モロッコ100か国記念旅行：マラケシュ編

2010/11/19 - 2010/11/22

今までずっと行ってみたかったけど機会を逃していたモロッコが、私の記念すべき100か国目になりました。遠くて高いと思っていたモロッコ。エールフランスが11月末なら結構安いので予約。航空券は8万9千円。税込みで12万6千円。8泊10日で一通り周遊してきました。

以下日程：

11月19日（金）21:55　NRT
11月20日（土）04:20　CDG, 07:25 CDG - 09:30 カサブランカ、電車でマラケシュへ
11月21日（日）日帰りエッサウィラ
11月22日（月）砂漠ツアーでマラケシュ→アイト・ベン・ハッドゥ→ダデス渓谷
11月23日（火）砂漠ツアーでトドラ渓谷、カスバ街道、メルズーガ、砂漠泊
11月24日（水）メルズーガ→フェズ
11月25日（木）フェズ→メクネス
11月26日（金）メクネス→ムーレイ・イドリス→シャウエン
11月27日（土）シャウエン→テイトゥアン→カサブランカ
11月28日 (日) 07:35 カサブランカ　- 11:40 CDG, 13:30 CDG
11月28日 (月) 09:10　NRT

エリア マラケシュ(モロッコ)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: 個別手配

午後7時過ぎに家を出て空港へ。成田到着は午後9時。出発の55分前。エールフランスのパリ行は最終便で、空港もがらがら。チェックインカウンターがしめられていてちょっと焦ったけど、オンラインチェックインをしてあると言ったら問題なく搭乗券をもらえた。セキュリティーもイミグレもがらがらで、5分くらいでゲートに到達。これはいいわ。
後ろがすぐトイレの席を指定してあったので、フライト中ずっと席を倒すことができてよかった。横幅は狭いけど、通路側だったのでさほど窮屈でもなく、14時間強のフライト中10時間以上寝ていた。いやー、よく寝た。映画も一本しか見れなかったよ。

エールフランスの機内食はなかなかおいしい。いまどきメニューが配られるのと、アペリティフにシャンパンが出るのもうれしい。前菜はますの燻製といかのマリネ、パスタサラダ。メインは洋食化和食で洋食を選択。カントリー風牛肉のソテー、ペンネパスタ、グリーンピース。味が濃いけど、まあいける。でも一番おいしいのはバゲットとチーズ。これとワインで私は幸せ。

朝食はクロワッサン、パン、ハム、チーズ、フルーツ、ヨーグルト。シンプルだけど長時間フライトの後にはちょうど良い。

パリには午前4時ごろ到着。外気気温は4度と寒い冬のパリ。カサブランカ行飛行機は午前7時25分だったので、3時間以上も時間がある。あまりに手持ち無沙汰だったので、空港のWiFiを30分間2.9ユーロ払って使う。安くないけど、まあコーヒーでも飲んだと思えば。パリはすっかりクリスマス仕様。

午前7時25分発のカサブランカ行エールフランス。まだこの時間でも薄暗い。席が5Aで、チケットにプレミアムとあったので、もしかしてアップグレードされてる？とドキドキしながら乗り込むと、座席はエコノミーと同じでがっかり。でも後ろのエコノミーとは仕切りがあり、3席の真ん中は誰も座らないようになっている仕組み。

機内食も若干内容がよく、やはりプレミアムだったようだ。おしぼりは紙じゃなくて布だし、機内食のコップもちゃんとグラス、布ナプキンにジャムは瓶入り。朝食はクロワッサンとバゲット、温かいアップルパイ、フルーツ、ヨーグルト。瓶入りのジャムがおいしかった！

カサブランカまでは約3時間、時差が1時間あるので、到着は朝10時前。カサブランカ上空。カサブランカは15度と若干温かい。空港はとてもきれいだったけど、イミグレが窓口1つしか空いておらず、とてもも要領が悪くて時間がかかった。空港から市内行の電車が1時間に一本しかないので、毎時0分発だったらいやだな、と思ったら案の定そうだった。次の電車は40分後の午前11時。しかもマラケシュまではカサ・ヴォヤージャーという駅で乗り換えるのだけど、乗り換え時間が1時間半くらいあり、マラケシュ到着は午後4時半だという。お昼過ぎには着けると思っていたので大誤算。電車のチケットはトータル130Dh(約1560円)。結構高いんだね。

カサ・ヴォヤージャーに午前11時半到着。

電車の中で知り合った、同じくマラケシュに行くというガーナ在住のオーストラリア人サラと一緒にお昼ご飯と食べに行くことに。駅前にあったカフェで、まだ朝食セットをやっていたのでそれを頼む。24Dh(約290円)。24Dh(約290円)。オレンジジュースとカフェオレ、パンは普通においしい。

が、メインらしい油たっぷりの中に目玉焼きとマトンが入ったものがめちゃくちゃ油っぽくて、食べるのがつらかった。この私が食べきれずに残してしまったくらい。お肉もなんだかやたらしょっぱいし。

12時50分発のマラケシュ行き電車は激混み。イードのせいだろうか？はじめ20分くらい座れなくて、このままだったらいやだなと思ったら、座れたのでほっ。午後4時すぎにマラケシュ到着。駅はとても近代的で驚く。

駅から歩いて(結構距離あった)ジャマ・エル・フナ(フナ広場)へ。写真やTVでみたことあったけど、本物はもっとすごかった。広いし、すごい熱気！こんなお祭りのような光景が毎日繰り広げられているとは。

広場近くに安宿街があり、歩き方にも載っているHotel Medinaに行ってみる。このあたりは路地が入り組んでいて、モロッコ風の素敵な感じのホテルがたくさんある。Hotel Medinaも中庭がとても素敵で、部屋は狭いけどなかなか雰囲気がよい。80Dhと言われたけど、2泊するからと一泊60Dh(約720円)に値切ってもらえた。

ダブルベッドなのでゆったり。トイレとシャワーは共同。シャワーは水圧がかなりいまいちだったけど、ちゃんとお湯も出る。

私の宿が決まったら、今度はサラの宿探し。サラはリヤドに予約を入れていたのだけど、いまいち場所がわからず、探し出すのに一苦労。迷いに迷ってやっと見つけたリヤドはとっても素敵だった。さすが一泊59ユーロ！私もちゃっかりウェルカムミントティーをいただく。

共有スペースは豪華な邸宅風でインテリアのセンスも抜群。

サラの部屋。いいなー、こんなところに泊まれて！バスルームもとても素敵だった。WiFiもあった。

サラと一緒に再びフナ広場へ。ライトアップされたクトゥビア(ミナレット)。

屋台が並びものすごい熱気。同じような屋台がずらりと並び、客引きもすごい。ちなみにモロッコでは小島よしおが遅れてブレイク中で、「そんなの関係ねー」とよく言われた。ゆってぃの「わかちこわかちこ」も聞かれた。

カタツムリの屋台も。茶碗一杯で5Dh。食べなかったけど、食べた人によると、かたつむりそのままの形で、味は美味しくもなくまずくもなく、らしい。

広場近くはスークになっていて、まだ終わったばかりのイードの影響か閉まっている店も多かった。とても素敵なランプシェードの店。

雰囲気のある扉。

布屋さん。

こちらもランプシェード。ああ、店ごと買いあげたい！

広場の屋台で夕食。

野菜を揚げたもの。なすと大きなチリペッパー、ジャガイモ団子のようなもの。やわらかくて甘みがありおいしかった。

チキンクスクス。量少なめ。でもおいしかった。

こんな感じで勝手に出てくるオリーブ、パン、ハリッサのようなものを食べて一人30Dh弱(約360円)。隣に座っていた一人旅のアメリカ人黒人女性がめちゃくちゃけばくて変な感じだった。彼女が飲んでいたダイエットコークを道行く子供たちがしつこくねだっていたのだけど、あとからここでソーダを飲んでいるとソーダくれとねだる子供たちがたくさんいた、という話をほかの人からも聞いた。ペンでもボンボンでもなく、ソーダなのか。

お菓子とお茶の屋台でデザート。ジンジャーティーはめちゃくちゃスパイスが利いていて強烈。お菓子もかなりスパイスのきいたハルワみたいな感じでかなりいまいちだった。夜はさすがに冷え込む。午後10時半ごろサラとお別れしてホテルに戻る。やっとベッドに横になれる。

朝、ホテルのテラスにのぼってみる。同じようにほかのホテルのテラスにのぼっていた日本人観光客とあいさつを交わす。こんな朝早くから行動しているのはやはり日本人だけだな。

ホテルは中庭が吹き抜けになっている。

午前9時のエッサウィラ行きバスに乗るため、歩いてターミナルへ。案の定メディナの中で迷い、30分以上も歩き、ぎりぎりになってしまった。

この旅行記へのコメント （2）

• haraboさん 2010/12/09 14:26:38

  100カ国おめでとうございます！

  wakabunさん、お帰りなさい！
  
  100カ国目はモロッコでしたか！
  初めてボクがwakabunさんと出会ったころは
  渡航国数は同じくらだったのに・・・
  すっごい！僕は100カ国は無理だと思う・・・
  
  マラケシュ懐かしいです。
  でも駅があんなに大きくて近代的になっているのは驚きです。
  ボクが行ったころは小さな田舎の駅って感じだったのに・・・
  夜は暗闇にぼんやり明かりが灯ったような駅でした。
  
  時代は変わりました！
  でもジャマ・エル・フナの雰囲気は変わらないので安心しました。
  あの広場はまた行ってみたいですね。
  
  エールフランスのアップグレードもうらやましい。
  ＡＦマイレージの上級会員なのかな？
  エールフランスはヨーロッパ内の近距離しか乗ったことないので
  いつかは長距離線で美味しい機内食食べたい！
  
  つづきも待ってます！
  
  harabo
  

  wakabunさん からの返信 2010/12/10 16:11:40

  ありがとうございます！

  haraboさん、ただいまです。100か国目モロッコから戻ってきました。
  
  > すっごい！僕は100カ国は無理だと思う・・・
  
  いやいや、ライフワークとして頑張ってください。次に行きたい未踏の地はどこですか？私はベラルーシとモルドヴァが101,102か国目になりそうです。今年はぜひ南米デビューもしたいんですけどね。
  
  > でも駅があんなに大きくて近代的になっているのは驚きです。
  > ボクが行ったころは小さな田舎の駅って感じだったのに・・・
  
  駅が変わったのはここ数年のことのようです。昔は田舎の駅みたいだったんですか？想像つかない！今は駅の周りもマックなどのファストフード店、おしゃれなカフェができて、モロッコとはとても思えない感じです。
  
  > でもジャマ・エル・フナの雰囲気は変わらないので安心しました。
  
  そうみたいですね。メディナはそんなに変わっていないんじゃないかと。どうでしょう？
  
  > ＡＦマイレージの上級会員なのかな？
  
  デルタの上級会員ですが、一人だったのがよかったのかな？しかもA380だったんですよ。またアップグレードされるといいなあ。
  
  Wakabun