◎ 中之島バラ園が一望できる純英国スタイルのティーサロン　「北浜レトロ」

2010/07/17 - 2010/07/17

中之島バラ園の向かい、道路を挟んだ先には大阪証券取引所。
両隣りの近代的なビルに挟まれるようにひっそりと佇むこのレトロな建物は、国の登録有形文化財です。

近くには同じくレトロ建築物に入った「GOKAN（五感）」カフェがありますが、行列のできるカフェとして、この２店は双璧と言えるのではないでしょうか。


◎ 「北浜レトロ」

住所　大阪市中央区北浜１−１−２６北浜レトロビルヂング
電話番号　０６−６２２３−５８５８
営業時間　１１：００〜２１：３０（土日は１９時まで）
定休日　お盆・年末年始

エリア 心斎橋・淀屋橋(大阪)

北浜レトロ

この建物の名称は「北浜レトロビルジング」。
１９１２年（明治４５）、株の仲介業を営む企業の社屋として建てられました。
現存する煉瓦造りの建物としては、かなり古い部類に入るだろう。

北浜レトロ

ファサードの淡い褐色のタイルは積まれた煉瓦の上に張られたもの。シメントリーの古典的な構成ながらも余り堅苦しさをかんじさせないのは、そのコンパクトな規模もさることながら、世紀末ヨーロッパのデザイン潮流、より自由な表現を求めて生まれたアールヌーヴォーやセセッションの影響をうけているからだろう。

北浜レトロ

戦後、建築資材を扱う商社の社屋を経て、１９９６年（平成８）に現オーナーである小山寿一さんが手に入れる。
玄関先に「売却物件」と書かれ、不動産として売りに出ていたところを偶然みつけたそうだ。

北浜レトロ

一目惚れして購入を決意したものの、長年使われていなかった内部は床が抜けそうなほど荒れ放題だった。しかし所々に残るディテールはほれぼれする美しさで、小川さんは自ら重ねた時代考証を元に、オリジナルを活かした再生を決意する。

北浜レトロ

照明や建築金物、家具などは全てイギリスのアンティークを自ら買い付け、ペンキの色は何度もテストを繰り返した。

そして１９９７年（平成９）、本格的な英国紅茶とスイーツの店として「北浜レトロ」がオープンしました。

北浜レトロ

登録有形文化財

この建造物は貴重な国民的財産です

北浜レトロ

店内

一階部分はいろんなものを売っているショップになっています。

北浜レトロ

店内

この通路のつきあたり右手に、有名なトイレがあります。

北浜レトロ

店内・階段

階段を上った先が喫茶店になっています。
階段の中間踊場には、椅子が並べてあり、順番待ちの方が座って待てるようになっています。

私たちが訪れた時も何組かのお客さんが待っていました。

北浜レトロ

店内

一階のショップを階段の踊り場から見たところ。

北浜レトロ

店内

北浜レトロ

テーブル席

使われている調度品は、何から何までアンティーク。

北浜レトロ

シャンデリア

北浜レトロ

シャンデリア

メニュー

ケーキセット

レモネードとフルーツショートケーキ

フルーツショートケーキ

甘さが控えめで上品なケーキです。
スポンジの中にもフルーツがたくさん入っているので、とってもジューシーで食べやすい。

レモネード

新鮮なレモンを贅沢に使って手絞りで仕上げました。

ちょっと疲れ気味だったので、爽やかなジュースが飲みたいと思って注文しました。

レモンの切り身（？）がたくさん入っていて見た目にまずビックリ。飲んでみてあまりの酸っぱさに、口が梅干しになりました。

本当はシロップを入れて飲むのですが、かき混ぜたらちょうどいい感じになったので、そのままいただきました。

フルーツタルト

フルーツタルト

ホームメイド感いっぱい、フルーツたっぷりでした。

タルトの部分は、フルーツの水分が染み込んだりしていなかったので、サクッとして美味しかったです。

ロイヤルミルクティー（ジンジャー）

大きなマグカップで出てきて、飲みごたえ抜群。

チャイみたいなパンチは無かったものの、香りの良い紅茶でした。

北浜レトロ

内装

帰り際に見つけた、天井から釣り下げられた看板。

上を見ても下を見てもどこを見ても英国風の内装で統一されており、私は何故か落ちつけて好きでした。
噂のトイレにも行ってみましたが、昔の英国のトイレはこんなだったんだろうな〜という感じ。これ、日本に運ぶのも大変だったでしょうね。

大阪証券取引所

北浜レトロの正面にドーーーーンと立つ大阪証券取引所ビル。
私は訳あってあまり頭の上がらない建物であります。

この時はちょうど星もでていたので、記念撮影してから帰りました。


◎ おしまい