2010/06/06 - 2010/06/11
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ゆらのとさん
先回のブログで、ロシア入国時のハプニングを書いた。今回も私にとっては予想外のことだったので、やっぱりハプニングとしか言えようがない。
読んだ方は笑うかも知れないが、体験した本人にとっては、「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び」(70才以上の方なら誰でも知ってる言葉)の我慢の2夜だったのである。
サハリンのホテル事情は決して良くない。現地であった日本人や、帰りフェリーで日本人の乗客に聞いたら、みな、答えは同じようだった。 理由は料金が高い割りにサービスが悪い。ホテルとしての機能に欠け、インターネット等がホテルに備わっていない。チェックインやチェックアウトに時間がかかる。お客を大切にしない(特に日本人に対しては現在でも敵国扱い)
表紙の写真(インターネットのユジノサハリンスクのホテルから転載)は私が宿泊したホテルでない。このホテルはユジノサハリンスクではAクラスの「サハリン・サッポロ」である。名前から想像できるように以前は日本人が経営していたホテルである。
そのホテルに勤めていたMさんに伺ったら、最近リホームしたが、決して内容は良くないそうだ。
私が宿泊した「R」ホテルはユジノサハリンスクの駅前にあり、ロケーションとしては申し分ないのだが、その内容たるや二つ星にも値しない。
内容がお粗末なのである。サービスが悪いのである。私は過去、外国の安ホテルは何十回も利用したがあんなにひどいホテルは記憶にない。
私が烈火の如く怒っているのは、料金だけは超高額なのである。ちょっとその内訳を紹介させていただく。
この度のサハリン旅行で稚内からのツアー料金が2泊3日で¥124,200を東京のT旅行社に支払った。このうちフェリー往復が¥39,600である。他は港からホテルまでの送迎(オンボロ車で片道40分)とビザ申請手数料¥4,200だけである。(日本語つきのガイドを付けると他に3時間で¥18,000なので断った)
支払った金額の中には一人参加なのでホテルの部屋代が2泊で¥25,000が正規のツアー代のほかに加算されていた。
ロシアと日本の旅行社がどれだけの手数料を取るのか分からないが、素人考えでも、一泊¥25,000以上のホテルに泊まるのだと思っていた。
しかし、現実は想像を絶するような酷さだった。 誇張せずに現実を冷静にありのままに伝えたい。
このホテルは戦前、日本が建てたホテルで、70年以上も経っており最低限の修理と改装で現在もロシアによって使われているのだそうだ。
到着すると、体重70キロはありそうな中年の女性が一人、フロントに座っていた。先ず、ロシアでの宿泊はパスポートを提出しなければならない。パスポートを預かられると、いつ戻ってくるか心配だ。(その日の内に戻ってきたが)
フロントにコンピューターはない。私はロシア語が分からないので、何を話しているか全く分からないが何か連絡している。私のパスポートを見ながら何かと照合している。(多分、ブラックリスト)
20分後くらいに木の札に吊るされた412−Bの二つの鍵を渡された。その時、ちょっと不吉な予感がした。部屋は4階だがエレベーターはない。階段を上がると、階段の側に412の部屋はあったが、鍵の穴に鍵がスムースに合わず開けるるのに一苦労した。ようやく開けた部屋は更にAとBとに分かれていた。部屋を開けると右手にトイレ(洗面所兼用)とシャワー室があった。私はそのトイレとシャワー室は私専用の物と思った。私は小さい方の鍵でBの部屋を開け中に入ると、怒りがこみ上げてきた。
ベッドは巾は狭く薄い敷布団の下はスプリングのバネ付きなのである。敷布団も掛け布団もオレンジ色の地に真っ赤な大きい花模様の柄のカバーがしてあった。触ってみると湿っている。鼻を近づけると、汗のような腐ったような匂いがプーンとしてきた。 この布団カバーは何日前に取り替えたか分からないのである。
部屋の中にはテレビと電話があった。テレビは40年前くらいの旧型テレビにトンボの羽のような室内アンテナ。テレビの映像は5,6局入っているがまともに映らない。トンボの羽を左右上下にいじくるが原色が分離してブレているのである。
電話は外線に通じなかった。(これも国策かな) タオルはダンボールのように硬い。石鹸はビスケットよりまだ小さい。浴室はなく、シャワーのお湯も沢山出すと水になる。
サハリンのホテル事情は悪いと日本の旅行社から言われていたので、その時はまだ、「これがサハリンの現実」と自分に言い聞かせていた。
ハプニングはそれで留まらなかった。
その夜、ユジノサハリンスクで日本料理店を経営されている宮前豊氏(桜を公園に寄贈された方)に事前にアポを取って、お目にかかるようお願いしていたので、その料理店に夕食を食べに出かけた。宮西氏は急用ができて外出され、お目にかかれたのは10時過ぎだった。
11時過ぎにホテルに戻った時、隣の部屋(412−A)に男女が入ったことは話し声で分かった。
私は疲れていた。自分の持ってきたバスタオルを布団の襟に被せて眠りに入った頃、ボン、ボンという異様な音に眼が覚めたのである。
ここから先はえげつない。下品である。上品な淑女は読まないでいただきたい。
「ボン、ボン、ボン」の音は隣の部屋でオリンピック競技のトランポリンの練習でも始まったのかと思った。そにうちに、ソプラノと唸り声。 大人の男女なら身に覚えのあるあの声が筒抜けに聞こえてきたのだ。(私はロシア語が全く分からないので意味不明=せめてもの救い)
もともと、一つの部屋(家族用の大きめな部屋)を板で仕切って二組に貸せるロシアの商法は、是非、止めていただきたい。
ハプニングはまだ続いた。ようやく静かになったので、私は、ようやく眠れると思い、トイレに行った。 その時、また、ハプニングが起きた。洗面所のドアーを開けると、巨大な女性が便座に座っていたのである。(言い訳になるがあれは私が悪いんじゃない。内鍵をかけないロシアのデカ女性が悪いのである)
私はとっさに「I'm sorry」なんて謝って部屋にも戻って内鍵をかけた。「I'm sorry」といったところでロシア人の殆どは英語が通じないので、分からなかったと思う。
何故、あの時、内鍵をかけた。多分、襲われたら助からないと思ったのだろうか。打ち鳴る鼓動が納まって眠れたのは2時近かった。
翌朝もハプニングの続きがあった。フロントで、あのデカ女性とご主人と思われる男性にバッタリ会ったのである。お互いに知らん顔。
その男性は女性に反比例して、痩せて小柄だった。どこかでみたことがあると思っても思い出せなかった。 博物館へ行く途中、ようやく思い出した。
そうだ、あの男性はムンクの「叫び」だ。女性はビヤダルだ。
「ビヤダルポルカ」と「ムンクの叫び」が私を恐怖に陥れたのである。
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 船
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