2011/01/10 - 2011/01/10
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kojikojiさん
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以前から白金の庭園美術館の写真を撮りたいと思っていました。展覧会が開催されていると当然無理ですが
年に決まった期間だけ建物を見学できるらしいと言うのは聞いていました。昨年の秋に旧満州の長春で偽満州
皇宮を見てから洋館の写真を撮りたい気持ちも沸々と湧いていたこともあります。旧岩崎邸は館内撮影が禁止になっていてガッカリしたフラストレーションもありました。実際に行ってみると全館が撮影可能ではなく1階と2階のテラスと3階のウインターガーデンだけでした。2階や階段廻りが撮れないのは残念でしたが久し振りに訪れた朝香宮邸は充分に素晴らしい建物でした。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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ずいぶん久し振りに東京都庭園美術館を訪れました。
後でパンフレットを読むと一時西武鉄道?の持ち物だったと記されていました。西武鉄道と言うより堤康二郎さんが戦後に皇籍剥奪によって土地財産を没収された旧宮家の都心の土地を次々と日本政府から買収した物件のひとつだったと知りました。一方で華族の生活の面倒を見たとも言わますが、現在も残る赤坂プリンスの旧館や高輪プリンスの旧館などはその名残ですね。 -
現在は東京都の持ち物です。
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少し寒い冬の午後です。
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アールデコのシンプルな外観にブロンズの獅子はミスマッチな感じがします。
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入口ホールの左側の暖房のラジエターグリル。
細かいディティールまで見事です。 -
大好きなモザイクです。
ギリシャ・ローマのモザイクとは雰囲気が違いますが素敵ですね。 -
そしてエントランス正面はラリックのガラスレリーフです。
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比較的狭いので全体を写せません。
シャンデリアも見事です。 -
何度見ても良いですね。
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一度見たら忘れられない作品です。
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大広間の天井は全体がシンプルな照明で覆われていますが連続的なデザインが素晴らしいと思います。良く見ると排煙装置や防災設備が見受けられますので天井裏はだいぶ改修されているのでしょう。
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階段脇のレオン・ブランショのレリーフ。
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この広間の暖房機器のカバーもシンプルですが洗練されています。
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宮内省の内匠寮のデザインでしょうか?
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正面には大きなミラーとマントルピースが配置されています。
重厚なイタリアンマーブルです。 -
マントルピースの上にはこの館のデザインを担当したアンリ・ラパンの花瓶です。ポルトガルのボルダロ社のデザインを思い出させます。
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これも同じラパンのデザインした香水塔。よく見ると上部には照明が仕込まれていてぼんやり灯が燈っています。水が流れて噴水のようにもなったそうです。
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このオブジェも印象深く記憶に残るものです。
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床のモザイクも美しいアールデコのデザインです。
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玄関の左側の応接室。
蓄音機でレコードがかけられていてタイムスリップしそうな感覚に囚われます。 -
小客間のマントルピースの上のペンギン。
木箱にはペリカンと墨書きされています。
どのような経緯でこの館に戻ってきたのでしょうか? -
この部屋の暖房グリルは青海波。
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建築された当時で考えればセントラルヒーティングが施され、快適な暮らしが出来たのではと思います。
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壁一面に風景画が描かれています。
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小さいながら一部屋ごとに異なった意匠が次への期待感に繋がります。
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大客室から次室を望みます。奥の右がペンギンの部屋、左が応接室です。
使い勝手の良さそうな部屋の配置です。 -
小さい部屋ではシンプルなデザインだったグリルも大きな部屋では個性が強いです。
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いかにもアールデコといった意匠です。
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大客室のラリックのブカレストと言うシャンデリアが強烈な印象を与えます。
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2基並びます。
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シンプルなデザインながら重厚感があります。
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こちらのグリルも花をモチーフにしたデザインです。
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石の部分がシンプルなので金物のデザインが映えます。
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扉の意匠も凝っています。
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細かいディティールを見ていったら一日で見切れないでしょう。
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大食堂のガラスエッチングの扉のデザインも素敵です。壁の意匠と
とても合っています。 -
こんなレリーフになっています。狭い部屋だと気持ち悪くなりそうですが
日本人が心地よく感じる程よい広さです。ヨーロッパの館で感じる空虚感は感じません。 -
半円のガラス壁面の下のグリルは海底のようです。
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アンリ・ラパンのデザインとありますが日本的と言うか、魚が全部左頭になっています。日本人が見ると安心しますよね。
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そこまで考えてデザインされたのでしょうか?偶然でしょうか?
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天井の照明の意匠はパイナップルとザクロです。
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手術室の天井のような照明ですが素晴らしいデザインです。
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こんな部屋で毎日食事できたら良いですね。
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反対側にはマントルピース。壁画の淡い色を見ていたらギリシャのコルフ島のアヒリオンパレスを思い出しました。オーストリア皇帝の別荘ですがアヒリオン(アキレス)が好きだったエリザベートの好みの意匠で統一されています。そこの吹き抜け階段の壁画の色調を彷彿させます。
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一番奥の部屋は和風の印象を受けました。シャンデリアのデザインにも雰囲気を感じます。騎馬像は近衛歩兵連隊時代の朝香宮だそうです。
一番奥の暗い部屋に置かなくてもと思います。 -
奥の階段室はシンプルなデザインです。
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昔はこんなデザインの窓を街中でも見掛けましたよね。
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写真が撮れるのはこの階段までです。2階は一部を除いて撮影禁止です。
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普通ならデザインしないであろう所まで隙がありません。
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2階で唯一写真が撮れる場所です。冬の寒い日でしたがここは眺めも良く陽射しがタップリ入る気持ちの良いスペースです。
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ここの暖房グリルも青海波に燕でしょうか?
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2階は一部屋ごとに意匠も違い素晴らしい部屋ばかりでしたが、朝香宮のグランドツアーの展示がされているので撮影は出来ませんでした。
当初の目的は建物の撮影でしたがグランドツアーの陳列も興味深いものでした。一番の印象は夫婦が日本に残った家族に宛てた絵葉書でした。多分宮様の郵便物なのだからでしょうか、切手も貼られず住所も書かれていません。
ある一枚は「カヨコ様 ごきげんよう。」たったこれだけです。 -
自分も旅先から両親に絵葉書を毎日書きますが先日数えたら700枚を越えていました。全ての日ではないので一体自分は何日旅しているのか真面目に考えてしまいました。
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3階のウインタールームも正にこの日のための施設のように思えました。
とても暖かく明るい空間です。陽射し除けのタペストリーは障子のような柔らかさを感じさせます。結露した水滴が綺麗でした。 -
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階段を下りてくると建物の見学は終わりです。
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大広間のソファで一休み。ラリックのレリーフの裏側の特等席です。
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帰る前に玄関で記念写真。
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陽射しの方向が変わったのかレリーフがオレンジに浮かび上がり帰りの方が綺麗でした。
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獅子とも一枚記念写真。
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2階にあったテラス側に芝生の庭が広がります。
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気持ちの良い空間とスケール感です。
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奥に日本庭園があり池畔には茶室がありました。
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茶室は中川砂村という方の設計だそうです。料亭の設計もされたそうで「吉兆」「なだ万」「大観荘」「万亭」「つるや」などが記されていました。
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庭先のパンサーの彫刻と。
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寒椿が綺麗でした。
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芝生広場の一番奥からの俯瞰です。
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