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静まる早朝の岡山駅から、電車に乗り込み一路、<br /><br />旧国名でもない地方名がつく珍しい駅、中国勝山駅へ。<br /><br />新見からの姫新線はゆっくり鈍行、ゆえに 田園や山々の車窓を<br /><br />ゆったりと堪能し、通学の高校生一団に交じり到着<br />(岡山から約2時間半超)。<br /><br /><br />勝山は、大和と出雲を結んだ「出雲街道」の宿場町として、<br /><br />また高田城の城下町として発展を遂げた町。<br /><br />その繁栄を支えたのが、町を流れる旭川の 水運なのだそう。<br /><br />旭川最上流の船着場として、鉄道開通の昭和初め頃まで高瀬舟が、<br /><br />岡山までの十六里(64km・往復1週間)を往来していたのだそう。<br /><br /><br />時を経て今も、そんな旭川沿いや、旭川の裏手に続く町並みに、<br /><br />往時を偲ばせる風景が広がっていました。<br /><br />更に、町並み保存地区で目を惹きつけるもの、<br /><br />ゆらり風に揺れる “のれん”。<br /><br /><br />とある店主の、「町に何か特徴を」という思いで<br /><br />掲げたことが、自主的に町全体へ拡がり‥‥<br /><br />今では町のそこかしこに、彩色豊かなそれ。<br /><br />その数100ほどというから感嘆。<br /><br />住民同士の絆や、住む町への愛着が自然と伝わりました。<br /><br /><br />そんな のれんなびく町並みからお寺へ、趣たっぷりに<br /><br />のびる路地・“三浦坂”も 私のツボに入り、なんとも印象深い。<br /><br /><br />彩ある町はたしか、雑誌・「西の旅」で心惹かれ旅先に。<br /><br />長閑でコンパクトながら見所種々、町歩きが楽しく<br /><br />足を運んだ甲斐がありました。

にっぽん ・ “のれん”はためく城下町歩き 岡山県勝山

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2009/09/08 - 2009/09/08

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tokotoko

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静まる早朝の岡山駅から、電車に乗り込み一路、

旧国名でもない地方名がつく珍しい駅、中国勝山駅へ。

新見からの姫新線はゆっくり鈍行、ゆえに 田園や山々の車窓を

ゆったりと堪能し、通学の高校生一団に交じり到着
(岡山から約2時間半超)。


勝山は、大和と出雲を結んだ「出雲街道」の宿場町として、

また高田城の城下町として発展を遂げた町。

その繁栄を支えたのが、町を流れる旭川の 水運なのだそう。

旭川最上流の船着場として、鉄道開通の昭和初め頃まで高瀬舟が、

岡山までの十六里(64km・往復1週間)を往来していたのだそう。


時を経て今も、そんな旭川沿いや、旭川の裏手に続く町並みに、

往時を偲ばせる風景が広がっていました。

更に、町並み保存地区で目を惹きつけるもの、

ゆらり風に揺れる “のれん”。


とある店主の、「町に何か特徴を」という思いで

掲げたことが、自主的に町全体へ拡がり‥‥

今では町のそこかしこに、彩色豊かなそれ。

その数100ほどというから感嘆。

住民同士の絆や、住む町への愛着が自然と伝わりました。


そんな のれんなびく町並みからお寺へ、趣たっぷりに

のびる路地・“三浦坂”も 私のツボに入り、なんとも印象深い。


彩ある町はたしか、雑誌・「西の旅」で心惹かれ旅先に。

長閑でコンパクトながら見所種々、町歩きが楽しく

足を運んだ甲斐がありました。

同行者
一人旅
交通手段
JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 岡山県真庭市 ・ 勝山<br /><br /><br />中国勝山駅の観光協会にて、<br /><br />町パンフや資料を頂き さっそく散策開始。<br /><br />駅から さほどかからず、町並み保存地区に。<br /><br />格子窓に、白壁が映える商家など、江戸時代の<br /><br />城下町風情が色濃く残っていました。<br /><br />

    岡山県真庭市 ・ 勝山


    中国勝山駅の観光協会にて、

    町パンフや資料を頂き さっそく散策開始。

    駅から さほどかからず、町並み保存地区に。

    格子窓に、白壁が映える商家など、江戸時代の

    城下町風情が色濃く残っていました。

  • 真庭市 ・ 勝山<br /><br /><br />江戸時代から続く商家などに、<br /><br />彩りを添える草木染めの “のれん”。<br /><br />1998年頃からお目見えした そんな<br /><br />町の新たなシンボル。

    真庭市 ・ 勝山


    江戸時代から続く商家などに、

    彩りを添える草木染めの “のれん”。

    1998年頃からお目見えした そんな

    町の新たなシンボル。

  • 勝山 ・ のれんのかかる町並み<br /><br /><br />地元の染織家が、草木染めの“のれん”を<br /><br />工房の玄関に掛けたことを端を発し、<br /><br />町じゅうに広まったのだそう。<br /><br />

    勝山 ・ のれんのかかる町並み


    地元の染織家が、草木染めの“のれん”を

    工房の玄関に掛けたことを端を発し、

    町じゅうに広まったのだそう。

  • 勝山 ・ のれんのかかる町並み<br /><br /><br />それぞれの家業を表す、趣向をこらした<br /><br />デザインの数々。町並みに彩りを添え、<br /><br />また趣に深みが増します。<br /><br />加えて、電線がない景観は実に壮観。

    勝山 ・ のれんのかかる町並み


    それぞれの家業を表す、趣向をこらした

    デザインの数々。町並みに彩りを添え、

    また趣に深みが増します。

    加えて、電線がない景観は実に壮観。

  • 勝山 ・ 旭川  中橋<br /><br /><br />“のれん”なびく町並みのすぐ側には、<br /><br />澄んだせせらぎ・旭川。<br /><br />写真は、歩行者専用の中橋から。

    勝山 ・ 旭川 中橋


    “のれん”なびく町並みのすぐ側には、

    澄んだせせらぎ・旭川。

    写真は、歩行者専用の中橋から。

  • 勝山 ・ 旭川  高瀬舟発着場跡<br /><br /><br />活況を呈した往時を偲ばせる、川岸の石畳。<br /><br /><br />室町時代末期に開かれたという 旭川の水運。<br /><br />高瀬舟は、年貢米を主に木炭や材木、みつまた等を<br /><br />下流へ運び、上りは塩や干物等を積んで、<br /><br />往来していたのだそう。

    勝山 ・ 旭川 高瀬舟発着場跡


    活況を呈した往時を偲ばせる、川岸の石畳。


    室町時代末期に開かれたという 旭川の水運。

    高瀬舟は、年貢米を主に木炭や材木、みつまた等を

    下流へ運び、上りは塩や干物等を積んで、

    往来していたのだそう。

  • 勝山 ・ 旭川 中橋<br /><br /><br />旭川の澄んだ流れに映える、<br /><br />白壁の土蔵<br /><br /><br />

    勝山 ・ 旭川 中橋


    旭川の澄んだ流れに映える、

    白壁の土蔵


  • 勝山 ・ 町並み保存地区<br /><br /><br />そして再び、“のれん”がかかり、<br /><br />白壁が続く町並みを太鼓山の方へ進んでいきます。

    勝山 ・ 町並み保存地区


    そして再び、“のれん”がかかり、

    白壁が続く町並みを太鼓山の方へ進んでいきます。

  • 勝山 ・ 町並み保存地区<br /><br /><br />郷土資料館を過ぎた辺りで、<br /><br />旭川とは逆側にのびる 風情漂う路地。<br /><br />地図で確認すると、「三浦坂」<br /><br />と記されていた。

    勝山 ・ 町並み保存地区


    郷土資料館を過ぎた辺りで、

    旭川とは逆側にのびる 風情漂う路地。

    地図で確認すると、「三浦坂」

    と記されていた。

  • 勝山 ・ 三浦坂<br /><br /><br />安養寺へと続く 三浦坂<br /><br /><br />重厚な石畳や茂る緑、<br /><br />見下ろす瓦屋根の連なり‥<br /><br />旭川の風景、のれんのかかる町並み<br /><br />それらとはまた一線を画す 趣空間。<br /><br />町の新たな一面に、足取りが軽くなります。<br /><br /><br /><br />

    勝山 ・ 三浦坂


    安養寺へと続く 三浦坂


    重厚な石畳や茂る緑、

    見下ろす瓦屋根の連なり‥

    旭川の風景、のれんのかかる町並み

    それらとはまた一線を画す 趣空間。

    町の新たな一面に、足取りが軽くなります。



  • 勝山 ・ 三浦坂<br /><br /><br />三浦坂から、町並みを眺めて。

    勝山 ・ 三浦坂


    三浦坂から、町並みを眺めて。

  • 勝山 ・ 町並み保存地区<br /><br /><br />三浦坂

    勝山 ・ 町並み保存地区


    三浦坂

  • 勝山 ・ 町並み保存地区<br /><br /><br />名も無い坂道だが、<br /><br />白壁やなまこ壁が映える<br /><br />こちらも歴史町風情が漂う一画。<br /><br />(のれんのかかる町並みから、<br /> 文化往来館「ひしお」へと続く路地)<br /><br />

    勝山 ・ 町並み保存地区


    名も無い坂道だが、

    白壁やなまこ壁が映える

    こちらも歴史町風情が漂う一画。

    (のれんのかかる町並みから、
     文化往来館「ひしお」へと続く路地)

  • 勝山 ・ 町並み保存地区<br /><br /><br />路地から戻り、さらに太鼓山の方へ。<br /><br />“のれん”が途切れることはありません。<br /><br />来訪者を歓迎し、その目を楽しませる<br /><br />とともに、住民の郷土愛や住民同士の<br /><br />絆の深さを来訪者はまた、感じ取ります。

    勝山 ・ 町並み保存地区


    路地から戻り、さらに太鼓山の方へ。

    “のれん”が途切れることはありません。

    来訪者を歓迎し、その目を楽しませる

    とともに、住民の郷土愛や住民同士の

    絆の深さを来訪者はまた、感じ取ります。

  • 城下町 ・ 勝山<br /><br /><br />

    城下町 ・ 勝山


  • 勝山 ・ 旭川 神橋<br /><br /><br />再び、旭川へ。<br /><br />狭い一画に、様々な光景と出会えるから<br /><br />町歩きが楽しい。<br /><br /><br />神橋から、下流方向を眺めて。

    勝山 ・ 旭川 神橋


    再び、旭川へ。

    狭い一画に、様々な光景と出会えるから

    町歩きが楽しい。


    神橋から、下流方向を眺めて。

  • 勝山 ・ 旭川 神橋<br /><br /><br />ここまで歩くと、<br /><br />太鼓山、御前酒蔵元が すぐ側に。<br /><br />神橋から、上流方向を眺めて。

    勝山 ・ 旭川 神橋


    ここまで歩くと、

    太鼓山、御前酒蔵元が すぐ側に。

    神橋から、上流方向を眺めて。

  • 真庭市 ・ 勝山<br /><br /><br />ゆっくりと歩き、<br /><br />町並み保存地区の奥・突き当たりに到達。<br /><br />写真は、御前酒蔵元。

    真庭市 ・ 勝山


    ゆっくりと歩き、

    町並み保存地区の奥・突き当たりに到達。

    写真は、御前酒蔵元。

  • 勝山 ・ 町並み保存地区<br /><br /><br />御前酒蔵元、<br /><br />その背後には、白壁をより<br /><br />映えさせる太鼓山。

    勝山 ・ 町並み保存地区


    御前酒蔵元、

    その背後には、白壁をより

    映えさせる太鼓山。

  • 勝山 ・ 町並み保存地区<br /><br /><br />御前酒蔵元 界隈

    勝山 ・ 町並み保存地区


    御前酒蔵元 界隈

  • 勝山 ・ 町並み保存地区<br /><br /><br />勝山は、見事な なまこ壁の建物が多いが、<br /><br />御前酒蔵元 の一画に建つ、写真の蔵は<br /><br />目をひく 特に見事なもの。

    勝山 ・ 町並み保存地区


    勝山は、見事な なまこ壁の建物が多いが、

    御前酒蔵元 の一画に建つ、写真の蔵は

    目をひく 特に見事なもの。

  • 勝山 ・ 御前酒蔵元<br /><br /><br />上写真と同じ、なまこ壁の重厚な蔵。<br /><br />窓の扉には、美事な鏝絵も。<br /><br />あっけにとられるほど。<br /><br />

    勝山 ・ 御前酒蔵元


    上写真と同じ、なまこ壁の重厚な蔵。

    窓の扉には、美事な鏝絵も。

    あっけにとられるほど。

  • 勝山 ・ 町並み保存地区<br /><br /><br />御前酒蔵元 界隈

    勝山 ・ 町並み保存地区


    御前酒蔵元 界隈

  • 真庭市 ・ 勝山<br /><br /><br />町並み保存地区から少し離れ、<br /><br />お寺や神社がならぶ界隈へ。

    真庭市 ・ 勝山


    町並み保存地区から少し離れ、

    お寺や神社がならぶ界隈へ。

  • 勝山 ・ 武家屋敷館<br /><br /><br />城下町・勝山に残る唯一の<br /><br />完全な武家屋敷・渡辺屋敷。

    勝山 ・ 武家屋敷館


    城下町・勝山に残る唯一の

    完全な武家屋敷・渡辺屋敷。

  • 勝山 ・ 武家屋敷館<br /><br /><br />かつて、元は畑のこの一帯が武家屋敷だったそう。<br /><br />渡辺家は、家老の次に位する家柄で、<br /><br />この建物は上級武士の住宅として<br /><br />建築から約200年。これまでに大きな<br /><br />補修もないという。内部は武家に関する資料を展示。

    勝山 ・ 武家屋敷館


    かつて、元は畑のこの一帯が武家屋敷だったそう。

    渡辺家は、家老の次に位する家柄で、

    この建物は上級武士の住宅として

    建築から約200年。これまでに大きな

    補修もないという。内部は武家に関する資料を展示。

  • 真庭市 ・ 勝山<br /><br /><br />お寺、武家屋敷を見学し、<br /><br />路地を下って再び町並みの中へ。

    真庭市 ・ 勝山


    お寺、武家屋敷を見学し、

    路地を下って再び町並みの中へ。

  • 勝山 ・ 旭川と町並み<br /><br /><br />文豪・谷崎潤一郎がこよなく愛したという<br /><br />城下町勝山。ただ歩くだけ、空気を吸うだけで<br /><br />歴史町の情緒を堪能。「遊歩百選の町」も<br /><br />頷けます。町並みの対岸にある、木材ふれあい館<br /><br />が定休日だったのが残念でしたが、彩色宝庫の町を<br /><br />目に焼きつけ、心豊かに備中勝山を後にしました。

    勝山 ・ 旭川と町並み


    文豪・谷崎潤一郎がこよなく愛したという

    城下町勝山。ただ歩くだけ、空気を吸うだけで

    歴史町の情緒を堪能。「遊歩百選の町」も

    頷けます。町並みの対岸にある、木材ふれあい館

    が定休日だったのが残念でしたが、彩色宝庫の町を

    目に焼きつけ、心豊かに備中勝山を後にしました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • pedaruさん 2013/11/28 06:34:57
    勝山
    tokotokoさん お早うございます。

    勝山、初めて知りました。卯之町もそうでしたが、沢山の情報をお持ちですね〜

    お陰で、勝山という街も垣間見ることが出来ました。関東だけでうろうろしていた時間が恨めしい気持ちです。特に岡山や広島にはいい街がありそうですね。
    いつか出かけたいとお思います。

    pedaru

    tokotoko

    tokotokoさん からの返信 2013/12/01 01:50:13
    RE: 勝山
    pedaruさん、 こんばんは。

    スケッチしたい、と かき立てる風景はあったでしょうか。。私は、
    “のれん”が特色なのだから、なぜそれらに焦点をもっと当てて
    写真しなかったのかな〜;と、悔いながらの記事となりました;;
    それはさておき、

    pedaruさんの仰るとおり、岡山・広島のエリアは 魅力的な街の宝庫!
    という印象です。それは海辺にも、内陸にも☆ また、瀬戸内の島々を
    じっくり巡りたい〜という想いが募るばかりでいます。

    私は山陽よりずっと近場な、関東エリアがまだまだで・・;
    丁寧かつユーモア溢れるpedaruさんの記事を参考に、散策したい
    ところです☆ コメントありがとうございます! tokotoko

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