オランダ→ベルギー→パリ 13泊15日一人旅　(10) ブルージュ

2010/08/29 - 2010/08/30

オステンドで寄り道をしてから電車でブルージュへやって来ました～。
もう街のすべてが可愛い♪
しかもここブルージュはチョコレートの聖地ベルギー中の頂点ではないかと思うくらいチョコレート屋さんがいっぱい*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ(ﾟ∀ﾟ)ﾟ･*:.｡. .｡.:*･ﾟﾟ･*!!!!!。

たまにデパートに行ってお高めのチョコレートをョコレートを買った時なんぞ、もう日本酒のようにチビチビ味わいながら大切に食べていますが、ここブルージュはチビチビ食べなくても大丈夫。
ベルギー最高！

エリア ブルージュ(ベルギー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

ブルージュの駅へ到着♪
とりあえずはホテルを目指し、教会らしき塔が見える方向へ歩きます。

【ベギン会修道院〜Begijnhof】
駅からマルクト広場まで行く途中にあったので寄ってみました。
ここは1245年に設立された修道院で、今も15世紀そのままの修道服を身につけ、ベネディクト派なる別の修道女の方達が暮らしています。

ここだけが外の喧騒とかけ離れ、木立に囲まれた中、厳かな雰囲気漂う空間が広がっていて、15世紀にタイムスリップしたような気分になります。

修道院の隅に修道女の生活を展示した博物館があります。
入ろうかと思ったのですが時間が合わず断念。
案内の看板が素敵だったので撮ってみた。

やっとホテルに到着！
今日泊まるのは「Hotel De Markies」で、1階がレストランになってます。
ホテルはザント広場('t ZAND)にあるとのことだったので、とりあえずその広場を目指して歩き出したのですが、この広場が見つからない！
ザント広場は旧市街と駅の真ん中あたりにあって、いったん場所がわかればなんてことないんだけど、ガイドブックの地図があまりにもざっくりし過ぎてたので、ちょっと迷ってしまいました。
スーツケースはゲントのコインロッカーへ預けてきて正解です。
こんな石畳の道をスーツケース引きずって歩くのは大変ですわ。

ホテルの入り口が工事中で入れないので、うろうろしていたらレストランから出てきたお兄さんが声を掛けてくれた。
目の前をうろうろしてたからホテルのお客さんだと思ったみたい☆
チェックインはレストランのキャッシャーですることに。
働いているお兄さんはみんなイケメンでフレンドリー♪　
朝食込みで60EURO！　居心地良いホテルでした。

ホテルの窓を開けるとこんな景色。

街全体が「屋根のない美術館」と称えられているブルージュ♪
右手に見えるのはたぶん『メムリンク美術館』。

チョコレート屋さんのディスプレイ。
アヒル隊長がいっぱい♪

ブルージュの町の標識。

ブルージュは小さな通りが可愛いので、お散歩しながら歩くだけで気分が上がります♪

運河から見える聖母教会。かなり長いこと改修工事中だそうですが・・
高さ122mの塔は町のあちこちから見えます。
何度も改修が加えられたので様々な建築様式が混ざり合っていて、内部には、白い大理石でできたミケランジェロの聖母子像があります。

聖母教会の内部はこの主祭壇を境に無料部分と有料部分（2EURO）に分かれます。
この主祭壇より手前は無料で、上には年代物のパイプオルガンがあります。

入り口から入ってすぐの蜀台。
募金箱にお金を入れてろうそくに火を灯します。

蜀台のろうそくの灯を見ているだけで癒されます。

小腹がすいたのでワッフルを食べる。
路地にある小さなお店で買ったんだけど、ここのワッフル美味しかったなぁ。お店の名前覚えてないけど＾＾

マルクト広場のレストラン。

ここ『CHOCOLATE LINE』はブルージュにしかないチョコレートのお店で、マルクト広場からちょこっと入ったところにひっそり佇んでいます。チョコは他のお店に比べてちょっと大きめかも。
部屋で夜にコーヒーでも飲みながら食べようと250g購入。
ここのチョコ、おいしかったです♪　

『CHOCOLADEHUISJE』
100gだけ買ったのですが、ここのチョコは安いのに美味しかったです。

『CHOCOLADEHUISJE』のディスプレイ。

これもチョコレート屋さんのディスプレイ。

この白壁の家もブルージュの景色に欠かせないです。
昨日行ったオステンドにもゲントにもアントワープでも白塗りの壁の家は見なかったし。。

この町が12〜13世紀に西ヨーロッパ最大の貿易港だったなんて信じられない。
オステンドで見た北海の海と、ここブルージュが水路で結ばれていたとは・・
15世紀にブルージュと北海とを結ぶ水路が沈泥のために浅くなり、船の出入りが出来なくなってしまったそう。
港としての機能を失ってしまったブルージュはその後衰退していくわけですが、衰退したおかげで今のブルージュは中世の景観がそのまま残ったんですね。。

【鐘楼〜Belfort】
マルクト広場でひときわ目立つのが、13〜15世紀に建てられた鐘楼。
高さ83m、366段の階段と47組の組鐘(カリヨン)を持つ鐘楼は圧巻で、この階段は登れます。普段は自動演奏で時刻を知らせますが、特別の日には演奏家がカリヨンを奏でるのだそう。

マルクト広場とザント広場中間にあるジルバ通りには、おしゃれなレストランがたくさんありました。聖母教会から南東に伸びるKATELIJNESTRAATにも手頃なお店が何軒かありました。

マルクト広場に建つ州庁舎。

州庁舎をモノクロで撮ってみた。
カラーより中世っぽい雰囲気が出てるかも☆

ブルージュの街の路地はこんな感じ。
メインストリートに比べると人通りは少ないかも。

ちょっと歩けばチョコレート屋さんに当たるというくらいお店がいっぱい。それぞれの店が凝ったディスプレイをしているので、それを見ながら町をぶらぶらするのも楽しい♪

これはキャラメル。

町の中からランドマークである鐘楼を眺める。
鐘楼は世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」の1つで、上に登るつもりでいたけれど、風の強さと寒さに負けました。。

ブルージュの中心であるマルクト広場は、四方を趣の異なる建物に囲まれているとても美しい広場です。
南側にはブルージュのシンボルである鐘楼が建ち、東側はゴシック様式の西フランドル州の州庁舎と北と西側は切妻屋根のカラフルなレストラン、カフェなどが立ち並んでます。

マルクト広場もモノクロで撮るといい感じ。。

ブルージュの街並みを印象付けているのが階段状破風のレンガ造りの家。
階段状破風は中世ヨーロッパに広く見られる建築様式で、特にフランドル、オランダに多いのです。
この階段状破風の様式は14〜15世紀にピークを迎え、16世紀以降はバロック様式のカーブを持ったに変ってしまったので、階段状破風が多く残る街は、中世の様式が残っている街ということになるんですね。
なので、他のヨーロッパの町と比べても、これほどまで中世の様式が残っている街はブルージュ以外ほとんどないのだそう。。。

夜、ライトアップされた鐘楼。

州庁舎もライトアップされてます。

夜、自分の泊まるホテルを撮ってみた。
1階のレストランは閉店したみたい。。

朝、ホテルを出て駅へ向かう前に『DUMON』というチョコレート屋さんに寄ってみた。このお店はブルージュにしかないそう。
プラリネが250gで7EUROなので、だいたい20個近く入って800円！！
日本だと1個300円とかが普通なので、こっちにいるとだんだんチョコレートの値段の感覚が麻痺してきます。ユーロ安ってこともあるんだけどねっ。

おいしそう♪♪

このスプーンがささったチョコ、気になったけど結局お買い上げしませんでした。それより、その横のまあるいオレンジにチョコがかかっているのが、もうおいしいのなんのって！！
細長いオランジェットは食べたことあったけど、これは初めて☆
ドライオレンジに甘さ控えめなビターなチョコがコーティングされてます。
今度行ったら、あるだけ全部買うんだっ！

私が思っていたブルージュの街は、おとぎ話から飛び出したような中世の雰囲気漂う。。というイメージだったので、最初ブルージュの駅を見た時、今風の素っ気ない建物に拍子抜けし、駅前広場の前を走っている道路に車がビュンビュン走っているのを見てまた拍子抜けし・・・。
世界遺産である旧市街の街へ入るまでは、「ここホントにブルージュ？？」とイメージとのギャップに戸惑ってました。

駅に必ずあるので、ベルギーに来てから写真を撮るのがクセになってきちゃった☆　
ブルージュはフランダース地域なのでフラマン語圏。
ここに書いてあるフラマン語表記の「Brugge」は「ブルッヘ」ってな発音になるんだけど、なんだか途端に田舎っぽくなりますね〜。

【ブルージュ→アントワープ　7.5EURO】

これからアントワープに向かいます。
2日前に見れなかったノートルダム大聖堂にリベンジ！