素晴らしき世界遺産 知床　最終回―羅臼・セセキ温泉・相泊温泉を巡って女満別空港へ 編―

2007/07/17 - 2007/07/17

ウトロを満喫した後は、知床横断道路（国道334号）を南下して羅臼（ラウス）方面へ車を走らせました。途中知床峠では雲ひとつない羅臼岳を眺めることができ、また北方四島の一つである国後島を見ることもできました。また「北の国から2002-遺言-」で使われたセセキ（瀬石）温泉、日本最東端に位置する相泊（あいどまり）温泉を訪れ、往路で来た道を引き返して女満別空港に戻ってきました。

エリア 羅臼（らうす）(北海道)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

午前4時頃、ふと目が覚めたので窓の外を見てみると綺麗な朝焼けがみえました。日本の最東端ではこんな時間から夜が明け始めるのですね。

夏の知床は過去に天気に泣かされつづけた鬼門でしたが、四度目の訪問にしてはじめて天気に恵まれ、過去3回分の鬱憤を取り返しておつりがくるような滞在でした。ウトロ地区を一通り観光したあとの最終日は、知床の自然を満喫した後は羅臼方面へ向かいました。知床横断道路（国道334号線）を走っていると、雲一つない羅臼岳が雄大な姿を見せていました。

途中の知床峠（標高738m）からの羅臼岳。ハレーションで文字が見えないですが、表示には「知床峠」と書かれています。

海の向こうに国後島も見えました。

早く返還されることを願っています。

羅臼の街に到着。「道の駅　知床・らうす」のすぐ近くに、「北の国から2002-遺言-」で主人公の黒板純が住んだ昆布漁の番屋を再現した建物があります。誤解されている方も多いと思われますが（私もそうでした）、ドラマで実際に使われたものではありません。

今は食堂として営業しています。ここで海鮮丼の昼食を頂きました。

ドラマの撮影で使われた本物は実はとんでもないところにあって、羅臼町市街地から道道87号線を北上し、なおかつ道路の行き止まりである相泊地区から浜辺を歩いて20分のところだそうです。ヒグマ出没地帯でもあり、またこの本物の番屋は今も使われているため、漁の邪魔にならないように羅臼町が寄付を募って羅臼市街に再現したそうです。

海鮮丼のお味もなかなか美味しかったです。

その道道87号線を北上して、セセキ温泉にやってきました。道道沿いに昆布の加工をする加工場があり、その軒先を通らせて頂いて海岸に出るとこのような岩風呂が。

ドラマ「北の国から2002-遺言-でも使われたあの露天風呂です。

満潮時には海中に理没してしまう「秘湯」で、明治32年（西暦1899年）に発見され、泉源は岩礁から湧き出ているそうです。

「北の国から」の一場面で見たときは、そのロケーションにかなりのインパクトがあったので、一度来てみたいと思っていました。

満潮時には海に没するため、干潮になると溜まった砂や塵などを出さないといけないそうです。

北の国からの影響だと思いますが、こんな果てまでやってくる観光客は意外と多く、若い女性も水着で入っていました。

セセキ温泉からさらに北上するとやがて道路の行き止まりに相泊（あいどまり）温泉というのがあります。

写真の右下の方にわずかに見えているブルーシートが見えます。

この中に温泉があります。

私が訪れたときは男性二人が素っ裸で入浴中でしたので、写真は撮れませんでしたが、

羅臼町ホームページでご覧になれます。

http://www.rausu-town.jp/20060222015.html

道道87号線を引き返して羅臼町へ。知床横断道路を走ってウトロを経由して夕方の飛行機に乗るため女満別空港に向かいます。

途中で広がる広大な牧場地帯。

富良野やニセコなどに比べるとメジャーではありませんが、このあたりの丘陵地帯もかなり風光明媚です。

緑の田園風景が短い北の大地の夏を彩ります。

大変のどかで牧歌的な風景です。

刈られた草はこのようなロールになって黄金色に輝き、さらに北の大地を色づけます。

（この写真は前年8月に撮影したものです。この時は最終日だけ晴れました。）

緑と黄金色のコントラスをもよく映えます。

ゆっくり鑑賞したいところですが、夕方の飛行機に乗るためにはそうしてばかりもいられません。

これらの風景にも別れを告げて再び一路女満別空港を目指します。

（この写真も前年8月に撮影したものです）

空港近くまで来ると今度は満開のひまわりが。。

ひまわりを少しアップで。

知床の自然を十二分に満喫することができた3泊4日の旅でした。