’06南ドイツの城と街道の旅ツアー断章。その3 狂王ルートヴィヒ2世の夢の跡ノイシュヴァンシュタイン城、リンダーホフ城、ヘレンキームゼー城+ヴィース教会、ガルミッシュ・パルテンキルヒェン。
2006/05/22 - 2006/05/25
110位(同エリア777件中)
ベームさん
旅は後半、ドイツアルプスの麓を巡り、ルートヴィヒ2世が造った3つの城とヴィース教会を訪ねます。
ルートヴィヒ2世は城の建築の為国の財政を傾けたと言われますが、いまではこれらの遺産が巨額の観光収入をもたらしているとは皮肉ですね。
7日目、5月22日。リンダウ~ノイシュヴァンシュタイン城~ヴィース教会~ガルミッシュ・パルテンキルヘン。
8日目、5月23日。ガルミッシュ・パルテンキルヘン~リンダーホフ城~ヘレンキームゼー城~ミュンヘン。
9日目、5月24日、ミュンヘンに連泊し25日日本に飛び立ちます。
写真はマリーエン橋からのノイシュヴァンシュタイン城。
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
-
5月22日。
ホーエンシュヴァンガウ。
リンダウからバスでアルゴイ地方をホーエンシュヴァンガウに向かう。ノイシュヴァンシュタイン城の麓の邑で、城にはここから歩くかバス、観光馬車で行くことになる。ホテル、レストラン、土産物屋が並んでいて観光客で賑わっていた。
つい先日ここで日本人観光客がバス事故にあったニュースが流れびっくりした。(これを投稿した2010年の出来事)。 -
ホーエンシュヴァンガウの町の直ぐ上にあるホーエンシュヴァンガウ城。町を挟んでノイシュヴァンシュタイン城と向かい合っている。
-
ホーエンシュヴァンガウ城。
12世紀の城をルードヴィヒ2世の父マクシミリアン2世が再建し、ルードヴィヒ2世は幼年時代をここで過ごした。修復工事中。 -
ホーエンシュヴァンガウから見上げるノイシュヴァンシュタイン城。
-
バスはマリーエン橋への分岐点まで行く。分岐点から右に行くとマリーエン橋、左に行くとノイシュヴァンシュタイン城。
-
ノイシュヴァンシュタイン城。
マリーエン橋から。まさにメルヘンのような景色。1868年ルードヴィヒ2世の命により着工したが王は完成を見ることなく1886年亡くなる。 -
ノイシュヴァンシュタイン城。
白日のもとで見ると幻想的な感じはない。遠くの町はシュヴァンガウ、湖はフォルッゲン湖。 -
ノイシュヴァンシュタイン城。
何時まで見ていても見ても飽きないですね -
-
ノイシュヴァンシュタイン城。
天気がよくいい写真が撮れました。 -
ノイシュヴァンシュタイン城側からのマリーエン橋。城の全景の写真はこの橋から写したもの。あの橋に大勢の観光客がひしめいているなんて、今頃足が震えてきた。
-
ノイシュヴァンシュタイン城。
城にはマリーエン橋から分岐点に戻り15分ほど歩く。 -
ノイシュヴァンシュタイン城。
正面の門。 -
ノイシュヴァンシュタイン城。
ガイドツアーでのみ入城可能。城内は撮影禁止。 -
ノイシュヴァンシュタイン城。
-
ノイシュヴァンシュタイン城。
-
ノイシュヴァンシュタイン城。
-
ノイシュヴァンシュタイン城。
行きはバスだったが帰りは歩いて降りた。ホーエンシュヴァンガウまで歩いて降りる途中振り返ると。 -
城内は撮影禁止なので絵葉書でその絢爛たる様子をいくつかご紹介します。
入口玄関ホール。 -
玉座の間。
しかし突然の王の死により玉座は置かれることはなかった。 -
玉座の間。
-
寝室。
-
礼拝堂。
-
歌人の間。
アイゼナハのヴァルトブルク城の歌合戦の間を手本にしているという。 -
ホーエンシュヴァンガウ。
帰りは歩いて降りてきました。城の麓に広がるアルプ湖。 -
ホーエンシュヴァンガウからヴィース教会に向かう途中、シュヴァンガウの町はずれ辺り。後方にノイシュヴァンシュタイン城が見えた。
よっぽど高い所にあるように思えたが、ここから眺めるとそうでもない。 -
ヴィース教会に向かう途中シュヴァンガウの町外れに建っている聖コロマン教会。あまりにも綺麗なので運転手さんに頼んで寄ってもらった。
1673年築、聖コロマンは家畜の守護聖人という。 -
聖コロマン教会。
草原の中に建つこれもまた夢のように美しい教会。扉は閉まっていた。 -
ヴィーゼ(草原)の中を走ってヴィース教会へ向かう。
-
ヴィース教会。
シュタインガーデンの近く、その名の通り草原の真っ只中にある。正式名は「ヴィースにある鞭打たれるキリストの巡礼教会」。世界遺産。 -
ヴィース教会。
1730年頃、ある農民が持っている鞭打たれるキリスト像が突然涙を流したという。そこでその農民は小さな祠を建て像を祭ったところその奇跡の噂を聞いた巡礼者が多く来るようになった。小さな祠では恐れ多いと、シュタインガーデンの修道院長が命じ1746年から1754年にかけ建設されたのがこの教会。
設計はドミニクス・チンマーマン、装飾はヨハン・チンマーマン兄弟。二人は当代随一の教会建築家だった。 -
ヴィース教会。
外観はきれいなおとなしい教会だが、 -
ヴィース教会。
中に入るとビックリ。 -
ヴィース教会。
目も欺くような光景が拡がる。華麗ななロココ様式の内部。 -
ヴィース教会。
下段に鞭打たれるキリスト像。 -
鞭打たれるキリスト像。絵葉書です。
-
ヴィース教会。
パイプオルガン。 -
ヴィース教会:説教壇。
-
ヴィース教会。
天井画、天国の門。 -
ヴィース教会。絵葉書です。
-
ヴィース教会。
天井画、最後の審判のための玉座。 -
ヴィース教会。
天井画。息を呑む美しさ。絵葉書。 -
ヴィース教会。
ただただその絢爛豪華さに圧倒されました。 -
ガルミッシュ・パルテンキルヘン市庁舎。
ヴィース教会からオーバーアマガウを通り今晩の宿ガルミッシュ・パルテンキルヘンへ。
ドイツアルプスのふもとの町でドイツ最高峰ツークシュピツェの登山口。かって冬季オリンピックが開かれている。人口3万弱。 -
ガルミッシュ・パルテンキルヘン。
長い名前だがガルミッシュとパルテンキルヘンの町が合併して出来た町。それでも元の名前を残し全く新しい名前にしないところがいかにも歴史を重んじるドイツらしい。 -
ガルミッシュ・パルテンキルヘン。
パルテンキルヘン地区のルートヴィヒ通りにある建物の壁のフレスコ画が美しい。南ドイツ、特にアルプス山麓の町にはよく見られる風景である。オーバーアマガウ、ミッテンヴァルトのが有名、街中の家が全てこんな感じ。 -
ガルミッシュ・パルテンキルヘン。
教区教会。今回の写真はいずれもパルテンキルヘン地区。ガルミッシュの街は駅の反対側にある。 -
ガルミッシュ・パルテンキルヘン。
道端の小さな祠。 -
ガルミッシュ・パルテンキルヘン。
壁の端から端まで突っ切っているバルコニーはドゥルヒラウフェンダー・バルコーン/貫通バルコニーといってこれもアルプス地方でよく見る様式。 -
ガルミッシュ・パルテンキルヘン。
バルコニーには必ず花が。 -
ガルミッシュ・パルテンキルヘン。
駅のそばから見たドイツアルプス。駅の東がガルミッシュ、西がパルテンキルヘン地区。
今でも両地区の住民の気風は違うらしい。 -
ガルミッシュ・パルテンキルヘン。
奥のかすんだ山並みの一番右端、天辺に小さな雲がかかっているのがドイツ最高峰ツークシュピッツェ、2964m、登山鉄道とロープウエイで頂上まで登れる。頂上はドイツとオーストリアの国境になっている。
最初山並みのどれがツークシュピッツェか分からなかったが、子供と犬を連れて散歩中のおじさんに訊くとわざわざ100mほど見える所まで歩いて教えてくれた。 -
5月23日。
リンダーホフ城。
ガルミッシュ・パルテンキルヘン1泊後はエッタール修道院をバスから眺めてリンダーホフ城へ。バス停から林間をしばらく歩くと忽然と白亜の城が見えてくる。 -
リンダーホフ城。
ルードヴィヒ2世在世中に完成した唯一の城。1874〜1878年。三つの中で一番小さい。内部は撮影禁止、絢爛たる装飾に飾られている。 -
リンダーホフ城。
花と美の女神フローラ。 -
リンダーホフ城。
噴水の高さは32mにもなる。 -
リンダーホフ城。
正面の反対側。 -
リンダーホフ城。
頂上はヴィーナス・テンペル。 -
リンダーホフ城。
裏側。金色の像は愛の神アモール。 -
リンダーホフ城。
-
リンダーホフ城。
-
リンダーホフ城。
カスケード・多段滝とネプチューンの泉。 -
リンダーホフ城。
ヴィーナスの洞窟入口。 -
キームゼー(キーム湖)のパノラマ図。
リンダーホフ城からアルペン街道を走りキームゼーへ。
キームゼーはミュンヘンとザルツブルクのほぼ中間にある宍道湖ほどの大きさの湖。湖中にはヘレン島、フラオエン島ほか幾つかの島がある。夏のリゾート地。 -
キームゼー湖岸シュトック港と最寄り駅プリーン駅を結ぶSL。
-
キームゼーの船着場シュトック港。
-
-
キームゼー。
ヘレン島まで船で行く。 -
-
キームゼー。
フラオエン島。聖母マリア女子修道院がある。 -
キームゼーのヘレン島。
湖岸に建つ聖なる十字架礼拝堂。 -
キームゼー。
ヘレン島の船着場。この島にヘレンキームゼー城がある。 -
キームゼー。
ヘレン島の古い教会聖マリア教会。 -
キームゼー。
ヘレン島の古い教会。 -
ヘレンキームゼー。
ヘレン島の農家。 -
お城が見えてきた。
-
ヘレンキームゼー城。
ルードヴィヒ2世最後の城、1878年ヴェルサイユ宮殿を模して建築開始するも王在世中に完成しなかった。ルートヴィヒ2世はルイ14世に心酔していたという。 -
ヘレンキームゼー城。
船着場から観光馬車の落し物の臭いを嗅ぎながら歩くこと20分ほど。 -
ヘレンキームゼー城。
外観のみ。 -
ヘレンキームゼー城。
ラトゥーナの泉。 -
ヘレンキームゼー城。
-
キームゼー。
プリーンの港に帰ってきました。湖上の風は冷たかった。
この後ミュンヘンに行き2泊して日本に無事帰国となりました。 -
もって帰ったコースター。
-
旅の最後に添乗員さんが呉れた旅のメモ。
忙しい中毎日作っていたのだ。素晴らしい人でした。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
84