2010/09/25 - 2010/09/25
380位(同エリア482件中)
イロコさん
山口市にある国宝 瑠璃光寺の五重塔の内陣特別公開がありました。
初めて塔の中にある阿弥陀如来坐像を見ました。
この塔は応仁の乱で戦死した大内義弘の菩提をとむらうため、弟の大内盛見が香積寺の境内に建立したといわれています。
香積寺は、江戸時代の初めに塔を残して解体され、萩に移されましたが、元禄3年(1690年)、その跡地に仁保地区から瑠璃光寺が移り、以後、「瑠璃光寺五重塔」として長く愛されています。
奈良の法隆寺、京都の醍醐寺の五重塔とあわせて「日本三大名塔」と呼ばれています。
昭和27年に国宝に指定され、国宝の五重塔で檜皮葺は、瑠璃光寺と奈良の室生寺だけです。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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駐車場から歩くとすぐに瑠璃光寺と書かれた入口があります。
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右側の奥に五重塔が見えます。
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五重塔や瑠璃光寺がある場所は香山公園といいます。
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池の向こうに五重の塔があります。
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特別公開の看板
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塔の正面。
塔の高さ31.2m。このうち相輪は8.5m。
初層で16畳間程度の塔身は、四層で8畳間程度と細くなっていきます。
塔の二層にしか匂欄がありません。
五重の塔は1442年ころの建立と言われています。
1661年、長州藩二代藩主毛利綱広により解体修理されました。 -
相輪。
1661年の解体修理の時に、相輪も取り替えられ、伏鉢にその修理の経緯が掘りこまれているとのことです。 -
五重塔の説明
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五重塔初層の正面。
阿弥陀如来坐像と大内義弘銅像がまつられています。
須弥壇(しゅみだん)は、仏様をのせる台のことです。通常は方形をしています。
円形の須弥壇は全国的にも珍しく、唐様のものはこの塔にしかないとのことです。
須弥壇の直径2.8m。高さ69?。 -
軒。
軒を支える組物を斗栱(ときょう)といいます。軒の荷重を支える役割も果たしています。 -
正面を見たあとは一旦階段を降り、時計回りに塔の回りを歩きます。
横から中を見た所。 -
下から屋根を見上げてみました
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塔の後ろ側から中を見た所。
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後ろからをちょっとアップにしてみました。
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後ろ側には塔の上がる階段がありました。
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階段を上がると横から中の様子がよく見えました。
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心柱。
初層には円柱の心柱が見えます。
心柱は塔身のどことも触れることなく自立に、相輪まで続きます。
初層に見られる部分以外は正八角形であり、三本の材木を接いで一本の柱としているそうです。 -
五重塔から向こうの瑠璃光寺を眺める。
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五重塔の屋根は檜皮葺です。
ヒノキの樹皮で屋根を葺いています。 -
瑠璃光寺にあるつくばい。
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京都の龍安寺にもこれと同じ手水鉢があると説明があります。
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瑠璃光寺から香山墓地方面に行きました。
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香山墓地の説明と、うぐいす張りの石畳の説明。
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ここで手をたたいたり、足で石畳をけると前方の階段に反響して「ビ・・ン」と音が返ってきました。
それでうぐいす張りの石畳と呼ばれています。 -
萩藩主毛利家墓所。
萩にも墓所があります。 -
お墓
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また五重塔近くにある駐車場に向かうと
団体の写真撮影をする台がありました。
ここからもう一度五重塔を眺めてみました。 -
来年の内陣特別公開は2月11日から4月3日まで土曜日曜、祝日などにあります。(3月19日から4月3日までは毎日)
桜の咲く頃に一の坂川の桜並木と五重塔をもう一度見てみたいですね。
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