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ユ−ラシア大陸の最西端・ロカ岬<br />このちっちゃな駅舎内に観光案内所があり、そこでロカ岬のことやペナ宮殿のことなどを尋ねる。観光パンフレットを示しなら英語で案内してくれたが、それによるとロカ岬行きのバスは約1時間半に1本の間隔で運行されており、今からだと10時25分発のバスがあること、そして、シントラ観光用にバスがほぼ20分〜30分間隔で循環バスが出ていること、などを教えてくれる。切符は、いずれも道路向かいの切符売り場で買えばよいとのこと。<br /> <br /><br />駅前の静かな道路に出ると、中華飯店やスナック店、カフェなどが並んでおり、その並びにバスチケット売り場がある。窓口でロカ岬+シントラ周遊券(7ユ−ロ=約830円)を購入。出発まで間があるので、付近をうろついてみる。駅前通りながら、これといっためぼしい店もなく、ほんとにひっそりとして真面目な感じの町である。<br /> <br /><br />ようやくバスがやって来て乗車すると、西に向かって走り出す。乗客はほんのまばらで、その中に珍しく新婚らしい日本人カップルが乗っている。バスはのどかな田舎道を走り抜け、ゆるやかなスロ−プを海岸線に向かって下りて行くと、その向こうに赤い灯台が見えてくる。あれがロカ岬の灯台なのだ。バスはシントラ駅から約40分かかって灯台前の観光案内所前のバス停にストップ。ここで降りたのは、日本人カップルと私だけである。<br /> <br /><br />辺りを見回すと、なだらかな野っ原が広がるだけの殺風景だが、その切り立った断崖の先には紺碧の大西洋が、ここしか見るものはないぞ言わんばかりに視界いっぱいに広がっている。この場所には、灯台の施設建物と観光案内所の建物、それに小さな土産品店があるだけで、他には何一つない。自然環境保護の立場から、配慮されているのかもしれない。この時点での観光客はまばらで、バスでやってきた私たちとマイカ−でやってきた人たちがいるだけである。 <br /><br /><br />突端の方へ進んで行くと、そこには十字架を上に乗せた石積みの四角い石柱が立っている。その海岸側の一面に石碑が埋め込まれている。その碑面のいちばん上には「ロカ岬」と大きく記され、すぐその下に詩人カモンエスの「ここに地果て、海始まる。」という詩の一節が刻まれている。さらにその下には、「ヨ−ロッパ大陸の最西端」(多分?)と書かれ、その下に何かのマ−クが円形に彫られている。その最下部には緯度の数値が示されている。この石碑を訪れた証拠に撮影することにする。<br /> <br /><br />石碑を離れて先端の断崖際に立ってみる。確かに、ここに地果てる感じで、その先には水平線が空ととけ合ったぼうばくたる大西洋の大海原が広がっている。この風景を眺めていると、確かにユ−ラシア大陸の端に来ていることを実感する。しかし、それ以上の深い感動や感慨はわいて来ない。ここに至るまでの行程が、あまりにも安易過ぎたためだろうか? これがシベリアの東端から徒歩でこの大陸を踏破でもしたというのなら、また格別の感情がわいてくるのかもしれないが……。 <br /><br /><br />ここを引き上げ、土産品店に入ってみる。荷物にならないで何か記念になる品はないかと探していると、ロカ岬の風景をあしらった絵皿や壁掛けが目に留まる。思案したあげく、そのうちの小さな陶器製の壁掛けを1枚買うことに決める。<br /> <br /><br />観光案内所へ行ってみると、小ぎれいな室内に案内係の男性がひっそりと一人座っている。その奥の方には、ゆったりと座れるソファ−の腰掛が用意され、来訪者が憩われるようになっている。ここでは、このロカ岬訪問の記念として「最西端到達証明書」というサイン入り証明書を発行してくれる。もちろん有料だが、その種類に3つのものがあり、上・中・下といった値段のランクが付けられている。どこがどう異なるのか分からないが、見栄えが少しずつ違う感じである。<br /> <br /><br />この地を踏んだ証明に、中ランクの証明書をお願いする。申込書に自分の氏名をロ−マ字で書き入れて渡すと、係が特殊ペンで氏名・日付・作成者の署名を昔の書体文字で書き入れて作ってくれる。そして証明書の下部には、あの石碑のマ−クと同じものが刻印されたロウ印が押されている。何の役にも立ちそうにないが、自分の旅の記念としては価値あるものの一つである。<br /> <br /><br />証明書をもらうと、後は12時半のシントラ行きバスを待つこと以外、何もすることがない。スナックの店もないので、サンドイッチでも頬張るというわけにも行かず、飲物さえほとんど売られていない状態である。これぞ、ほんとに地の果てといった感じである。休憩室で休んだり、外の日陰で休んだりしながら時間を過ごし、やっとバスの時間になる。この頃になると、ぽつんぽつんと観光バスが到着し始め、この静かな岬にもどうにか人影が見られるようになる。<br /><br />(この続きはこちらへ⇒  http://yasy7.web.fc2.com/ )<br /><br />

ポルトガル:ロカ岬の旅

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2002/06/02 - 2002/06/02

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yasyas

yasyasさん

ユ−ラシア大陸の最西端・ロカ岬
このちっちゃな駅舎内に観光案内所があり、そこでロカ岬のことやペナ宮殿のことなどを尋ねる。観光パンフレットを示しなら英語で案内してくれたが、それによるとロカ岬行きのバスは約1時間半に1本の間隔で運行されており、今からだと10時25分発のバスがあること、そして、シントラ観光用にバスがほぼ20分〜30分間隔で循環バスが出ていること、などを教えてくれる。切符は、いずれも道路向かいの切符売り場で買えばよいとのこと。
 

駅前の静かな道路に出ると、中華飯店やスナック店、カフェなどが並んでおり、その並びにバスチケット売り場がある。窓口でロカ岬+シントラ周遊券(7ユ−ロ=約830円)を購入。出発まで間があるので、付近をうろついてみる。駅前通りながら、これといっためぼしい店もなく、ほんとにひっそりとして真面目な感じの町である。
 

ようやくバスがやって来て乗車すると、西に向かって走り出す。乗客はほんのまばらで、その中に珍しく新婚らしい日本人カップルが乗っている。バスはのどかな田舎道を走り抜け、ゆるやかなスロ−プを海岸線に向かって下りて行くと、その向こうに赤い灯台が見えてくる。あれがロカ岬の灯台なのだ。バスはシントラ駅から約40分かかって灯台前の観光案内所前のバス停にストップ。ここで降りたのは、日本人カップルと私だけである。
 

辺りを見回すと、なだらかな野っ原が広がるだけの殺風景だが、その切り立った断崖の先には紺碧の大西洋が、ここしか見るものはないぞ言わんばかりに視界いっぱいに広がっている。この場所には、灯台の施設建物と観光案内所の建物、それに小さな土産品店があるだけで、他には何一つない。自然環境保護の立場から、配慮されているのかもしれない。この時点での観光客はまばらで、バスでやってきた私たちとマイカ−でやってきた人たちがいるだけである。


突端の方へ進んで行くと、そこには十字架を上に乗せた石積みの四角い石柱が立っている。その海岸側の一面に石碑が埋め込まれている。その碑面のいちばん上には「ロカ岬」と大きく記され、すぐその下に詩人カモンエスの「ここに地果て、海始まる。」という詩の一節が刻まれている。さらにその下には、「ヨ−ロッパ大陸の最西端」(多分?)と書かれ、その下に何かのマ−クが円形に彫られている。その最下部には緯度の数値が示されている。この石碑を訪れた証拠に撮影することにする。
 

石碑を離れて先端の断崖際に立ってみる。確かに、ここに地果てる感じで、その先には水平線が空ととけ合ったぼうばくたる大西洋の大海原が広がっている。この風景を眺めていると、確かにユ−ラシア大陸の端に来ていることを実感する。しかし、それ以上の深い感動や感慨はわいて来ない。ここに至るまでの行程が、あまりにも安易過ぎたためだろうか? これがシベリアの東端から徒歩でこの大陸を踏破でもしたというのなら、また格別の感情がわいてくるのかもしれないが……。


ここを引き上げ、土産品店に入ってみる。荷物にならないで何か記念になる品はないかと探していると、ロカ岬の風景をあしらった絵皿や壁掛けが目に留まる。思案したあげく、そのうちの小さな陶器製の壁掛けを1枚買うことに決める。
 

観光案内所へ行ってみると、小ぎれいな室内に案内係の男性がひっそりと一人座っている。その奥の方には、ゆったりと座れるソファ−の腰掛が用意され、来訪者が憩われるようになっている。ここでは、このロカ岬訪問の記念として「最西端到達証明書」というサイン入り証明書を発行してくれる。もちろん有料だが、その種類に3つのものがあり、上・中・下といった値段のランクが付けられている。どこがどう異なるのか分からないが、見栄えが少しずつ違う感じである。
 

この地を踏んだ証明に、中ランクの証明書をお願いする。申込書に自分の氏名をロ−マ字で書き入れて渡すと、係が特殊ペンで氏名・日付・作成者の署名を昔の書体文字で書き入れて作ってくれる。そして証明書の下部には、あの石碑のマ−クと同じものが刻印されたロウ印が押されている。何の役にも立ちそうにないが、自分の旅の記念としては価値あるものの一つである。
 

証明書をもらうと、後は12時半のシントラ行きバスを待つこと以外、何もすることがない。スナックの店もないので、サンドイッチでも頬張るというわけにも行かず、飲物さえほとんど売られていない状態である。これぞ、ほんとに地の果てといった感じである。休憩室で休んだり、外の日陰で休んだりしながら時間を過ごし、やっとバスの時間になる。この頃になると、ぽつんぽつんと観光バスが到着し始め、この静かな岬にもどうにか人影が見られるようになる。

(この続きはこちらへ⇒  http://yasy7.web.fc2.com/ )

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配
  • のどかな野っ原が広がる大陸の最西端・ロカ岬。向こうに見える海は大西洋。<br />

    のどかな野っ原が広がる大陸の最西端・ロカ岬。向こうに見える海は大西洋。

  • ロシオ駅ホーム<br />

    ロシオ駅ホーム

  • 車内風景<br />

    車内風景

  • 美しいシントラ駅ホーム<br /><br />

    美しいシントラ駅ホーム

  • 趣のあるシントラの駅舎<br /><br />

    趣のあるシントラの駅舎

  • ロカ岬の灯台。道路向かいの右手建物が観光案内所。

    ロカ岬の灯台。道路向かいの右手建物が観光案内所。

  • ロカ岬の石碑<br /><br />

    ロカ岬の石碑

  • 空と海がとけ合ったぼうばくたる大西洋の大海原

    空と海がとけ合ったぼうばくたる大西洋の大海原

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