2010/09/17 - 2010/09/17
73位(同エリア148件中)
ころっつさん
続きを忘れていてアップしていなかった旅記がひとつ…。
会社の夏休みを一日利用し、朝の夜明けを鳥取砂丘で迎え、鳥取県内を観光。その後倉吉の伝建地区指定の歴史的なまちなみを訪れ、さらに天気も良かったので岡山県に入り、大山周辺から伝建地区には指定されていませんが、古いまちなみの保存が進められている勝山にも足を延ばしました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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鳥取県側から大山道と呼ばれる道で地蔵峠を越え、大山山麓の盆地となっている鏡ヶ成を抜け、岡山県側の鬼女平駐車場で一休み。目の前には大山がくっきりと姿を見せています。
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手前にはジャージー牛でしょうか、が放牧されています。大山は南側から見ると西側から見える成層火山の美しい形ではなく、険しい岩壁が横に続く山となっています。
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屏風のような大山の岩壁。9月に入ってもまだまだ夏の青空と相まって美しいです。
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続いて「塩釜の冷泉」に向かいます。
塩釜の冷泉は、蒜山の南側の山裾に湧き出る泉で、環境省の名水百選にも選定されており、地元の生活用水として利用されています。 -
小さな池のようになった場所からは、毎分300リットルの冷水が湧出しています。近づいてみると透き通った泉の底からは、こんこんと水が湧き出ている様子がわかります。
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手を浸してみると冷たい!水温は1年中変化しない10度前後とのことです。以前は採水が許されていたようですが、トラブルが頻発したことから、現在は禁止されています。
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冷水で手を浸し、顔をすすいだ後は、身を温める温泉に直行。ということで近くにある蒜山やつか温泉快湯館に向かいます。泉質は中国地方に多いラドン温泉で、同じくラドンで有名な三朝温泉に近いこともあり、ラドンの含有量が非常に高いお湯です。小さいながら岩造りの露天風呂もある人気の日帰り温泉のようです。
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入湯後は国道313号を南下して向かったのが真庭市の勝山地区。
勝山は古くから畿内と出雲を結ぶ出雲街道の宿場町として、また江戸時代には三浦家2万3千石の城下町として栄えた城下町で、岡山県のまちなみ保存地区に指定されています。 -
国の重要伝統的建造物群保存地区の指定は受けていませんが、それに勝るとも劣らぬ白壁や格子の商家などが立ち並ぶまちなみが旧街道沿いに続いています。写真は、まちなみの南部にある古い木造家屋を利用した喫茶店「ろまん亭」です。
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喫茶店がある石段を登った先には、旧街道と古いまちなみを見下ろす高台に小さな神社があります。
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旧街道を南から北に歩いて行くことにします。
古い家並みが続く通りは、石畳のようなペイブメントに整備されており、電線の地中化も進められ、まちなみの修景が進められています。 -
ふと見上げると、キティちゃんをはじめ、さまざまなキャラクターがベランダからこちらを覗いています。
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まちなみの中にある大雲寺という名の寺院です。門構えも立派な寺院です。
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白壁と格子窓の商家。最近修景された建物でしょうか、新しさを感じます。
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緩やかにカーブする旧街道に沿って風情のある建物が立ち並んでいます。
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岡山県のまちなみ保存地区第一号の指定を受けただけの魅力は十分です。かつてトラさん主演の映画「男はつらいよ」シリーズのロケ地としても選ばれたまちなみです。
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勝山は古くからの交通の要衝。
川沿いの家々や石垣は、出雲街道の宿場町としてだけでなく、岡山市街地へと続く旭川を行きかう高瀬船の舟運の発着点としても栄えた名残を伝えています。 -
川沿いに残る白壁の土蔵。
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白壁と斜め格子状となっているなまこ壁とを組み合わせた外観を持つ建物も多くあります。
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この日は平日で、午後4時を過ぎていたためか、観光客はほとんどいませんでした。勝山では、住民が中心となってまちなみを守るさまざまな活動に取り組まれているようで、平成21年には国土交通省の美しいまちなみ大賞も受賞しています。
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伝建地区でもこれほどの建物が立ち並ぶまちなみでないところも多いように思います。まちなみを堪能するため、ゆっくり歩きました。
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まちなみが続く旧街道から横に入る石畳の路地も風情があります。
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妻入の屋根には、防火のためなのか、飾り屋根のような施し(これもうだつ?になるのか…)がしてあります。
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街道沿いには平入りの商家や民家が連なっています。
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まちなみ保存地区では建物外観の修理・修景の助成がされるので、真新しさを感じる建物も多くあります。
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まちなみの中にある顆山亭(かざんてい)は、観光客がくつろげる無料の休憩所として、地元住民が空き家を改修して作られたものです。
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勝山のまちなみで特徴的なのは、立ち並ぶ民家の軒先に掲げられている「のれん」です。
地元の草木染織工房が店の軒先にのれんを掲げたことがはじまりとなり、今では街道沿いの民家を中心にさまざまなのれんが掲げられ、まちなみのアクセントとして勝山のシンボルとなっています。 -
軒先に掲げられているのれん。
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軒先に掲げられているのれん。
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軒先に掲げられているのれん。
本当にさまざまな色合いや柄ののれんがあります。 -
西日が少し傾いてきたので、通りの西側に並ぶ建物を写真に撮ると逆光気味になりますが…。
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中国地方に多い赤色の石州瓦の屋根を持つ古い民家。
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古くからの面影を持つ民家に見えますが、ここは自動車の整備屋さんです。
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屋根と建物が少し傾いているようです。
ガレージの軒先に掛かっているのれんは自動車のイラストがあしらってあります。 -
まちなみに店舗を構える酒屋・御前酒蔵元辻本店。軒先には酒屋であることを示す杉玉も吊下げてあります。江戸時代より勝山藩主への献上酒を造っていた蔵元だそうで、現在も醸造酒を販売しています。
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蔵元には、白壁となまこ壁の酒蔵も建っています。
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酒蔵の風通し用の窓には、鏝絵の装飾も施されています。
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蔵元の道を挟んだ側には、古くから酒蔵として使われていた土蔵をリニューアルしたレストラン「西蔵」があります。蔵の内部では、食事の提供だけでなく、ミニコンサートなども催されることもあるそうです。
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真庭市役所のすぐ南にあるこの辺りが古くからのまちなみが残る最北部となります。おおよそ500mくらいは続いているでしょうか。
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これも袖うだつの一種でしょうか。特徴づける装飾として取り付けられているようです。
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まちの玄関となるJR姫新線の中国勝山駅前の交差点。
中国勝山駅は、まちなみをイメージした白壁の駅舎となっており、駅前の木造のタクシーの営業所もレトロでいい感じを出しています。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 前日光さん 2011/01/12 22:30:29
- 毎日寒いですね
- ころっつさん、お久しぶりです。
年末からのこの寒波、相当なものですね。
当地は今のところ、雪は降っておりませんが、明朝は最低気温がマイナス5℃の予報です。
ところで出雲往来、ここをゆっくり歩ける日はやっぱり退職後かな?
姫路から龍野、新宮、三日月、佐用、土居、勝間田、津山、坪井、久世、勝山、美甘、新庄、四十曲峠、根雨、米子、安来、松江、玉造温泉、宍道、今市。。。こうして地名を並べただけでもワクワクします。
龍野から根雨までは未踏の地です。
いつか、この道を歩く日のために、ころっつさんのこのブログ、参考にさせていただきますね。
大山の険しい表情も、こちら側から眺めると見られるわけですね。
いやぁ〜、本当に風情のある町並みです。
ありがとうございました。
そして、今年もよろしくお願いいたします。
前日光
- ころっつさん からの返信 2011/01/13 21:49:35
- RE: 毎日寒いですね
- 前日光さん、ご訪問ありがとうございます。確かにお久しぶりです*。
旅のペースは上がりそうにないですが、今年もよろしくお願いします。
冬はいつも体調を崩しがちになるのですが、今年はインフルエンザの予防接種をしたためか、いつもの年よりは大丈夫そうです。
私の住んでいることろは、あまり雪は降らないのですが、朝晩の寒さは年末辺りから確かに厳しくなってきました。
出雲街道沿いには、いい雰囲気を残すまちなみが多いですよ。前日光さんの未踏の地でも、佐用の平福、今やホルモンうどんで多くの人でにぎわう津山の城東町、そして勝山、新庄宿など…確かに私も未踏の地では地図にある道をたどっていくだけで楽しい思いにふけることができます。
そうして思いをはせた地に旅をする…っていいですね。でも、最近はいつか向かうのを楽しみにする地が増えていくばかりです。
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