2007/03/27 - 2007/03/29
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2007年3月、2泊3日で四国の「高知」に行っていました。
3月は私の誕生月でしたので、JR四国の「バースデイきっぷ」というお得なきっぷを使って旅をしました。
ゆきかえりは、現在は運行されていない臨時夜行快速列車「ムーンライト高知」を利用しました(ゆきかえりの乗車券は「青春18きっぷ」を使用)。
宿泊は2泊とも、「ユースホステル」を利用しました。
1日目の行程は、
神戸出発→大歩危→中村(四万十川)
となります。
【注】旅行記作成時点で、3年前の旅となりますので、情報が古くあいまいな部分があることをお許しくださいm(__)m
【注】旅行記を日付ごとに3つに分けています。これは1つ目の旅行記です。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急 JRローカル 私鉄
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-
今回の旅でお世話になったのが、この「バースデイきっぷ」です。
「バースデイきっぷ」とは、誕生月の3日間、JR四国全線が乗り降り自由。しかも、特急列車のグリーン車も利用できるというスペシャルなきっぷです。価格は¥10,000です。購入は四国内のみどりの窓口などでできますが、今回はインターネット予約で郵送してもらいました。
ちなみに、このきっぷの持ち主と同一行程であれば、3名まで同じ価格で「バースデイきっぷ(同行者用)」を購入することができます。 -
深夜0時39分、三ノ宮駅から臨時夜行快速列車「ムーンライト高知」に乗車します(現在は運行されていません)。
乗車券は、JRの普通列車(快速含む)が乗り放題となる「青春18きっぷ」を1回分を使用し、これに指定席券\510を購入すれば高知まで安く行けます。
ちなみに、2007年にはJR発足20周年を記念し、青春18きっぷが発売開始時の価格と同じ¥8,000で発売されていました(通常は¥11,500)。1回分は通常¥2,300のところ、この時は¥1,600でした。
2009年までは、青春18きっぷと同時期に、このような臨時夜行快速列車が運行されていました。車両の老朽化などの理由で次々と廃止になり、現在は関西発の夜行快速列車は全てなくなってしまいました。代わりに夜行バスなどがあるわけですが、やっぱりなんか寂しいんですよね・・・ -
午前5:21「阿波池田駅」で途中下車。
そのまま「ムーンライト高知」に乗っていれば、朝7:13に高知に着いたのですが、寄りたいところがあったのと、四国に入れば「バースデイきっぷ」が使えるので、阿波池田駅で降りました。
阿波池田駅から普通列車に乗り換えます。
【移動記録】
移動手段:JRムーンライト高知(高知ゆき)
移動範囲:0:39三ノ宮駅→5:21阿波池田駅
所要時間:約4時間40分 -
四国観光の1か所目、「大歩危」にやってきました。
【移動記録】
移動手段:JR土讃線普通(伊野ゆき)
移動範囲:5:33阿波池田駅→6:01大歩危駅
所要時間:約30分
運 賃:通常¥440(バースデイきっぷ使用) -
ピンボケですが、大歩危橋を渡って向こう岸へ。
そこから1kmで大歩危峡の入口です。 -
大歩危橋の上から。
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「大歩危(おおぼけ)峡」です。
一般には漢字説(「大股で歩くと危険」)が有名であるが、昔から現在の漢字で表記していたわけではなく間違いである。 「ほき、ほけ」は断崖を意味する古語である。この地域の地質は三波川帯に属し、変成岩類で構成されている。大歩危は砂質片岩および黒色(泥質)片岩を主体として構成され、吉野川沿いは砂質片岩が多く露出する。変成岩中に礫(れき)の原型を留めた礫質(れきしつ)片岩が含まれているものもある。大歩危の礫質片岩は含礫片岩として徳島県天然記念物に指定されている。(Wikipediaより)
ここから下流に数km行くと、「小歩危(こぼけ)」があります。「大歩危・小歩危」とまとめて呼ばれることが多いですね。「おおぼけ・こぼけ」と、響きがユニークです。 -
岩肌をズームしてみました。
面白い地形ですね。 -
営業時間前でしたが、「ラピス大歩危」にやってきました。
駅から大歩危方面へ徒歩10分ほどのところにあります。現在は「道の駅大歩危」となっているようです。
石の博物館(有料)、観光案内、特産品やアクセサリーの販売、足湯(無料)、展望デッキなどがあります。
入口前に、怪しいネズミキャラクターの石造が・・・ -
駅への帰り道、咲きかけの桜。
-
大歩危駅に戻り、いよいよ「バースデイきっぷ」の本格活用開始です。
バースデイきっぷを使えば、特急列車グリーン席にも乗ることができます。
指定席なので、駅で指定席券を発行してもらうことになります。大歩危駅では磁気券の発券機がなく、手書きの指定券となりました。 -
大歩危駅のホームに、「祖谷(いや)のかずら橋」のミニチュアがありました。
大歩危駅からかずら橋までのバスが出ているようです。 -
特急「しまんと1号(中村ゆき)」です。
-
特急しまんと1号のグリーン席。
この車両には他に乗客がおらず、貸切状態でした。 -
「中村駅」に到着しました。
中村駅は、高知県四万十市駅前町にある、「土佐くろしお鉄道」の駅です。
大歩危駅〜窪川駅は「JR土讃線」ですが、窪川駅〜中村駅は「土佐くろしお鉄道」という第3セクターの鉄道会社になります。
実は、バースデイきっぷはこの「土佐くろしお鉄道」にも乗れるのです。仮に「青春18きっぷ」で中村まで行こうとすると、窪川から別料金を払わないといけません。これがバースデイきっぷのメリットの一つです。
【移動記録】
移動手段:特急しまんと1号中村ゆき
移動範囲:7:24大歩危駅→10:00中村駅
所要時間:約2時間40分 -
四万十川観光の開始です。
移動はレンタサイクルを利用しました。中村駅近くの観光協会でマウンテンバイクを借りることができます。「四万十川りんりんサイクル」、当時は半日¥800、1日(4h以上)¥1,200でした。数か所のターミナルで乗り捨てることができます。
写真は中村駅から少し進んだところに架かる「四万十川橋(赤鉄橋)」。 -
「舟母(せんば)船」発着場。
明治時代末期から昭和30年代まで、木炭を上流から河口まで運び、帰りには日用雑貨品を積んで上流域へ運んでいた舟だそうです。現在は観光船として再現されています。
乗船料金は大人¥2,500、小児¥1,250だそうです(※現在の情報)。 -
「佐田沈下橋」です。
「沈下橋(ちんかばし)」とは、川が増水した時に水面下に沈んでしまう橋のことです。水圧で橋が流されないように、欄干がないのが特徴です。
「佐田(さだ)沈下橋」は、四万十川で最も下流にある沈下橋で、写真のように周囲の岸辺では菜の花が咲きます。 -
沈下橋、もちろん普通に渡ることができます。車も通れます。
ただ、欄干がないからちょっとスリルがあります・・・
夏には沈下橋から川に飛び込む子供たちが風物詩だとか。 -
「三里(みさと)沈下橋」。
下流から2つ目の沈下橋です。 -
お寺の前にて、赤・白・ピンクの組み合わせがきれいで撮りました。
-
「高瀬(たかせ)沈下橋」。
下流から3つ目。ちょうど橋の下を船が通ろうとしています。
この沈下橋は橋の途中が一部広くなっており、車の行き違いができるようになっています。途中で行き違うより、片方が渡りきるのを待ってから行くほうがいいとは思いますが・・・ -
「勝間(かつま)沈下橋」。
下流から4つ目。
「釣りバカ日誌14」のロケ地になったそうです。 -
広い川幅、雄大な山、霧がかって幻想的な雰囲気。
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口屋内という場所にある、レストラン「しゃえんじり」。
地元農家のおんちゃん、おばちゃんが野菜を作り、調理をする正真正銘の農家レストラン。とれたてを使うため、メニューを決めるのは当日の朝。バイキングスタイルで常時10種類以上の料理がお腹いっぱい味わえる。ランチバイキング¥1,000。(観光雑誌より)
ここで、昼食にしました。 -
ランチバイキング¥1,000。
農家のおかあさんたちが、地元の食材を使って手作りしています。
この時、雨がけっこう降っていて、カッパの代わりにゴミ袋(穴を開けて被る)を譲ってくださいました。宿までの道、助かりました。 -
「口屋内(くちやない)沈下橋」。
下流から5つ目。 -
「岩間(いわま)沈下橋」。
下流から6つ目。今回訪れた最後の沈下橋となります。
ちょうど川がカーブを描いたところに架かっており、全景が美しいことから、CMやポスターでおなじみの風景です。 -
「津大橋」という鉄橋を渡ると、「いわき食堂」があります。
ここでは四万十川の幸が味わえます。
あめご塩焼き¥800、鮎唐揚げ¥1,000、うなぎめし¥1,000、川えび唐揚げ¥800、川エビ塩ゆで¥1,500、鮎塩焼き¥時価、うなぎ塩焼き¥時価、うな丼¥時価、など(※当時の情報)。 -
「ゴリ丼」¥600を注文しました。
「ゴリ」とは、川底に生息する淡水魚チチブの幼魚で、体長約10?。これを卵とじの丼にし、上に「青さのり」がのっています。 -
江川崎駅に向かう途中、「四万十牛」という言葉が目にとまり、「四万十牛コロッケ」¥105を購入。
-
「江川崎(えかわさき)駅」に到着しました。
江川崎駅はJRの予土(よど)線の駅です。無人駅ですが、「四万十川ふるさと案内所」が隣接されています。ここはレンタサイクルのターミナルとなっており、乗り捨てが可能です。
今回は、江川崎駅でレンタサイクルでの移動を終了することにしました。
【移動記録】
移動手段:自転車
移動範囲:10:00中村駅→16:30江川崎駅
所要時間:約6時間30分(※観光時間含む)
運 賃:¥1,200(※レンタサイクル代) -
江川崎駅に停車していた車両(1両ワンマン運転)。
江川崎駅からバスで、口屋内にもどります。
口屋内から宿へは、宿の方に送迎してもらいます。
【移動記録】
移動手段:西土佐バス
移動範囲:16:45江川崎駅→17:15口屋内
所要時間:約30分
運 賃:¥300 -
本日の宿、「四万十川ユースホステル」です。
「ユースホステル」とは、ドイツで生まれた世界的な「旅の宿」ネットワークです。だれもが安全に楽しく、そして経済的に旅ができるようにと考えられたもので、現在、世界80カ国、4,000のユースホステル(YH)があります。日本には北海道から沖縄まで約270のYHがあり、宿泊料金は日本の場合、1泊 3,200前後(2食付で5,000円程度)と大変経済的です。(海外では、もっと安く宿泊できます。)(ユースホステル協会HPより)
一応、会員制ですが、会員でなくても泊まれます(ただし¥600ぐらい高くなります)。
その他の特徴として、かつては(ユースホステルブームの時代があった)、相部屋が基本で、禁酒で、「ミーティング」と言って宿泊者同士が集まってフォークソングを歌ったり、独特な雰囲気があったのですが。
最近は柔軟で普通の民宿などと変わらないところがほとんどではないでしょうか。全盛期と比べると数も減っています。
逆に言うと、現在も残っているところは、ユースホステルの精神を貫こうと頑張っているところが多いということでしょうか。
「ペアレント(マネージャー)」と呼ばれる宿主の方針によって、個性の全然違う宿となるのが、ユースホステルの面白いところです。旅人を楽しませようと、いろいろな趣向を凝らしたユースホステルがけっこうあります。 -
ユースホステルによっては、体験プログラムを実施してるところもあります。
四万十川ユースホステルでは、カヌー体験などを実施しています。 -
玄関先に、やぐら?があり、夜は星を見ることができます。
-
夕食です。
ここでは、「薬膳料理」が出るのが特徴です。ヘルシーだけどボリュームがありました。
ご一緒になった方々と会話が弾み、楽しく過ごせました。 -
写真のお酒、知ってる方も多いでしょう。
まさかここで出会えるとは思っていませんでした。
ロックで頂きました。
このあとは、ご一緒した方々と遅くまで語り合い、一緒に星を見たりして過ごしました。ユースホステル利用者は、旅慣れた方々が多いので、興味深い話がたくさん聞けます。
これで1日目の旅行記は終わりです。2日目に続きます。
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