第二の故郷　延辺に帰る　１１　延辺で日本語学習者を支える日本人

2010/10/04 - 2010/10/07

２０１０年１０月０４日（月）夜は翌日日本留学に出発する延辺大学日本語学科を卒業した白さん（写真左）の送別会に参加させてもらいました。

お二人とも日本語がとてもお上手。きっと彼女達に情熱を持って日本語を教えた日本人の先生がいると感じました。

第二の故郷　延辺に帰る
１　住宅、学校　
２　会社、狗肉、延吉公園
３　延辺大学、羊肉串で歓迎会
４　松茸、天一、千笑萬福日式料理
５　図們　国境橋観光　
６　列車で長白山　龍井で市内観光　
７　列車で長白山　龍井から白河、ホテル宿泊
８　列車で長白山　滝の観光
９　百年石鍋飯とリンゴ梨、隣国は北朝鮮　
１０　東市場と歩行街、開発区でスポーツ　
１１　延辺で日本語学習者を支える日本人　←当旅行記
１２　一野ラーメンと日式佳朋奈珠で送別会　
１３　さよなら延吉　みんなで探そう姉妹都市　

エリア 延吉(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス

会場となったのは牛市街と公園路が交差する付近にある

手羽先焼きのお店でした。

なぜこのお店になったのかと言うと、白さんと交流があった日本人がこのお店のファンでよく来ていたからだそうです。

「思い出の場所？」

白さんからその日本人の友人へのメッセージ

『佐藤さ〜ん、この部分が広くなりましたよ〜』


こんなにも慕われる佐藤さんとは
右側白いシャツ　ハンサムな青年↓　佐藤和良さん
http://4travel.jp/traveler/enyasu/pict/13695221/

「仕事をしながらも、学生さんに日本文化を伝えていた佐藤さんはすごい！」

参加者は左から

◆白昆平さん。ワインの産地として有名な吉林省通化市出身です。当日の送別会の主役です。翌日東京留学へ出発します。

彼女は中国全省から集まる日本語スピーチコンテストに参加し入賞、飛び級で延辺大学を卒業した優秀な学生さんです。

「日本でも頑張ってね〜」

◆中央は広東省出身の学生さん。琉球大学に１年留学したことがあります。延辺大学日本語学科の４年生。

「南方から寒い延辺にようこそ！」

◆Ｋさん
企業から派遣され延辺大学大学院で研究をされている方です。

「はじめまして。宜しくお願い致します。」

そして、

写真に登場しないＨさんと私〜　全部で５名での食事会でした。

各種手羽先やイカ焼きを食べながら、白さんがお世話になった日本人の先生の話やこれから始まる日本での留学生活について語り合いました。

白さんが現在鄭州で活躍されている門脇先生をご存知でしたのでびっくり

門脇直樹先生の延辺大学出発当日のブログ　延辺大学の印象
http://blogs.yahoo.co.jp/kadowaki_original_ltd/archive/2008/01/12

「彼女が出会った日本人はどの人も印象に残る素晴らしい人達だったんだなあ。」

食後は

二次会会場の

百年石鍋飯　公園店へ。

石鍋湯飯

味噌汁も熱々でおいし〜い

石焼ビビンバを

みんなで分けて食べました。

とうもろこしの麺

Ｈさん、皆さん、送別会に参加させて頂きありがとうございました。


この後

会場　→　ホテル　就寝

２０１０年１０月０５日（火）

この日の朝食は

西洋式ブレックファースト

柳京飯店の朝食

０７：００〜０８：３０　朝鮮料理　２階

０９：００〜１０：３０　西洋式　　１階

時間帯、料理を選択できるので本当に助かります。


さてこの日の午前中の予定は

延辺大学で教鞭をとられている外教先生宅へ伺う予定になっていました。

バスで大学まで移動です。

延辺大学正門

「先生元気でいらっしゃるかなあ。」

延辺在住時、先生からは子供達の教育に関するアドバイスを頂きました。

食いしん坊な話ですが、

２００８年２月末、突然お伺いした時にごちそうになった北海道産バームクーヘン、黄粉餅。忘れられません。おいしかったなあ〜。子供達も大喜びでした。

その時お土産で頂いた、おそば、めんつゆ、うめぼし、キムチ、オレンジジュース、パイナップル、チョコレート、お茶、コーヒーの豆・・・

延辺での日本食品、本当に貴重でした。笑

「あの建物、もうすぐ先生にお会いできる。」

佐々木先生御夫婦（勝司先生、利子先生）

延辺大学で２００７年８月から教鞭をとられています。故郷の北海道では共に校長先生を務められ、奥様は教育局長をされたこともあります。教授、教育のプロであることはもちろん、学生に対してとても深い愛情をお持ちです。

白さんは留学出発当日のこの日、佐々木先生に感謝の挨拶をしに訪問に来たのでした。

条件のいい中国中央の重点大学からのお誘いも受けていらっしゃるようなのですが、縁のあった延辺大学を愛し、日本語教育、日本文化普及に情熱を注ぎながら日々学生さんと交流していらっしゃいます。

前日夜の送別会の話題にも出たのですが、学生５０名に出した宿題・作文を校正する為に１週間にわたる休日を返上して添削作業をされたりしたこともあったようです。訪れる学生は全て受け入れ指導され、常に学生さんの日本語が上達するようにとご自身を投入されています。

日中間の関係改善は中国であれ日本であれ、その国で暮らす両国民の身近な日常生活から始まると思います。

今回も佐々木先生御夫婦から大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

先生の人生、その歩みから中国の学生さんも多くのことを学んでいると確信いたしました。

先生のご健康とご多幸をお祈りいたしております！


１２　一野ラーメンと日式佳朋奈珠で送別会　に続きます。