2010/07/14 - 2010/07/14
336位(同エリア522件中)
ロク69さん
7月14日(水)のハイキングは、アローラからはエギュイーユ・ルージュ小屋(Cabane des Aiguilles Rouges、2810m)を目指し、その後ブルー湖(Lac Bleu、2092m)を訪ねるコースだ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今日も素晴らしい天気で始まった、昨日(7/13)と同じバス(7:39発)でアローラへ向かう。エヴォレーヌのバス停からはおなじみとなったのヴェージヴィ、ペロックの山々が見える。
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右手には一昨日(7/12)登ったピック・ダルジノール(Pic d’Artsinol、2998m)が朝日を浴びて見えている。右端にはそのとき利用したチェアリフトも望まれる。
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アローラに8時5分に到着、すぐに歩き始める。しばらくは舗装道路をゆっくりと登っていく。アローラからのモン・コロン(Mont Collon、3716m)は大きく見えて存在感がある。その右後方はレヴェック(L’Eveque、3716m)だ。
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モン・コロンの右手はピーニュ・ダローラとツィジオール・ヌーヴ氷河、氷河の奥はラ・セルパンティーヌと続いている。空の青、山の灰色、氷河の白、草原の緑の配色が美しい。
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1時間あまり登った地点でのモン・コロン、古い酪農小屋を手前にスイスらしい眺めにしばらく佇んでみた。コロンの左奥の山は、モン・ブルール(Mont Brule、3419m)だろう。
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エギュイーユ・ルージュ・ダローラ連峰の全貌が見えてきた。アローラの村を見下ろす大きな屏風のように覆いかぶさっている。
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1時間20分ほど登ったところで、テト・ドゥ・トロン(Tete du Tronc、2549m)という景勝地への分岐があった。コースから外れるが30分で往復できるので行ってみることにした。谷間にポツンと飛び出した尾根のような存在だ。
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ちょっとした登りを一気に駆け上がると標識のあるポイントに着く。東西南北の眺望が素晴らしい。
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北には遠くベック・ド・ボソン(左)とサスネール(右)を望むことが出来た、思いも寄らぬ眺めに喜びで一杯になった。
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東方向は、昨日登ったド・ラ・ツァ小屋の西向き斜面が逆光の中に見える。左からペロック、ジュヌヴォアの山塊、右にはエギュイーユ・ド・ラ・ツァの針峰が鋭く天を突いている。
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さらに右手、南方向はモン・コロンとレヴェックが素晴らしい青空を背景に大きく見える。
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北西に眼を転ずると、目指すルージュ小屋が谷を隔てて見えているのに気付く。ルートを見ると手前の谷を迂回しながら高度を上げていくことが分かる。あと300mほどの登りが残っている、コースに戻って再び出発する。
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コースを進みながら、先ほどのテト・ドゥ・トロンを振り返ってみる。三方を谷に囲まれた半島のような地形だと分かる。後方は、大小のヴェージヴィの山々だ。左下のはるか下方にブルー湖が小さく見えている。
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高度を稼ぐにつれてはるか遠方にワイスホルンが見えるようになってくる。左に白いビスホルンを従えた堂々の雄姿だ。手前の黒いピークは、プティ・ダン・ド・ヴェージヴィ(Pte Dent de Veisivi、3183m)だ。
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エギュイーユ・ド・ラ・ツァの鋭いピークが見事に見える。右端後方は、ブクタン(Bouquetins、3838m)連峰だろう。
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とうとう小屋の直前までやって来た。素晴らしい山山を眺めながら登ってきたので思ったより早く、また身体も軽く思われる。
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エギュイーユ・ルージュ小屋(2810m)に到着、ちょうど11時、出発から2時間30分(合計25分の休憩含まず)の登高だった。小屋は管理人と子供が3名いるだけでハイカーはまだ誰もいなかった。
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小屋の前からの景観、ヴェージヴィ連山の向こう側にダン・ブランシュの頭が覘いている。
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同じ場所からのワイド画像、左のワイスホルンから右のダン・ブランシュまでを望む。手前の山(ヴェージヴィ)の右鞍部(ツァルマン・コル)の後ろはグラン・コルニエだ。
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右手はド・ラ・ツァの尖鋒が小屋の旗とともに明確に見えている。
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上の眺めの反対側は、ルージュ・ダローラが聳えている。ピークまで行くにはかなりの時間が必要だろう。
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ルージュ・ダローラ連峰の主峰(3644m)を望む。
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小屋の中に入って昼食とする。ビールをたのんで持参のおにぎり2個を食べる、程なく老夫婦(ベルギー)がやって来て、スープを注文しサンドイッチを食べ始めたので会釈を交わす。食堂の窓からの眺め、ワイスホルン、ダン・ブランシュと豪華な内容だ。
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同じく窓枠とワイスホルンの眺め、絵画を見るような雰囲気がある。
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小屋の外へ出て、出発前にモン・コロン方面を見る。左奥はブクタンの上部、右はレヴェックと続き、さらに見えるのはプティ・コロンだろうか。
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45分の休憩後、小屋を出発(11:45)、ブルー湖を目指して降りていくことにする。小屋付近の案内板とルージュ・ダローラ。
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小屋の上部からのダイナミックな眺め、三層の山山が織り成す景観は懐が深い。一番奥の左は、ビスホルンを従えたワイスホルン、真ん中の層はダン・ブランシュの頭、グラン・コルニエから左へと続く山並み、手前は右からポアント・ド・ジュヌヴォア、ポアント・ド・ペロック、大小のヴェージヴィと連なっている。
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同じく小屋の右方向の眺め、鋭いエギュイーユ・ド・ラ・ツァから右へモン・コロン、レヴェックと繋がっている。
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小屋を後にした頃から続々とハイカーが到着してくる、モン・コロンをバックに小屋を目指す人たち。
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小さな沢を渡って進む、これからは常にこれらの山々を眺めながら降ることになるので楽しいコースだ。
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小屋を下から見上げる、強固な岩稜に建っていることが分る。後ろの山は、ピーニュ・ダローラ(3772m)だ。
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さらに下った場所から小屋を仰ぎ見る、左後方はルージュ・ダローラの主峰だ。
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ブルー湖には13時に到着、小屋を出てから1時間15分の所要時間だった。湖の周りはたくさんの人たちが日光を浴びて弁当を食べたり、休憩したりで大賑わいだ。
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湖面に近付くと、その透明な青さがとても美しい。山々と湖面の調和が人々を魅了しているようだ。
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プティ・ダン・ド・ヴェージヴィとブルー湖、天気が良いので繰り出した人たちはみんな嬉しそうに語り合っている。
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降りてきたコースを振返る、ルージュ・ダローラ連峰ははるか彼方に見える。
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ブルー湖で45分間、休憩・散策してからラ・グーユ(La Gouille)に向って出発する。古い民家の小さな集落を過ぎて森の中を進んでいく。
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ラ・グーユまで25分で到着、ここから見たエギュイーユ・ド・ラ・ツァは高さと天を突く鋭さが見事だ。バス停前には1軒のペンション兼レストランがある。
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バスの時間まで1時間以上あるので、赤白ワインを頼んでゆっくりと味わった。1軒しかないレストランなのでとても流行っている、飲み物を注文して持参のサンドウィッチを食べている人たちも多かった。いわゆる「No Picnic」ではないようだ。
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15:06のグーユ発のバスでエヴォレーヌまで帰った。今日も良い天気に恵まれてとても美しい景観の中をハイキングできた。行動時間は、4時間10分、登り840m、下り1000mの内容だった。夕食は、トマト付きサラダ(馬肉入り)、ツナ缶詰、チャーハン、味噌汁、塩昆布に赤ワインの豪華版(?)だ。こちらのスーパー(COOP)では牛、豚、鶏肉と並んで馬肉(真空パック)があって、これを茹でたり炒めたりしてよく食べた。とても風味ある味で大好物になった。
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