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ブルーモスクへ<br />朝食を済ませて8時半、ホテル出発である。その前にバッグをフロントに預ける。今夜は別のホテルに移動しなくてはいけないのだ。ここでも快晴の好天が続いている。往路に立ち寄った時は雨上がりの状況だったが、今日はうって変わっての晴天である。最初の観光場所はあの有名なブル−モスクである。正式名はスルタンアフメット・ジャミィと呼ばれ、その壮大で優美な姿はイスタンブ−ルの象徴ともなっており、観光の中心となっている。 <br /> <br /><br />バスを降り立つと、目の前にブル−モスクが快晴の空を背景に静かな朝の顔を見せている。細く鋭く尖った6本のミナ−レ(尖塔)が、深く澄み切った青空を突き刺すかのように屹立している。それらに守られるように、柔らかなカ−ブを描いたド−ムがいくつにも折り重なるように寄り添っている。<br /> <br /><br />真中の大ド−ムの高さは43m、その直径は27.5mもあり、その周りには4つの副ド−ムと30の小ド−ムを抱えている。まるでド−ムの寄り合い世帯なのだ。この6本のミナ−レを持つ重層なモスクは、1616年に建造された世界でも珍しいイスラ−ム寺院で、オスマン建築の傑作の一つとされている。<br /><br /><br />靴を脱いで寺院の内部に入ると、そこには大きな柱に支えられた広い空間が広がっている。ド−ムの天井が高いだけに、その深い空間に吸い込まれそうである。ここには天井から何本もの細いロ−プで吊り下げられた大きな円形のランプ吊りがぶら下がっている。それには何十という小さなランプが取り付けられており、電気で灯されている。<br /><br /><br />その広いフロアには聖なる色“緑”の中に赤線織りで整然と区切られたカ−ペットが一面に敷き詰められている。この絨毯はエチオピアから贈られたという。この赤線で区切られた長さ1mほどの長方形の領域が参詣者1人分が座る場所なのだそうだ。この寺院に満員の信者が整然と座って祈りを捧げる姿は、さぞかし壮観であろう。<br /> <br /><br />いま、主人公のいない寺院内には、ただ外界と絶たれた広い空間だけが静かにただよっている。イスラ−ム寺院の特徴は、偶像崇拝禁止なので祭壇らしきものは何一つ置かれてなく、ただド−ムで囲まれた空間のみが重要な意味を持って広がっているだけである。メッカだけが唯一の祭壇で、その方向を向ける空間があればそれで十分なのだという考えなのだろう。荘厳な祭壇を持つ仏教やキリスト教の寺院とは対照的である。<br /> <br /><br />天井のド−ムを見上げれば、ブル−を基調とした2万枚以上のイズニック・タイルが張りめぐらされており、それらが見事なイスラム文様の絵柄模様を描き出している。これがブル−モスクと呼ばれるゆえんでもある。260にものぼる美しいステンドガラスの窓から差し込む柔らかな冬の日差しは、これらの模様に映えて幻想的な雰囲気をつくりだしている。首を後ろに折り曲げながらその様子をじっと眺めていると、どこか異次元の世界に足を踏み入れたような感じで異様な感覚におとしいれられる。すっかりイスラムの世界に引き込まれてしまう。<br /> <br />(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )<br /><br /><br />

トルコ:イスタンブールの旅

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1999/11/27 - 1999/11/28

3962位(同エリア4771件中)

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16

yasyas

yasyasさん

ブルーモスクへ
朝食を済ませて8時半、ホテル出発である。その前にバッグをフロントに預ける。今夜は別のホテルに移動しなくてはいけないのだ。ここでも快晴の好天が続いている。往路に立ち寄った時は雨上がりの状況だったが、今日はうって変わっての晴天である。最初の観光場所はあの有名なブル−モスクである。正式名はスルタンアフメット・ジャミィと呼ばれ、その壮大で優美な姿はイスタンブ−ルの象徴ともなっており、観光の中心となっている。 
 

バスを降り立つと、目の前にブル−モスクが快晴の空を背景に静かな朝の顔を見せている。細く鋭く尖った6本のミナ−レ(尖塔)が、深く澄み切った青空を突き刺すかのように屹立している。それらに守られるように、柔らかなカ−ブを描いたド−ムがいくつにも折り重なるように寄り添っている。
 

真中の大ド−ムの高さは43m、その直径は27.5mもあり、その周りには4つの副ド−ムと30の小ド−ムを抱えている。まるでド−ムの寄り合い世帯なのだ。この6本のミナ−レを持つ重層なモスクは、1616年に建造された世界でも珍しいイスラ−ム寺院で、オスマン建築の傑作の一つとされている。


靴を脱いで寺院の内部に入ると、そこには大きな柱に支えられた広い空間が広がっている。ド−ムの天井が高いだけに、その深い空間に吸い込まれそうである。ここには天井から何本もの細いロ−プで吊り下げられた大きな円形のランプ吊りがぶら下がっている。それには何十という小さなランプが取り付けられており、電気で灯されている。


その広いフロアには聖なる色“緑”の中に赤線織りで整然と区切られたカ−ペットが一面に敷き詰められている。この絨毯はエチオピアから贈られたという。この赤線で区切られた長さ1mほどの長方形の領域が参詣者1人分が座る場所なのだそうだ。この寺院に満員の信者が整然と座って祈りを捧げる姿は、さぞかし壮観であろう。
 

いま、主人公のいない寺院内には、ただ外界と絶たれた広い空間だけが静かにただよっている。イスラ−ム寺院の特徴は、偶像崇拝禁止なので祭壇らしきものは何一つ置かれてなく、ただド−ムで囲まれた空間のみが重要な意味を持って広がっているだけである。メッカだけが唯一の祭壇で、その方向を向ける空間があればそれで十分なのだという考えなのだろう。荘厳な祭壇を持つ仏教やキリスト教の寺院とは対照的である。
 

天井のド−ムを見上げれば、ブル−を基調とした2万枚以上のイズニック・タイルが張りめぐらされており、それらが見事なイスラム文様の絵柄模様を描き出している。これがブル−モスクと呼ばれるゆえんでもある。260にものぼる美しいステンドガラスの窓から差し込む柔らかな冬の日差しは、これらの模様に映えて幻想的な雰囲気をつくりだしている。首を後ろに折り曲げながらその様子をじっと眺めていると、どこか異次元の世界に足を踏み入れたような感じで異様な感覚におとしいれられる。すっかりイスラムの世界に引き込まれてしまう。
 
(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )


旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
社員・団体旅行
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • 朝日に輝く壮麗なブルーモスク。6本の高いミナーレに囲まれている。

    朝日に輝く壮麗なブルーモスク。6本の高いミナーレに囲まれている。

  • 天井からぶら下がる大きなリングには、たくさんのランプが・・・<br /><br />

    天井からぶら下がる大きなリングには、たくさんのランプが・・・

  • 美しい文様で埋まるドーム

    美しい文様で埋まるドーム

  • ブルーを基調にしたタイルの模様<br />

    ブルーを基調にしたタイルの模様

  • トプカプ宮殿の入口門<br />

    トプカプ宮殿の入口門

  • トプカプ宮殿の全体模型<br /><br />

    トプカプ宮殿の全体模型

  • トプカプ宮殿の第二庭園。よく手入れされた庭が美しい。

    トプカプ宮殿の第二庭園。よく手入れされた庭が美しい。

  • ティアードロップ型の86カラットのダイヤ 

    ティアードロップ型の86カラットのダイヤ 

  • 数々の宝石類<br />

    数々の宝石類

  • ボスポラス海峡のパノラマ景観

    ボスポラス海峡のパノラマ景観

  • 朝日に映えるアヤソフィア<br /><br />

    朝日に映えるアヤソフィア

  • 朝日に映えるアヤソフィア<br /><br />

    朝日に映えるアヤソフィア

  • あやしい雰囲気の地下宮殿

    あやしい雰囲気の地下宮殿

  • 青年実業家のビルの屋上・左前方はアヤソフィア、右手はブルーモスク<br /><br /><br />

    青年実業家のビルの屋上・左前方はアヤソフィア、右手はブルーモスク


  • 旧市街を走るスマートな路面電車<br />運賃は50円と安い<br /><br />

    旧市街を走るスマートな路面電車
    運賃は50円と安い

  • 美しい金角湾の夜景・左手にはモスク、右端にもぼんやりとモスクが見える

    美しい金角湾の夜景・左手にはモスク、右端にもぼんやりとモスクが見える

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