2002/12/29 - 2002/12/31
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旅〜kimamaさん
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2002年12月26日にブダペストを発ち、途中ブカレストで3時間の停車、ヴェリコ・タルノヴォにて2泊3日の街歩きを堪能し、再度列車に乗り込み一路イスタンブールを目指した。12月29日早朝ブルガリアからトルコへ入国を果たし(ブルガリア側スヴィレングラド、トルコ側カピクレ)、列車は終着点イスタンブール・シュルケジ駅へ到着。ここがいわゆるヨーロッパ最果ての駅と思うと感慨深い気持ちになる。
駅前には近代的なトラムが走っており、まずはブルーモスクへ向かった。モスク近辺にはリーズナブルなホテルやゲストハウスが点在していることから、まずは宿探しをしようかと思っていたところ外見からホテルを探しているのを察知され一人の客引きに声をかけられた。概して怪しい輩が多いのだが、早く荷物から解放されたかったし、値段が安かったこともありちょっとからかいついでについて行ってみようかと、彼の案内するゲストハウスへ向かった。ブルーモスクから5分ほど坂を上った高台にあったホテルは確かに彼の言うとおり値段は安く、部屋を見せてもらったが木目調の部屋に大きめのベッドも備え付けられてあり、水回りも清潔で、何よりもそこのオーナーが親切で好感が持てたことから、このゲストハウスに投宿することに決めた。例に漏れず客引きは街案内をしてやると申し出てきたが、丁重に断るとしつこく迫ってくるわけでもなく、「そうか」とあっさり引き下がってしまった。こうしてイスタンブールの旅が始まった。
イスタンブールは言わずと知れた世界遺産の街でもある。2000年以上にわたり政治・宗教・民族・文化の十字路として地政学的に重要な位置を占め、かつてのローマ帝国・ビザンチン帝国・ラテン帝国(第4回十字軍によるカトリック帝国)・オスマン帝国の中心都市として機能を果たし、これらの歴史的遺産が残されていることから「Historic Areas of Istanbul」として1985年世界遺産に登録された。しかしながら他の近代都市と違わず、都市化に伴う人口増大(1000万人超)や経済・産業発展とともに歴史的街並みも危機に瀕している現状にあるとか。
ブルーモスクやアヤソフィア、ガラタ塔、旧市街、ボスポラス海峡などある程度見どころは押さえつつも、ろくに地図見ずさまよい歩いたのでトプカプ宮殿や水道橋などいくつか見逃してしまった。が、世界遺産の街というだけあってただあてもなく散歩するだけでも十分に堪能することができ、東西の交錯するイスタンブール独特の雰囲気を楽しむこともできた。ここイスタンブールにて旅情がかき立てられた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ブルガリアからトルコへ。
眠気まなこをさすりながらの国境越え。
しばらくすると夜も明けて、トルコの風景が車窓から見えてくる。
次々と目に入ってくるモスクを眺めていると、あぁトルコに来たんだなぁと実感が沸いてくる。 -
イスタンブール・シュルケジ駅到着。
ブダペスト発イスタンブール行、かつてのオリエント・エキスプレスも同じ鉄路を走ったのであろうか?
ヨーロッパの終着駅でもあり、ボスポラス海峡を渡るとアジア起点の駅(ハイダルパシャ駅)がある。
東西文化の遭遇した街が世界各地にある中、やはりイスタンブールが正真正銘の交差点であるように思える。
だから「イスタンブール」という名に魅了され、数々の旅行者が西から東へ、東から西へ通り過ぎているのだろう。 -
1階部が石造りで、2階・3階が木造の張り出し調の造りをした趣ある民家。
宿泊したゲストハウス付近にはこのような歴史を感じさせる家々が数多くみられた。 -
ゲストハウスのある丘の上から眺めた風景。
色とりどりな民家があちこちに見え、おもしろい。 -
これもゲストハウス近くでたまたま見つけた住宅街。
トルコ国旗色(赤地に白)の家やカラフルな家が立ち並んでいた。 -
ビザンチン帝国時代の傑作と言われるかつての東方正教会の大聖堂アヤソフィア。
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周囲に威容を放つ四つのミナレットからもイスラム教のモスクであることが一目でわかる。
オスマントルコ時代においても、格別の扱いを受けたモスクであるそうだ。 -
一方、アヤソフィアの向かいではブルーモスクがその威容を放っている。
この空間にいるだけでもイスタンブールの偉大さを十分感じ取ることができる。 -
17世紀初頭に7年の歳月をかけて造られた、当時においても現在においてもイスラム界において最も美しいモスクの一つであると言われている。
もちろん当時の版図を見ても解せるが、オスマントルコ帝国がいかに強大で豊かな文化を築いてきたかをこのブルーモスクを見ただけでも瞭然である。 -
ブルーモスク内部は観光客で溢れているのだが、熱心に祈りをささげるイスラム教徒の礼拝姿やとんでもなく壮麗かつ豪華な造りに圧倒され、誰もが無言となり、静かな空間が広がっていた。
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イスタンブールの街並みにモスクは欠かせない存在である。
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対岸のカラキョイ地区(ガラタ)を望む。
左上にそびえるのがガラタ塔である。 -
かつてはジェノバ人の居留地でもあったガラタ。
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金角湾(Golden Horn)にかかるガラタ橋を渡っていると、イスタンブール名物の一つである釣り人たちの姿を目にすることができる。
湾を頻繁に行き来する舟の邪魔にならないか(邪魔されないか)心配になってしまうのだが…。 -
ガラタ地区には歴史を感じさせる家々が連なっている。
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ガラタ地区のとある通り。
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イスティクラル通り界隈。
レストランやみやげ物屋が立ち並び、多くの観光客や地元民で賑わっていた。 -
イスティクラル通り。
両脇にはヨーロッパ風の建築物が立ち並び、ジーンズや最新ファッションに身を包んだ人々が行き交い、もはやイスラム的イメージのトルコにいることを忘れてしまう空間であった。 -
イスティクラル通りにはレトロな路面電車も走っている。
市民の生活の足というよりも、むしろ観光客名物の乗り物として機能しているようであった。 -
ガラタ地区の街かどで出会った学校帰りの少女。
趣ある街並みに真っ赤なコートが目にまばゆかった。 -
ガラタ塔。
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夕暮れが迫る頃、ガラタ塔に登ってみた。
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眼下に広がる建築群。
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金角湾を背景にガラタ地区を俯瞰する。
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イスタンブールの街からどんどん日が暮れてゆく。
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夕暮れの街並みに、やはりモスクの稜線がくっきり浮かび、あぁイスタンブールに来たんだなぁと旅情に駆られる。
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しみじみと旅情に浸りながら眺めるイスタンブールの風景はどれだけ見ていても飽きることがなく、自然にセンチメンタルな気分になってしまう。
こういうときに日本のことや昔のことをふと思い浮かべてしまうのはどうしてだろう? -
夕暮れ後しばし街は青い世界に包まれる。
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ところどころライトアップされた建物があり、イスタンブールの古き良き時代を彷彿とさせてくれる雰囲気に包まれる。
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波止場にはいくつかの小型船が停泊しており、舟の上では焼かれたサバをパンにはさみこんだサバ・サンドイッチが威勢の良い声とともに売られていた。
これがかなりの美味!
すぐ横には対岸に渡る船が行き来しているが、舟が停泊・出向するたびにこの小さな船は左右に大きく振れ、こんな揺れの中でよく商売できるなぁと感心したものである。
イスタンブール名物であったこのサバ・サンドイッチも数年後(2004年?)に消滅したとか?! -
ガラタ地区にあるとある露天街。
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夜のガラタ地区を歩いていると、昔にタイムスリップした気になる。
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夜のトラムも古き良き時代の雰囲気を一層盛り上げてくれる。
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ライトアップされた建物。
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夜のブルーモスク。
昼間の賑わいも、夜になるとひっそりと静まり返り、その威容をさらに一層深く放っていた。 -
夜のガラタ橋。
糸を垂らして釣りを楽しんでいた多くの釣り人も家路に着いたようだ。 -
数々の本で東西文化の交差点であると謳われているイスタンブールも、その意味するところを何となく感じ取れた。
オスマントルコの遺産を街の各所に残しながらもヨーロッパ的な新市街の街中をオシャレ姿で闊歩する若者、旧市街のエキゾチックな家々や通りやモスクで熱心に祈るイスラム教徒たちを見ていると、自分がどこにいるのか分からなくなってしまう。
ヨーロッパからくると、確かにヨーロッパを感じるところはあるんだけど、なんか違うなぁと違和感を感じてしまう。
この不思議な感覚にとらわれてしまうことこそイスタンブールの魅力なのかもしれない。
ただ、2泊3日の滞在だけでは何も分かっていないというのが事実だろう。
ちょっとうわべだけの雰囲気を味わった今回のイスタンブールの旅となった。
このイスタンブールをあとにしトルコを一気に横断、長距離バスで黒海沿岸の街トラブゾンを目指した。
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