2008/11/26 - 2008/12/13
1262位(同エリア1688件中)
みすたぁさん
①カイロ ズウェーラ門周辺
11/26/08 ~ 11/27/08
飛行機の出発が1時間程遅れたもんだから、エジプト到着は22:30を過ぎていた。しかもビザを空港で購入しなければいけなかったことを知らなかったなみおは、みんなより時間が掛かり、結局空港を出たのは他の乗客がタクシーやらバスで移動してしまった後で外国人はなみお1人だけになっていた。しかも到着したターミナル2からは、街の中心に行くバスがなく、ターミナル1へバスで移動しなければいけなかった。そこから更に嘘つきタクシー運転手のおっちゃんからお馴染みの「もうバスはないからタクシーを使え」攻撃に遭うも、めげずにダウンタウン行きのローカルバスが来るのをひたすら待ち、結局タフリール広場にたどり着いたときには、夜中の12時を過ぎていた。
方向音痴なうえに言葉が通じないもんだから、道に迷ってしまい逆方向を歩いていると、高そうな車に乗ったにーちゃんが声を掛けてきた。時間帯が時間帯だったから乗るのを迷ったけど、結局ライドを貰うことに。手を握られキモかったけど、彼のお陰で助かった。
目指した宿はフルだったけど、同じビルの最上階の宿には、空きがありホッとした。しかも宿に入るやいなや「お疲れ様です」の声。日本人宿だとは知っていたけど、これほど沢山の日本人と宿が一緒になるのは今回が初めてだ。みんなマッタリ長期滞在らしく、夜中の3時まで飲んでいてそのパワーが羨ましかった。なみおのエジプト滞在は2週間ちょっとと限られている為、彼らのようにはいかないのだった・・・。
この日本人宿は、オンボロな上、ものすごくウルサイ場所に位置していた。夜中中ずっと工事の音、クラクション、騒々しい声が響き渡り、本当に寝れなかった。しかも達の悪い蚊が多く、刺されたことのない目と目の間を刺され、物凄く腫れ上がってビックリだった(苦笑)
翌朝、この時期は、なかなかカイロ-アスワン間のトレインチケットは取れないと聞き、先ずは、ラムサス駅へと向かった。手際の悪さと割り込みから散々待たされた揚句、USドルかユーロではないとチケットが買えないことを知り、両替に銀行に行くことに。しかも一旦カードでエジプトポンドを下ろし、それをUSドルに変えなければで手数料がかなり掛かった。結局チケット購入だけで3時間も掛かってしまった・・・。しかも後で知ったのだけど、寝台ではないものの50エジプトポンド(1000円相当)の格安チケットがあったのに、なみおのチケットは、寝台でUS60ドルもした。どちらにしてもこの時期は、格安チケットはきっと取れないと聞いていたから時間のないなみおはしょうがないんだろうけど、痛い出費だった。
チケットを購入するのに思いの外時間がかかってしまったけど、とりあえず世界遺産のカイロ歴史地区のシタデルに行ってみることにした。ラムセス駅裏のアフマド・ヘルミ広場からバスに乗ろうと駅から広場へ向かう道を探すも見付からず、大分広場から遠ざかったプラットフォームの脇の変な所から無理矢理駅を出た。
どうやって広場へ行こうかと思い、通り掛かったにーちゃん、アミールに聞いてみると、バス乗り場までわざわざ連れて行ってくれた上に、運転手のおっちゃんに「この子をちゃんとシタデル前で下ろすように」って頼んでくれ、バス代まで払ってくれた!! アミールは、何かあったら連絡するようにと電話番号のみ残し、笑顔で去って行った。本当に親切な人だなぁと思った。
なみおが乗ったミニバスは、ローカルぴーぽーでギュウギュウのバスで、隣には小さな女の子を膝に抱えたお母さんが座っていた。またこの女の子がとってもキュートでお姉ちゃんらしき女の子と一緒に食べていたお菓子を袋ごとくれた。使い慣れた言葉「シュクラン」(ありがとう)を言い、ニコニコしながらなみおを見つめる女の子を眺めていた。「シュクラン」は通じたけど、どうやらエジプトのアラビア語はモロッコのものとは異なり、全く言葉は通じなかったけど、子供の笑顔に癒されたなみおだった。
無事シタデルに到着したけど、余り時間がないので、外から写真を撮るのみにしてプラプラとズウェーラ門まで歩いた。途中若いにーちゃんに声を掛けられた。アハマドは、カイロの大学で歴史を学ぶ学生でいろいろ詳しく、イスラーム地区の建物の歴史について丁寧に説明してくれた。いくつかのポイントを案内してくれた後に一緒にご飯を食べることに。彼が連れて行ってくれたのは、ローカルぴーぽーで一杯の典型的なエジプト料理の店で、パン、サラダ、ラムのスープ、ソースのかかったチキンにライスとフルコースでたったの15ポンド(300円相当)。お腹も膨れ、初エジプト料理に大満足だった。
今日は、イスラーム地区を下見程度にしか考えてなかったけど、アミールやアハマドのような本当に親切な人に出会い、心が癒される1日となった。
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