ヨーロッパ（主に東欧）弾丸ツアー☆ルーマニア④・ブカレスト編☆

2010/01/31 - 2010/02/03

２０１０年１月中旬から２月中旬まで、約１ヶ月かけて
イタリア→オーストリア→スロバキア→チェコ→ポーランド→ハンガリー→ルーマニア→ブルガリア→トルコと旅してきました。

ルーマニア最終日はブカレスト。
朝、ブラショフの宿をチェックアウトして列車でブカレストへ。

ブカレストには宿泊せず、半日街歩きしてその日の夜行列車でブルガリアに向かう予定。

エリア ブカレスト(ルーマニア)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝８：３０に宿をチェックアウトして、宿のオーナーに駅まで車で送ってもらいました。

列車は１５分ちょっと遅れてやってきました。
今日はマシな方。

列車に乗り込む時、知らないおじさんが荷物を列車に載せるのを手伝ってくれました。

発車してすぐに車掌さんが検札に。
車掌さんが私に向かって何か言ってる。。

ハッ！！私、間違って隣の車両に乗ってた！！
でも車掌さんがノープロブレムって言ってくれたのでそのまま座っとくことにしました。今はまだ空いてるし、誰かその席の人が乗ってきたら移ればいいでしょう。

シナイアでカップルが乗り込んできて何やらキョロキョロしてたので、ここ？って聞いて移ろうとしたけどまたノープロブレム。そのまま座っときました。

シナイア（写真）はすごくきれいでした。
時間があったらここも寄れば良かった。
今日は晴れてるし特に気持ち良かっただろうなー

ブカレストには３５分遅れで到着。
遅れるのにももうすっかり慣れっこになりました。

ブカレスト駅は、覚悟はしてたけど、かなりがつがつしてる雰囲気。
駅自体もあんまりきれいじゃないし。
客引きもすごい。
客引きがちょっとばかり強引なので、うるさーーーい！と叫びながら突破。

とりあえず荷物預り所に荷物を預けに行きます。７Lei。
なぜかパスポート見せろと言うので、なぜ！？と思いながらも、見せたらパスポートに荷物の引換券を挟んでくれました。ちょっと疑ってしまった。おばちゃんごめん。

駅の雰囲気があまり良くなかったので、早く出てしまいたかったけど、まず本日の夜行列車のチケットを買わなければなりません。

この時の私の頭の中には、ブカレスト〜ソフィアは治安が良くなさそうなイメージがあったので、今まで節約して２等のクシェット（簡易寝台）使ってたけど、今回は是非とも１等寝台にしようと考えておりました。

が、問題発生。
切符売り場へ行って、このチケットおくれと言うと、「この列車は寝台無いよ」と言われたのです。

は？？どういうこと？満席ってこと？？２等は？クシェットは？？と質問攻めする私。

でも、どれも無いって言う。

駅がちょっとうるさくて切符売り場のおばさんの話がよく聞こえないせいで、なぜ無いのかこの時はわからなかった。

でも無いって言ってるし、仕方が無いので、じゃあ席でいいから１等ください！１等！！と言って１等の座席のチケットを買いました。

うーん納得いかん。。。

でもとりあえずチケットを手に入れたので、駅を出て、街歩きを始めることにしました。

まずは国民の館。中は入ってません。
チャウシェスクが国民から搾取した税金で建てたお家。遠目に見ても巨大です。

正面まで来ました。
やっぱり巨大です。
国民の館はペンタゴンに次ぐ世界で第２位の大きさを誇る建築物らしいです。

現在は議事堂として使用されてて、一部を一般公開（有料）してるみたいです。


と、ここでやっぱりさっき買ったチケットに納得いかない私。

ほんとに寝台無かったっけなー？？この季節に満席ってことはないだろうし・・・と、トーマスクックをもう一度、目を皿のようにして見てみる。

するとやっぱり、あるって書いてあるじゃない。
東洋人だからいじわるで嘘を教えられたのでは？？
と被害妄想がふくらむ。

変更できるかもう一回聞いてみようと、今度は駅ではなく街の中にある、日本で言うみどりの窓口的なチケットオフィスに行ってみました。

ブカレストのみどりの窓口は駅の切符売り場とは違い綺麗で落ち着いた雰囲気。ここなら話もしやすそう。

でも。
「このチケット変更できますか？寝台が良いんですけど・・・」とお願いする私に、みどりの窓口のお姉さんはやっぱり「うーん、この列車は寝台が無いんです」と言う。

なぜ！？トーマスの切れ端を見せて、ほら！ここに！ここに書いてあるよ！寝台車の絵が書いてあるよ？？？

食い下がる私に、お姉さん「うん、でも無いんです」

なぜーーー？？？
と聞くと、

「ビコーズ、これは４／１以降のダイヤだからデース」

ガーン！！

オフだから。この季節に満席になるわけないどころか、オフシーズン中のオフシーズンだったから、そもそも寝台車を連結してないとのことでした．．．納得．．．

チケットのことは仕方無いので、よっぽどキケンぽかったら一晩寝なければいいと覚悟を決めて、革命広場へ。

１９８９年のルーマニア革命の舞台となった広場です。

革命広場にあるモニュメント。

他には特に何も無く、駐車場になってるみたいでした。

そしてこっちが旧共産党本部。
革命広場にある建物とよく似てて見分けがつきにくい。。。
ブカレストは無機質な感じの建物が多いなー

ここでチャウシェスクが最後の演説をしました。
そしてその後、この建物の屋上から夫人とともにヘリで逃げました。

国立美術館。
チケットを買おうとしたらなぜかタダでくれました。
なぜタダだったのかはよくわからない。
何かの記念日とかだったのかな？

中は美術館と博物館が合体しててすごい広い。
歩き疲れてヘロヘロになりました。

ヘロヘロになったけど一応全部見て、外に出たらもう１７時になってました。
ちょっと早いけど駅に向かいます。

国立美術館の近く、駅に向かう途中にあったアテネ音楽堂。

シギショアラにも多かったけど、ブカレストもストリートチルドレンがわらわらいる。
１Leiちょうだいと次から次へと付きまとってくる。
申し訳ないけど、海外旅行してる時点でこの子たちの何十倍も金持ちなのはわかってるけど、日本では決して多くない給料で一生懸命働いて自分で貯めたお金。簡単にあげるわけにはいかないので適当にあしらう。ごめん。

そして、例のごとく少しだけ道に迷って１８時頃駅に到着。

駅構内にあったマクドで晩ご飯。


それにしてもブカレスト、今回の旅の中で一番汚い街でした。
断言できる。他の街が完璧とは言わないけど、こんなにゴミは落ちてなかった。

２日前の大雪が今日の良すぎるお天気でとけてドロドロになってて、それがポイ捨てされたゴミと混ざってぐっちゃぐちゃに拍車がかかってました。
特に駅周辺は汚くて臭かった。
雪のせいもあるけど、別に掃除のおじさんを雇えとは言わない、ゴミのポイ捨てはやめて。
臭いのはいやだ。

マクドで時間をつぶした後、同じくブカレスト駅の構内にあったカフェで列車の時間を待ちます。

店員さんが紙ナプキンでちゃちゃっとバラを作ってくれました。

ホームの近くに電光式の案内板があって、それを見ると私が乗る列車はモスクワからこちらに向かってるみたいで、ちょっと遅れてるみたいです。

ひまなので待合スペースみたいなところで待ちます。
こっちはパタパタ式の案内板。たまに間違えるので見てるとちょっと楽しい。しばらく間違えたままの表示で、何かの拍子で気付いてまたパタパタなって訂正。でもそれもちょっと間違ってたりする。笑

待合スペースにいる時、ジプシー（だと思う）の民族大移動を目撃しました。
すごい大っきな荷物（ふろしき系）を大量に持った、というか背負った団体さんがぞろぞろと私の前を歩いて行きました。

出発時間を過ぎてもまだ出発のアナウンスが無さげなので、ホーム近くの案内板をもう一回見に行くと、４０分遅れと書いてある。
４０分も遅れてるならもう一回コーヒー飲むかなーとか思ったけど、案内板をよく見ると出発は１０分遅れと書いてある。

到着は４０分遅れなのに出発時間がもう出てる？もしかしてもう来ててもうすぐ出る感じ？？

慌ててホームに行ってみると列車ちゃんと来てました。

そして私が乗り込んだ５分後くらいに出発。
あぶなー
コーヒー飲んでたら乗り遅れるところだった。

気付いてよかった。

１等車のコンパートメントは綺麗。
でもコンパートメント自体にドアはついてなくて、１等車に入る時にペラペラの透明のドア（密閉はされない）があるだけでした。

同じコンパートメントに乗ってたカップルがブルガリア側の国境で降りた後、なんか寒いなーと思って連結部分を見に行ったら、ドアを開け放ったまま走ってました。

そりゃ寒いわ。

さっきから、ここにトイレがあるわけでもないのに、やたらとこっち側へ出て行く人が多いなーと思ってたんだ。喫煙所にしてたんだな、たぶん。

ルーマニアとブルガリアはまだシェンゲン協定に加盟してないので国境でちゃんとパスポートコントロールがありました。いちいち起こされるのはめんどくさいけど、ポンポンっとスタンプ押してくれました。