2009/08/13 - 2009/08/13
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ももであさん
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「南イタリアの悪夢」、「イタリアの恥」
実に不名誉な名で呼ばれたマテーラ(Matera)
イタリア政府は、警察を動員し15年の歳月を
かけ住民を強制退去させた。
そ・れ・が…
「30年間無料、31~99年間はちょっぴり有料」
イタリア政府が、廃墟と化した洞窟住居に、
住民を呼び戻そうと提示した補助制度の中身♪
そ・し・て…
空にはヒメチョウゲンポウが舞う。
ここ20年間、全世界で1/5に激減した絶滅危惧種
の美しきハヤブサ。マテーラだけの特殊な環境が、
彼らを繁殖を助け、今や世界最大の繁殖地
人が、自然が戻る。それは新たなる旅立ち。
マテーラは、輝きを取り戻す。
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- 中国国際航空
PR
-
マテーラの夜明け。
紀元前から変わらぬ姿
朝焼けに染まる街を見てみたい♪
でもさすがにちょっち眠い。 -
サンタ・マリア・デ・イドリス教会
(Chiesa di Santa Maria de Idris)
ぽっこりした岩山に建つ洞窟教会
フレスコ画で有名だが、勿論有料
おまけに内部は撮影禁止
即ち、お呼びでない。 -
サン・ピエトロ・カヴェオーソ教会
(S.Pietro Caveoso)
夕べは暗くて分かりにくかったが、
グラヴィーナ渓谷の崖っぷちに建つ。
凛とした空気に包まれた清楚な教会 -
8世紀にサラセンの迫害から逃れたキリスト教
修道僧が洞窟に住み始め、現在の姿になった。
マテーラには大小155もの洞窟教会が存在 -
サッシ(Sassi)とは、「岩」を意味する洞窟住居
サッソの複数形
北側のサッソ・バリサーノ(Sasso Barisano)
南側のサッソ・カヴェオーソ(Sasso Caveoso)
南北2つの地区に分けられる。 -
朝焼けに染まり始めるマテーラ
夕闇は街の汚れを消して美しく見せるが、
朝日は、街の美しいものをより輝かせる。
朝焼けは、神々しくて好きだな。 -
マテーラは、数多くの映画の舞台
代表作品は「パッション(受難)」
キリストが、十字架を背負い歩くシーン
が撮影された。
メル・ギブソン監督が、私費30億と自らの
パッション(情熱)を掛けた話題作 -
何とも優美でスタイリッシュ。
それでいて力強く、頼れる相棒
ALFAのタワー・クレーン…
じゃないか!?
でもそういう目で見る人もきっといるはず。
いつも広い視野を持ちたいね。 -
文化遺産の修復には長い年月がかかる。
クレーンさん。ちょっとだけ消えててね。
さて、サッシ地区の中心に建つドゥオーモ
上下左右の4人がバラ窓を支えている。
「人生の輪」を表現したもの。 -
17世紀にマテーラは繁栄する。
しかしそれは、貧富の差を生む要因
やがてサッシは、スラム化する。
水道、電気、ガス、下水。ライフラインは皆無
採光、換気は入り口の1ヶ所のみ。 -
加えて、ロバ・豚・鶏・犬・猫が大家族と同居
不衛生極まりない劣悪な環境。
コレラ、ペスト、チフス、H1N1、結核、真菌…
そこは、危険なバイオハザードの宝庫 -
「キリストはエボリに留まりぬ」
政治犯として南イタリアに流刑となった
カルロ・レーヴィのノンフィクション
キリストの布教活動は、ナポリ南東80キロ
のエボリまでが史実として残されている。
その先は神の慈悲すら届かぬ見捨てられた地
小説でマテーラの惨状が世間に知れると、
「南イタリアの悪夢」、「イタリアの恥」と
まで呼ばれるようになる。 -
イタリア政府は焦った。
その恥部を覆い隠すかのように、1952年から
15年の歳月をかけ住民を強制退去させた。
3つの特別法まで成立させて。 -
サッシ群の居住者は、全員が近郊のマルテッラ
とヴェヌージオに移住。人々の活気も消える。
サッシ地区は無人となった。「臭い物に蓋」
長いサッシの歴史が途切れる。 -
しかし隠しきれないのはマテーラの本質
有史以前からの歴史。類い希なサッシ群
の景観。それは後世に残すべきもの
政府のみならずEU, UNESCOそしてハリウッド
の支援を受けマテーラの再生は始動した。
そして1993年ユネスコ世界文化遺産登録 -
イタリア政府は焦った!?
早く住民を呼び戻さなければ。
そこでサッシに戻るなら、家賃は30年間無料、
31〜99年間はちょっぴり有料キャンペーン♪
これは魅力的 -
勿論このリフォームは容易ではない。
湿気の多い住居を乾燥させるのに最低1年
手を抜けば、すぐさまカビの餌食に。
車の入らぬ場所への建築資材の搬入を含め、
改修費用と労力は全て自己負担。
石材はトゥッフォ(凝灰岩)に限定。 -
マテーラは、9000年前の祖先と同じ洞窟に
住むことを自慢できる、世界で唯一の場所
日常生活は、決して楽ではないだろう。
それでも今や人気急上昇の居住エリア
日本人もサッシで暮らしている。 -
旧市街には緑が少ない。新市街でたまに
草花を見かけるとホッとする。
この街でガーデニングを始めると…
やっぱり、イメージと違うな。 -
ヴィットリオ・ヴェネト広場
(Piazza Vittorio Veneto)
高台の新市街地は、明るく清潔感が漂う。
レストラン、ブティック、アートギャラリー
カフェ… 様々なショップが建ち並ぶ。
あれっ!? スペインのオズボーン・ブル
みたいなお方が… -
バジリカータ州は意外と水が豊富
グラヴィーナ渓谷の地下にも大きな
水脈が走る。
水不足に悩むプーリア州へも送水 -
幸せそうに寝るなぁ、泥だらけだよ。
黒猫のオッド・アイはとても珍しい。
青と黄の宝石を持つ。
なんか目つきが危ないぞ。
バイオハザードのゾンビ・ドッグみたい。 -
夕べから停まっていた車
なかなか良い感じのMTBを積んでる。
ヨーロッパはバイク先進国でいいなぁ。
ロードでガンガン走ってみたいな。 -
さぁ、ホテルに戻って朝ご飯。
実はマテーラは良質な小麦の産地
デュラム・セモリナ粉、天然酵母、水、塩のみ
で焼かれたマテーラのパン「Pane di Matera」
は絶大なる人気。
噛みしめるほどに小麦の香りが広がる♪
これは違うのだが… とほほ。 -
洞窟内の雰囲気の良いダイニングルーム
ここで食事したら何でも美味しそう。
でもさすがにラーメン、鮨を食べる
雰囲気じゃないな。 -
サッシは石灰質の凝灰岩でできており、
柔らかく掘りやすい。
かつては海底だったことから、時折
貝殻の化石が見つかる。 -
隣のテーブルでお母さんと一緒に、
朝ご飯を食べていた女の子
明るく元気に大きくなって。
笑って、そしてsmile on smile♪ -
さあ、出発準備。
一番重要なのが地図。
これまで世界中の地図を集めてきた。
地図を読むのが何より大好き♪
これ程楽しめる読み物はない。 -
カヴェオーソホテル
お世話になりました。
旅先では、どこで泊まるかいつも悩む。
それはどこの夜を観たいかと言うこと。
マテーラは正解だった。 -
カヴェオーソ地区からサッシ内の石畳
を上り、バリサーノ側を目指す。
北へ向かえば、それでいい。
太陽は東から昇ったばかり。
こんな時こそ猫ヒゲセンサーが大活躍 -
「子供はサッシに近づくな」と言われた世代
今は、サッシに住むことを何より誇る世代
古ぼけた外観は、景観を保つ仮の姿
中身は、とてもモダンで快適♪ -
サッシ内は車が通れないところが多いから
物資運搬にこんな大八車を使うことも。
何気にその存在だけで絵になる。
いっそのこと花車にしたら、映えるだろうな。 -
洞窟住居内は、夏場比較的涼しいが、
除湿と換気は不可欠
新規居住者の健康管理のため、除湿機
と換気装置の設置は義務づけられる。 -
旅先では、いつも気になったものの写真
を撮りまくり、後でそれが何だったかを
調べるのが好き。まるでクイズ。
ところがこれ、何の銅像なのか未だに不明
これは、ちょっと悔しい難問
ベッケリエ通りの小さな広場にあったこと。
樽職人というところまでは分かったが… -
車があれば、グラヴィーナ渓谷対岸のムルジア・
ティモーネ展望台へも是非足を延ばそう!だって。
じゃあ止めとこう。
ガイドブックの検証旅行をするつもりはないしね。 -
サッシ地区の劣悪な環境と強制移住が、
取り沙汰されがちだが、歴史的には他にも
想像を絶する苦難を乗り越えてきた街
既に9〜10世紀後半の130年間にマテーラは、
3度の完全破壊と再建を繰り返した。
強烈で忘れがたい印象を与え続ける景観
それは、その歴史の厚みがもたらすもの。 -
今やマテーラは、世界から絶賛される街に。
これ程見事に再生に向かう街も珍しい。
どこかスペインのトレドを、より古くした
感じでもあり、洞窟住居は“イタリアの
カッパドキア”と呼ばれる。
カッパドキアをトルコのサッシと呼ぶべきか。 -
セピア色のファンデーションが、
荒涼とした街を覆う。
神様のいたずらか。街中いか墨だらけ。
その絶妙な色使いは、まさしく神業 -
イタリアでは、道の両側に路駐する。
だからどこもとても狭い。
ドアミラーをたたまないと進めない
こともしばし。そして一方通行の嵐
車で行かれる方は、その覚悟を。 -
サッシ地区を専門にパトロールする
アルファ・ロメオのパトカー
イタリアには国家警察と治安警察が
あるが、こちらは国家警察(Polizia)
回転灯は青色で、LED化が進む。 -
新市街を歩く親子連れ
明るい市内は、過去の悲惨な生活を
少しも感じさせない。
マテーラは生まれ変わる。 -
Osteria Arti E Mestieri
良い香りが、漂ってきてそそられる。
だけど我慢我慢。今日もまだ先が長い。
香りをたっぷり吸い込み移動。 -
サン・ジョヴァンニ・バッティスタ教会
(Chiesa di San Giovanni Battista)
13世紀プーリア・ロマネスク様式の建築
三廊式の内部は、シンプルながら石材に
トゥッフォを用い、実に洗練されている。 -
教会内でいい味出してるガーゴイル
日本的には鬼瓦かな?
お、ステンドグラスにも怪しげな影 -
だらだらと過ぎゆく毎日
進めばストレス。止まればストレス。
そんな時こそ笑っていたい。
自分を信じていたい。
長い旅路には、息抜きが必要。
そしてまた、歩き出す。 -
がちがちに、凝り固まった心と体を
ストレッチ。びょーん!
ゆるやかにときほぐせば、幸せが
近づいてくる。
人生の楽しみ方を知った女性達 -
大空を鋭く疾走する姫長元坊(Falco naumanni)
穴場の多い街中は、彼らの格好の住処。そして
世界遺産に登録されたマテーラは、勝手な改築
が禁止されている。結果、住処は安住の地に。
加えてグラヴィーナ渓谷は、豊富な餌場。
マテーラの魅力は、街並みだけではない。
これからマテーラを訪れる方には、是非注意
深く彼らを観て欲しい。
それは、未来へ羽ばたくマテーラの象徴
そして、希望の翼。
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この旅行記へのコメント (21)
-
- YUMEさん 2015/04/29 20:25:29
- このブログ、ももであさんの個性が出ていて最高です^^
- ももであさん
マテーラのブログをまとめているので、いろんな方のブログをレビューしています。
マテーラに「南イタリアの恥」「イタリアの悪夢」と呼ばれた時代があったとは
ブログを通して初めて知りました。
ここまで研究、理解して旅をするのは、旅の楽しさが何倍も増し素晴らしいですね。
さすがです。
あと好きなフレーズありました。
ホテルを探すのはその地の夜を見るホテルを探すということ。
内装、外観、食事も大事ですけど旅行に来ているのだから
その土地の夜が非常に大事だと言うこと同感です。
自分で撮影した写真、カメラの調整が追いつかないこともあったと思いますが
不思議な雰囲気の夜が撮れていました。
夢
- ももであさん からの返信 2015/05/07 19:59:12
- ハヤブサのように
- マテーラとのファーストコンタクトは夜でしたが、幻想的で圧倒的な街並みに
感動いたことを覚えています。ヨーロッパの人たちは夜の使い方が上手いので、
逃さず雰囲気を味わうようにしたいものです。
あまり予習したつもりはなかったのですが、さすがに世界遺産ともなると
溢れんばかりの情報で、ざっと目を通して行きました。あまりにも知りすぎると
逆に既視感ができてしまうので、そのバランスが難しいですね。
世界遺産登録をきっかけに、完全復活したマテーラ。あの絶滅危惧種の
ハヤブサすら、生息数が増えているのですから、マテーラの保存は本当に
大成功した好例だと思いました。
軍艦島を筆頭に産業革命遺産への登録が、ほぼ確実になりましたね。
西欧以外で産業革命に成功したのは、日本くらいでないでしょうか。
単なる文化遺産ではなく、日本にふさわしい新分野だと思います。
長崎はぼくの故郷です。長崎の重工業が徐々に衰退してから40年近くに
なるように思います。かつては戦艦武蔵や零戦も手がけていた三菱。
最近では、MRJで復活の兆しですね。
マテーラのハヤブサのように世界の空に羽ばたいて欲しいものです。
-
- nekoさん 2014/04/13 14:47:08
- 石灰岩と凝灰岩
- マテーラに関し、色々調べているうちに貴ページを見付けました。色々参考になり、有り難うございます。
一点だけ気になったのが、「石灰質の凝灰岩」です。両者はまるで違うものだと考えますが。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%9D%E7%81%B0%E5%B2%A9
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E7%81%B0%E5%B2%A9
「外部に見えている石材は凝灰岩で、内部の洞穴部分は石灰岩」が正解では?
- ももであさん からの返信 2014/04/15 21:01:40
- 刺激惹起性多能性獲得岩石
- なるほど。そうでしたか。
ご連絡ありがとうございました。
鉱物は、素人がうかつに手を出してはいけない分野でしたね。
「悪意のない間違い」ですので、不正認定だけは勘弁してください♪
- nekoさん からの返信 2014/04/16 04:13:42
- 石灰岩と凝灰岩
- 書き込み有り難うございました。当方としては多少なりともご参考になればと思っただけで、「不正認定」など、夢にも考えていませんでした。
>
-
- momotaさん 2011/01/22 00:27:11
- 勉強になりました♪
- ももであさん、こんばんは〜
なるほどぉ〜
自分で行って何にも学習してこないおバカな猫と違いももであニャンコは
相変わらず深いですねぇ〜。
マテーラがイタリアの恥とまで言われていたとは。
私が訪れた時もまだ貧困層が住んでいる、治安が悪いとガイドを
受けたんですけどなんか全然違うみたい。
それとも年々急速に再生してるのかな?
政府の思惑通りすばらしい街に変貌をとげてよかったわぁ。
南イタリアの旅で一番期待していなかったマテーラが一番印象的だったので
ももであさんの素晴らしい語りとお写真であの時感じた風を思い出しました♪
- ももであさん からの返信 2011/01/22 10:03:54
- RE: 勉強になりました♪
- うほほーい、momota猫さん
マテーラ
身勝手な都合で、それこそイタリア政府から断捨離
された街ってことでしょうか。
生ゴミ扱いで捨てたつもりが、後でそこに宝石箱が
混ざっていたことに気がつき、慌てて拾い直す。
ひどく古ぼけた宝石たち。恐る恐る磨いてみると…
少しずつかつての輝きを取り戻し始めた。
磨き方を間違えると、安っぽいガラス玉になるもの。
正真正銘の世界遺産に、仕上げて欲しいものです。
ところで断捨離ってヨガ用語だったのですね。
こちらこそ勉強になりました♪
ももであ
-
- 天星さん 2010/12/26 16:21:48
- 素晴らしいですね〜
- こんにちは〜
素晴らしい旅行記ですね...
前回はマテーラの夜を拝見させていただき
そして今回は朝昼編
コメントもステキだし感動します
じっくり、じっくり
拝見させてください。
また、時間ができたら
やってまいります!
天☆
- ももであさん からの返信 2010/12/26 20:59:14
- RE: 素晴らしいですね〜
- 天星さん
こんばんは〜。
いつもご覧戴きありがとうございます。
嬉しいコメントも面はゆいですが、励みになります。
ヨーロッパの田舎は大好きですが、負けず劣らず
九州各地の田舎は大好きです。
ぼくは長崎出身で、福岡や佐賀に住んでいたことも
あるので、九州全域を車・バイク・自転車でよく
走りました。天星さんのブログを拝見すると、とても
懐かしくなります。
これからも宜しくお願いします。
ももであ
-
- norinoriさん 2010/12/13 20:30:58
- 、、、!!!!!
- ももであさん、はじめまして&こんばんは。
お立ち寄りいただいてるようで有難うございます。
今日一日かけて“イタリア編20巻”読ませていただきました。
「“旅”とはこういうものなのか?」っと、心が揺さぶられました。
私の表現力では足りません。
言葉になりません。
ただただ“感動”です!
ありがとうございました。
では、また。
norinori
- ももであさん からの返信 2010/12/14 23:45:43
- ♪♪♪♪♪
- norinoriさん
はじめまして。
イタリアの20編をご覧いただき、「感動した」とまでのお言葉。
こちらこそ嬉しく思い、感激です。ありがとうございます。
旅ブロガー冥利に尽きるお言葉です。
旅に対する思いは人それぞれで、もちろん決まった答えは
ないと思います。しかし、いつもと違った環境で新しい発見
があったり、心を揺さぶる出来事があれば、それはもう立派
な「旅」のように思います。
最近それが、日常生活でできるようになれば素晴らしいと
思うようになりました。一見ありふれた日々の出来事に興味
を抱き、新しさを見いだす感性。是非磨きたいものです。
またお伺いさせて戴きます。
これからも是非宜しくお願いいたします。
ももであ
-
- kumさん 2010/12/13 00:01:12
- すごく行きたかった町なんです
- ももであさん、こんばんは。
マテーラ旅行記夜編に続き昼編も堪能させて頂きました。
シチリアに昨年夏に行った後に海を渡ってバーリまで電車で移動して
マテーラに行こうと思っていたのですが
電車が10時間以上かかるので時間的に難しくて断念したんです。
一緒にシチリア旅行をしたイタリア在住の友人は
マテーラは暗くて好きじゃないと言ってましたが
ももであさんの旅行記を見る限りはやっぱり私の好みだなぁと思いました。
町の崩れかけたかんじや、その歴史的背景から
暗さを感じますがその陰のある趣がいいですね。
そして、見事復興を遂げて、一大観光スポットに様変わりしたからか
住民の人たちもイタリア人らしい明るさで何とも微笑ましいです。
kum
- ももであさん からの返信 2010/12/13 18:01:03
- 今が潮時?
- kumさん、こんばんは。
レッジョからマテーラって電車で10時間もかかるんですか。
もはや「ユーロスターはナポリに留まりぬ」ですね。
経済的に取り残される南イタリアが、何だか気の毒。
でもだからこそ、素晴らしさを維持できるんでしょうか。
その塩梅が難しいところです。
今のマテーラに、暗さは殆ど感じませんでした。
見事に復興の波に乗っています。逆にあと数年もすれば、
アルベロベッロのように観光地化され過ぎないかと心配です。
適度な塩加減の今がチャンスかも知れません。
歴史的遺産の維持と、経済的発展の両立
どこの町や村を悩める課題ですね。
ももであ
-
- ぷじょきちさん 2010/12/12 11:41:35
- 絵になる街の歴史。
- ももであさま
ステキなブログ、いつもありがとうございます。
マテーラの歴史について、全く知りませんでした。
美しい景色は簡単に生まれないものなのだと改めて思い知りました。
様々な環境、いろいろな人間、日替わりの出来事、生きていくことは簡単ではないようですが、
風のように水のように流れるよう日々を過ごしていきたいものです。
また、おじゃまします。
ありがとうございました。
ぷじょきち
- ももであさん からの返信 2010/12/12 19:24:24
- ウィーンの山猫
- ぷじょきちさん
人気の観光地マテーラやアルベロベッロ。
その他数多くの珠玉の町や村。
何も知らなければ「美しい街」で終わりますが、
その歴史背景や特別な事情を知ると、見方は
随分と変わります。そして忘れ得ぬ地へと。
人もそうなのかも。ぼくにとってウィーンは、
特別な場所。どんなに環境や時代が変わろう
とも生涯を掛けて、その想い出を守ります。
変わらずに守るために、自分が風や水のように
常に変わりながら生きていきます。
ももであ
-
- 潮来メジロさん 2010/12/07 20:51:46
- 珍しいヒメチョウゲンボウ・・・。ヾ(^o^)
- ももであさん、こんばんは! ヾ(^o^)
毎度、訪問ありがとうございました。
> 大空を鋭く疾走する姫長元坊(Falco naumanni)
>
> 穴場の多い街中は、彼らの格好の住処。そして
> 世界遺産に登録されたマテーラは、勝手な改築
> が禁止されている。結果、住処は安住の地に。
> 加えてグラヴィーナ渓谷は、豊富な餌場。
ヒメチョウゲンボウは、日本では滅多に見られない迷鳥ですが、イタリア
では繁殖しているのですね。
イタリアはまだ未踏の地ですが、いつか私もイタリアでヒメチョウゲンボウ
を見てみたいと思いました。
珍しいヒメチョウゲンボウに一票・・・。(^o^)/~~~
(潮来メジロ)
- ももであさん からの返信 2010/12/07 21:43:05
- RE: 珍しいヒメチョウゲンボウ・・・。ヾ(^o^)
- 潮来メジロさん、こんばんは♪
書き込みありがとうございます。
世界広しと言えど、ヒメチョウゲンボウが増え続けて
いるのは、マテーラだけのようです。
何が幸いするか、分からないものですね。
「姫長元坊」。とても鳥の名前とは思えない、不思議な
名前です。由来も諸説あるようですが、果たして…?
ヘリコプターのようにホバリングもできるとか。
カラフルな色合いといい、とても魅力的なハヤブサで
とても好きになりました。
ぼくもちょっぴり鳥の世界にはまりました。
ももであ
-
- 前日光さん 2010/12/04 22:31:26
- いやはや。。。
- こんばんは〜
それにしても、世の中には知らないことが、本当にたくさんあると思いました。
マテーラ旅行記、ふ・か・いです。
黒猫、カッコいいです!
前日光
- ももであさん からの返信 2010/12/05 11:13:10
- RE: いやはや。。。
- 前日光さん
こんにちは、書き込みありがとうございます。
いやはや、ぼくもどの街も知らなかったことだらけです。
様々な街の情報を収集してると、興味深くてはまります。
ガイドブックだけじゃあっさりした街も、中身を知ると
随分と見方が変わることしばしば。
やはり知ることは大切ですね〜
ももであ
-
- yunさん 2010/12/04 22:01:52
- ももであさん加速中!!
- ももであさんはいったい何者ですか??
ご自身は勿論、旅の同行ご家族も楽しませながら
さらにこの旅行記!! すっごい!!
見た人みんなを楽しませ、勉強までさせてしまう〜
この旅行記に立ち寄った人はみんな「やる気満々」になると思うのです。
自分も素敵な旅をしたい・・・と。
マテーラ・・・
サッシ、世界遺産、ヒメチョウゲンボウ、車の上のバイク!!
そしてお姉さん方の楽しくもなかなかセクシーなお姿。
新しい色々な表現方法ですごい加速ですね。スピード違反ですよ(笑)
楽しいーーーー。
ヒメチョウゲンボウって
猛禽類だけど、可愛い顔しているのですよね?たしか・・・
yun
- ももであさん からの返信 2010/12/05 10:49:03
- RE: ももであさん加速中!!
- yunさん、おはようございます。
嬉しいコメントをありがとうございます♪
ブログ作成の励みになります。
へへへ。
実は姫長元坊の存在を、ぼくも忘れてました。
それがたまたま教会を撮った写真に飛び込んで
くれていたんです。これは歓迎の飛翔ですね〜
ぼくの旅行情報は、予習:現地調達:復習 = 3:2:5
くらいでしょうか。
ブログ作成のために、調べれば調べるほど新しい
発見があり、さらにその街への愛着が湧くような
気がします。
ブログの使い方は人それぞれですが、ぼくは、
「自分自身が後から何度も読み返したくなる」
を心がけています。旅は自分の財産ですから。
セクシーなおねえさん、おにいさん、これからも
たまに出てきます。お楽しみに!?
ももであ
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