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駐在員のご家族を尋ねてポーランドまで。<br />ポーランド2日目の今日はアウシュビッツへ連れて行っていただきました。<br /><br />ちなみにアウシュビッツ(Auschwitz)はドイツ名で、ポーランド語での地名はオシフェンチム(Oswiecim)だそうです。<br /><br /><br />■旅の最初から読むなら、ここから<br />http://4travel.jp/traveler/wanibe/album/10478960/<br />■ポーランド到着からなら、こちらを<br />http://4travel.jp/traveler/wanibe/album/10483978/

台北・ウィーン・ポーランドの旅14-アウシュビッツへ

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2010/05/25 - 2010/06/03

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wanibe

wanibeさん

駐在員のご家族を尋ねてポーランドまで。
ポーランド2日目の今日はアウシュビッツへ連れて行っていただきました。

ちなみにアウシュビッツ(Auschwitz)はドイツ名で、ポーランド語での地名はオシフェンチム(Oswiecim)だそうです。


■旅の最初から読むなら、ここから
http://4travel.jp/traveler/wanibe/album/10478960/
■ポーランド到着からなら、こちらを
http://4travel.jp/traveler/wanibe/album/10483978/

旅行の満足度
5.0
旅行の手配内容
個別手配
  • 早朝のGliwiceを車で出発。

    早朝のGliwiceを車で出発。

  • 新緑の美しいポーランドの郊外を車で走ること約1時間。アウシュビッツに到着しました。

    新緑の美しいポーランドの郊外を車で走ること約1時間。アウシュビッツに到着しました。

  • 道中、アウシュビッッツ(オシフィエンチム)の表示はほとんどなく、小さな黒い看板を数カ所で見かけただけでした。

    道中、アウシュビッッツ(オシフィエンチム)の表示はほとんどなく、小さな黒い看板を数カ所で見かけただけでした。

  • 車を止め、周囲に目をやるとポーランド郊外の美しい風景が広がっています。<br /><br />本当にこんな綺麗な場所にあの有名な強制収容所があるなのだろうか?不安に思うくらいです。

    車を止め、周囲に目をやるとポーランド郊外の美しい風景が広がっています。

    本当にこんな綺麗な場所にあの有名な強制収容所があるなのだろうか?不安に思うくらいです。

  • 駐車場の先にあるこのレンガの建物がエントランスでした。<br />入場は無料なのでガイドツアーに参加するのでなければ入る必要はありません。<br /><br />左手にある小さな建物でパンフレットを売っています。日本語版もあり一部4ズロチ(約120円)。

    駐車場の先にあるこのレンガの建物がエントランスでした。
    入場は無料なのでガイドツアーに参加するのでなければ入る必要はありません。

    左手にある小さな建物でパンフレットを売っています。日本語版もあり一部4ズロチ(約120円)。

  • 団体客が次々にバスでやってきています。<br /><br />中でも一際目立っていたのはイスラエルの国旗を身にまとった修学旅行生の一団。その中にいた聡明で活発そうな女子学生に、私は唐突にキッと睨まれました。<br /><br />明らかに敵意を持った目で。<br />彼女から見たら、日本人である私は加害者側の人間なのでしょう。

    団体客が次々にバスでやってきています。

    中でも一際目立っていたのはイスラエルの国旗を身にまとった修学旅行生の一団。その中にいた聡明で活発そうな女子学生に、私は唐突にキッと睨まれました。

    明らかに敵意を持った目で。
    彼女から見たら、日本人である私は加害者側の人間なのでしょう。

  • 建物内中には様々な展示があります。<br />4号棟から11号棟が当時の様子を伝える展示。13号棟から21号棟は現代作家によるアウシュビッツをテーマにした作品の展示です。<br /><br />どの建物も、建物内の撮影は禁止。<br />

    建物内中には様々な展示があります。
    4号棟から11号棟が当時の様子を伝える展示。13号棟から21号棟は現代作家によるアウシュビッツをテーマにした作品の展示です。

    どの建物も、建物内の撮影は禁止。

  • 私にとってアウシュビッツは、小説「夜と霧」が生まれた場所。精神科医でもあるヴィクトル・エミール・フランクルがアウシュビッツに収容された自身の経験を書きつづった自伝的小説で、私が「絶望を経験した人がそこから立ち直って書いた作品」として尊敬している作品です。<br /><br />その現場を自分の目で見て「ここから立ち直った人もいるのだ」と勇気をもらいたいと考え足を運びました。

    私にとってアウシュビッツは、小説「夜と霧」が生まれた場所。精神科医でもあるヴィクトル・エミール・フランクルがアウシュビッツに収容された自身の経験を書きつづった自伝的小説で、私が「絶望を経験した人がそこから立ち直って書いた作品」として尊敬している作品です。

    その現場を自分の目で見て「ここから立ち直った人もいるのだ」と勇気をもらいたいと考え足を運びました。

  • 建物と建物の間隔が思ったよりも狭いと思いました。<br /><br />収容所には子供専用の収容棟もあります。こんなに間近に棟があったら母親が我が子の姿を目にしてしまうではないか、と私は見当違いの怒りを感じました。実際に当事者となったなら「一目でよいから我が子の姿を見たい」と思うのでしょうが。<br /><br />子供の棟の洗面所には、パステルカラーでイラストが描いてありました。この絵を描いた人はどんな思いで筆をとり、どんな思いで筆を置いたのか。自分自身や親族の子供のことを思わずにはいられなかっただろうと思いました。

    建物と建物の間隔が思ったよりも狭いと思いました。

    収容所には子供専用の収容棟もあります。こんなに間近に棟があったら母親が我が子の姿を目にしてしまうではないか、と私は見当違いの怒りを感じました。実際に当事者となったなら「一目でよいから我が子の姿を見たい」と思うのでしょうが。

    子供の棟の洗面所には、パステルカラーでイラストが描いてありました。この絵を描いた人はどんな思いで筆をとり、どんな思いで筆を置いたのか。自分自身や親族の子供のことを思わずにはいられなかっただろうと思いました。

  • 数多くの展示物の中で私が一番印象に残ったのは冬服の囚人服でした。<br />つぎはぎが丁寧に何重にも美しく施されている一枚の服。<br /><br />「夜と霧」によると、糸や針は入手困難な貴重品。自殺を考える者は、決行前にお世話になった人に自分の帽子やボタンを贈ったという話です。<br /><br />この服の持ち主は様々な苦悩と苦労を経て糸や布を手に入れ、限られた環境の中でより頑丈にそして美しく見えるよう工夫する余裕があった。<br /><br />なんて強い精神の持ち主なんだろうと打ちのめされました。

    数多くの展示物の中で私が一番印象に残ったのは冬服の囚人服でした。
    つぎはぎが丁寧に何重にも美しく施されている一枚の服。

    「夜と霧」によると、糸や針は入手困難な貴重品。自殺を考える者は、決行前にお世話になった人に自分の帽子やボタンを贈ったという話です。

    この服の持ち主は様々な苦悩と苦労を経て糸や布を手に入れ、限られた環境の中でより頑丈にそして美しく見えるよう工夫する余裕があった。

    なんて強い精神の持ち主なんだろうと打ちのめされました。

  • ここは銃殺に使われた「死の壁」。この右側の棟の内部には収容された時に撮影された1人3枚の写真がずらりと展示してありました。<br />尊厳があり意志のあり、人生を感じさせる人々。こんな立派な人々を物のように扱えるとは、人間の組織力学と慣れの恐ろしさを感じます。<br /><br />「こんなことを二度としてはいけない」と思うのは簡単ですが、それを実行するためには自分の周囲で同じようなことが起こっていないか注意深く見守り警鐘をならさなければなりません。きっと今この瞬間にも、世界のどこかではアウシュビッツと同じような支配と虐殺が行われているのです。<br /><br />せめて自分自身が誰かの尊厳や自由を不当に規制していないかには敏感でいたいと思いました。

    ここは銃殺に使われた「死の壁」。この右側の棟の内部には収容された時に撮影された1人3枚の写真がずらりと展示してありました。
    尊厳があり意志のあり、人生を感じさせる人々。こんな立派な人々を物のように扱えるとは、人間の組織力学と慣れの恐ろしさを感じます。

    「こんなことを二度としてはいけない」と思うのは簡単ですが、それを実行するためには自分の周囲で同じようなことが起こっていないか注意深く見守り警鐘をならさなければなりません。きっと今この瞬間にも、世界のどこかではアウシュビッツと同じような支配と虐殺が行われているのです。

    せめて自分自身が誰かの尊厳や自由を不当に規制していないかには敏感でいたいと思いました。

  • 晴れ渡った空と芝生や木々の美しさと、建物の中の凄惨な展示。<br />そのギャップに私は何度建物を出入りしても慣れることが出来ませんでした。<br /><br />どちらも現実で、時代が違うとはいえ同じ場所での光景なのですが、乖離しすぎていて混乱します。

    晴れ渡った空と芝生や木々の美しさと、建物の中の凄惨な展示。
    そのギャップに私は何度建物を出入りしても慣れることが出来ませんでした。

    どちらも現実で、時代が違うとはいえ同じ場所での光景なのですが、乖離しすぎていて混乱します。

  • 建物の外と中。その2つの現実を結びつけてくれたのは、所々に捧げられた花束でした。<br /><br />再び訪れる機会が有れば、私も花束を持参したいと思いました。

    建物の外と中。その2つの現実を結びつけてくれたのは、所々に捧げられた花束でした。

    再び訪れる機会が有れば、私も花束を持参したいと思いました。

  • 再び車に乗って、次はクラクフを目指します。<br /><br />(つづく)<br />http://4travel.jp/traveler/wanibe/album/10503822/

    再び車に乗って、次はクラクフを目指します。

    (つづく)
    http://4travel.jp/traveler/wanibe/album/10503822/

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