水の都ストックホルム ぶらぶら歩き（２）～旧市街ガムラ・スタン散歩

2008/09/06 - 2008/09/07

ストックホルム滞在２日目、ナッカ島のホテルをチェック・アウトしてエステルマルム地区のホテルへ移動です。１泊したナッカ島のホテルはけっこうアクセスがよかったので（ストックホルム中心地からバスでも船でもアクセスでき、所要15分程度）、これだったらホテルを移動せずに３泊してもよかったなぁとあとで思いました。

「旅行記（２）」では２日目と３日目に散策した、旧市街ガムラ・スタンの昼の様子をまとめています。一部に昼と夜を対比した写真が含まれていますが、ガムラ・スタンの夜の様子については「旅行記（３）」であらためてまとめようと思います。


《旅程》
□9/5　（午前）デュッセルドルフ ⇒ （昼）ストックホルム　着後、セーデルマルム島散策〔ストックホルム／ナッカ島泊〕
■9/6　⇒ ストックホルム市街へ移動　ガムラ・スタン散策　〔ストックホルム／エステルマルム地区泊〕
■9/7　（午前）市庁舎見学　（午後）ユールゴーデン島＆ガムラ・スタン散策　〔ストックホルム／エステルマルム地区泊〕
□9/8　エステルマルム地区散策　（夕方）ストックホルム ⇒ デュッセルドルフ

エリア ストックホルム(スウェーデン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

２ヵ所目のホテル《Hotel Stureplan》にチェック・インしたあと、さっそくガムラ・スタンへ向かいました。まずは王宮で行われる衛兵の交替式を見なくっちゃ。

←王宮の門番の前に腰かけて、笛を吹いていた男の子。無表情の門番もこれには苦笑い？

すでにすごい人！　で、出遅れた〜。

それでもなんとか見学場所を確保。

出番待ちの騎馬隊？

交替式が始まりました！

こちらは軍人さんでしょうか？

きびきびとした動きで行進していきます。

整列！

交代式は15分くらいあり、なかなか見ごたえのあるものでした。

王宮の一角。

だーれもいない。

ぶらぶら歩いていると、突然、バイクが何台も何台もやってきた。沿道に見物客が並んでいたので、これはただのツーリングではないようす。とにかくものすごいバイクの数だった。

あのバイク軍団は、いったい何者だったのか？？

お昼を過ぎておなかがすいてきたので、よさげなお店を探して路地をうろうろ。

このアングル、ガイドブックの写真で見たような。
なかなか雰囲気よいです。

ちなみに、夜はこんな感じに。まさに中世の世界〜♪

↑この通り沿いによさげなイタリアン・レストランを発見。

よさげな感じだけど、ドイツみたいにブヨブヨ・パスタだったらどうしようと思いつつ中へ。


★イタリアンレストラン《Ristorante Da Peppe》
URL：http://www.dapeppe.se/

店内もいい感じです。
で、肝心のお料理は、パスタはそこそこアルデンテで、ピッツァも美味♪　落ち着いたシックな雰囲気も◎。

ランチの後、王宮内（宝物の間や王家武儀博物館など）を見学。すべてストックホルム・カードで入場できて便利〜。
内部は写真撮影禁止だったので、残念ながら写真なし。
王家にまつわる品々が展示されていて、とても見ごたえがありました。

そのあとホテルにもどってひと休みしてから、ホテル近くのレストランでディナー。そのレストランがすごくよかった！　その模様は「旅行記（５）」にて。

滞在３日目は、市庁舎とヴァーサ号博物館を見学したあと、午後からふたたびガムラ・スタン散策へ。

ドイツ教会がある、趣のある通り。

夜もいい感じ（ピンボケですみません）。

この通り沿いのカフェには、こんなおちゃめなマネキンが〜。

上の写真の右の角に立って、通りを行く人々ににこの決めポーズをしていました（笑）

このドイツ教会の通りにはカフェが多い。

ガムラ・スタンのメインストリート、ヴェステルロングガータン通り（Vasterlanggatan）の南端にある「鉄の広場」。

この広場の名は、昔、港から陸揚げされた鉄をこの広場に保管していたことが由来だそう。中央にある塔のようなものは、その当時に使われていた計量器。

計量器の後ろに建っている小さな像は、スウェーデンの代表的詩人 Evert Taube の像。

「鉄の広場」全景。

夜は一層しっとりとした雰囲気に。

ヴェステルロングガータン通りは歩行者天国。
この通りの歴史は13世紀にまでさかのぼるそう。

通りにはカフェや雑貨などさまざまなお店が軒を連ねていて、たくさんの観光客が行き交っています。

鉄の広場からヴェステルロングガータン通りを少し行ったところにあるのが、ガムラ・スタンで最も狭い通り「モーテン・トローツィグ・グレン（Marten Trotzigsgrand）」。

←ここがその通りの入り口。手前の通りがヴェステルロングガータン通り。

「モーテン・トローツィグ・グレン」のプレート。

こちらがその極狭通り。

なんと、その幅たったの90cm！

そして夜はとても幻想的な雰囲気に。

まるで中世に迷い込んだかのよう。

通りを少し登って振り返ったところ。この狭さがわかるでしょうか？
両腕を伸ばさなくても壁に届いてしまいます。

このモーテン・トローツィグ・グレンを登りきると住宅の建ち並ぶ裏通りに出ました。

右手には小学校があります。そういえば、ＮＨＫの番組「世界街歩き」でこの学校の子どもたちがちょっと出ていました。

ショップのウインドウに並んでいた、木彫りのウマ人形「ダーラへスト」。スウェーデンの伝統工芸品のひとつ。何種類もの色があるそうです。

ふたたびヴェステルロングガータン通りに戻ってきました。
両側にお店がぎっしり。

夜はこんな感じに。

レストランやカフェが多いからか、夜もここは人通りが多かった。

ガムラ・スタンのちょうど真ん中あたりに位置する「大広場」。

この広場では、かつて市が開かれ、また罪人が処刑されて一面が血に染まったこともあったそう。今はたくさんの観光客が訪れる美しい広場で、まさかここでそんなことがあったなんて想像すらできません。

写真正面の建物はノーベル博物館になっていて、この建物の２階で毎年ノーベル文学賞の選考と発表が行われているそうです。

大広場に面して建つ、背の高いカラフルな建物。１階はカフェやレストランになっています。

この広場の夜の美しさはピカイチ！

ちょっとくらい肌寒くても、テラス席のほうがいいらしい。お客さんの中には毛布をかぶっている人も。

大広場の近くに「アイアン・ボーイ」という、とっても小さな銅像があるそうなので、行ってみました。

こちらがそのアイアン・ボーイくん♪　ほんとにちっちゃい！　高さは14cm。写真ではわからないかもしれないけれど、前に置かれているコインの大きさから想像できるでしょうか？

観光客の誰かが用意したのでしょうか、マフラーをしています。
体操座りしている姿がなんともかわいい〜。

よく見ると、鍵まで置かれてる。なんで？

アイアン・ボーイの前に据えられていたプレート。
２つの西暦と、リス・エリクソン(Liss Eriksson)という名前が彫られているけれど、詳細はわからず。名前の人は寄贈した人か、製作した人なのかも。

この路地、雰囲気いいな〜。

ストックホルムで最も古い商店街、シェップマンガータン通り。
現在はアンティークショップやギャラリーが集まっています。
もう夕暮れなので人通りもなく、ひっそり。

夜はこんなふうに。

シェップマンガータン通りの突き当たりのシェップマン広場に建つ「セント・ジョージと龍」のレプリカ像。こちらは青銅製ですが、オリジナルは木彫りで、王宮横の大聖堂内部に置かれています。

シェップマンガータン通りから北へ延びる路地。

この通りも、夜になるとこんな幻想的な雰囲気に。

この旅行記へのコメント （6）

• kaz-ykさん 2011/07/04 13:12:48

  始めまして

  ショコラさん　今日は
  
  ストックホルムを、ご紹介頂き感謝します。
  
  ３回訪問していますが、何時も駆け足旅行でした。
  
  詳細をご紹介頂き目に鱗でした。
  旅行記の見本と、敬服致します。

  ショコラさん からの返信 2011/07/04 16:26:20

  RE: 始めまして

  kaz-ykさん、こんにちは。
  
  コメントをありがとうございます。過分なお言葉をいただきまして、うれしいやら恥ずかしいやらです。
  
  ストックホルムには３回も訪問されているのですね！　わたしは田舎方面に行くことが多いのですが、ストックホルムはとても気に入りました。“水の都”の名にふさわしい本当に美しい街ですね。いつかぜひ再訪できればと願っています。
  
  先ほどkaz-ykさんの旅行記を少し拝見させていただきましたが、世界各地を旅されているのですね。旅行記もたくさん作成されていてすごいです。またゆっくりお邪魔させていただきます。
  
  このたびはたくさん投票もいただきありがとうございました。
  
  ショコラ

• hirootaniさん 2011/02/08 23:07:14

  ガムラ・スタンはこの路地ですね！

  ショコラさん、こんにちは。
  ご無沙汰しています。
  
  ストックホルムの旅行記拝見しました。私は、欧州赴任した最初の年
  （２００６年）にこの町に行ったのですが、ガムラ・スタンの路地がとても印象的でした。ヨーロッパには、こういう素敵な路地が時々ありますよね。
  
  自分でも、なにげに路地の写真をあちこちで撮っています。そのうち、路地特集でもやろうかな。
  
  ショコラさんは、着々と欧州での旅行記を仕上げられていますね。その記憶力に感心しています。なにか、日記にでも残されていたのでしょうか。
  
  次の旅行記を楽しみにしています。
  
  
  hirootani

  ショコラさん からの返信 2011/02/09 14:58:25

  RE: ガムラ・スタンはこの路地ですね！

  hirootaniさん、こんにちは。
  
  こちらこそご無沙汰しています。
  
  旅行記を見てくださってありがとうございます！
  hirootaniさんのストックホルム旅行記、先ほど見させていただきました。
  ほんと、ストックホルムは見所がけっこう多いですよね。３泊してもまだ見られなかったところがいろいろ。ここにはいつかまた再訪せねばと思っています。
  
  これまで見たことのあるヨーロッパの路地の中でも、ガムラスタンはとくに美しいと思いました。迷路のように入り組んでいるのがまたいいですよね。角を曲がるたびに驚きもあったりして。オレンジ色の街灯に照らされた街並みにもうっとりしました。
  「ヨーロッパの路地特集」ぜひぜひ作成してください！
  
  わたしの記憶力は相当お粗末ですよ〜。大雑把なので日記のたぐいもまったくつけてません(^^;)　なので、旅行記は遠くの記憶をたぐりよせたぐりよせ作成しているので、おそろしく時間がかかっています。夫の記憶力のほうがまだましなので、思い出せないところは夫の記憶が頼みです(^^;)
  
  hirootaniさんの旅行記にもまたお邪魔させていただきます。
  投票もしていただいてありがとうございました。
  
  ショコラ
  

• デコさん 2010/11/27 19:22:31

  ストックホルム･*.･:☆'.･*.･:★'.･*.･:☆'.･*.･:★'.･*.･:☆'.･*.･:★

  ショコラさん、こんばんは！
  
  まだ行ったことのないストックホルムの町、ぶらぶら歩きを一緒にさせていただきました♪
  衛兵の交替式も盛大に行われるのですね〜
  夜の通りの雰囲気も素敵ですね　☪ฺ*･✦ฺﾟ*･☪ฺﾟ
  それに、90センチほどの狭い路地！もうワクワクしてしまいました！
  きっといつか行ってみたい所ですので、またちょくちょくお邪魔させていただきます♪
  
  では、また〜
  
  デコ

  ショコラさん からの返信 2010/11/28 15:12:21

  RE: ストックホルム･*.･:☆'.･*.･:★'.･*.･:☆'.･*.･:★'.･*.･:☆'.･*.･:★

  デコさん、こんにちは！
  
  さっそく見てくださってありがとうございます〜。
  
  田舎町好きなんですが（デコさんもでしたよね？）、ストックホルムは首都とはいえ、のんびりした雰囲気が漂っていて居心地のいい町でした。観光しやすくて治安もよく、それになんといっても水辺の風景がすごく綺麗でした。
  
  ガムラスタンは夜景が素晴らしいと聞いていたのですが、本当にとても美しかったです。中世の町がそっくり目の前に出現したみたいで。
  町なかに何気なくあるものでもオシャレで、さすがデザインの国だと納得しましたです。
  
  今回３泊しましたが、それでは全然足りなくて、あと３泊くらいしたかったです。いつか再訪して、そのときは今回行けなかったゴッドランド島にも行ってみたいです。
  
  デコさんも機会がありましたらぜひぜひ〜。ストックホルムはホントにおすすめの町です♪
  
  ショコラ