ミャンマーの旅　マグウェイ（Magway)

2010/07/22 - 2010/07/22

朝早くまだ薄暗いうちにどっかの町のターミナル着いた、運転手にマグウェイか？と聞くとマグウェイはもう少し先だという、しかしバスはいっこうに動く気配がない。けっきょくこの町で２時間ほど仮眠して明るくなったてからバスが動き出した、少し走り大きな河を渡りさらに少しゆくとマグウェイのバスターミナルに着いた。
運転手にここからバガン行きのバスはあるか？と訊ねるとバガン行きはないがマンダレィならあると言う、バスの雑用係りのお兄ちゃんがたくさんあるオフィスの一つに連れて行ってくれたがマンダレィ行きはあるが外人はダメだと言われた。別のオフィスに行くとそこは問題なくチケットを買うことができた（５５００チャット）、出発はゆうがた５時なのでオフィスに荷物をあずけて町中をぶらつくことにした。

それはまったく突然の思いもしない出来事だった。
アイ　シー　ユー　テイク　フォト　！、この言葉が左後ろから聞こえてきた、振り向くとバイクに乗った男が真剣なまなざしで私を見ている、　？？？　イエス？、　と答える。
アイ　シー　ユー　テイク　フォト　！　とくりかえす。
そうこうしてるうちに２人、３人、と人がまわりに寄ってきた。
そのうちの一人が　カム、カム、といって通りに面した建物をへ私の腕をつかんでひっぱってゆく。そこは平屋の家だが警察の事務所みたいなところだった。椅子に腰掛けてまわりを見ると人がだんだん増ええている、制服姿の人が４人、一人は５０歳くらいのやせぎすの女性、私服の人が１２人いた。
綿新パスポートはテーブルに置いてある、カメラもその横にある、みんなが集まった所である者はたちは私にいろんな質問を片言の英語でしてくる、ある者たちはパスポートをめくっている、残りの者はカメラの画像を一枚一枚みている、これはヤンゴンだ、スーレパゴダだ、シュワダゴンパヤだ、とぼそぼそ話しているのがとぎれとぎれ聞こえてくる。
ある者はデジカメでパスポートや私の写真を撮っている。
リーダーがいないせいかてんでんばらばらな取調べだ、おかげで質問はグループごとに３回もくりかえされた。質問の種もつきたころに白髪頭のお爺さんがやってきた、この人は流暢な英語を話した。
私に別に問題はないから心配する事はない、この人達に何かしてもらいたいことはあるか？と訊く、別に心配はしていないができればこの様子を私のカメラで写してくれないだろうか？　と訊ねたら彼らと話して、写真の撮影はダメだ、と断られた。
なんだかんだで１時間ほどがらんとしたオフィスでの取り調べがすみやっと無罪放免になった。

午後になってバスターミナルでうだうだと時間をつぶしていたら警官と一緒に制服のイミグレ係官が来てパスポートのチェックをしていった、この人はすぐ引き返してきたが手にはアイスクリーム持っていてそれを私に差し出しニッコリと笑って去っていった。

エリア その他の都市(ミャンマー)

マグウェィの手前の町で夜明けを待った内部を半分トラックに改造されたバス。

あるバス会社の看板、このターミナルからはマンダレィ行きのバスはなかった。マンダレィに行くには次のマグウェィのバスターミナルに行かねばいけない。

マグウェィのバスターミナルでマンダレイまでのチケットを買いオフィスにリュックを預けて町のようすを見に出かける。

竹を割って中のふしを取り除いているお兄さん。

家の前に天秤棒にくくられた竹笊が置いてある・・・。

家の中を覗いたらこの夫婦がいて、笊を作り町中を売り歩いていると言っていた、これから売りに出かけるらしい。

通りを歩いて行くと路上でトウモロコシを茹でていた。

まだ朝ごはんを食べてなくてお腹がすいていたので一本買う、２００チャット、粒も大きく実が締っていて甘さも充分。

トウモロコシをかじりながら家並みが途切れたところの茂みの囲いを通り抜けたら畑が広がっていた。

畑に入り仕事をしている人達に近寄ってカメラを向ける、小父さんが手を休めこちらを向いてくれた。

お姉さん達も肩を寄せ合って・・・。テズ　テマレ！（ありがとう）。

再び町中へ、水音が聞こえるので覗いてみたら・・・（承諾は得ています）。

水の入ったドラム缶を運ぶ少女達。

寺院の建物の一部の下絵、これに合わせて建材を切り抜いていくらしい。

まちがって他所の家の庭に入り込んでしまった、ついでに遊んでいた子供たちを集めみんなの写真を撮らせてもらった。

自転車で野菜などを売って廻っている小母さん、どこでも笑顔で応対してくれるのが嬉しい。

う〜ん・・・、親子ではないと思うが・・・。

竹と板で何かの型枠を作っている小父さん達。

小父さんを写そうとしたら手でちょっと待って、と合図して自慢の牛の首筋に手をやる小父さん。牛も家族の一員みたいなものかも・・・。

托鉢にまわる僧たち。

てきとうに歩いていたら人通りの多い所が見えたので来てみたら小さな市場だった。

地方の市場、珍客が気になるらしい。小母さんつり銭間違わないでね・・・。

この市場を出たところでヘルメットをかむりデジカメを首から吊り下げた小父さんに逢う、彼が『何してるんだい？』と片言の英語で話しかけてきたので『貴方と同じ、町中を見学しながら写真を撮っている』と答えたらそのまま何も言わないで行ってしまった。

この通りの写真を撮ったすぐあと、あのおぞましい声が聞こえてきた、『アイ　シー　ユー　テイク　フォト！』。

あとで集まってくる警官のような人たちの中にはもちろんさっきのデジカメを首から吊り下げた小父さんも混じっていた。

この旅行記へのコメント （4）

• keng-kengさん 2010/08/20 00:41:08

  写真ダメなんでしょうか？

  Ginさん、こんばんは。
  いつも楽しみに拝見してますが、今回はさらに、僕が行きたくてバイクで行けなかったミャンマー！
  なんで、なおさら楽しみに拝見しております。
  
  ミャンマーって写真撮るだけで警官の取り調べの対象になるんでしょうか？
  なんかヒドい話ですよね〜。３年前の例の事件以降、ジャーナリストに対してキビシい措置をとってるっていうのは聞いてますけど。。。Ginさんのカメラってもしかして、報道関係者が持ってるようなデッカいやつでしょうか？
  
  それにしてもミャンマーの女性って美しい人が多いですね〜！
  こんな国の市場なんかへ行ったら、僕のデジカメは女性の写真撮りっぱなしで、あっとゆう間にバッテリー切れになりそうですわ〜。
  
  あ〜、でもますます行ってみたくなりましたわ〜！！
  １１月？の総選挙で軍事政権が大敗、崩壊してくれることを祈ってます！

  ginさん からの返信 2010/08/20 16:48:04

  RE: 写真ダメなんでしょうか？

  今日は、Keng-Kengさん。
  
  またまたラオスですか、頑張ってますね。
  
  ミャンマーはバイクの持ち込みがむつかしいと思いますよ。
  
  どうしてもなら現地で買って旅が終わればバイクを売っぱらう方法くらいですかねぇ。
  
  今回の写真の件はこのMagwayの町だけでした、ほかの町や都市ではまったく問題ありません。
  
  ミャンマーはタイに似て女性が多いです、市場なんか行ったら可愛い子がわんさかいますよ（マジ）、そしてみんな人懐っこい娘さんばっかりですわ。
  
  KengーKengさんが行ったらバッテリーが切れる前に理性が切れると思いますわ（笑）。
  Gin。

• josanさん 2010/08/19 21:04:20

  不思議な体験でしたね〜。

  今晩はGINさん、警察での取り調べ、何んだったのですかね〜、ただ単に
  暇潰しでGINさんを、甚振っただけですかね〜？。（笑）
  
  またはGINさんの高価なデジカメを、みんなが見てみたかっただけですかね〜？。（？）
  
  GINさん、これからミヤンマーを旅する時は、法衣を着て、竪琴持ち「水島」と名乗ればこんな酷い取調べは免れるかもですね〜。（大笑）
  
  トウモロコシ美味しそうですね、実は嬉しい事にピムと陽子が、５月に日本に帰る時に、御殿場の別荘に植えて行った、タイのトウモロコシが大きく育ち、もう直ぐ食べれるそうです。（祝）
  
  GINさん、日本に帰る楽しみがまた１つ増えました〜。（祝）
  
  ミャンマーは、やはり少し怖い所が、有るかもですね〜。（マジ）
  
  
  ウドンよりJOSAN。
  
  
  
  

  ginさん からの返信 2010/08/20 16:25:56

  RE: 不思議な体験でしたね〜。

  今日は、JOSAN。
  
  今回、ミャンマーのいろんな都市や町へ行きましたが写真を撮ってトラぶったのはこのMagwayの町だけでした。
  この町に何かあるんでしょうかねぇ？？？。
  
  タイのトーモロコシは嶋さんところのも３ｍちかくに伸びたそうです。
  実が生ってますがまだ収穫には早いようです。
  このトーモロコシって味がちょっともち米って感じですよね。
  
  Gin。