1980/05/17 - 1980/05/31
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YOSHITOさん
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今から丁度40年前の物語。
それは1980年の晩春のこと・・・・などと書くとどん
なロマンチックなヨーロッパ紀行かと誤解を与える。
昭和55年と言えば大平首相が急死して鈴木善幸首相の
時代。当のイギリスは後に鉄の女と言われたサッチャ
ー首相が誕生し200万を超える失業者の溢れる英国の
建て直しに取り組んでいた。1ポンドは約¥530(買
いレート)で現在の¥130からすれば約4倍。ホテル
も食事もとても高い。
私にはイギリスへ2度目の出張。ロンドン滞在中に大陸の
アムステルダムとパリへ4,5日の駆け足の旅を挟んで15日
間。イギリスには前年自社のロンドン・オフィスがオー
プンしていた。ホテルも現地で手配済みで一昨年のこと
を思えば大いに助かる。
ロンドン滞在中もイングランド南部のフォークストーン
を始め北部のケンブリッジと毎日慌しい日帰り出張。
写真はビジネスで訪ねたロンドン市内の自然史博物館。
小さな人物―それが私です。英国の旅は私のHPでも紹介しています。
http://travelingmaki.kilo.jp/newpage42.html
(これをUpして既に10年が過ぎ、今回Titleの30年前を40年前と変更
しました。2020年5月11日 牧義人)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ
-
1980年5月それは2度目のLondon訪問。
当時のヨーロッパへの北周りコースは言う
までもなく米国アラスカ州アンカレッジ経由。
直行便で現在より5時間長い17時間の飛行。
写真はアンカレッジ空港のBAの747jet機。 -
今回取引先の訪問は英国内はもとよりオラン
ダ,フランス と予定していたのでロンドン
の名所を訪ねると言った時間はとれない。
昨年オープンしたロンドン・オフィスが手配
してくれたメトロポール・ホテルへチェック
イン。
このホテルには大陸への小旅行を挟んで10日
程泊っていた。 -
英国内でもイングランド西部ではベイジング
ストーク、オックスフォード、スラウ。北部
ではステイヴイナッジ、ケンブリッジそして
南部ではフォークストーンまで行く。
大学出版局を始め学会の事務局、商業出版
社、出版取次店と多様な訪問先である。
写真はEdgeware Roadのホテル自室からの
街並み。 -
London初日の写真はフィルムトラブルで
ほとんど残っていない。
この写真は市内の何処であったか。 -
ロンドン2日目はイングランド南部の
Folkstoneに出かけた。出発点のチャリング・
クロス駅。 -
今日はイングランドの南の町Folkestoneへ
日帰り出張。南部は初めてで車窓からの風景
を楽しんだ。西や北へと同様に牛や羊が草を
食む牧草地帯を見ることが出来た。
-
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フォークストーン中央駅のプラットフォーム。
もっともケント州のフォークストーンは南部
には違いないがイングランドの東の外れになる。
すぐ近くのドーバーは海路フランスやベルギー
への港として知られていたがこの時代は全くの
田舎の港町に過ぎなかった。 -
-
-
私が訪ねたドーソン社は英国の雑誌を海外
へ輸出する雑誌の取次会社だった。我々は
同社からかなりの学術雑誌を輸入していた。
DirectorのMr.Barnes
午前中の商談を終えるとランチに誘われ二
人の役員と共に車でド―バー海峡を眼下に
するレストランへ出かけた。最初入った部
屋では食前酒だけが運ばれてきた。その後
で初めてディナーとも言えるテーブルにつ
きフルコースが供された。 -
Sales Manager Mr.Jones
今日初めて面談したバーンズ氏は食事をし
ながら、イギリスは未だ2度目と言う私の
英語の話になり、
「私は先ず日本語で考えて、それを英語で
作文しながら話している」
「ミスター・マキ!それは大変だ。疲れる
だろう」
レストランを出るとすぐ前の岸壁に立った。 バ―ンズ氏は対岸を指差して
「あれがフランスのカレーです。40キロ
とないでしょう」
「フランスがこんなに近いですか」この時
代にはド―バー海峡の海底トンネルはまだ
無かった。しかし今や英仏を結ぶ”ユーロ
トンネルの都市”フォークストーンである。
そして同じ南部の都市ブライトンのように
結構英語学校が多いと言う。 -
ロンドンのチャリング・クロス駅には夕刻
戻った。駅を出るとすぐネルソン提督の高
い塔の建つトラファルガー広場だ。
観光をする時間の無い日程ではあるがホテ
ルへ帰るひと時をたくさんの鳩が群がる広
場で一人静かな時間を持った。
-
初夏のロンドンの6時はまるで東京の真昼
の明るさ。その後どんな道を歩いてピカデ
リー・サーカスまで着いたかよくは覚えて
いない。しかし2年ぶりのロンドンを散策
するには快適な気候だった。 -
-
ロンドンのバーバリ本店。
-
翌3日目の5月20日ロンドン近郊の町、
Slaughは汽車で西に約30分の距離。
スラウの小さな駅の改札を出ると、
「ミスター・マキですか。お待ちしていました」
「マキです。有難うございます」
と言って迎えの車に乗った。
田舎の町の瀟洒な白い建物が英国農務省出版
局である。 -
-
オフィスで私を迎えてくれたのはニュートン
博士であった。午前中彼の部屋でコーヒーを
飲みながら来日の日程を打ち合わせていた
が、昼になりレストランへ行こうという彼の
車に乗った。
眼鏡の奥のニュートン博士の鋭い目をつい
この間のように思い出す。 -
オフィスの前は農務省の出版局らしく
庭園になっていた。 -
-
CABの正面入口。
Dr.Newtonの撮影。 -
4日目、5月21日は2年ぶりに英国南部ハ
ンプシャー州の Basingstoke
を訪れた。ロンドンから西に70キロ程
の距離。近年はIBMやエクソンとハイ
テク企業が集まっている街であるが、当
時は静かな田舎町と言ってよかった。
あのコートで有名な Burberry
が19世紀半ばにここべージングストー
クに洋服店を開いたと言うのが唯一の話題。
ルイス社長はじめ役員などに再会した。
-
ロンドン滞在中は毎日地方都市への日帰り
出張をしていた。この日も昨年開設したば
かりのロンドン事務所の若い筆保支配人と
テイラー&フランシス社の本社に来ていた。
当時同社の全書籍、雑誌の日本での販売総
代理店をしていたのでお互いに緊密な関係
であった。
同社の会長ネヴィル・モットー博士は19
77年にはノーベル物理学賞を受賞されて
いた。 -
翌6月22日はロンドンより北へ30分程の
Stevenage へ出張。行き先は当時
私の所属していた会社がSole Agentをして
いた英国生化学会である。
ロンドン・オフィスの筆保支配人も同行。
契約更新に向け学会側は法務担当も出席し厳
しい条件の詰めの議論になった。
スティヴナッジはもちろん観光の時間はない。
特に何かある町とも思えなかったが。
ロンドンでは連日の日帰り出張であるが、明
日から4,5日アムステルダムからパリに出
張してくる予定。
-
5日振りに英国へ戻ってきた。5月28日は
大学都市ケンブリッジへ。
ロンドンはキングス・クロス駅から北に
およそ100キロの距離、1時間15分。
タクシーの車窓から眺めたケンブリッジは
市内も大学キャンパスもまるで公園の中を
走っているようだ。緑一杯の林の中をきれ
いなケム川が流れている。
写真はケンブリッジ大学出版局の新社屋と
ナイト氏。 -
当時私の所属していた会社はケンブリッジ
大学が発行している数百点に及ぶ学術雑誌
の日本に於ける販売総代理店をしていた。
ノーベル賞学者が60人も越す大学の文字
通り世界最高レベルのJournalを出版して
いた。当然掲載される論文の質は高く、最
新の科学技術情報が発表されている。世界
中の大学や研究機関が購読していた。もち
ろん日本の大学でもかなりの数が定期購読
されていた。インターネットのない当時で
はプリントされた雑誌が最も早く情報を入
手する手段だった。
写真は左Marketing Director Mr.David
Knight 右はJournal Publishing Dire
ctor Mr.Dennis Forbes -
5月29日、やっとロンドン最後の予定。
今日は1日市内でのビジネス。
当時はまだ大英博物館の付属機関であった
ケンジントンの自然史博物館を訪ねた。
彼等が刊行していた機関紙の日本への輸入
の件であった。
初めて入る館内は恐竜の化石から動物の剥
製、昆虫のコレクションと珍しい展示品が
所狭しと並んでいた。日本人は見かけなか
ったが小学校から来ている生徒をはじめ訪
問客で賑わっていた。 -
一方この日はオックスフォードではなくロン
ドン市内にあったOxford university
Press のJournal部門のManaging Editor
Mr.Anthony Toyne とSubscription Dept.
Mrs.Claytonを訪ねた。
明日5月30日(金曜)午後1時10分発のBAで
2週間ぶりの東京へ帰る。
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