へなちょこダイバーが行く！！　一大事だ！御隠居！路銀が底を尽いたのに知らぬ間にマブールに着いちゃた！・・ははは，八兵衛や慌てるではない，捨てる神あれば拾う神ありじゃ，でも…，日本人いねーじゃん！−４−

2010/07/02 - 2010/07/07

本日３日目…，

待ちに待ったシパダンでのダイブ…，

でも…，日本人俺１人…，マイノリティーを超越して単なる日本人孤児…，

が…，心はルンルン，お菓子は持ったしー！暇つぶしの○○○本も持ったしー！エ？！○○○本は没収？！ひー！！！・・・良い子は真似しないようにね？！

同乗は，欧米人らしき２組の“仲の良い夫妻”…，ははは，どーせ俺は別居で，冷凍南洋クロマグロ，右にゴロゴロ，左にゴロゴロ状態ですからね…，ああ…，空し…，

エリア マブール島(マレーシア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 船
• 航空会社: マレーシア航空

朝だー！…

と…，ベットを飛び降り，７時からの朝食１番乗りー！ハハハハー！！と，誰もいないレストランで高らかに馬鹿笑いをするものの…，時計が７時を過ぎても何ら喰うもの無し…，ああ…，恐るべしマブール・タイム…，

と…，中空に突き出しい拳をだらしなく下げると，生きる屍の如く，ズルズルとＰＣコーナーへ，ああ…，ちゃんと起動するじゃん！…じゃん！…じゃん！遅過ぎー！！カメか，お前はー！！島は未だ２０世紀の余韻を残し…，残し過ぎじゃー！！ＩＴ革命何ぞ遥か彼方で起きたこと，島には全く関係ありません！

と…，７時半を回りようやく食材が揃い，朝唯一の楽しみ，朝食タイムだー！！と…，またまた，拳を突き上げるも，バカンスなのね，誰１人としていないじゃん…，

と…，東南アジアお馴染みのミーゴレンを山盛りにし，サイドメニューにオムレツとハムと果物を乗っけ，何故か多いと思える□□人向けの中華粥を添えると，頂きマンモス！…，ウウウッ！…，流石氷河期寒っ！！

ガツガツムシャムシャガツガツムシャムシャと…，雪山で遭難しました１週間，幸子，太郎，花子ー！父ちゃんは無事だぞー！！…，口に入るものは１枚のチョコレートと雪だけでした…，と，語る登山者の如く，喰らう喰らう喰らう…，旅行代金に朝食代金が含まれてると思うだけで，半ばやけくそで喰らう朝飯…，ああ…，空し…，

大マス！…

だ…，だ…，誰がダイマス様に対し，こんな失礼な暴言を吐いたんじゃー？！お…，お…，俺っす！済んません！…，ま…，ロバ以下野郎じゃ叱っても意味ねーし？！って，全部独り言じゃん！

と…，過去２年もお世話になり，彼女抜きではシパダンは語れぬ存在…，でも，大マス！…，こらー！！全然反省してねーじゃん？！

体もでかいが（…まだ言うか？！），懐はもっとでかい！シパダンでのダイビングの楽しさを最大限に引き出してくれる，彼女に着いて行けば何かが見れる，次は何だ…，と，期待させてくれるスキルは彼女の最大の魅力！

シパダンだー！…

と…，待望久しいシパダンの海！じゃ！Ｐｉａｎｏ行きまーす！

ドップンーーーーーーーン！！ブクブクブクブクブクブクブクブクブクブクブクブク…，只今水深２００ｍでーす…，有り得ねー？！

はははは，流石シパダン…，珊瑚も魚もてんこ盛り…，

「おやじさん！アジの刺身と，イカ刺しね！あ…，勿論，生大１丁ね，ハハハハー！！」・・・ダイブ中は酒の飲めねーだろ？！

マブールの珊瑚は白化してたけど，シパダンの珊瑚は元気一杯，あ…，おじさん，俺の生大まだ？！・・・まだ，言うか？！

スコーン！…

と…、抜ける様な透明感、ははは、魚影は濃くとも、マブールとシパダンでは雲泥の差…、

と…、遙か北を眺めると、北○○のあ・の・疑惑の潜水艦が見えます…、正義の鉄槌を受けるが良いー！！と、近くに転がっていた小石を握りしめ…、

「ウリャーーー！！」

と…、渾身の力を込めて投げつけると…、見事命中…、断末魔の叫びの様な轟音を立てて撃沈…、はははは、○○の皆様、俺が天に代わりかたきを取ってやったぜ！ハハハハハー！！

ん…？！俺って、どちらかと言うと苦手な○○人じゃなかったのかー？！

と…、ジレンマに頭を掻き毟る…、と言うか、何時もながらの、勝手な妄想にどっぷりと浸り…、ああ…、矢張り力に対し力で応酬すると言うのは、限り無い、負のスパイラルではないかー？！と、勝手に悩む俺…、

でか珊瑚…

と…、西遊記に登場する、羅刹女が持つと言う芭蕉扇にも匹敵する巨大なでか珊瑚！

否！否！これぞ正しく、孫悟空が海中に落としたる、正真正銘の芭蕉扇そのものではないか？！・・・孫悟空なんかいねーし？！現実と虚構の世界の見極めが出来ない男、Ｐｉａｎｏ…、ああ…、哀れ…、

さすれば、この一振りで遙か彼方へと移動出来るのではないか…、と、仮設され？！これを試さずして何を試すのじゃ？！俺がしなくて誰がする？！と、テンションはヒマラヤを遙かに超え成層圏を突破、が…、運悪く、米軍の軍事機密衛星に激突、見事撃墜！米軍サイドも機密衛星だけに公に出来ず、代わりに「Ｐｉａｎｏ抹殺計画」が発動したのだが…、毎度の事なので、本人はあっけらかん…、

で…、話は戻るのだが…、芭蕉扇の真偽を試すべく決意を固めた俺は…、彼の扇を振れるのは大マスさんを置いて他にいないのではないか？！（…、まだ言ってるよ、しまいに首絞められるし…）

と…、彼女にこの実験の現代科学に於ける重大性を説き、且つ孫悟空の存在を立証すべく、彼女に特大の一振りをお願い！

で…、彼女の電柱の如き２本の腕から繰り出される（…、おいおい、完全なセクハラだよ…）渾身の力を込めた一振りは、想像を遙かに凌駕する衝撃波として俺の体を吹き飛ばし、その奔流は通常の津波の１０倍の早さで、フィリピンを寸断！…、フィリピンご免！

スパイラルはその勢いを落とすことなくカムチャッカ半島に激突、ポキの音と共に…、折れちゃったよー？！と、さしもの勢いもポキの代償で漸く鎮火…、痛たたたたたたたた…、俺の背骨も折れたかも…？！ああ…、トナカイが不思議そうに眺めてるよ、ウワァー、無茶寒ッ！！

ららららららー！…

他人に良く尋ねられるのだが…、

「海に潜るっーのは、そないに楽しいことなんかー？！例えばー、○△ちゃんと□◎☆○○するよりも、断然楽しいのか？！」

ウッ！！…、思わず答えに窮してしまった…、何と言う難題なのだ、俺は思わず頭を掻き毟っていた…、、○△ちゃんと□◎☆○○するかー？！余りに甘美な響きに、目眩を覚えたのだが…、余りにリアルな目眩に思わず振り向くと、クラス委員の女子生徒が、真夏の昼下がりにも関わらず、剣道の防具に身を固め竹刀を振り回していた…、お…、お…、おのれ、俺の後頭部をど突きやがったな…、

「あ…、あ…、暑ッ！！あれに見えるはラクダの商隊かしら…？！だ…、だ…、駄目だわ、私冬型の女だし…、この防具汗の積み重ねで腐ってるに違いないわ、はにゃぎゃまぎゃりぞうなにほい…、ゲ…、ゲロが…、」

と…、百戦錬磨の強者との誉れも高き、クラス委員の女子生徒…、膝を折ると、遂に、そのまま前のめりにダウン！

おお！俺はこの日を…、この日が訪れるのを、一日千秋の思いで待っていたのだが…、が…、いざとなると、彼女が哀れに思えて仕方がない…、この若さで常に孤独な戦いの場に身を置く彼女…、

俺はその場に片膝をつくと、そっと彼女を抱き起こし…、

「ゲ〜〜、ゲロゲロゲロゲロ〜〜！！」

がー！！マジでゲロしやがったじゃん！！

ハタタテハゼ…，かな…？！だと良いな…？！…

と…，かなり危ういです，と言うかダイバーとしての自覚はあるのか？！学習能力ゼロか？！やーい！嫁さんに逃げられやんの！と…，各方面から非難の嵐が殺到してますが…，最後の発言した奴…，必ず見つけ出して，散弾銃で体の風通しを良くしてやるから，首洗って待ってな，ケッ！

で…，お魚さんの頭付近にピョコリンと突き出ているものですが…，実は…，妖怪アンテナでーす！

ひー！！！単なる冗談だから，石を投げるのは止めてー？！

で…，巷で噂の「ゲゲゲの女房」…，偶に昼休みのシエスタの後でホゲーと眺めているのですが…，な…，な…，何と献身的な嫁さん，苦しい時も笑顔で夫を支え，陰になり日向になり家庭を支えていく様は…，こら！何処かの○さんよ見てるかね？！

「ハッ！嫁を比べる前に，旦那を比べてね！史上最悪のグータラ亭主に言われる覚えはないわ！」

が…，言われてしまった…，図星だけに反論できねー？！

Ｐｉａｎｏ絶体絶命のピーンチ！…

と…、突如、突進してくる魚！寸前の所でかわしたものの…、悪くすれば、無防備な頸動脈を噛み千切られ、紺碧の海を朱に染めながら、漆黒の闇に包まれる海底へと、何処までも落ちて行く木偶人形となったかも…、

通常、人間に対し回避行動を取る魚が、敵愾心剥き出しで襲ってくるのは…、魚の脳細胞に作為的に俺に対する敵愾心を擦り込む、と、考えるのが妥当な線なのだが…、問題は斯様なテクノロジーを駆使出来るのは、非情に限られた範囲の者であり…、彼らはジョークの通じる相手では無く、目的遂行の為には手段を選ばない…、多分彼らの頸動脈を噛み千切っても、血の一滴も流れないのだろう…、

と…、前回、芭蕉扇の真偽を確かめる為に、無闇矢鱈とテンションを上げまくり、結果、米軍の軍事機密衛星を撃墜…、米軍内で秘かに「Ｐｉａｎｏ抹殺計画」が
発動したと、ＣＩＡの友人のボブから鳩さん経由で内緒に聞いたのだが…、早ッ！！

カメさん発見！

と…、人には本来理性と言うものがあり、○○したいが□□さんに迷惑を掛けるので諦めようとか…、理性が働く為、犯罪の発生率低下等なかなか優れものなのだが…、俺の脳内の理性くんはグータラ者の誉れも高く、ご主人の如く、脳内を冷凍南洋クロマグロ、右へゴロゴロ、左へゴロゴロ三昧をエンジョイしており…、カメさん発見の一報を受けるも…、

「あー、僕は今、ゴロゴロが忙しいから、本能くんに任せるよ、ハハハハー！！」

と…、斯くして、本能くん全権委任に、弥が上にも、張り切ること、張り切ること、腹切ること…、日本人ハラキリダイスキネー！！バディそっちのけでフィンフル全開！

カ…、カ…、カメさんに嫌われた！…

と…、この世に生を受け、早４０○年（…４００年じゃねーぞ？！化け物と大差はねーけどさ？！）…、女性に嫌われること数知れず…、

「◎□ちゃん！元気ー？！グハッ！！」…、ハイヒールが鳩尾を直撃、内臓損傷、全治１０日…、が…、雑菌が内臓全体に瞬く間に広がり、懸命の救急措置も空しく…、全快！！・・・全快かい？！

「□○ちゃん！お先にー！ウゲッ！！」…、金属バットが後頭部を直撃、頭蓋骨沈没…、ブクブクブク…、脳の損傷は計り知れず、悪くて死亡、良くて植物人間と診断されたが…、脳が小ちゃ過ぎて助かっちゃったよー、ハハハハー！！

と…、過去の栄光は数知れず…、オバマ大統領の名を知らぬ者はいても、ロバ以下野郎の名を知らぬ者はいないと…、最早、伝説の嫌われ者と、世界の隅々まで知れ渡った俺の評判だが…、カメさんに…、カメさんにさえ嫌われちゃったよー？！

小物でドン！…

と…、シパダン１本目、大物ラッシュで…、おとーさん毎日通勤ご苦労さん！の…、期待に反し、ラッシュは疎か西国の片田舎岡山の、またまたど田舎道状態…、

と…、こうなれば一気に名誉挽回に、米海軍保有のシーウルフ級原子力潜水艦の登場で度胆を抜くかー？！と、携帯でハワイの第７艦隊本部に連絡しようとしたのだが…、圏外で連絡が出来ない…、良く良く考えると、現在敵対関係にある米軍のことだから、シーウルフ級原子力潜水艦１隻なんて、ケチ臭い事は言わず、第７艦隊全艦出撃と言う、なかなか素晴らしい画が撮れるのにー、ちぇ！

と…、仕方が無いので、小物の皆様の目を誤魔化すと言う…、小物の皆様？！ひー！！！ずびばぜんー！！小物で皆様の間違いで御座いますー！！

またまた小物だー！…

と…、しかも、ピントが滅茶苦茶甘いぞー、トラベラーとしての自尊心の欠片もねーのか？！斯様な画を掲載し恥ずかしくねーのか？！だからー、嫁さんに逃げられるんだよー、ハハハハー！！と…、皆様から賞賛の雨あらら…、もとい、雨霰…、で…、言うまでもないが、最後のメッセージをくれた、心温かい君…、地獄の底まで追い詰めてやるからな…、鉛の玉の雨を君へ…、ちーん！

と…、ミクロ撮影が苦手な俺…、もとい、ミクロ撮影が特に苦手な俺…、叩けよさらば開かれん…、の、ことわざどおりＰＣを金属バットでバンバン叩いたのだが、見事、鉄屑に成り果ててしまった…、しまったー？！叩くのは、キーボードだったのかー？！と、今度はキーボードを金属バットでバンバン叩いたのだが、見事、プラスチック屑に成り果ててしまった…・・・金属バットじゃねーだろ？！

と…、ミクロ撮影でググったところ、な…、な…、何と俺と同じ悩みを持った奴のブログを発見、しかも、４トラ…、何々…、何だか下手な文章と言うか、アホちゃうかこいつ、はははは…、あ・れ…、Ｐｉａｎｏ…、俺の旅行記かい？！

人とは如何に貪欲な生き物なのだろうか？！…

と…、限り無く澄み切った海、溢れ返らんばかりの魚の群れを見ながらも、心の奥底では…、所詮、小物じゃねーか、ケッ！と、呟いている俺がいて、思わず愕然とする！

お…、お…、俺は…、何時からこんな不遜な男に成り下がっちまったんだよー？！…、生まれつきです！なーんだ、生まれつきなのかー、じゃ、仕方ねーよな、ハハハハー！！

で…、知ってのとおり、俺の生まれ育ったのは、西国の片田舎岡山なのだが…、地元も海水浴のメッカと言えば「渋川海水浴場」！真夏ともなれば…、渋滞は必至！だらだら続く車の列の中で、生暖かいクーラーに滝の様な汗を拭き拭き…、漸く辿り着きたし、海水浴場ー！！が…、汚ねー！海に一歩足を踏み出した瞬間、既に足は霞んで見えず…、が…、井の中の蛙大海を知らずの言葉どおり…、海とは斯様なものなんだよ、ハハハハー！！
と、無邪気に遊ぶ俺…、それで良いのかー？！

人とは如何に貪欲な生き物なのだろうか？！−続…

と…、久しくは、西国の片田舎岡山で、井の中の蛙大海を全く知らねー状態で、汚いと言う事実も知らず、渋川海水浴場でピョンピョン跳ねていたカエルくんなのだが…、年を経て車の免許を持つと、沸々と湧く好奇心…、山陰の海でナンパだー！！・・・おいおい、落ち着くところは結局そこかい？！

と…、期待に胸を膨らませ、牛さんと無謀な競争をした挙げ句、無惨にも腹パンクのカエルくん…、イソップ童話かー？！もとい！遠路遙々訪れた浦富海水浴場！な…、な…、何なんだーこの透明感はー？！こんなの海じゃねー？！・・・いや、渋川が汚ねーだけだよ…、

と…、余りの美しさに、所期の目的「ナンパ」も忘れ、無邪気に遊び回るカエルくん達…、

と…、カエルくんは驚くことに結婚をし、更に驚くことに子供をもうけ…、知らぬ間に小学生に！じゃ！沖縄でも行くかー！！と…、何と大胆なことに、沖縄遠征計画！久米島はての浜での驚愕の体験！

「ものスゲー綺麗な海に、色の…、色の…、色のついた魚さんが泳いでるよー！ひー！！！！！」・・・熱帯魚だって…、

と…、年々進撃は、宮古島→石垣島→西表島と進み、もう、渋川なんかに戻れません！状態となったカエル家族…、

渋川と比べれば…、比べる対象じゃねー？！これでも十分過ぎる天国なんだけどねー、ははは…、大海を知ったカエルくんの強欲は止まることを知らず…、ああ…、困った、困った…、