ホーチミンからブンタウへ　長い１日の始まり

2010/11/20 - 2010/11/23

通算２０回目となる海外の旅、行き先はベトナムのブンタウに決めた。

２泊４日の限られた日程だけど 目一杯楽しむよー！

エリア ホーチミン(ベトナム)

前回片道だけ利用したＩＢＥＸの小型ボンバル機に乗り小松から成田へ飛ぶ。

石川県は小松━成田便の利用促進の一環として、この路線を使い成田から出国する人に限り空港の向かいにある 「航空プラザ」 の駐車場を無料開放している。

ただ今日はイベントがあり混雑してたせいで係の人が誤った案内をオレに流し空港から離れた臨時駐車場へと誘導され （その誘導すらいい加減で２度迷う） 、
フライト時間が迫る中 かなり不愉快な思いをしながら急き立てられるようにチェックイン。

のっけから なんだかね〜

成田に着きイミグレをぬけ５４番ゲートの待合ロビーに着いたのは夕方５時過ぎ。

そこから１時間ほど待って搭乗。

午後６：２０． ホーチミンへ向け ＮＨ９３１便離陸。

今回の機内食はなかなかイケる。

シートモニターで観てたディカプリオ主演の映画 「レセプション」 を一旦停止し晩めしに専念。

その後は 「ベストヒットＵＳＡ」 を観て仮眠...
て言ってもよう寝れんけど。

午後１０：３９． タンソンニャット国際空港に到着。
税関を出て左手に両替店と銀行が計５軒並んでる。
「オナジ オナジ」 と言って女店員が盛んにアピールしてる手前２軒は確かに隣同士は同じレートだが奥の店と比べると明らかにレートが悪い。
中で１番レートが良かった奥から２軒目の店で両替を試みるがコイツがとんでもないぼったくり野郎だ。
受け取ったドンを目の前で数えると いきなし２０万ドン足りない。
即クレームをつけると初めからやり直すが今度は１０万ドン足りない。
更に文句を言うと野郎も何か反論してきやがる。
どうも店頭に掲げてある表示からしてデタラメらしい。
まぁ１０万ドン足んないけど隣の 「ＥＸＩＭ ＢＡＮＫ」 と同じレートだからこれでヨシとしよう。
（１万円＝２３８万５６９６ドン）

ターミナルを出て左手のタクシー乗り場へ進む。
ここで信頼度が高いとされるマイリンやビナサンといった会社のタクシーを探すも客待ちしてるほとんどがそれら以外のタクシーだ。
一斉に誘ってくるが無視を決めてる。
するとある運転手が首からぶら下げた身分証明書を見せ近寄って来た。
そこには 「マイリンタクシー ＯＯＯ」 と書いてある。
なら乗るかと思いそいつのタクシーのもとへ行くと車体には全然違う聞いたことのない社名が...
全く信用ならん奴だらけの国だよ。
その後は周りを物色してたせいで順番待ちの最後尾となり、やがてオレともう１人だけになる。
オレの前に待ってた男性に声をかけるとオレと同じひとり旅の日本人。
今晩泊る地区は違ってたが これから向かう方面はいっしょだったので１台のタクシーをシェアすることに。

知り合ったＡさんとタクシーの中で色々喋ってたらあっという間にオレが泊まるホテルに着いた。

Ａさんとは帰国便も一緒だったが 「ひょっとしてもう会えないかもしんないですけど お互い いい旅を！」 と言って６万ドンを彼に渡しタクシーを降りた。

今晩のオレの寝床は　Ｔｈｕ Ｋｈｏａ Ｈｕａｎ通りにある 「 ＫＩＮＧＳＴＯＮ ＨＯＴＥＬ 」

１泊朝食付き シングルで＄５６
予約はスケッチトラベルより

深夜０：００． チェックイン

フロントに宿泊クーポンとパスポートを提示する。

パスポートは 「預からせてほしい」 と言われたが拒否ったら 「じゃあコピーするよ」 と言って笑顔で返してくれた。

そんなフロントの向かい 誰もいないロビーに青いツリーが輝いてた。

そっかクリスマスって割と近いんだ...

部屋のドアを開けると...

キレイじゃん！　ベッドでかあー

このベッド クッションもいい感じ。

ただ枕がちょっとオレには高いなぁ。

バスタブなし、シャワーは可動式、湯加減は若干温めで水圧も若干低め。

ＴＶはＮＨＫ系は映った。

冷蔵庫は飲物がギッシリ詰まってるけど持参したペットボトルくらいは収まるスペース有。

あとは廊下での話し声や他の部屋のドアを開け閉めする音なんかはけっこう聞こえるんで防音は良くない感じ。

ただこのホテルがあるエリアはこの時間 めっちゃ静か。

前の通りもほとんど交通量がない。

さぁ寝よう！

午前１：００． 就寝

一夜明け 翌朝 午前７：２０． 起床

シャワーを浴び着替えをしてＧＦ （グランドフロアー） のレストランへ。

今朝の天気は薄曇り　

まずまずってトコかな。

レストラン 「Ｂａ Ｍｉｅｎ」 は欧米人の姿が圧倒的。

日本人っぽい客は１人だけ見かけた。

このレストラン広さはそんなにないけど席に余裕があるから手狭な感じはしない。

朝食はブッフェスタイルながらフォーと目玉焼きはオーダーすると後でスタッフがテーブルまで持って来てくれる。

前回ハズレだったフォーは今回当たりだ！　美味い！

それとこの肉と人参を煮込んだ料理の味付けが めちゃ肉じゃがっぽくてびっくり。

ゴォン！

でも一番驚いたのはコーヒーの美味さ。

基本的にオレ コーヒー苦手なんだけどベトナムコーヒーって風味がチョコレートっぽくて日本で飲むコーヒーとは全然違う。

あとはパイナップルが７月に来た時より甘く感じた。

タンラン（半円状の果物）はイケるけど、リンゴはダメダメ。

ここのレストランは料理もさることながらスタッフの愛想がいい。

オレが独りだからか、それとも変なベトナム語を話すからか けっこう気遣ってくれる。

午前８：２８． 食後の散歩に出かける。

ホテル前の通りはこの時間も静か。

近くにベンタイン市場があるとは思えんね。

「 おー 立派なゴプラム 」 そう思ったのはホテルから徒歩５分、ベンタイン市場の西２００ｍ程のところにある市内に３つあると言われるヒンドゥー寺院のひとつ 「マリアマン・ヒンドゥー寺院」

７月に観た サブラマニアム・スワミー寺院より見応えありそう。

早速中へ入ってみる。

拝観料は不要

中では６〜７人の信者の方が祈りを捧げてる。

顔立ちを見ると皆さんインド系じゃなくベトナム人のよう。

ここでの撮影は中央にある御神体を祀った本殿以外はＯＫ.
なのでカメラはこれ以上右に振れない。

回廊にぶら下がってる提灯とヒンドゥーの神々を表したレリーフとの組み合わせが なんだか不思議ワールド。

色彩豊かなヒンドゥー教文化の世界。

ツーリストや警備員は男性もいるけど参拝してる信者は女性ばかり。

女性に関連する神が祀られてんのかな？

ベンタイン市場の方を周ってホテルへ戻るとするか...

昨日空港じゃ数が少なかったマイリンもビナサンも市内にはたくさんいる。

レタイントン通りにて

４ヶ月振りにやって来たベンタイン市場...

て言っても前回もそうだけどほとんど中には入ってないんで 今回もスルー。

あ！　あの ノッポビル 完成してるね。

街角の風景１

路上でジャックフルーツをカットするお兄さん。

街角の風景２

市場近くの精肉店

陳列が豪快！

街角の風景３

籠の中の鳥

午前８：４９． ホテルに戻る

これがホテルの外観。

ホテル名の 「Ｎ」 の文字が落っこちたのか 「キングスト・ホテル」 になってるけど...

それくらい気にしねーんだろうなぁ。

部屋に戻り荷物を片付けてチェックアウト。

これからブンタウ行きの船が出てるサイゴン川沿いの船乗場まで移動。

ベンタイン市場の近くまで行きセオムを拾う。

初セオム記念の１枚。

快適だね〜

６分ほどで乗船場に着いた。

セオム代は１５０００ドン、日本円にして６３円。

もー タダみたいもんやね。

おじさん カムオン！

この建物の中へ入って左手と右手にそれぞれブンタウ行きのチケット売場がある。

オレは左手にあった ビナ・エクスプレス社の方を選択。

早速窓口でチケット購入。

出航は今から５０分後の１０時半。

座席は２２番で船代が１８万ドン、日本円で７５０円。

船の待ち時間、暇つぶしに携帯でメールしてると靴磨き野郎がオレのもとへやって来てオレのシューズを指差しながら「磨かせろ」と言ってるっぽい。
まぁ確かにオレの履いてるシューズはタイのシーラチャーで油が付着して以来誰が見てもキレイじゃない。ただ今更磨いても落ちる汚れじゃないんだよなコレ。
なのでここはきっぱり断る...
だから要らないって！
コンカン！
コン、カン！
ホント 奴らはしつこい。

ホーチミンの１１月は乾季のはずなんだけどなぁ...

いっこうにサエない天気。

サイゴン川と言えばお馴染み ベンゲー号。

船乗場のすぐ近くに停泊してる。

えええー　サイゴン川で投網ぃい！？

恐るべし グイヴェッナ〜ム

ようやく出航の１３分ほど前になり乗船が始まる。

座席は全席指定で、船内は前方と後方と部屋が２つに分かれていてオレは前方の部屋だ。

午前１０：３０． 定刻どおり出航。

しばらくは船の往来が多い場所なのか かなりの徐行運転。

そのうち係の女性がおしぼりとペットボトルの水をみんなに配り始めた。

なかなかいいサービスやん。

船はほとんど揺れることなく川を下っていく。

午前１１：４５． お、ブンタウが見えてきたゾ。




次の旅行記 「 セオムで巡るブンタウ定番観光 」 へつづく