第二の故郷　延辺に帰る　１　住宅、学校

2010/09/29 - 2010/10/07

２０１０年０９月２９日より国慶節の休みを利用し、第二の故郷延吉に出かけてきました。２年ぶりの延吉、友人達との再会、本当に懐かしく充実した日々を過ごす事が出来ました。

写真は延吉市のメインストリートに通じる建設中の河南橋、手前左は白山ホテル、右手前青年湖は改造工事中。

第二の故郷　延辺に帰る
１　住宅、学校　←当旅行記
２　会社、狗肉、延吉公園
３　延辺大学、羊肉串で歓迎会
４　松茸、天一、千笑萬福日式料理
５　図們　国境橋観光　
６　列車で長白山　龍井で市内観光　
７　列車で長白山　龍井から白河、ホテル宿泊
８　列車で長白山　滝の観光
９　百年石鍋飯とリンゴ梨、隣国は北朝鮮　
１０　東市場と歩行街、開発区でスポーツ　
１１　延辺で日本語学習者を支える日本人　
１２　一野ラーメンと日式佳朋奈珠で送別会　
１３　さよなら延吉　みんなで探そう姉妹都市　

エリア 延吉(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

国慶節期間の延吉行きは当初９月末から北京訪問をするという友人の日程に合わせて企画しました。

北京まで行くのだったら、延吉にも行こう！

しかし、人が大移動するこの期間、友人の現地でのアポイント調整が難しかったようで、休暇終了後の１０月８，９日あたりにうまく調整できれば北京で会いましょうということになりました。

ですので、出発時点で往路は北京でしたが、帰路は未確定、予約せず出発することになりました。

今回は一人旅でした。

なぜ一人かというと実は２０１０年８月７日に昨年の長男の帰国に続き、家内、次男、長女も完全帰国になったからなのでした。

国慶節の旅行は、家族で中国生活をするという夢が絶たれた私にとって、自分の人生を見つめなおす期間としてとても大切なものでした。

これからどう生きていこう・・・

９月２９日（水）
１０：１０　福州　→　北京（写真　空港バス乗り場にて）

午後、北京空港到着後はリムジンバスで西単に移動し（写真　下車場）、最近会社を興したという大学の後輩と会いました。

後輩の事務所で話をし、その後、人民大学に移動しキャンパス内のおしゃれなコーヒーショップで情報交換。

異国の地での大学の後輩は頼もしい！

１８時過ぎ　西単　→　北京空港

２１：１０　北京　→　長白山空港経由　→

２年２ヶ月ぶりの延吉。５年数ヶ月過ごした思い出の地は今どのようになっているのでしょうか。

本当は家族で来られればよかったのに・・・

延吉が近づくにつれ当時出会った友人知人の顔が浮かんできました。

みんな元気かなぁ・・・

延吉到着は２４：３０頃　日付は９月３０日に変わっていました。

ロビーを出ると深夜にもかかわらずたくさんの人が出迎えに来ていました。

出稼ぎから帰って来た家族を迎える人もいるのだろうなあ・・・

人の輪の中から横にそれ、荷物を持ち直していると、懐かしの声が聞こえて来ました。

『enyasuさん、まっすぐそのまま進んできたら会えたのに。お久しぶりです！』

Ｋさん（写真）とＳさんが車で迎えに来てくれていました。

私の人生、自分では志を持って進んでいるつもり。でも客観的に見ると、想像も出来ない横道人生。そんな私にも親切にしてくれる友人がいる。本当に感謝です。

延吉空港　→　宿泊ホテル

チェックイン後、おなかが空いていたのでホテルの向かい側・味美思で夜食

私が注文したのは

ソクチャン（写真　納豆汁）

これが食べたかった〜！

懐かしの味に感動し、旧知の友人とこれから先約１週間の打ち合わせをした後、ホテルへ戻りました。

夜は故郷に戻ったことが本当にうれしく、なかなか就寝することが出来ませんでした。

ついに延吉に帰って来たんだ！

２０１０年０９月３０日（木）朝

約１週間お世話になった北朝鮮系の宿泊ホテルです。

柳京飯店
延吉市新興街２４号
※国貿と新世紀ショッピングセンターの間の道を北に約１００ｍ

予約： 延吉市永昌商務信息咨詢有限公司
http://www.searchnavi.com/~hp/yc/cgi-bin/webmail.html　

部屋は広めで

洗面所もきれい

ウオッシュレット

シャワーも快適

朝食もよかったです（宿泊料含む　３００元未満）。

朝鮮料理（２階）　７：００〜０８：３０
西洋料理（１階）　９：００〜１０：３０

※２箇所から選択可

そして何よりも印象に残ったのは

北朝鮮美人ウエイトレスさんが朝からにっこり接客してくれることです。

オソオセヨ〜

さて、食後はいよいよ待ちに待った街の散策です。

ホテルから南側に進むとケンタッキーのある交差点

信号機の表示は１０秒ほど　短距離選手でないと横断難し〜い　笑

西市場

外観が新しくなっていました。

時代広場

この辺は変わらず

スーパーカルマ（右）

左手塔の見える建物は

延吉百貨店

ずいぶん変わりました。

続いて４年間住んだ旧宅へ。

当時は５階に住んでいました。月７００元。

あっ、誰か住んでる（当たり前　はは）。　

毎日上り下りで足腰鍛えられました。
１階外、この狭い空間でテニスや野球を子供達としました。

小学校までは徒歩５分もかかりませんでした。

延吉市中央小学校

日本人が創立した学校です。

延辺朝鮮族自治州内１，２位を争う重点小学校でもあります。

校庭がとてもきれいになりました。

長男は校内縄跳び大会で優勝し、延吉テレビ局からこのグランドで取材を受けテレビ出演しました。

しばらく学校をぼんやり眺めていると、見慣れた顔が・・・

次男がお世話になった先生でした。

◆左の先生
次男が幼稚園年長から４ヶ月お世話になった学前班の先生。
中国に来てすぐ入園したのですが、次男は毎日泣いていました。
彼はなれない環境、先生が朝鮮語や中国語で話してもまったく理解できませんでしたので途方にくれたのでしょう。でも先生の愛情で次男は徐々に学校に慣れていきました。

◆姜海英先生（右）
次男が小学校１年から５年終了までお世話になりました。
小学校３年生の時に、勉強、勉強、宿題、宿題でチック症気味になった次男をやさしくケアしてくれました。当時次男はサッカーが大好きな少年、勉強したところを見たことがありませんでした（苦笑）。
先生が日本人の次男を温かく見守ってくれたおかげで、５年終了時には三好学生（学業、スポーツ優秀な学生）に選ばれました。

懐かしい先生方に会うことができ、近況報告ができたことは神様の計らいによるものです。感謝です。

続いて向かった先は小学校から徒歩数分、

六一幼稚園です（写真）。

３歳で延辺に来た長女はここで日常生活用語から朝鮮語を覚えました。

きれいな先生だったなあ　笑

幼稚園見学後は少年宮へ。
現在は学習支援施設になっているようです。

長女は幼稚園後半から小学校１年の部まで、ここでバイオリンを学びながら登校しました。その後、２年次からお兄ちゃんたちといっしょに中央小学校に通いました。

夏休みや冬休みには、長男はピアノや美術、次男はサックスやテッコンドー、コンピューターをここで学びました。

初日の午前

長男、次男、長女がお世話になった学校を巡りながら

本当に思いでいっぱい、胸が熱くなりました。


２　会社、狗肉、延吉公園　に続きます。