2010/08/07 - 2010/08/07
392位(同エリア554件中)
ソフィさん
2010年8月7日(土)
グラーツから国境を越えて、スロベニアのグラーツに行く列車は少ない。
手持ちの2006年版トーマス・クック時刻表によれば一日二本しかなく、そのうち一本は夜行である。
1971年UIC(万国鉄道連合)の観光責任者会議がアドリア海岸の保養地リエカ(当時ユーゴスラビア領 現在クロアチア領)で行なわれ、日本国鉄パリ事務所に在籍した私が、日本代表で出席したことがあった。
その時私はパリからユーゴスラビアの首都ベオグラードに飛んで当国の鉄道を視察し、鉄道で折り返してリエカに入った。
旧ユーゴスラビアの鉄道に出会うのは、その時以来なのだ。
グラーツ中央駅のホームに入って来た列車を見れば、オーストリーの車両と、スロベニアの車両とが混成のようだ。
私が乗ったのはスロベニアの車両で、コンパートメントではなく、日本の客車のように大広間型だった。
ただし一等車は半分で、残りの半分は二等車である。
大広間型の客車は、コンパートメント型に比べ、客同士の距離感がある。
もちろん一番の関心は窓外の景色なのだが、見知らぬ旅人同士が話し合うのも旅の大きな楽しみだ。
しかし現地の人と話したいと思っても、大広間型では、その人の隣や向かいの席に座るには、一段強い決意がいるように感じる。
私はとりあえず、列車内を歩くことにした。
すると一両挟んで、食堂車があった。
食堂車の客は少なく、しかも何も食べていない人さえテーブルに座っている。
卓上の花は造花だろうが、見事に雰囲気を盛り上げている。
「ここでコーヒーでもやろう」と考え、給仕の人を見つけに行った。
写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問54カ国、文章1,590件 写真6,770枚)、にあります。
http://4travel.jp/traveler/katase/
スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
ブログの作成日順に並んでいる、文章主体の「片瀬貴文の記録」(文章1,650件)
http://blog.alc.co.jp/d/2001114
(片瀬貴文 2010.09.09)
【付録】
日記【2010.09.08】ロータリークラブ例会32年間皆出席−目標は人生の半分皆出席
本日、所属する「大阪北ロータリ―クラブ」から、32年間例会皆出席の表彰をいただいた。
出席回数にして、1500回を越えようか。
私がロータリークラブに入会したきっかけは、ザイール(現コンゴ民主共和国)勤務だった。
当時親友のベルギー人から、しきりに「キンシャサ・ロータリークラブ」への入会を勧められた。
お互いの利益や哲学が大きく交錯するこのアフリカの地で、私にとってロータリークラブは注目すべきまばゆい存在に感じられた。
利己的に過ぎる世界の改善を指向し、より公平な社会を目指して価値観をともにする一団の活動は、それなりにしっかりした存在理由を持っているように見えた。
その一方、地域のリーダー層が集まるこのクラブは、外部から見ればスノビズムの権化と見なされる一面も見え隠れし、しばらく観察を続けることにする。
クラブは自分を育てるものか、損なうものか。
結局それは、自分如何によるものだ。
が、入会は日本帰国後と決め、1978年(昭和57年)大阪に赴任したのを機に、職場に近い「大阪北ロータリークラブ」に入会の機会を得た。
それから32年。
クラブから得たものは、大きいと思う。
最も大きいと感じるのは、方針を決断するときに、勇気を与えてくれたことだった。
クラブ生活では、多種の仕事に携わる人の、多様な価値観に接することが出来る。
これは小さな一クラブ内のことだが、その多様な価値観のもたらすハーモニーが、社会全体のモデルを形成しているのだ。
多様な価値観を学ぶ結果、価値観の最大公約数的な、行動の基準が見えて来る。
ただ問題だったのは、私自身のエネルギーの限界だった。
社業、業界、学会の向上を目指して改革を進める、それだけでも力が不足している。
その上クラブ活動にも熱心に取り組むには、あまりにもゆとりがなさ過ぎる。
そこで少なくとも、例会皆出席を目指すことにしたのだった。
例会には、毎週一回の出席義務があり、一週間の生活リズムの基礎となってくれる。
外国旅行中はその国のクラブ例会にも出席し、ここで得たものも少なくなかった。
それぞれの社会文化が、クラブ例会に結晶しているように感じた。
例会出席により、それまで感じなかった自他の文化の差を学ぶことも出来た。
さてこれから将来に向けてだが、一応の目標を、「人生の半分を皆出席」にしてはどうだろうかと考える。
そうなるのは、96歳で48年皆出席である。
これまでの32年に比べれば残り半分、これからの16年にはこれまでに出会ったことのない困難が横たわっているだろう。
(片瀬貴文 2010.09.09)
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