2010/11/27 - 2010/11/28
237位(同エリア1108件中)
ころっつさん
1年に1度の職場旅行。毎年欠かさず、どこの場所に行く場合も立ち寄るのはビール工場…。今年は岐阜・長良川温泉を宿泊地に選び、1日目はキリンビール滋賀工場を経て、紅葉に彩られた国宝4天守のひとつ・彦根城とその城下にある玄宮園を訪れました。
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
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まずはキリンビール滋賀工場を訪問。個人的には自宅近くの神戸工場に次ぐ2つ目のキリンビールの工場の訪問となります。名神の彦根インターを降りて15分ほどの場所にあります。
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いつものようにまずは、ビールの製造工程の説明と生産ラインの見学ですが、すでに心が奪われている試飲の条件となります。
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キリンビールの象徴、想像上の動物である麒麟です。神戸工場には黄金の麒麟像もありましたが、ここは普通の青銅像のみです。
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今回のわたしたちの団体の説明をしてくれる滋賀工場のお姉さんです。
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ビールの製造工程の説明。少しわかりにくいですが、画面下で説明するお姉さんの映像が上のスクリーンで映し出されているのですが、そこには実際にはないCGが映り込んでいます。すごい技術に、みんな説明そっちのけで感心です。
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製造工程の途中の麦汁を味わえます。ビールのかすかな風味がありますが、甘くて渋い液体で、まだまだビールには程遠い味です。
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いよいよ試飲です。まずは黒ビールのスタウトをいただきます。
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旅行参加者とともに乾杯します。試飲時間は20分間です。
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試飲時間には製造工程を説明してくれた工場のお姉さんによるキリンビールに関するクイズもあり、全4問を正解すると記念品がもらえます。私は飲むのに夢中で参加していませんでしたが…。
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ビール工場見学後、ほどよく気持ちいい状態で彦根城の見学に。彦根キャッスルホテル付近から城がそびえる彦根山を望みます。
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城内に入る手前にある護国神社の境内にある真っ赤に染まった紅葉。
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城の表門近くには国の重要文化財の馬屋が残っており、内部が公開されています。馬屋は元禄時代にできた藩主用のもので、ちょっとリアルな馬の模型が展示されています。
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琵琶湖の風光明媚な景観を選定した「琵琶湖八景」のひとつに、「月明 彦根の古城」として、月明かりに浮かぶ彦根城の秀景があります。
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城内に入ると何やら人がたくさん集まっている場所があり、行ってみると、ひこにゃんがいました。
ひこにゃんの登場は、土休日には1日3回で、あらかじめ時間が決まっているようです。ちょうど訪問した時は、登場時間帯のようで彦根城博物館でかわいらしさをアピールしていました。 -
よく見ると手に紅葉の枝を持ってポーズをとっています。ひこにゃんは彦根城築城400年祭のイメージキャラクターとして登場して以来、人気を博し、ゆるキャラブームの先駆け、またその代表ともいえる存在となっています。
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建物の縁側を左右に行ったり、来たりして、愛嬌を振りまくひこにゃん。体の割に足が短いので走るのは不得意なようです。
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後を向いて、少し恥ずかしそうにお尻を振る3頭身のひこにゃん。ちなみに性別はプロフィールによると…見る人の心に浮かぶまま…だそうです。
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紅葉の枝の次に、ハートを手にとって、かわいい姿をふりまくひこにゃん。よく見ると向こう側の手提げ袋には、手に持って踊るさまざまなグッズが入っているようで…妙に生活感が漂っています。
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入場料を払い、城を登っていくと、重要文化財に指定されている天秤櫓があります。天秤櫓は、木橋を渡った突き当たりにあり、左右の端に2階建の一対の隅櫓を構えた形式が、天秤ばかりのような独特な形をしていることから名付けられたもので、彦根城の特徴的な建物でもあります。
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天秤櫓は内部も公開されています。
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天秤櫓の内部から見た、櫓に向かって堀切に架かる廊下橋。
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天秤櫓から登っていくとある太鼓門櫓は、天守がある本壇に入る最後の砦として建てられている櫓で、その名のとおり階下が城門となっています。場所は不明ですが、どこかの城の門を移築したものと推測されています。
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頂上にあるのが国宝の天守です。国宝の天守は彦根城を含めて全国で4箇所ありますが、ここの天守は江戸幕府が開かれた直後の1607年に建てられたもので、大津城を移築したものだといわれています。もともと5階建ての天守を3階建てにして移築したため、少しバランスが悪いようにも見えます。
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彦根城は、天下分け目の要地である彦根に徳川譜代筆頭の井伊家35万石の居城として築かれました。
紅葉の季節の土休日ということもあり、内部は見学の人で大渋滞しています。天守の頂上まで見学して、降りてくるまで40分ほどかかりました…。 -
天守の一番上の3階からは、紅葉が広がる西の丸と琵琶湖を遠望できます。
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天守の東側には藩主が造った庭園である玄宮園が広がっています。
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天守は3層ながら、多様な破風や飾り窓や高欄などが施してあり、芸術性の高い美しい外観となっています。
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天守を琵琶湖側にある西の丸から眺めた姿です。
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天守の奥に広がる西の丸の木々は紅葉に染まり、散った葉がじゅうたんのように広がっています。
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彦根城の堀には屋形船も運行されています。
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彦根城を後に、次は城下にある庭園・玄宮園に入ります。この庭園は国の名勝にも指定してあり、近江国の秀景を集めた近江八景を模した縮景したもので、第4代藩主の井伊直興によって造営されたました。
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玄宮園の名称は、唐の玄宗皇帝の離宮にちなんで名付けられたもので、その離宮庭園をイメージし、琵琶湖の水を取り入れた池と造林により美しい風景を形づくっています。
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庭園は池泉回遊式で、中心には入り組んだ池があり、中島やそれを結ぶ橋が架かり、池畔には茶室などの建物が配置されています。
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真っ赤な紅葉に染まる樹木が鏡のように美しい水面に映りこんでいます。
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鑑月峰から鶴鳴渚を結ぶ木橋と紅葉。
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この庭園は彦根山とそこにそびえ建つ彦根城天守を借景としていますが、午後なので西日が傾き、逆光となっています。
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水面に映りこんだ鮮やかな色模様。
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庭園の見所には、造形のコンセプトに見合った名称が付けられています。ここは鶴鳴渚と呼ばれる石組が見渡せる場所です。
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龍臥橋と紅葉。
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紅葉と池の向こう側に見える建物は臨池閣です。玄宮園の中には、下屋敷や藩主の隠居屋敷として整備された数奇屋建築の建物があり、この部分は楽々園とも呼ばれています。
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もう一度造形美の石組が配置されている鶴鳴渚と、池の対岸にあたる武蔵野と呼ばれる辺りを遠望します。
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鏡のように風景が映り込むので、水は流れていないように見えますが、琵琶湖とつながっているためのなのか、池の水はとても美しく感じます。
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臨池閣の池にせり出した建物は茶室のようです。
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太鼓橋の形をした七間橋と紅葉。
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臨池閣と紅葉。
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水面に映り込む龍臥橋と紅葉。
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真っ赤に染まる紅葉。
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こちらは黄色に染まる葉です。
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玄宮園の近くには、幕末に幕府の大老を務め、日本を開国に導き、その後桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の銅像が立っています。
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こちらは井伊直弼が青春時代を過ごした埋木舎。直弼は藩主の十四男で庶子であるため、元々藩主になる予定はなかったそうですが、相次ぐ兄の逝去により、藩主の座につくことができたようです。藩主になる30歳を過ぎるまで文武に励み、その資質に磨きをかけていたのがこの屋敷で、自分を花が咲かない木にたとえて、埋木舎と号したものです。
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この旅行記へのコメント (6)
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- nomo1215さん 2011/02/18 19:39:11
- キリン滋賀工場・・。
- ころっつさん
こんばんは・・。キリンビール滋賀工場の旅行記に
お邪魔させていただいております。
ビールお好きですか?若者のビール離れが多くビールを飲むのは
ある一定の年齢の方に限られていっているようです・・。
長年このビールを扱う仕事をしてきました。
昨年nomoの住んでいる県のキリンの工場が閉鎖となり
・・ビールがどんどん売れなくなていること肌で実感しております。
工場でのイベントやお客様をご案内させていただく側の仕事を
しておりますと・・『美味しい♪』と言って下さるお客様が
こんなにいらっしゃるのに。。どうして店頭では売れないの??
・・と、どれほど思ったことか・・・。
仕事を離れ久しぶりに工場の中をころっつさんのこの旅行記で
拝見させていただきました。
紅葉の彦根城・・画像がとても綺麗で感心しながら一緒に
歩いているかのように見学させていただきました。
ゆるキャラの・・ひこにゃんもとっても可愛らしい。
紅葉の枝を持っているのが何とも憎いですね・・。
nomo1215
- ころっつさん からの返信 2011/02/20 21:54:37
- RE: キリン滋賀工場・・。
- nomo1215さん、こんばんは。
さて…私はビールは好きな方ですが、すぐに顔が赤くなり、お腹もふくれるので量的にはそれほど飲めません。学生時代にはコップ2杯でダウンでしたら、その頃に比べると飲める方にはなりましたが…。
確かにうちの職場でも最近の若い子たちは、あまりビールだけに限らず、アルコール類をほとんど飲みませんね。昔に比べて格段に若い子たちが参加する職場での飲み会自体も減ってきているように思います。
日本の人口が減少し、若者のアルコール離れが加速する中では、ますますビール生産を取り巻く状況は厳しくなるかもしれませんね。
かくいう私も飲食店や旅行先ではよく飲みますが、自宅では買って来て飲むことはほとんどありません。
彦根城や玄宮園を訪ずれた時は、秋晴れで紅葉も見ごろの最盛期でしたので結構よい写真が撮れました。おまけにちょうどひこにゃんの登場時間でもありましたので…。
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- はなかみno王子さん 2010/12/18 21:25:14
- 滋賀工場、王子も行きました。。
- ころっつさま
王子も今年訪問しました。多賀大社の近く。。
案内いただいたお姉さんは違いましたが。。
こんな質問してみました。
「麒麟麦酒」って漢字で書けますか?って。。。
返事は「入社してすぐに書けるようになりました」
さすがですね。。こんな難しい漢字。。
「淡麗」も飲めますが、漢字で書けません。。。
悲しい酒好きです。。。
缶ビールのグラスへの注ぎ方、お姉さんからご指導をうけました。
プッシュ〜と空けてからさすがに待たされると何でも美味しく
感じますね・・
ちなみにキリン神戸工場までは、自宅から歩いて30分あれば
行けますが、最近行ってません。。
王子
- ころっつさん からの返信 2010/12/20 12:57:21
- RE: 滋賀工場、王子も行きました。。
- はなかみno王子さま、こんにちは。
確かに多賀大社の近くなのですが、多賀大社には目もくれず、ビール工場のみに向かうわが社の社員旅行…。しかも、説明もそこそこに昼食前の無料ビールを堪能したい面々…ビール工場のお姉さんに申し訳ない限りですが…。
王子さまのように、気の利いた質問ができれば良かったのですが…、わが社の酔っ払い(私も含めて)は、お姉さんの名前や年齢ばかり聞いていました。ニコニコ笑いながら、対応してくれるサービス精神は、さすが大手企業だなあ…と感心しました。
最近パソコンが普及してきたので、読める字は何とか学生時代のレベルを保てているのですが、書ける漢字が少なくなってきています。でも、漢字が書けなくても、楽しくお酒が飲めればいいですよね(笑)。
神戸工場まで30分とはうらやましいです。今年は神戸工場に2度行きましたが、神戸工場はビールの試飲だけでなく、レストランもなかなかの美味メニューが揃っているので、私もお気に入りです。
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- ぺでぃまるさん 2010/12/18 15:38:59
- 職場旅行って
- ころっつさん、こんにちは。彦根旅行記におじゃましてます。
彦根のビール工場、ぺでぃまるも昔行ったことがあります。ビールばっか飲んでたのは一緒です(^^ゞ
彦根城はちょうど紅葉の時期で綺麗ですね。玄宮園の水面に移る紅葉は素晴らしいですね。逆光は残念ですよね。あの空なら午前中ははっきり見えたのかなあ…
ぺでぃまるも彦根城のバランスにはなんか違和感を感じます。遠景の方が美しいですね。
でもひこにゃんにも会って、彦根をギュッと楽しまれてますね〜
綺麗な写真と旅行記ありがとうございました。
ぺでぃまる
- ころっつさん からの返信 2010/12/20 08:25:32
- RE: 職場旅行って
- ぺでぃまるさん、おはようございます。
今回のビール工場を含め、今年は4回も工場見学…というのか試飲に行き、すっかり見学のお姉さんからのいろんな質問にも、ちゃんと回答できるようになってしまいました…。
彦根城は絶好の晴天の紅葉の中で、一番いい時期に訪れることができました。玄宮園は夜にはライトアップもしてようなので、次はそんな時にも訪問してみたいと思いました。
しかし、やっぱりひこにゃんはカワイイ〜。直接対面は2回目でしたが。猫好きの私としては、ぎゅっとくるキャラクターでした。まあ、あんな目の小さな猫はいませんが…。
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