<br />2010年8月9日（月）<br /><br />リュブリャナからアドリア海行きの特急は、二時間ほどで終点コペルに着いた。<br /><br />ターミナルとしての賑わいは無く、空の明るさと広がりだけが目立つ。<br /><br />ウィーンを出発して以来、しばらく山国を歩いていたものだから、アドリア海岸の太陽の輝きが、開放的な別世界を感じさせる。<br /><br /><br />駅周辺の建物がないので、海に向けての展望が開けていて、海岸の南斜面には別荘と思われる白い瀟洒な建物が、リゾート基地の雰囲気を醸し出している。<br /><br />構内の目立つところに、古い蒸気機関車が、近代化のシンボル然と置かれている。<br /><br />古い蒸気機関車の展示は、この沿線で目立っていた。<br /><br />この辺りの近代化に与えた鉄道の重みを、目の当たりにする思いである。<br /><br /><br />同じ列車から降りた子供たちが、たくさん駅前で騒いでいる。<br /><br />小学生から大学生まで、十人を超す団体だったり、二〜三人のグループだったり、皆この海岸に休暇合宿にやった来たようだ。<br /><br />子供たちに声を掛けたいと思っている間に、わがグループの出発時間となり、果たせなかった。<br /><br /><br />もう数分で良いから、ゆとりが貰えなかっただろうか。<br /><br />もう一工夫、時間の調節ができなかったものだろうか。<br /><br />残念感を残す。<br /><br />彼らの気持に接したかったと同時に、日本人にも触れさせてやりたかった。<br /><br /><br />それにしても、ほぼ内陸国スロベニアが、僅かながらも海岸線を持っている意義は大きいと思う。<br /><br />そのために、国民の心がどれだけ広くなっているだろうか･・・。<br /><br />計り知れないものがある。<br /><br /><br />本日の昼食は、アドリア海に面したリゾート基地、ビラン。<br /><br />ビランまでバスで走る。<br /><br /><br />間もなく海が見えてきて、沖縄の海を思い出すとても鮮やかな青さだ。<br /><br />右手に少し離れて、教会の尖塔を囲むイゾラの町が見える。<br /><br />レンガ色が海の青に映えて、夢のような美しさである。<br /><br />写真を撮りたいのだが、道が曲がりくねっていて、シャッターチャンスを逃す。<br /><br /><br />この記事の写真は「ソフィーさんのマイページ」（訪問56カ国、文章1,750件　写真8,000枚）、にあります。<br />http://4travel.jp/traveler/katase/<br /><br />スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」（文章625件　写真2,400枚）<br />http://4travel.jp/traveler/takafumi/<br /><br />ブログの作成日順に並んでいる、文章主体の「片瀬貴文の記録」（文章1,800件）<br />http://blog.alc.co.jp/d/2001114<br /><br />（片瀬貴文　2011.1.14）<br />

アドリア海へ【05】アドリア海の青さはスロベニアの宝物

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2010/08/09 - 2010/08/09

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#鉄道・バス

ソフィさん

2010年8月9日（月）

リュブリャナからアドリア海行きの特急は、二時間ほどで終点コペルに着いた。

ターミナルとしての賑わいは無く、空の明るさと広がりだけが目立つ。

ウィーンを出発して以来、しばらく山国を歩いていたものだから、アドリア海岸の太陽の輝きが、開放的な別世界を感じさせる。

駅周辺の建物がないので、海に向けての展望が開けていて、海岸の南斜面には別荘と思われる白い瀟洒な建物が、リゾート基地の雰囲気を醸し出している。

構内の目立つところに、古い蒸気機関車が、近代化のシンボル然と置かれている。

古い蒸気機関車の展示は、この沿線で目立っていた。

この辺りの近代化に与えた鉄道の重みを、目の当たりにする思いである。

同じ列車から降りた子供たちが、たくさん駅前で騒いでいる。

小学生から大学生まで、十人を超す団体だったり、二〜三人のグループだったり、皆この海岸に休暇合宿にやった来たようだ。

子供たちに声を掛けたいと思っている間に、わがグループの出発時間となり、果たせなかった。

もう数分で良いから、ゆとりが貰えなかっただろうか。

もう一工夫、時間の調節ができなかったものだろうか。

残念感を残す。

彼らの気持に接したかったと同時に、日本人にも触れさせてやりたかった。

それにしても、ほぼ内陸国スロベニアが、僅かながらも海岸線を持っている意義は大きいと思う。

そのために、国民の心がどれだけ広くなっているだろうか･・・。

計り知れないものがある。

本日の昼食は、アドリア海に面したリゾート基地、ビラン。

ビランまでバスで走る。

間もなく海が見えてきて、沖縄の海を思い出すとても鮮やかな青さだ。

右手に少し離れて、教会の尖塔を囲むイゾラの町が見える。

レンガ色が海の青に映えて、夢のような美しさである。

写真を撮りたいのだが、道が曲がりくねっていて、シャッターチャンスを逃す。

この記事の写真は「ソフィーさんのマイページ」（訪問56カ国、文章1,750件　写真8,000枚）、にあります。
http://4travel.jp/traveler/katase/

スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」（文章625件　写真2,400枚）
http://4travel.jp/traveler/takafumi/

ブログの作成日順に並んでいる、文章主体の「片瀬貴文の記録」（文章1,800件）
http://blog.alc.co.jp/d/2001114

（片瀬貴文　2011.1.14）