2010/08/09 - 2010/08/13
800位(同エリア1070件中)
ちゃおさん
前回大連空港へ降り立った時は団体旅行だったから、添乗員の小旗に付いて歩いて行けば、後はお迎えのツアーバスに乗せられ、ガイドの案内で、有名観光スポットを回ってくれて、自分で考えることも、お金を支払うこともなく、至って楽な旅行だったが、今回は一人だから、そういう訳にはいかない。
税関を通過し、ロビーに出ると、一人旅と見て取ってか、途端に何人かのタクシー客引きが寄ってきて、「500円」、とか「500元」と言ってくる。「500円」だったら安いので、途中まで一緒に行きかけたが、まてよ、当方が幾ら日本人と分ったとしても、最初から「円」で言ってくるのはおかしい。「
円」と「元」は発音が似ていて、間違い易いが、ここは中国、「元」であるに違いない。とすると日本円では約1万5千円。以前、4年前に来た時は、空港からタクシーでホテルまで行ったが、確かあの時は100元もしなかった筈。「矢張り、ぼっている!」
知らん振りし、手で「要らない」とノー、ノーの仕草をして、建物の外に出て、タクシー乗り場を捜す。空港ビルの少し外れた場所にタクシー乗り場があり、何人かの中国人がタクシー待ちをしている。次から次にタクシーが来るから、待ち客はどんどんさばけていく。
タクシーに乗って「ダーリアン・ピンカン(大連賓館)」、「チュンシャン・コンジョン(中山広場)」、など、慣れない中国語で何回か繰り返したら、漸く運転手に通じたようだ。
空港は、街から比較的近い場所にあり、乗ってから20分もしない内に市内に入り、左手に大連駅を見ると、もう直ぐにも中山広場に達し、目指す「大連賓館」に到着した。前回はタクシーメーターが付いていたかどうかはっきり記憶していないが、今日は、運転席の横にメーターがはっきりと表示され、28元を示している。日本円で500円もしない。
運転手に50元札を渡すと、きっちりつり銭を返してくれた。バンコクのように、つり銭はチップだ、などと返さないこともない。で、今日は憧れの大連賓館、賓客と相成った。
- 旅行の満足度
- 4.5
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中山広場の正面に建つ大連賓館。
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ホテルの前はサークル状の「中山広場」になっている。この名前は「孫中山」、孫文の名前から取られたものである。
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この広場は戦前の大連市の中心的広場で、この周辺には多くの銀行、在外公館などが立ち並んでいる。
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このどこかの建物の一つが東京銀行の前身、旧横浜正金銀行・大連支店であった。
今は、東京銀行すらもなくなり、三菱に吸収されてしまっている。 -
しかしこの戦前の息吹を残す、旧「大和旅館」は、今は大連市の歴史建物として指定され「大連賓館」として見事に現在に生きている。
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旧大和旅館。戦前の満州映画社、甘粕元大尉、マタハリこと李香蘭、関東特務機関、東條少将、などなど、歴史の重要な舞台になったホテルでもあった。
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昭和6年、満州国成立。風雲急を告げる時代の中で、このピロテイーに佇んだ要人は数多くいた。
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ここから眺める中山広場も、70年経った今、高層ビルの空間に変わりつつあった。
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以前のどこかの銀行であったに違いない建物も、今は国に接収されている。
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今は中国労働銀行となっている建物も戦前のネオクラシックのがっしりした建物で、ナチスドイツの影響を強く受けている。
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