2010/10/05 - 2010/10/05
349位(同エリア745件中)
さみだれさん
三十路女が二人して、某漫画の萌と美しい建築物(主に教会)をめぐる旅へ。ジャーマンレイルパス(ドイツ・ザルツブルグ)とレイルパス(ベルギー)を使い倒して1日平均15時間観光という荒行に挑みました。(9/30〜10/7 観光できたのは5日間)
最後の日まで夜の部があるとは思わなかった…(死)。写真は美しくライトアップされたノートルダム大寺院。超厳戒態勢で、治安のあまりよろしくないときく夜のアントワープに我々は挑んだ。
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さようなら、ゲントの街。
君の美しい夜の姿も見たかったけど、オレの要望でオレ達は危険な賭け、夜のアントワープに進路をとった。
「え?ここが駅なの?」というところでトラムを待ち、同様に待っている女性に、「ここ、トラムの駅なんですよね?」的なことを聞くと「I hope so.」と微笑まれる。 -
そして電車の便もよく…
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我々はすんなりとアントワープに着いてしまった。
しかし問題はこれからだ。
駅のオジサマに「プレメトロに乗りたい」と言うと、親切に「大きなホテルの前」とかなんとか。とにかくそれを頼りに向かう。 -
おおお〜〜やはり駅は凄まじく美しいい〜〜〜!
しかし今はゆっくり見ている余裕などない。 -
とにかくまずはプレメトロで目的地へ。
それなりに夜の危険地帯ということでいつも以上に緊張しているため、もたもたと紙を見ないでいいよう、路線やいくつ目で降りるか、降りる駅などは事前に頭に叩き込んだ。
遅くなればなるほど全てが恐ろしく、遅くなればなるほど、帰りの足にも不安が出てくる。このとき20時前後だったか?帰りは21時台の電車には乗りたいと見通しを立てて向かう。
プレメトロを待っているのが、我々の他には男子ばかり3人ということからして緊張を強いられたが、とにかくプレメトロに乗り込んだ。これの3つ目の駅で降りればいいはずだ。
なるべく車掌さんのそばに座って我々は向かった。 -
地上に出て、比較的(その他の場所に比べれば)すんなりと、ノートルダム大寺院に着けた。大きい。写真におさまらない。
けれどケルンの大聖堂とどっちが大きいのか。
もう大きい建造物見すぎで縮尺がわけが分からなくなっていた。 -
夜のアントワープの街並み。
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まったく期待していなかったが、市庁舎もとても美しい。
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美しい。
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突き当たりのシュへルド川に出た。
ケルン以来、川辺の夜景がお気に入りらしい同志のご希望である。 -
振り返れば。このように大寺院たち。美しい。
そしてざっくりとだが目的を果たせた我々は、再びプレメトロで中央駅に戻っていった。 -
プレメトロは、はじめ乗るとき不要なほど緊張したが、帰りは女子などもおり、無事中央駅に帰ってこれた。
プレメトロの中央駅にはこんなポップな明るい壁画もある。 -
こんな。
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そして鉄道の駅舎は本当に美しい。豪華。
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豪華。
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ちょっとボケてしまったけど、豪華。
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外からはこんな。立派でした。
怖がりの我々は、ざああっと見ると早々に帰りの電車の方へ向かった。 -
そして乗り込んだのはこの列車。またしても贅沢な貸しきり状態。
この時間帯にこういう列車を使う人は本当に少ないようだ。
我々は何本か、どれに乗るか(ICかIRかなど)迷っていたが、乗ろうとしていた電車に遅れが出ており、若い車掌さんに聞くと、コレに乗るのがいいと教えてくれる。何時にブリュッセル中央駅に着くかも教えてくれた。このとき、英語の車掌さんに対し、堂々と日本語で話を進める私。それでも会話が成立していることに同志は感心していた(笑)
(ちなみに他の都市でもだいたい私はそんな感じだった。状況と表情で皆さん大抵のことは分かってくれるのだ(笑))
アントワープ中央駅は、構内のライトアップも未来都市のようで印象的だった。 -
そして定刻どおりに列車は我々をブリュッセル中央駅に連れて帰ってくれた。
車内での討議の結果、明日はもう帰るだけなのだから、今夜は悔いの残らぬよう、見れる限り見よう…ということで、我々は宿のある北駅ではなく中央駅で降りて、再び夜のグランプラスに向かうのであった。 -
駅からグランプラスに向かう途中、とても寒そうなオジサンの銅像。
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無事にグランプラス到着。
昨日と変わらず美しい。 -
美しい。
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美しい。
ここで、昨日食べ損ねたピザを食べながら、私は同志を待った。同志はまだ小便小僧周辺に未練があったらしく、写真を撮りに行ってしまったのだ。
旨そうなピザ(3.5ユーロ)は温めなおしてくれたが、トイレは貸してくれなかった。 -
こんなん撮ってきておった。
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こんなん…何かが萌えるらしい(笑)
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そして我々はホントに最後となるグランプラスに別れを告げ、ホテルへ向かった。この頃、まだイロ・サクレ地区がどこなのか分かっていなかった(死)我々はそこを探しておかしな方向へ。またしても夜の街をさまよい歩くことになる。
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イロ・サクレってここじゃね?…なんて言いながら全然関係ないところの写真を撮る(死)
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それなりにさまよい歩き、元来た道を戻ったりして、ようやく方向はつかめた。北駅方面に向かって幹線道路を歩く。
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コカ・●ーラによる蹂躙!!
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幹線道路沿いも街並みはとても美しかった。
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ホテルに向かう際このガード下は結構通ることになる。ネットでも書かれてたけど、女一人だとちょっと嫌かな…とは若干思う。我々は二人だから全然平気だったけど。人気はほぼない。
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宿に到着。「テル」になってますよ。
ベルギーを満喫した我々は、明日の帰り支度を整え、明日は別に急ぐ必要もないが、まあなるべく空港に早めに行っとこう…くらいの気持ちで眠りについた…が!!!
早朝6時台から、隣室の電気ドリルの音で叩き起こされる。何?何事???
横になっていてもイライラするだけなので、どこから聞こえるのか探りに行ったら隣の隣、突き当りの客室でないドアの向こうから聞こえる。
工事をするのはかまわない。が、時間を配慮する、泊まっている客の迷惑を考える…とかいう概念は中国人にはないのだろうか。
最後まで「ホテルとして」というか「人として」の神経を疑わざるを得なかったホテルだった。 -
これがネットでもとても噂になっている朝食です。
(この朝食の場にも、電気ドリルの音は響き渡ってました。)
まず、問題のやきそばですが、確かにこれをこのまま食べるのはオススメできません。まわりにいろいろな調味料やザーサイ的なものが配置してあるので、それらをうまいこと混ぜて、自分好みに味を調整すればなんとかいけます。
また、おかゆがあるのが珍しいですし、日本人としては口に入れたいと自然に思うものですが、一口入れると、さらにもう一口…とは思わない不思議さです。米?…ではないのでしょうか?
もう一つ、同志と私は同じパンをとってきたんですが、同志のパンは明らかに異常に硬く歯が立ちません。おそらく数日前の同種類のパンが混ざっているのでしょう。カビてはいなかったのでおなかは壊さないのでしょうが、硬くて食べられないほど古いパンを出すホテルに初めて遭遇し、他の食品に対する不信感も増したところでオレンジジュースを口にすると舌がしびれる!!一体!!?
…と慎重に検討を重ねた結果、恐らくファンタを混ぜているのではと思われました。
とにかく、結果的におなかは壊しませんでしたが、とても「気持ちよく朝食をいただける」…というものからは程遠い食事でした。
もう一度思いました。
星三つとは一体誰の評価なのか。
中国人の評価なら、同胞の量的に仕方ないか…しかしここは絶対に星三つではない!、と。 -
いろいろありましたが、我々は無事帰途につきます。北駅に向かいました。
エアポート・エクスプレスとかいうのは割高と事前に調べていたのですが、どれがそれでどれが普通電車で空港を通るのか、電光掲示板ではイマイチ分からず困っていたら、通りがかりのベルギーの女性が日本語で「ダイジョウブデスカ?」と。
おおおお〜〜〜!!感動した。日本語のできるベルギーの方でした。そんな人に対しては逆に「シックス?」などと頑なに英語を使う変な私でしたが(笑)、お陰様で無事空港行きのホームを知ることができました。
電車のそばの係員に「レイルパスで乗れるか」を確認して、いざ空港へ。
ありがとう、ベルギー。この数年、確かに「来たい」と繰り返し言っていたけど、まさか本当にこれるとは思ってなかった。よかった。
君もとても美しかったよ。ありがとう、さようなら。
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