燃える大地』＜ゴンドワナの大陸を旅して＞（１１２）アリススプリングス到着。Ａｎｎｉｅ’ｓ　Ｐｌａｃｅへ。

2010/04/25 - 2010/05/10

昨日の昼前にアデレードを出たＧｈａｎ特急は、丁度一昼夜、２６時間後の昼過ぎ、この豪州大陸のほぼ真ん中辺に位置するアリス・スプリングスという町に着く。1泊の列車の旅だからそれ程長いとは感じられなかった。４０数年前の学生の頃、ナホトカからモスクワまでのシベリア鉄道３泊４日の鉄道の旅は、それこそ４人部屋の個室を一人で占領し、食堂車での朝昼晩の毎回のロシア料理、車輌付きのボーイかウエートレスに言えば、いつでも暖かいコーヒー、紅茶、サモワールを持ってきてくれて、至れり尽せりのサービスだったが、当時円が１ドル３６０円の頃、何かあの頃の方が、今よりリッチな旅行が出来たようにも思えた。

さて、列車内で最後の昼食、ピザ４ドルとＭｏｕｎｔ　Ｆｒａｎｋｌｉｎの水２．８ドルで昼食を終え、暑い位の陽光の燦々と降り注ぐ町アリスの駅に降り立ち、今晩泊まるゲストハウスＡｎｎｉｅ’ｓ　Ｐｌａｃｅからの迎えのマイクロバスを待つ。このハウスは、アデレードで泊まったＧａｌｌａｈ　Ｈｏｕｓｅと姉妹関係になっていて、Ｇａｌｌａｈでアリスの町の宿泊先を聞いたら、このゲストハウスを直ぐに予約してくれた。ここも又１泊５２ドルでそう安くはない。

豪ドルと円との換算は、ガイドブックなどで１５倍と出ていて、その固定観念があったが、今は円高。現実に銀行で円を換算すると、日々のレートで異なるが、ちなみに４月３０日、シドニーで４万円換えた時には４１５ドル、５月７日、メルボルンで３万円両替したら３４５ドルと、かなりの開きがあるが、概ね、９倍から１０位の換算率。従って、５２ドルは大体５０００円位の宿泊代である。

逞しい女性運転のマイクロバスが程なくやってきて、今晩の宿泊客７−８人と一緒にホステルまで行き、チェックインする。列車の中でもそうだったが、アジア系が少ない。こうした旅行をするアジア系は少ないのかも知れないが、ホステルには数人の中国系を見かけたものの、流石に日本人とまではいかなかった。

エリア アリススプリングス(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5

一昼夜の列車の旅を終え、漸くアリススプリングスのホームに下り立つＧｈａｎ号の乗客。

明るく、いかにも観光都市の雰囲気のアリス駅。

当時の豪州総督の奥さん、Ａｌｉｃｅの銅像。

駅前には観光マップなどもある。

Ａｌｉｃｅ　Ｓｐｒｉｎｇｓの標識。

ゲストハウス、Ａｎｎｉｅ’ｓ　Ｐｌａｃｅからの迎えのマイクロを待つ旅行者。

Ａｎｎｉｅ’ｓ　Ｐｌａｃｅの宣伝も出ていました。

Ａｎｎｉｅ’ｓ　Ｐｌａｃｅのフロントの様子。

フロントの奥のラウンジはこんな感じで、雰囲気は悪くない。

部屋はこの並びの一番奥で、バス、トイレは付いていないが、まあ、値段相応。

後から出てきたＧｈａｎ号の乗車券。国際宅急便でネットで申し込んだ３日後には自宅に配達された。料金の中にはサーチャージ代として８ドルがしっかり加算されている。乗車代は１４９ドル、約１万５千円だから、飛行機の倍位の料金。

為替レートは日々変動し、又、銀行によっても手数料が異なるので、その日のレートによってはもらえる豪ドルも大きく変わる。
ちなみに４月３０日、シドニーで４万円が４１５ドル、５月７日、メルボルンで３万円が３４５．５ドル。