2010/05/21 - 2010/05/23
29位(同エリア151件中)
熱帯魚さん
実は中国に引っ越してくる前から興味があった安徽省の古村、西逓と宏村に週末旅行に行ってきました。
宏村に荷物を置いた後、民宿のオーナーの車に乗って向かったのは「盧村」。安徽省一素晴らしいという木彫楼を見に行きました。
「盧村」は世界遺産に登録され有名な「宏村」から車ですぐの場所にあるのですが、こちらは観光客があまり訪れないひっそりした村です。
★★ 盧村について ★★
世界文化遺産「宏村」から北に約1?の場所に位置する盧氏の村。盧村の古民居群は清の同光年間に四品朝議大夫「盧幫燮」によって建てられたもの。現在残っている古民居では、志誠堂、思斉堂、思成堂などの屋敷は非常に保存状態が良い。
盧村で最も特色があるといえるのが木彫楼で、安徽古民居の特色が良くあらわされている。木彫楼は七軒民居で構成される木彫楼群で、主に志誠堂、思斉堂、思成堂などの屋敷を含む。
【安徽古村めぐり旅行記一覧】
01★上海から列車で出発、世界遺産の村「西逓」へ!
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10476343/
02★世界遺産の村「西逓」散歩〜丘に登って村を眺めよう
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10476865/
03★安徽一素晴らしい木彫楼がある「盧村」へ
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10476904/
04★道に迷いまくった巨大な世界遺産の村「宏村」!
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10477134/
05★世界遺産の村「宏村」を朝散歩
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10477980/
06★汪氏8兄弟の住宅で有名な「関麓」へ!
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10478113/
07★のどかで美しく、映画の舞台にもなった「南屏」へ
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10478650/
08★川のせせらぎが聞こえる、時がとまったかのような村「唐模」
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10478740/
09★7つの牌坊が立ち並ぶ「棠樾」牌坊群
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10479049/
10★神秘的な八卦村「呈坎」
http://4travel.jp/traveler/blue_tropical_fish/album/10479310/
【旅の日程】
1日目:K8418で上海1749発→黄山に翌0905着(列車泊)
2日目:村めぐり開始★西逓古鎮、宏村、盧村へ!(宏村泊)
移動経路:黄山駅→西逓路口(バス)→西逓古鎮(ワゴン)→黟県(ワゴン)→宏村(バス)→盧村(ワゴン)→宏村(ワゴン)
3日目:車をチャーターしてさらに村めぐり★関麓、南屏、唐模、棠樾、呈坎へ!MU9668で黄山2210→虹橋2310
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- 中国東方航空
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商売っ気のないオーナーの車に乗り、盧村に向かいました。往復5元で、見学が終わったら電話すれば迎えに来てくれるとのこと。
入場券(26元)を購入すると、無料でガイドがつきます。そのガイドの子について見学です。私ひとりしかいないのに、ひとりのガイドがつくというのは、とても得した気分でした。ちなみに村全体で観光客も私ひとり… -
○ 思成堂
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木彫りの彫刻が素晴らしいです。
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○ 思済堂
官庁とも呼ばれる。宏村の承志堂の建築スタイルに似ている。承志堂は官庁より50年以上も早く建設されていることから、官庁をまねて作られたとも言われている。
なかでも玻璃庁は中国と西洋の要素を兼ね備えた建築。商用でドイツを訪れたオーナー盧百万が、ドイツの建築スタイルを元に建設した。この建築のガラスははるばるドイツから輸入されたものだという。 -
猫がテーブルの端に丸くなって寝ていました。外の人が来ようとも、家の人がテレビを見ていようとも、お構いなし。
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そんなに端で寝なくても良いのに…
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お客さんがアヘンを吸う場所…だったと思います、多分。
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今も住んでいる人がいるので、生活感漂っています。
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このお宅の厨房には、3つの時代のかまどがあります。
こちらは明の時代のもの。 -
そしてこちらは清の時代のもの。
ほかに現代のもの(ガスコンロ)がありました。 -
子孫の教育のため使われていた場所。
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この奥には川が流れています。
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そして最後にやってきたのはこちら。
○ 志誠堂 -
本当に素晴らしい彫刻…ここまで来た甲斐がありました。
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精美彫刻が残されていますが、よく見ると人物の顔が削り取られています。文革の時代に削り取られてしまったそうです。
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この対聯が有名らしいです。
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こちらの対聯も有名らしいです。
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彫刻もよく見ると、巻物&書籍だったり、
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馬に乗って戦っている人がいたり…面白いです。
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厨房
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村に流れる川…素朴ないいところ。
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右が志誠堂。
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そろそろ出口へと向かいます。
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ここの石畳がまたいい感じ。
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石畳〜
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ここはどう写真を撮ってもゆがんで見える不思議な場所でした…笑
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出口(入り口と同じ)に戻って、民宿のオーナーに電話し迎えに来てもらいました。宏村に戻ります。
次の旅行記に続きます。
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この旅行記へのコメント (4)
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- スギハラさん 2010/07/09 08:44:25
- あー
- いいなぁここ・・・
厨房の写真でノックアウトですよ
彫刻、見てみたいなぁ・・・現物見ると余計にすごいんだろなー
猫の写真ですでにノックアウトされたような気も(笑
- 熱帯魚さん からの返信 2010/07/12 09:10:48
- RE: あー
- スギハラさん
こんにちは。
厨房の写真ですか…笑
不思議なもんですよね、今の時代の厨房とは思えないです。
彫刻、すごかったですよ。
小さな村なのに…
猫はなぜかずーっと動きませんでした…笑
居心地よかったのかな?
- スギハラさん からの返信 2010/07/12 19:41:42
- RE: あー
- いやほら、後半の厨房の写真が、こう、
窓から差し込む光と奥行きある暗さがいい具合にバランスとれてて空気感じたりして、
そういうのに弱いのです、はい(汗
彫刻もそうだけど、塀とかの細かい詰み上げた感じとか、
小道に埋め込まれたいくつもの細長い石とか、
村全体が緻密さで凝縮されてる感じが気になりますねー。
やっぱ実際見てみんと・・・。
- 熱帯魚さん からの返信 2010/07/15 14:44:23
- RE: あー
- スギハラさん
こんにちは!
そうですね。あの厨房は味がありました。
窓からさしている光の具合なのか、壁がもうそういう色合いに
なってしまったのかよくわからないのですが、
確かにバランス良かったです。
あの諸所に見られる精巧な彫刻を見る限り、
今はどうっていうことのない農村になってしまいましたが、
きっと明清の時代には商人やお役人が行き交う賑やかな
村だったのではないかなと思います。
それでは〜
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