飛騨高山～涼と癒しと、時々、飛騨牛～＜前編＞　

2010/09/11 - 2010/09/12

今年の夏は、本当に暑かったですねえ…
9月に入っても猛暑日が続き、残暑どころの騒ぎではありません。

そこで、こんな暑いのは耐えられない！と
涼を求めて、飛騨高山～奥飛騨温泉郷に行ってきました。

宿泊旅館は「穂高荘山月」
そして、嫁がネットで「お殿様プラン」なるものを予約
どうやら、日々働く旦那に癒しを提供するプランらしい。

久しぶりの近場の旅行
温泉に入ってのんびりして、大自然に囲まれ、飛騨牛を食べる。

しかし、現実は厳しく、猛暑は避暑地にも多大な影響を与えていたのでした…

エリア 新穂高温泉(岐阜)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝の9時に自宅を出発
高速道路に乗り、上郷SAで朝食を物色します

最近の旅行は夜出発〜車中泊という、慌ただしいパターンでしたので、こうしたゆっくりとした旅行もいいものです

嫁は、ここのSAのパンがお気に入り

甘いパンが苦手な私はカレーパンを購入

「TULL'S　COFFEE」にて飲み物を購入

モーニングセットが安かったので、ポテト＆ベーコンのホットサンドも買ってしまった

ついでに、先程買った、カレーパンもいただきます

ホントは持込みはダメかと思うのですが…スミマセン

食べかけで申し訳ないですが
このカレーパン…中に半熟卵が入っており
カレーと黄身がマッチして、実に美味しかったです

意外にお腹も膨れ、東海北陸道経由で飛騨へ向かいます

少し渋滞にハマったものの、車は順調に走り
途中、ひるがのSAで休憩

名物のソフトクリーム
ひるがの高原の牛乳を使用

牛乳の味がとても濃厚で美味しかったです

売店内で見つけた、こちらも名物の「ひるがの牛乳」

結構、お腹いっぱいなので飲みませんでしたが…

この「郡上コーヒー牛乳」は飲みました

地ビールではなく、地（？）コーヒー牛乳には目がありません

嫁は恒例のSAお土産、物色中

こちらは「さるぼぼキティ」

食べてばかりも何なので、展望台に行ってみます

青い空、白い雲、緑の山

日々の喧騒を忘れ、しばし風景に癒されます

こちらのSA、休日はかなり混雑するそうで
この日も、もの凄い車の数でした

休憩も終わたので
一路、高山市内へと向かいます

高山市内に到着

本日のお昼は市内で食べる予定なのですが
飛騨高山のグルメといえば、飛騨牛に高山ラーメン
悩んだ末に、選んだお店は…

「そば処　東山」です

飛騨牛は重すぎる、高山ラーメンは食べる気分じゃない…と皆の意見をまとめた結果、飛騨の隠れた名物、そばに決定しました

こちらのお店
ネットの口コミによると、そばだけでなく天ぷらも美味しいとのこと

と、説明してるのに
嫁の母親が選んだのは「にしんそば」（1,150円）

どこでも食べれるじゃないか！と珍しく嫁と意見が一致

でも、そばもにしんも美味しかったそうです

嫁は珍しく、私の意見を聞き入れ、エビ天2尾とかき揚げが乗った「冷やしエビ天そば」（1,400円）を注文

少しもらいましたが
エビは大きく、衣はサクサク
そばもコシがあり、美味しかったです

私は、口コミで評価の高かった「天せいろそば」（1,350円）を注文

天ぷらの内容は、エビ天2尾、イカ天、ナス、アスパラ、玉ねぎ、サヤエンドウでした

さて、味の方は…

コシのあるそばを濃い目のつゆに少しつけて、すすりこめば口の中にそばの風味が広がる…

コンビニのざるそばばかり食べている自分にとっては、贅沢すぎる一品でございました

そして天ぷら
これがまた、もの凄く美味しい！

こうなると、メニューにあった天丼も試したくなります

デザートで頼んだ「きな粉そば餅」（350円）

私と嫁は微妙
嫁の母は美味しい、との感想でした

そば湯も堪能

店内の様子
一軒家風で落ち着いた雰囲気でした

結構な値段でしたが、お腹も膨れたし、味も美味しかったから満足です

そして、嫁からは「マニュアル人間の割にはいい店の選択だった」とお褒めの言葉を頂戴しました

ランチを終えて
車は一路、奥飛騨温泉郷を目指します

…の途中
「奥飛騨クマ牧場」に寄り道

こちらでは、ツキノワグマをはじめとした100頭あまりのクマを飼育しており、エサやり体験やショーを見れるのです

入場料は大人1,000円

ネットでプリントした割引券で、ひとり900円になり
嫁に褒められました

クマにあげるエサ（ドライフルーツ）

200円です

館内に入ると、まず売店が

こちらは、さるぼぼ…ではなく「くまぼぼ」だそうです

くまぼぼ別バージョン

売店の２階が入口らしく、階段を上って２階へ

リアルな剥製がお出迎え

矢印に沿って歩くと…

こぐまと一緒に記念撮影できるコーナーがありました

撮りたいけど、一枚、1,000円かあ…

悩みましたが、いっときの気の迷いと思い止めました

さて、お次はクマ達とご対面

入口で買った、200円のドライフルーツを投げると、この様に立っておねだりします

う〜ん、楽しい

ちなみに100円のエサも売ってました

中身は不明ですが、クマからしたらあまり関係ないんでしょうね

積極的にアピールするクマもいれば、消極的なクマもいて…

いくら食料の保証がある牧場でも、弱肉強食はあるんだなあ…と納得してしまいました

ヒグマもいました

ヒグマ＝人を食べる、というイメージがあり
緊張が走ります

ヒグマです

何かもう…まとっている雰囲気が違うんですよ

「北斗の拳」で例えてみると、ラオウのようなオーラが出てました

さて、お次はこの「クマのショー」を見学に行きます

時間制なので、事前にネットでチェックして、15時の時間に間に合うようにしました

その名も「くまさんのドキドキ学習発表会」

こちらの建物内で行われます

席に座って開演を待ちます

何かこっちがドキドキしてきました

調教師？に連れられて、クマさん登場

名前は「時音」（ときね）ちゃん
2歳のツキノワグマの女の子
性格は落ち着きが無く食いしん坊、とのこと

自己紹介も終わり、学習発表会スタート

まずは、クマのぬいぐるみをカートに乗せて運びます

次は輪投げ

投げられた輪投げをキャッチして身体に通すのですが、この日は5本中3本を成功させてました

続いて、ハードル跳び

ラストのハードルを跳ばずに蹴っとばしていました…

三輪車

実に器用に乗りまわしており、ビックリしました

お次は、穴埋めクイズ

パネルの空いてる部分を選ぶというものですが…

どんなトリックをつかったのか分かりませんが、見事４問的中してました

ブランコ

結構、スイングしており
実に楽しそうで、クマとは思えない…

最後は玉乗り

見事にステージを一周しました

最後に挨拶をして、学習発表会終了です

正味１０分位のショーでしたが、クマって意外と賢いなあ…と感動しました

ただ、嫁は「時間が短い、もっと見たい」と苦言を呈しておりました

帰り道
もしかしてこのクマも昔、ステージに立っていたのかな…と感傷に浸りました

クマの臭いはキツかったけど
エサやりにショー、と楽しかったです

さてさて、いい時間になってきましたので
本日の宿泊旅館に向かいます

宿泊旅館に到着
新平湯温泉「穂高荘山月」です

チェックイン後
ロビーでお茶をいただきます

部屋は西館の３階角部屋

西日が当たるせいか蒸し暑い
クーラーを全開にしようとするが、温度設定の装置が無い…

扇風機が回ってるので、嫌な予感がしてフロントに聞いてみると、エアコンの調整はできません、とのこと

な、な、何ですと〜！？
涼を求めて、涼しいはずの奥飛騨に来たのに自宅より暑いとは…

仕方ないので、扇風機を全開にしました

トイレと洗面台

テレビは薄型ではありませんでしたが、トイレはウォシュレット付でした

部屋からの眺め

手前の小屋は「混浴露天風呂」とのこと

おお…夜、ひとりで行こう

部屋は暑いので、館内を見学

こちらは大浴場

サウナがあるのは良いのですが、シャワーのお湯の出が悪いのには困りました

お風呂上がりの一杯

下戸の私は風呂上がりにビールではなく、コーヒー牛乳かフルーツ牛乳です

さて、この旅館では姉妹館の「穂高荘　山のホテル」まで無料シャトルバスが運行しており
無料でそこの露天風呂が利用できるサービスが付いてます

せっかくなので、行ってみましょう

ちなみに露天風呂は混浴らしいので、女性はゴムの付いた特製バスタオルをフロントで借りていきます（一枚３００円）

シャトルバスに揺られること約３分

「穂高荘　山のホテル」に到着
外観は洋風なカンジですね

露天風呂へ向かいます

結構、下に降りるんですね

看板には燦然と輝く「混浴」の文字が…

そういえば、自分
いわゆる一般の混浴風呂に入ったことないんだよね

…ドキドキ

槍ヶ岳を正面に望む「山峡槍の湯」です

嫁と嫁の母は中をひと目見て、「無理」と判断
女性専用の露天風呂へ向かったので、私ひとりで入浴です

こちらが女性専用の露天風呂

嫁の感想では、湯が熱いので、涼しい季節の方がよいのでは、とのこと

30分後、足湯で待ち合わせ

混浴露天風呂の感想ですが…

お年寄りばかりかと思っていたら、意外に若いカップルらしき姿も見ました
しかし、お風呂が広い！
お湯も熱く、立っての移動にも抵抗があったため、湯に浸かりっぱなしで、かなり身体が熱くなりました

ここの温泉
かなり、保温効果があります

帰りはこのリフトのような乗り物に乗って山道を登りました

シャトルバスで宿泊旅館に帰還

チェックイン時、撮れなかった玄関をパチリ

樹齢500年以上のケヤキの大木を利用した吹き抜けが印象的

部屋に着くなり、ダウンした私

湯に浸かりすぎて、のぼせました
部屋も全然涼しくないし…

夕食の時間まであと1時間
意外とお腹も減らないし、このままダウンしてしまうのか？


飛騨高山旅行記の後編に続きます…