初めてのパリとモン・サン・ミッシェル、ロワールの古城を巡る旅（前半）

2010/06/30 - 2010/07/06

2010年６月30日から７日間の短い旅行でしたが、パリと周辺の世界遺産などを観光してきました。
旅行自体は、添乗員、食事付きのツアーで、個人で工夫したことは多くありませんが、少しですがフランスの歴史や美術をかじっていったこともあってとても楽しめました。
旅行はあっという間に終わってしまうので、これから行かれる皆さんには、特に歴史の知識を仕入れて行かれることをお勧めします。
また、美術館に行かれる方は、展示物を事前に調べて何を見たいのかを決めて行かれれば効率的でしょう。
（ルーブル美術館は、絵画や彫刻だけではなく、古代の遺跡関係の展示品もとても興味深かったです。）


※参考までに、私が事前に知識を仕入れた本等を紹介します。
　本　別冊宝島「図解　名画の見方」
　　　柘植 久慶「戦場の都　パリ」

　テレビ番組　
　　　NHK日曜美術館「夢のオルセー美術館　傑作１０選」など
　　　NHK「検索deゴー　とっておき世界遺産」など世界遺産関係

※旅行から帰ってから、読んでいたらよかったと思った本
　　　「ルーブル美術館?〜?」

エリア フランス

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: エバー航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

初日は台北で乗り換えですが、８時間ほど待ち時間があり、無料のオプションで小龍包の夕食と夜市の観光ツアーがありました。
写真は、台北空港で見つけたおもしろ看板。写真では見にくいですが、「消火器」が、台湾では「滅火器」というらしい・・・

台北からエバー航空で約１２時間でパリへ。台湾人ののキャビンアテンダントは日本語も流暢ですが、台湾人と間違えられるので、その点注意。（機内の映画は、中国語と英語の字幕のみ）

パリの初日は、市内のホテルでガイドをひろってベルサイユ宮殿へ。
フランスでは、資格がないとガイドができないそうですが、朝早く着いたのにガイドを迎えに行く時間が大幅にロスでした。
おかげで、ベルサイユ宮殿はすし詰め状態で、ろくにガイドの説明も聞けなかったのが残念！

有名な鏡の回廊です。
ここは、少しすきましたが、それぞれの部屋はすし詰め状態。すりもいるそうですよ。

庭園です。広いのと、天気が良すぎて風が吹くと砂っぽかったのが難点でしょうか。

噴水がありますが、水がでてませんでした。日曜日には水がでて庭園も有料になる？そうです。

１時間半のベルサイユ宮殿観光を終えて、入り口横のカフェで昼食。
写真は、前菜で、次のメイン、デザートの３種類が今回の食事の基本コースでした。
前菜はどこも肉系が多く、野菜不足に陥りました。

赤のグラスワインは４か５ユーロ。ジュース類が３〜４ユーロ。持ち込みはだめですが、飲み物は頼まなくてもOK。（水は水道水ですが、でます。）

牛肉の赤ワイン煮込みとじゃがいも。
おいしかったです。

昼食をとったほとんどのカフェは、クーラーなしでした。日本の感覚では、クーラーをかける天気でしたが、エコなのか、フランス人は暑いと感じないのか・・どちらでしょうか。

デザートのアイスクリーム。これもおいしかった。

午後は、これも世界遺産のシャルトル大聖堂へ。
正面の方は修復工事中でしたが、観光客は少なく、ゆっくりと見ることができました。

ゴシック様式の北の尖塔。ロマネスク様式の南の尖塔と両方の様式が残っているということで珍しいとの事です。

この北の尖塔には、７ユーロかかりますが、登ることができます！
これは偶然、なかで見つけたのですが、３００段の狭い階段を登ると、尖塔の彫刻や、街の風景を楽しむことができます。

聖堂内部の彫刻と、上部の後ろに小さく写っているのが有名なステンドグラス。

北の尖塔を登る狭い階段。ぐるぐるとひたすら登ることに。

登り口には、７ユーロ要るとの看板がありましたが、誰もいなかったので、そのまま入って階段を１周登ると、「ボンジュール！ボンジュール！ボンジュール！」と呼び止める声が・・・（皆さんはきちんと払ってから登りましょう）

北の尖塔から見たシャルトルの街並み。

北の尖塔の彫刻と、南の尖塔。

北の尖塔の上部の彫刻です。
こんな高いところに、このような精緻な彫刻を施すとは！
いったいどうやって造ったのでしょう。

みやげ物屋さんが２軒ほどありましたが、あまり観光客はいなかったような・・。

この後、ロワール地方のトゥールへ。

最初のホテル「ノボテル　トゥール　スッド」。
こじんまりしたホテルですが、食事（鮭のパイ包み）もおいしく快適でした。

近くにスーパーがあり、お土産やワインを買い込むことができます。
このホテルのお勧め赤ワインが、「シノン」。グラス一杯５ユーロでしたが、スーパーではボトル４．９ユーロで売っていました。（グレードは？）

３日目は、ロワール地方の古城巡り。
朝８時に出発して、シャンポール城に向かいます。
朝一番なので、観光客はいないようです。

写真は、入り口がある裏側からとったもの。

シャンポール城は下車観光ということで、入場はツアーには含まれておらず、別料金とのこと。
１時間なので駆け足で入場することに。

レオナルド・ダ・ヴィンチが設計したといわれる２重らせん階段。
お城の中央に登りと下りの２つの階段がぐるぐると回って造られています。

らせん階段の真ん中は、空洞になっていて、丸い煙突状の空間がありました。
写真は、その空間の１階から上を見上げたもの。天井は明り取りになっているようです。

らせん階段と部屋の壁から天井への彫刻。
城の持ち主の紋章などが埋め込まれているそうです。

屋上から見た上部の建築物。

屋上から見た上部の建築物。
完成まで１００年以上かかったということで、いろんな様式が混ざっているそうです。

ガラス越しに展示してあった「おまる」です。

鹿の角と顔の骨が並べられた回廊を見つけました。
城主が狩りを楽しんだ成果でしょうか。
その他の部屋にも鹿の頭の剥製がありました。

中にあったオブジェ。（中央は私の家内です。）
これは昔からあったものなのか不明。
なんのために飾ってあるのか、ご存知の方は教えてください。

シャンポール城から次のシュノンソー城へ。
写真は、移動の途中に車窓から見たブロワ城です。

シュノンソー城に到着。
写真は、入口の並木道です。５００ｍぐらいあったでしょうか。

シュノンソー城の正面です。残念ながら修復中。
この城は、過去に５人の女性が持ち主になったとのこと。現在民間人の所有になっていて、サービスが良くなったそうです。

正妻カトリーヌの庭の方から見たお城。

正妻カトリーヌの肖像画。
アンリ２世の正妻と愛人との争いは、先に紹介したHNK「検索deゴー　とっておき世界遺産」でも詳しく取り上げられていました。

多くのタペストリーが展示されていました。
フランドル地方が近いためということでしたが、職人技にため息がでます。

厨房には、当時のなべなど料理道具が展示されていました。
川から水を汲み上げる道具もあり、結構便利な暮らしぶりが想像されます。

愛人ディアーヌの庭。反対側に正妻の庭がありますが、規模はこちらの方がだいぶ狭い。

１時間しか見学できず、あわただしくモンサンミッシェルへ向かいます。
（以下後半へ）

この旅行記へのコメント （3）

• まりりんさん 2010/07/25 14:41:59

  はじめまして

  こんにちは、kikirinさん（＾＾
  夏の観光シーズンにフランス行かれたのですね。
  どこもバカンスを楽しむ観光客で溢れていますね。
  
  エアコンはどうやら室外機が外に出せないと法律で決まっているようで
  （室内におくか、配管パイプで外にだすかしないといけない）
  あまりエアコンの習慣がないのでしょうかね。
  もちろん、ホテルなどの公共施設では
  きちんと整備されているところがほとんどだと思います。
  
  さっきフランスのエアコン事情をＴＶでしているのを観ました（＾＾；う
  
  私は昨年12月に行ったのですが、大寒波でシュノンソー城
  見られなかったので、改装中とはいえ、
  あぁ、こんな素敵な場所なんだと改めて見せていただきました（＾＾）v
  
  まりりん
  
  
  
  

  kikirinさん からの返信 2010/07/25 18:30:21

  RE: はじめまして

  まりりん さま
  
  はじめまして。
  文字通り初めて書き込みをいただきました！
  
  この４トラベルの会員の皆さんは、個人で手配されて旅行される方が多いので、 ツアーばかりの私が旅行記を書くなど、とても恥ずかしいのですが、いまは書くことが結構楽しみになっています。
  
  パリは、ぜひもう一度ゆっくりと滞在したいと思っていますが、冬はやっぱり寒そうですね。（年寄りには特にきついかも・・・）
  エアコンについては、なるほど、そんな事情があったのですね。
  また、いろいろと教えてください。
  
  kikirin
  
  

  まりりんさん からの返信 2010/07/25 18:52:33

  RE: RE: はじめまして

  ふたたび、こんにちは。
  なんと、私が初めての書き込みとは光栄です（＾＾
  
  > この４トラベルの会員の皆さんは、個人で手配されて旅行される方が多いので、 ツアーばかりの私が旅行記を書くなど、とても恥ずかしいのですが、いまは書くことが結構楽しみになっています。
  
  何を隠そう、隠しませんが・・・（＾＾：
  私も海外はツアー参加が多いです。
  その分割高になったりしますけどね。
  全然恥ずかしくもなんともないですよ〜〜。
  ツアーというのは見処をおさえ、効率よくまわるように出来ているし
  個人では難しい手配も可能だったりしますもの。
  
  > パリは、ぜひもう一度ゆっくりと滞在したいと思っていますが、冬はやっぱり寒そうですね。（年寄りには特にきついかも・・・）
  
  冬はかなり料金お安くいけたりもしますが、、半端なく寒いです（＞＜）
  でも、建物の中が多かったりしますし、気温は慣れます！（笑）
  
  まりりん