2010/04/17 - 2010/04/19
78位(同エリア784件中)
がおちんさん
人で混みあう東京から、静けさと自然を求めて長崎県の離島へ移住することにしました。
高齢の猫2匹を連れての長距離移動が心配でしたが、無事に到着。
のどかな田舎暮らしが始まりました。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 船 自家用車
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近年、東京は人が増え続け、どこに行くのも大混雑。
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買い物をするにも、食事をするにも人だらけ。
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地下鉄は長蛇の列、道路はいつも渋滞。
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生まれ育った東京だけど、快適に生きるために移住することにした。
神田川から見る新宿の夜景も、これで見納め。 -
田舎であればあるほど良い。
いろいろ考えた結果、行き先は九州の離島に決定。
五島列島へ向かうことになった。 -
問題は、うちの老猫をどうやって運ぶかだ。
「はな」は1989年生まれの21歳。
長時間ゲージに入れると体力が持たないかもしれない。 -
「リー」は17歳。はなよりも若いけど、相当なオバーサン猫だ。
体が弱くてしょっちゅう動物病院の世話になっているし、気が弱いので鉄道や飛行機の移動は無理っぽい。 -
妻と相談の結果、軽ワゴンを購入する。猫は荷台にマットを敷いて乗せることにした。
島では車が必要だし、高速道路はETCで安く行けるので一石二鳥だ。実用を考え、マニュアル&四駆にした。
写真は納車の日のもの。 -
2010年4月16日(金)
引越し作業に丸一日かかる。
不動産に部屋を返し、あとは出発するのみ。 -
2010年4月17日(土)
午前3時。あまりに寒いと思ったら、外は雪。
荷物が無くなってガラーンとした部屋に、猫はちょっと不安そう。 -
5時半、五島に向けて出発する。
予定外に荷物が多くなり、猫のスペースがほとんど無くなってしまった。
出来立ての首都高トンネルから東名に接続する。どんなに丁寧に走っても、2匹の猫は大騒ぎ。参った。 -
厚木を過ぎた辺りで雪は止んだ。
猫のため、2時間に1回はパーキングで休憩をする。 -
8時50分、静岡県に入ると青空が広がるようになった。
やはり晴天のドライブは気持ちが良い。
左手には駿河湾が見えた。 -
鳴き疲れて眠ってしまった21歳のはな。
鳴き続けて声が枯れてしまった17歳のリー。 -
10時50分、浜名湖を通過する。
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「なんか良いエンジン音がするな」と思ったら、レーシングカーのような車が追い抜いていった。
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15時20分に大阪を通過。
運良く、渋滞には巻き込まれなかった。 -
右手に見えた、太陽の塔。
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東京を出て13時間。
猫も疲れて鳴かなくなった。
怖がりのリーは、猫トイレに入りっぱなし。 -
ずっと90キロで走行するがエンジンは快調そのもの。
最近の軽自動車は大したものだ。 -
とうとう日が暮れるも、まだ広島にも着かない。
夜間も休み休み走り続け、させぼみなとインターに着いたのは翌朝4時。
いやー、疲れた。 -
2010年4月18日(日)
佐世保港の近くで少し仮眠した。
長旅にも負けず、好奇心旺盛なはな。
車窓から外を眺めている。
元気でよかった。 -
一方、リーは疲労困憊。
あと少し、頑張ってくれ。 -
これから乗船するフェリーなみじ。
佐世保−上五島を2時間35分で結ぶ。
揺れないことを祈る。 -
7時半、フェリーに乗り込む。
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猫の世話をするため、妻は車内に残った。
はなは元気に餌を食べている。 -
8時、佐世保港を出航する。
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船で仮眠するため、私は客室へ。
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客室内はガラガラだー。
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1時間ほど眠ってから、デッキへ出てみる。
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おっ、上五島が見えたぞ。
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想像していたよりもゴツゴツした島だ。
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10時半、有川港に到着した。
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ついに新上五島へ初上陸。
新しい住居まで移動する。 -
東京を出て30時間、ようやく目的地に到着した。
お疲れ様でした! -
2010年4月19日〜現在
島の朝はウグイスの声で始まる。空気も美味しい。
塵が少ないためかコントラストが強く、風景がはっきり見える。
東京とのギャップが大き過ぎて、現実じゃないみたいだ。 -
島をドライブすると、美しい風景に多く出会う。
楽しい。 -
若松島にかかる橋から。
海の色がイイ! -
絶景に建つ教会。
五島はカトリックの信者も多く、「祈りの島」とも言われる。 -
6月には蛍が舞う。
幻想的で本当にため息が出た。 -
島のビーチは美しいうえに空いている。
昼に弁当を持って行って、ここで食べるのがマイブーム。
セミの鳴き声も東京とは違うのだ。 -
こんな美しい浜に誰もいないなんて。
うーん、ちょっと考えられない。
でも現実。 -
7月に秋篠宮と紀子様も訪問された青砂ヶ浦の教会。
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曽根から望む矢堅目(ヤガタメ)。
ここからの夕陽は素晴らしいのだ。 -
夕方、海が金色に染まって見えた。
何かわからないけど、胸がいっぱいになる。 -
日没の直前、矢堅目に登った。
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島の落日にただ見とれる。
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8月後半、夜には鈴虫やキリギリスが鳴いて賑やかだ。
自然の移り変わりを体感できることに感謝。 -
島に来て4ヶ月。
猫も元気で暮らしてます。
近況はこちら
http://ritou.at.webry.info/
五島列島へ 2010 猫と離島へ移住する 終わり
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この旅行記へのコメント (3)
-
- arfaさん 2010/08/28 16:29:32
- がおちんさん、こんにちは。
- 遂に五島列島に移住されたのですか。
ここは魚も美味しく、とてもいいところですがちょっと台風が心配
な位でしょうか。
私が九州にいた頃はここ福江市は観光というより、美味しい魚
を食べに行くところで、社内でも結構一泊位で家族で遊びに行
く人が多かったですね。
クルマで30時間の移動は考えてもゾッとします。20代の頃は
平気で40時間位連続運転出来たものですがもう体力が続かな
いようになってしまいました。
実は私も実家は兵庫県の山の中にあり、リアイヤ後は引っ込ん
で暮らそうとは考えています。
問題は
?遊ぶところがなく、居酒屋もクルマで行かないとないような所
ですので清貧生活にいつまで耐えられるか。
?総合病院まで30km、救急車が往復1時間かかります。
?中世以来の天役(旧天領だったので無償奉仕です)がいまだ
に義務としてあり、山奥まで入っての作業などがある。
ということでやはり躊躇しています。
また、田舎暮らしの体験をアップしてその後を見せてください。
宜しくお願いします。
- がおちんさん からの返信 2010/08/29 00:34:16
- RE: がおちんさん、こんにちは。
- arfaさん
コメントをありがとうございました。
しばらく4trともご無沙汰しておりましたが、今年は移住をしたり、ドイツへ行ったりと結構動き回っております。
来年は再び雲南か四川の少数民族を訪ねようかと計画中ですが、最近はどこに行っても個性が無くなってしまいましたね。
今は遠くに旅へ出るよりも、日常にある自然を楽しむほうに熱中しています。
兵庫県の山の中、魅力的じゃないですか。きっと、そのうち日本から田舎が消えてしまう日が来ると思います。
今なら、まだ間に合いますよ。
- arfaさん からの返信 2010/08/29 08:17:02
- RE: がおちんさん、こんにちは。
- >来年は再び雲南か四川の少数民族を訪ねようかと計画中ですが、
最近はどこに行っても個性が無くなってしまいましたね。
今は遠くに旅へ出るよりも、日常にある自然を楽しむほうに熱中して
います。
雲南省に行ってここが「好きになったのは私のいた頃の田舎と同レベ
ル、30年位前の私の田舎のレベルが目の前にあったからでしょうね。
正直、老人世帯が増えてどこまで人口が減るのかと思っています。私
の生まれた頃は1万2千人、現在5千人です。雲南省は若い人が多か
ったのでまだまだ活気があり、魅力的でした。
>兵庫県の山の中、魅力的じゃないですか。きっと、そのうち日本から
田舎が消えてしまう日が来ると思います。
本当ですね。このままいけば予算がなくなり、福利厚生にお金が回らな
い様になると若い世帯は出て行き老人が亡くなる度に寂れて行きます。
今年になってわずか60人ほどの人口の集落で両親と同世代の人たち
が9人亡くなっており、空き家が多くなってきています。
また、がおちんさんの田舎暮らしを参考にさせていただきます。
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