2010/09/19 - 2010/09/20
295位(同エリア628件中)
きっちーさん
「なんで、お母さんを泊められないの!」
電話の向こうで、母が怒ります。
「だから、いま部屋が散らかってんだって。毎日帰るの11時過ぎだしさー。港の見えるホテルに泊まればイイじゃん。じゃ●んで予約してあげるよ」
「どうしたら、女の子の部屋がそんなに汚くなるのーっ!!」
火に油を注いでしまいました・・・。
なにゆえママ上が、「せまい、きたない、ものが多い」と普段から不平たらたらのオイラの横浜アパートへ泊りたがるのか?
「あんたんち泊って、金沢文庫へ行こうかとv」
「金沢文庫?なに、山梨とか静岡にあるの?」
「少しは勉強しなさいバカ娘!横浜駅から京急線で16分よ」
「横浜にあるの?だって、ワタクシ東京都出身だもん~。つかなんで、時刻まで調べてんのヨ」
「いいから!お母さんが行くまでに、お部屋を掃除しときなさいよ」
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- タクシー JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
清掃が間に合いませんでした(笑)。
「ブログなんか書いてないで、本を捨てなさい。床が抜けるわよ」
せっかく、山下公園前のホテルをとって、非難を回避しようと思ったのに、見てきたような説教を始めるマミー。 -
ままっ!
お説教は後で聞くから。
荷物を置いてねv -
「テレビが小さいわー。お母さん、もっと大きい画面じゃないと、見づらいのよ」
お黙りなさい。 -
バスタブが広いのは、ポイントが高かったようですが・・。
「これビジネスホテルじゃない?お母さんを泊めるなら、もっと良いホテルにしてよ。南京のホテル(金陵飯店4ツ星)みたいなv」
「カンベンして下さい」 -
「ちょっと、窓の外が壁じゃない!海が見えない!オーシャンビューじゃないわ」
ホント、まじカンベンして下さい・・・。 -
中華街ゴハンで、ご機嫌とり。
翌朝、横浜駅から京急線で金沢文庫駅へ。
徒歩でも行けるそうですが、不案内なのでタクシーで。
ワンメーターで710円。
神奈川県立金沢文庫へ到着です。 -
ん?
どっから入れば・・?
なんだか休憩所の入り口のようですが、コチラであっているもよう。
中央ホールのカウンターで入場券を購入し、さっそく展示室へ!
『日本最古の図書館』と紹介される、金沢文庫。
けれど、公共性のある「図書館」と呼ぶには、かなり語弊があるようです。
鎌倉時代、北条実時の蔵書コレクションが継承・発展したもの。
パンフレットのよると、金沢北条氏は鎌倉幕府執権を受け継ぐ北条氏の支流。
鎌倉への陸・水運の要所を掌握していました。 -
ま。
そーいう「オイシイ場所」を押さえた権力者ってのは、関税やら賄賂やらガッポガッポで、金にあかせたビミョーな蒐集で、腐敗しきっちゃってそうですが・・・。
金沢北条氏が面白いのは、方向性がマニアック!
仏教関係の書や彫刻や絵画、さらには中国から直輸入で、宋代の木版印刷をお取り寄せ。
う〜ん。
マイナーすね。
金沢北条氏は、鎌倉幕府滅亡と共に地域の支配権を失い、歴史の表舞台から姿を消しました。
しかし、隣接する菩提寺の称名寺によって、文庫は管理され現代まで伝わることとなります。 -
現在、金沢文庫には図書館が併設されていますが、閲覧は可能ですが貸し出しはしていないそうです、ハイ。
やっぱ「図書館」って表記しないほうが良いのでは・・。
展示内容は仏像が中心で、書画が完全に苦手なワタクシでも楽しめました♪
こじんまりとした展示ですが、落ち着いて観られるのでおススメですよ。 -
さて、再び小さなガラス扉から表へ出ると、『称名寺へ』の矢印が建物の裏を示しています。
「近道かな?行ってみる?」
「まあ、違ったら戻ればいいもんね」
小道は、金沢文庫の建物に沿って続いています。 -
あ、あれ?!
こっちが、正面入り口?? -
道路や駐車場側より、立派なファサードです。
なんでやねん??
裏は、山だで?
建物の背後には、こんもりとした木が生い茂っています。 -
建物の向かいには・・。
古いトンネル? -
1323年に描かれた『称名寺絵図』によると、どうやら称名寺阿弥陀堂の裏手から続いていたもの、であるらしい?
-
お隣には、立派なトンネルが出来とります。
-
「おお〜・・!」
短いトンネルを抜けただけで、一気に称名寺の境内です!! -
「こりゃ、便利だね!」
「トンネルを抜けると、なんとやらね」
きっちー家大絶賛のトンネル☆ -
金沢文庫のファサードは、称名寺の方向へ建てられていたのです。
そもそも、金沢文庫の今の所在地は新しいらしく?
トンネル横の解説版を読むと、もうちょっとお寺寄りだったのかなー? -
中国のお寺さんと比べると、大人しめな感じですが。
本堂の前に、池があって、橋があってっていうのは、朝鮮半島の寺院を彷彿とさせます。 -
極楽浄土への橋!
-
案内板がありました。
浄土曼荼羅の構図に基づいた庭園なので、『浄土庭園』と呼ぶそうな。
なんか、語呂的にコワイ・・(笑)! -
ああ、これが『称名寺絵図』か。
さきほどの、古いほうのトンネルの入り口と思われる、阿弥陀堂のうしろの山麗に両開きの扉が――っていうのは、どれだ??
じーっと目を凝らすと、向かって左手の建物の後ろに、たしかにカマボコ型の門のようなものが見えます。
これのコトかなー? -
薄くてよく分からないや。
とりあえず記念写真、記念写真。
お母さんと丸橋☆ -
丸橋って、けっこう高さがあります。
飛島経由で〜・・。 -
浄土モティーフのお寺!
-
中が覗けるようなので、あいた小窓から鼻面を突っ込みます。
-
ついでに、写真。
-
暗くてよく見えませんが、ご本尊の扉は閉まってマス。
-
扉の向こうのご本尊は、木造弥勒菩薩立像。
重要文化財指定だそう。
見たい。
開けて。 -
好きなコト言ってますが(笑)。
えー。
やはりお寺さんの裏は、山のようです。
仏像を拝んでいても、本堂のうしろに山を配するのは、風水ちっくですね。 -
さて、金堂の右手に釈迦堂。
熱心に拝む、お婆ちゃん達のうしろから、真っ暗な堂内を覗き込むと・・・
「重要文化財よ、重要文化財よ」
お婆ちゃんズが、ささやきます!
え!
本尊が?!
それとも、建物が?!
内部を覗くと、コチラは厨子の扉が開いており、立像のうねる炎のシルエットが確認できるのですが、いかんせん暗くて・・。
挫折っ! -
「重要文化財(のシルエット)見れたねー」
などと言い合いながら、お寺の正面入り口へ。 -
通り抜けは出来ませんが〜。
左右に2対の仁王像が立っちょります! -
見上げる、ママ上。
-
ハイ、こっち向いて下さーい。
-
「見るとこ見たし、そろそろ帰る?」
そう、たずねるとママ上は、
「海が見たいな」
どこぞのギャルのようなコトを言い出しやがります!
「なんで海?!」
「ここから近いわよ。すぐ行けるのよ」
母、パワフル・・。 -
決して「すぐ」とは行きませんでしたが・・。
15〜16分ほどで、海到着。 -
あー。
なんか、蒸し暑くて視界がぼやける〜・・。
(カメラもピンボケ〜) -
「なんでわざわざ暑い中、暑いトコヘ・・。海キライっていつも言ってるくせに」
「海は嫌いだけど、北条氏の海ルートを見ておきたかったのよ。海岸が複雑な形だから、波が穏やかで良い港だったんでしょうね」
現場検証か(笑)。 -
ここから荷が船に積み込まれ、活発な海上貿易が行われていたと思うと、ありふれた休日の海岸の光景が、なんだか違ったものに見えてきます。
歴史は本当に面白い。 -
ママ上が、往きのタクシーからせしめていた名刺で、タクシーをお呼び出し。
海岸から、金沢文庫駅まで一気に戻ります。
『VIE DE FRANCE』(ベーカリー)で軽くお茶を済ませ、京急線に揺られてウトウト舟を漕いでいるうちに、電車は横浜駅の喧騒に沸くホームへ滑り込んでいきます。
帰りは、早いな(笑)。
八王子へ帰る母上と、横浜駅解散。
「じゃあね、気をつけて帰って」
手を振って別れたあと気づきます。
「あれ?今日、敬老の日か・・・」
孫(弟夫婦のお子ちゃまズ)がいるとはいえ、どうも母上が「おばあちゃん」という感じがしなくて、アレなのですが・・。
「あんま、敬わずに過ぎてしもうた〜っ」
9月15日!というように日付の固定がなくなって、『9月の第3月曜日』なんてやられると、ついついフツーの祝日感覚でスルーしてましたよ。
ゴメンねーっ。
あくなき好奇心で、いつも日本の知らない場所へ連れて行ってくれる母上に、感謝の気持ちを込めて、この旅行記を。
嫌がりそうだけど(笑)。
終わらない敬老の日々に。
きっちーでした。
バイバイ☆
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この旅行記へのコメント (5)
-
- ジェームズ・ボンドさん 2010/09/20 23:31:34
- kanazawa?
- 金沢文庫は石川県に無いの?
文庫は筆箱より大きいの?
わかんなーい。
お母様を「ガス爆発現場」に泊めることが出来ずに残念でしたなぁ。
軽老の日バンザイ。
ウチの軽老夫婦は相変わらずアホな口論ばっかり。
今度は腰が痛いそうな。
- きっちーさん からの返信 2010/09/21 11:34:35
- 石川県にもあるかも知れません
- 書画の良さは、さっぱりわかりませぬが、鎌倉時代の仏像は個性たっぷりで面白かったです。
連休でもガラガラなのがイイですね(笑)。
石川県の方の金沢は混んでいそう〜。
- ジェームズ・ボンドさん からの返信 2010/09/21 23:28:06
- RE: 石川県にもあるかも知れません
- 仏像なんて全部おんなじに見えるんですけど。
唯一「他と違う」と思ったのは東大寺の大仏だけ。
金沢は1度だけ行きましたが特に印象有りませんでしたよ。
- 唐辛子婆さん からの返信 2010/12/02 23:28:42
- 聞き捨てならない
- > お母様を「ガス爆発現場」に泊めることが出来ずに残念でしたなぁ。
なになに?
きっちーさんのお部屋でガス爆発とな?
心配してじゃなくてワクワクしてカキコするバーチャルマザーの唐辛子婆
ジェームズボンドさん、横スレごめんなさいね。
- きっちーさん からの返信 2010/12/03 10:43:59
- そうじゃなくて
- たんに「物が散らかってて汚い」という意味かと〜(汗)。
いちおう、本やDVDを一部ブックオフ送りにしたので、これから1カ月かけて年末大掃除を頑張ります!
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