の味って、子どもには、もう〜ウケませんね。 -
ノスタルジックな雰囲気の小道。
歩いていると、心がとっても落ち着きます。
合掌造りでこそなかったけれど、小さい頃は、そこかしこにあった風景。
私の原風景かな?
とっても、癒されます。
でも、私が本当に見たいのは、今の時期の合掌村。
真っ白い雪におおわれた合掌造りは、どんなに美しいかと。
おそらく、このところの大雪で、生活しておられる方々には不謹慎だと怒られそうですが、見てみたい〜
ノーマルタイヤの我が家の車では難しく、這って行くしかなさそうですが。 -
「菅沼合掌集落」をあとにして、五箇山ICからまた、東海北陸自動車道へ。
今宵のお宿は、富山の立山エリアにあります。
小矢部・砺波JCTから北陸自動車道へ入って北を目指し、立山ICで降りて、上市町へ -
「つるぎ恋月」
ロマンティックな名前に惚れこみ、決めました。
駐車するのを目ざとくチェックして、車のところまで、ホテルの係の人が荷物を取りに来てくださいます。
私たちが、大名気分で玄関に入るやいなや、ドドドォ〜〜んと打ち鳴らされる大太鼓。
これは、ちと、恥かしい〜
名前もステキだけど、モチロン温泉も、大浴場・寝湯・薬湯・露天風呂と充実してるし、特に私の大好きな露天風呂は、私ひとりの貸切状態。
ゆっくり、のんびり、身体も心もホカホカです。
いいお湯でした。 -
ただ、「つるぎ」というくらいだから、剣岳の、ちょっと険しい山の中にあるのかと思ってましたが、じつは、平地の田んぼの真ん中。
ガクッ!!
剣岳は、天気がよければ、ホテルの部屋の窓から遠く向こうに見えるのだそうです。 -
夜は、宿泊客がロビーに集まって、「大ビンゴ大会」が。
これは、休日のみのイベントだとか・・・・・・
リーチ、いっぱい来るけど、最後の詰めが甘いいつものパターン。
私も夫も、運に見放された中
母は、後半ながらも、ビンゴ〜!!
「やったや〜ん」
名物のお菓子、いただいていました。
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