2010/08/02 - 2010/08/06
1261位(同エリア1688件中)
takaさん
カイロではアフリカ縦断の準備として、久しぶりにビザ取りに行きました。
あらかじめ必要な、スーダンとエチオピアのビザはあっさりゲットできてしまいました。
とかく、エジプシャンのぼったくりや、騙しなどの、旅行者に対する金の汚さはよく耳にしますが、ピラミッドの帰りにそんな奴と出会うことになりました。
バスターミナルからギザ駅に向かうべく、バスを探していたところ、その辺にいたおっさんに聞いてみました。
「これ、ギザ駅にいきますかね?」
「おおいくよ。早く乗りなされ。」
なかなか流暢な英語で促してくれました。
バスの中では、「俺は英語の教師をやっていて、これから久しぶりに妹のところに、最近生まれた赤ちゃんを見に行くんだ。お前も見に来いよ」といった感じで、誘ってきます。
ほう、こりゃ、エジプシャンの民度を計るいいサンプルになるかもしれないと、のこのこと付いていってみることにしました。
バスに揺られること、30分ほどで、貧乏臭い集落につき、その妹なる方の家に着きました。
おお、確かに生後6ヶ月程の赤ん坊とその母親がいるじゃありませんか。
茶を啜りながら、赤ん坊とじゃれてみたり、軽食をご馳走になったり、よい感じで過ごしていました。
このおっさんも、君を紹介できてうれしいとか、質素な生活だけどいいぞ、なんてことを語らい始めたりして、なかなかいいエジプシャンの印象です。
だんだんと話題もなくなってきたので、そろそろお暇しますと告げたところ、語らいの清廉な口調で、「ここには妹と赤ん坊の2人しかいないんだ。少しでいいから、お金を置いていってくれ。これはイスラムの習慣なんだ」といい始めました。
おお、予想通り最後はこう来たか!といった感じです。
エジプトに限らず、貧乏国家でお金を無心されることは、珍しいことではありません。
ここで施しを与えるかどうかは、それぞれ旅行者次第ですが、私の場合は与えたことはありません。
情けに絆されて与えることは、悪いことではないと思いますが、与えるというのは、私の場合は単に気持ちが悪いからです。
というわけで、結構しつこかったですが、丁重にお断りをして、去りました。
もちろん、すべてのエジプシャンがこんな感じなわけではなく、親切な奴もいたり礼儀正しい奴もいるので、誤解しないようにしてください。
お次は、サハラ砂漠からお届けします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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