３泊4日新潟旅行　最終日は金沢から

2010/10/30 - 2010/11/02

新潟旅行　最終日は金沢からスタートします。

新潟を出発したのは、昨日の午後。

そのままイッキに滋賀へ帰ると、夜が明けるまでにはたどり着けますが、それでは、ドライバーさんにも母にもきついエンディングになりそうなので、金沢でもう１泊して帰ることにしました。

金沢から滋賀までは、北陸自動車道から名神高速道路へ入って、あとひと息です。

エリア 金沢(石川)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨夜、旅館に着いた時は滝のようなどしゃぶりの雨で、朝、起きた時、天気が心配でしたが、青空も覗いていて大丈夫みたいです。
やはり、私の、精進の良さでしょうか。

最近の宿泊というと、ビジネスホテルやシティホテルのようなホテル系が多くて、「旅館　大森」のような、しっとりとした日本旅館に泊まるのは、ン十年前の社員旅行以来です。

食事は、夜も朝も、お部屋食というのも旅館ならではで、嬉しいものです。
｢上げ膳据え膳｣というのは、まさにこのことですね。
主婦にとっては、夢のような世界です。

部屋へ、朝食を運んでくださった従業員さんが、

｢どちらから、お越しですか？｣　とおっしゃるので、「滋賀です〜」と答えると

｢そうですか〜この間、篠山の方へ行ったんですよ〜｣と返ってきました。


篠山は兵庫県で、金沢から見たら、兵庫も滋賀も「アッチの方」ではありますが、滋賀の知名度のもうひとつさを痛感しました。

よくあることではありますが。

金沢は、新潟旅行の途中下車地という感覚だったので、特に観光の予定も立てていませんでした。

でもせっかく来たのだからと、旅館のパンフレットで周辺の観光地を物色していると

旅館から歩いて10分とかからない所に、「近江町市場」があるということなので、チェックアウトの前に散策がてら出かけました。

「近江町市場」の名前の由来は近江商人が作ったからだそうですが、同県人としては、ちょっと誇らしい。

でも我が県には、こういう市場は残っていません。
ショッピングモールや、アウトレット、スーパーマーケットにいたってはアチコチにありますが、街のアーケード付きの商店街でさえシャッターを閉じているお店が目について、どんどん寂れていっています。

だから、元気で活気のある市場に入ると、何も買わなくても見ているだけでも楽しいです。

時間が早くて、お店はまだまだ準備中のようです。
お客さんの姿もチラホラ。
でもそのほうが、ゆっくり見物できてありがたいのですが。

カニの解禁日の４〜５日前だったのですが、店先にはカニもたくさん並んでいます。
どこか、北陸以外で獲れたカニなのでしょうか。

見ながら歩いていると、
「カニ〜、安くしとくよ〜！！」と威勢よく誘われますが、ある程度、身もついているようなのは、安いよ〜！！と言っても、結構なお値段がします。
さんまを買うようなわけにはいきません。

それでも見てると、何やかや買いたくなります。
干物やおつまみなど、身の丈に合ったものを買い込みました。

私が、あるお店に並べられた「まつたけ」を、じと〜っと見つめてると、お店のお兄さんが出てきて
「ひと盛り5000円を、ふた盛り2500円でいいよ〜」って。

ひとカゴに、「まつたけ」が６〜７本ほど入っています。
安いのは嬉しい〜
嬉しいけど、なんで？？？
「どうして、そんなに安いの？」と聞いたら、「今日、初めてのお客さんだから」
で、モチロンお買い上げ〜

離れたところに居た夫と母に自慢げに報告すると、「どこの、まつたけ？」と聞くから、「アメリカ」と言ったら
「アメリカの、まつたけ〜！？」と、口々にバカにされました。

帰って、焼いたり煮たりして食べましたが、べつに外国産と国産を見分けられるほど、舌は研ぎ澄まされてなくて、アメリカ産、十分でした。

市場でのお買い物に気をよくして、旅館をチェックアウト後、兼六園へ向かいました。
朝は晴れていた空も、このころから、また雨。
私たちみんな、兼六園は以前にも来ているので、雨ならやめよう〜と全員一致でパス。

「石川県観光物産館」でお土産物を見て金沢の観光を終えました。

その後、帰路につきましたが、途中、永平寺へ寄りました。
観光はこれまた雨も降ってるし、みんな以前に何回か訪れているのでパス。
お昼ごはんに、「永平寺そば」を食べるだけに寄り道しました。

帰りは、母を送って、家に着くまで雨が降りつづいていました。
が、ほとんど車での移動で、たいした影響はなく、満足できる旅になりました。