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<br />2010年8月9日(月)<br /><br />リュブリャーナから一時間余りで、ピヴカに到着する。<br /><br />ここで鉄道が分岐し、左に行けば国境を越えてクロアチアに入り、アドリア海岸のリエカに達する。<br /><br />リエカはイタリア領だった時代にはフィウメと呼ばれた、重要な港湾都市である。<br /><br />重要港なるがゆえに何度も支配者が変わり、国際都市の様相も残っている。<br /><br /><br />私も1970年UIC(万国鉄道連合)観光会議がここで行なわれたとき、日本代表としてこの町を訪問した。<br /><br /><br />この会議は通訳がいなくて、英仏独三カ国語が公式用語。<br /><br />いろいろな言葉が自由に飛び交って、議事について行けなかった苦い経験がある。<br /><br />当時はユーゴスラビア領であり、現在クロアチアの首都となっているザグレブから鉄道に乗り、何時間も掛けてはるばる入ったものだった。<br /><br /><br />ピヴカから右に入る線は、ディヴァーチャからさらに、コペルに行く線と、国境を越えてイタリアのトリエステに達する線とに分かれる。<br /><br />この辺りは石灰岩よりなるカルスト地帯で、「カルスト」の名の発生地点と聞く。<br /><br />その洞窟(鍾乳洞)群は、ユネスコの世界遺産にも登録された。<br /><br />またこの地区一帯から供給される材木は、ヴェニスの軟弱地帯の建物の基礎として尊重されているとも聞く。<br /><br /><br />沿線のあちこちに、古い蒸気機関車が保存されているのが目立つ。<br /><br />昔交通の便が悪かった地域で、鉄道が与えた文化インパクトは、非常に大きかったと推測する。<br /><br />リュブリャーナを出発して二時間と少し、列車は終点コペルに着く。<br /><br /><br />コペルは山国スロベニアにとって貴重な海岸線にあり、海に向かっての広がりに明るさを感じる。<br /><br />同じ列車から降りて来た客に、中学生や小学生のグループが目立ち、いずれも海浜生活を体験に来たのだろう。<br /><br />その子供たちの明るい声が、さらにこの町の雰囲気を明るくしている。<br /><br /><br />この記事の写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問56カ国、文章1,750件 写真8,000枚)、にあります。<br />http://4travel.jp/traveler/katase/<br /><br />スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)<br />http://4travel.jp/traveler/takafumi/<br /><br />ブログの作成日順に並んでいる、文章主体の「片瀬貴文の記録」(文章1,800件)<br />http://blog.alc.co.jp/d/2001114<br /><br />(片瀬貴文 2010.12.28)<br />

アドリア海へ【04】ピヴカからカルスト地帯を通ってコペルまで

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2010/08/09 - 2010/08/09

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ソフィ

ソフィさん


2010年8月9日(月)

リュブリャーナから一時間余りで、ピヴカに到着する。

ここで鉄道が分岐し、左に行けば国境を越えてクロアチアに入り、アドリア海岸のリエカに達する。

リエカはイタリア領だった時代にはフィウメと呼ばれた、重要な港湾都市である。

重要港なるがゆえに何度も支配者が変わり、国際都市の様相も残っている。


私も1970年UIC(万国鉄道連合)観光会議がここで行なわれたとき、日本代表としてこの町を訪問した。


この会議は通訳がいなくて、英仏独三カ国語が公式用語。

いろいろな言葉が自由に飛び交って、議事について行けなかった苦い経験がある。

当時はユーゴスラビア領であり、現在クロアチアの首都となっているザグレブから鉄道に乗り、何時間も掛けてはるばる入ったものだった。


ピヴカから右に入る線は、ディヴァーチャからさらに、コペルに行く線と、国境を越えてイタリアのトリエステに達する線とに分かれる。

この辺りは石灰岩よりなるカルスト地帯で、「カルスト」の名の発生地点と聞く。

その洞窟(鍾乳洞)群は、ユネスコの世界遺産にも登録された。

またこの地区一帯から供給される材木は、ヴェニスの軟弱地帯の建物の基礎として尊重されているとも聞く。


沿線のあちこちに、古い蒸気機関車が保存されているのが目立つ。

昔交通の便が悪かった地域で、鉄道が与えた文化インパクトは、非常に大きかったと推測する。

リュブリャーナを出発して二時間と少し、列車は終点コペルに着く。


コペルは山国スロベニアにとって貴重な海岸線にあり、海に向かっての広がりに明るさを感じる。

同じ列車から降りて来た客に、中学生や小学生のグループが目立ち、いずれも海浜生活を体験に来たのだろう。

その子供たちの明るい声が、さらにこの町の雰囲気を明るくしている。


この記事の写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問56カ国、文章1,750件 写真8,000枚)、にあります。
http://4travel.jp/traveler/katase/

スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/

ブログの作成日順に並んでいる、文章主体の「片瀬貴文の記録」(文章1,800件)
http://blog.alc.co.jp/d/2001114

(片瀬貴文 2010.12.28)

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
交通
4.5
同行者
一人旅
交通手段
鉄道
  • ゼメリング鉄道の終点コペルに飾られた古い蒸気機関車<br />(厳密にいえば終点はイタリア領トリエステ)

    ゼメリング鉄道の終点コペルに飾られた古い蒸気機関車
    (厳密にいえば終点はイタリア領トリエステ)

  • コぺル駅前で談笑する<br />スロベニアの若者たち

    コぺル駅前で談笑する
    スロベニアの若者たち

  • コぺル駅前から眺める<br />アドリア海沿いの別荘群

    コぺル駅前から眺める
    アドリア海沿いの別荘群

  • いよいよアドリア海にやって来た

    いよいよアドリア海にやって来た

  • クロアチアの<br />海に向かって突き出した最先端<br />ピラン

    クロアチアの
    海に向かって突き出した最先端
    ピラン

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