2010/05/24 - 2010/05/25
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5月24日(月)から6月2日(水)までの10日間の日程で、シリア、ヨルダンに出かけました。パルミラ2泊→ダマスカス1泊→アンマン1泊→死海1泊→ペトラ2泊の7泊10日です。5月24日(月)は、仕事を終えてから深夜にカタール航空を利用して関空を出発し、5月25日(火)はドーハでの乗り継ぎ時間を存分に利用して半日観光を楽しみました。
State of Qatar・・・人口:約160万人、面積:11,437k㎡(ベルギーの3分の1、秋田県よりやや狭い)、公用語:アラビア語。
カタールの首都ドーハ (Doha)では、個性的なデザインの高層ビルが林立し、建築途中の建物も数多く見られます。
「パール・カタール計画」では、ドーハ沖の浅瀬を埋め立てて約400ヘクタールの人工島を作り、リゾートマンションや高級ホテル、娯楽施設、ショッピングモールなどの建設が進んでいます。この事業は国内で初めて、外国人の不動産購入と居住を認めるものとして注目されているそうです。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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5月24日(月)は仕事が終わってから、自宅でシャワーを浴び、空港バスで関空に向かいました。
23時55分関空発のQR0803便にてドーハに向かうため、21時30分頃関空に着きました。
この時間帯に来たことがなかったので、銀行が開いているかなど心配でしたが、ちゃんと開いていました。
出発ロビーは写真のとおり、人もまばらで閑散としていました。 -
出発時刻が10分早くなり、23時45分になりました。
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23時58分に離陸し、約1時間後に夕食が出されました。期待していなかったので、美味しく思いました。特にデザートの福もち。フランスの白ワインも頼みました。
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早朝5時15分に定刻どおりドーハ国際空港に着きました。
降機時に撮影した機内の様子です。 -
飛行機を降りた後はバスで到着ゲートに向かいました。
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乗り継ぎの待ち時間が7時間もあるため、ドーハ半日観光を楽しみました。
まずは『ドーハの悲劇』で有名になったAl Ahli Stadium(アル・アハリ・スタジアム)を見学(午前6時15分〜6時30分)しました。
スタジアムに降り立ち、はるか向こうを見ると、モスクのミナレットが見えました。 -
1993年10月28日、ワールッドカップアジア予選が、治安上の問題等でイラクではなく、カタールのドーハで行われることとなり、ハンス・オフト監督率いるオフトJAPANがイラクと対戦しましたが、ロスタイム間際の同点ゴールにより日本vsイラクは2対2の引分けに終わり、サッカーW杯初出場を逃しました。
2010年ワールドカップで、今盛り上がっていますが、『ドーハの悲劇』からもう17年近く経ったなんて、感慨深いです。 -
観光用のマイクロバスからドーハの街を走る車を撮影しました。
カタールの自動車のナンバープレートは、アラビア語とアラビア数字が併記され、日本車が目につき、特に、トヨタ車が多いと感じました。 -
次にラクダ市場を見学(午前6時55分〜7時11分)しました。
白、茶、黒色など様々な種類のラクダがいました。
ミルク用、食用のラクダ、運搬用、レース用のラクダとその用途はいろいろです。
カタールではかつではラクダが移動手段に使われていたそうです。
早朝とは思えない強い日差しで、そんなに長く居られないと思いました。 -
dromedary camel(ヒトコブラクダ)がたくさんいましゃした。
"dromedary" は「走る」ことを意味するギリシャ語に由来するため、「競駝(ラクダ競走)」に言及するときのみ用いられるべきであるとする人もいるそうで、アラブの競走ラクダを指すのに専ら用いられるとのことでした。 -
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ラクダ市場を後にする頃、次々と観光用のマイクロバスが到着し、韓国人や欧米人のグループが降りて来ました。
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ラクダ取引の商談をする地元の人たちです。
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次に青果市場を見学(午前7時15分〜7時27分)しました。
砂漠の国カタールでは、野菜や果物はほぼ100%輸入に頼っていて、その大半がサウジアラビアから届くとのことでした。 -
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輸入とは思えない新鮮で色とりどりの野菜。
早朝で地元の人は少なく、観光客が次々来ていました。 -
アラビア語の練習をと思い、「アッサラーム・アライクム(こんにちは)」挨拶したところ、「ワレイコム・アッサラーム(こんにちは)」と返してくださった地元の方。
カタールでは、男性は「トーブ(thobe)」という地面まで届くほどの白い長いシャツを着ます。
スイカを見せてくださり、記念写真にも応じていただきました。何か買うわけでもない私たち観光客に皆さんとても親切でした。 -
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約5万人収容できる、Khalifa International Stadium(ハリーファ・インターナショナル・スタジアム)と2007年8月に完成した、高さ318mのAspire Tower(アスパイア・タワー、希望の塔)です。
Aspire Tower(アスパイア・タワー)は2006年に開催されたアジア競技大会の聖火台として建設されたため、工期を開催初日に合わせるのが一番大変だったそうです。
24時間体制で建設され、塔は1日2mずつ高くなり、着工から約150日で完成し、アジア大会開催の1ケ月前、2006年11月に外観が完成し、開会式では塔の頂上に聖火が灯されました。現在、ドーハで最も高い塔としてランドマークになっています。
カタールは世界有数のスポーツ立国を目指し、サッカー、テニス、卓球、自転車レースなどの世界大会も誘致しているとのことです。スタジアム周辺はアスパイア・ゾーンという総合運動公園になっています。 -
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カタール滞在者の80%は石油と天然ガス関係等の仕事で来ているそうです。
ガソリン1Lが約20円、天然ガス1kgは約25円、水より安いそうです。 -
次に、Racing & Equestrian Club(競馬場と馬術クラブ)
を見学しました。
馬術クラブは、カタールの最も古いスポーツとして親しまれていますが、カタールではギャンブルが禁止されているので、競馬と違ってレースで勝つと賞が与えられるそうです。
入場は無料で、レースが無い日は見学させてもらえます。
競走馬のプール調教を見ることができました。ときどき馬の頭が見えるのですが、写真には写っていません。 -
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大学で日本語を専攻し、パキスタンから出稼ぎに来ているという半日観光ガイドのラーツィさんの説明によると、鼻筋に白い模様が入っているアラビア馬(アラビア種)。
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白い馬を引かせていただきました。おとなしそうで結構活発でした。
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冷房が利いて快適なEquestrian Club(馬術クラブ)の様子です。
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分譲マンションの建設ラッシュが続いていて、最低でも2億円、最高10億円もするそうです。
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近代的なビルが建ち並ぶ新市街を車窓から見学しました。中東では派手なデザインが好まれ、地震がないとうこともあり、独特なデザインのビルが多いのが特徴です。
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400ヘクタールの人工島には、個性的なデザインの高層ビルが林立し、建設途中の建物も数多く見られました。
リゾートマンションや高級ホテル、娯楽施設、ショッピングモールなどの建設が進んでいて、特に、国内で初めて、外国人の不動産購入と居住を認める「パール・カタール計画」が注目されているそうです。 -
ガイドさんの話では、カタールの人口の4分の3は、外国からの出稼ぎ労働者らが占めるそうで、サウジアラビア人が一番多く、次にカタール人が40万人、インド人が30万人、フィリピン人が20万人ということです。
今のところは、手に職がなく、カタールに来ても、誰でも必ず仕事が見つかるそうです。 -
幾何学的な高層ビルがどんどん建設されていました。
カタールは天然ガスで湾岸諸国1位のGDPにのしあがったそうですが、このバブルは怖いですね。
カタールでは消費税はなく、カタール人であれば、電気代・水道代も無料で、医療費や教育費も無料です。
さらにカタール人同士が結婚すると、まずは約500万円、新しいマイホームの購入資金に2,000万円以上、家具や電気製品などに約1,000万円が政府から支給されるそうです。極小の「レンティア国家」における危ういシステムのように感じました。他のイスラム諸国と同様に、男性は妻を4人まで娶ることができます。 -
三日月形のドーハベイの湾岸に位置し、“湾岸のピラミッド”として知られるランドマークは、ドーハでは最も古くからあるホテルの一つ、Sheraton Doha Resort & Convention Hotel(シェラトン・ドーハ・リゾート&コンベンションホテル)。全371室。
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カタールの男性は「トーブ(thobe)」という地面まで届くほどの白い長いシャツを着て、頭には「タキーヤ(taqieh)」という白いネットのような帽子をかぶり、その上に「ゴトラ(ghutra)」という四角い布を乗せ、「エカール(iqal)」という2重の黒い輪で固定します。
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9時すぎから旧市街のSouq Waqif(スーク・ワキーフ)をぶらぶら歩きました。中は小さな商店がたくさんあります。洋服やファッション小物を扱うお店が多かったです。
9時45分にカフェで集合するまで、フリー・タイムでした。 -
ドーハの女性は、ほとんどの場合、「ヒジャブ」によって髪の毛を隠すだけでなく、鼻と頬と口を「ブルカ」とか「ニカブ(写真の黒い布)」と呼ばれる布で隠していて、外から見えるのは目と手の先だけというファッションで街を歩いていました。
女性を撮影できないので、説明だけになりますが、服は、ほとんどの女性がアバヤという黒い服を着ていました。基本顔も隠していますので、目だけしか見えません。
ちなみに、ドーハの空港職員は、スパンコールやビーズなど装飾が美しく、生地が良さそうな、高級そうなアバヤを着て、顔は隠していませんでした。ものすごく美人ですが、表情ひとつ変えない、冷たそうな感じでした。 -
スークでは、「ニカブ」(目の部分だけが開いた黒いベール)が沢山売られていました。
ドーハでは早朝から厳しい日差しで、色白美人を保つためには絶対必要なものだと思いました。
今後の旅行に備えて、ここで1枚購入しておけば良かったと後悔しました。 -
サウジアラビア人とカタール人の見分け方を教えていただきました。
昔ながらの白い布(ゴトラ)を頭から被っているのが、純粋カタール人で、写真のように赤と白の柄物の布を被っているのがサウジアラビア人だそうです。 -
9時45分にこのカフェで集合しました。アイスクリームを買うか、カフェで冷たいものを飲もうかなと思いましたが、残り時間も少なく、カタール・リヤルQR(Qatar Riyal)で釣銭をもらうのが嫌だったので諦めました。
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サフランを買うため、香辛料を扱うお店を一軒ずつ訪ね、値段を聞いてみました。
サフランは高価な商品なので、簡単に手にできない場所に置いてありました。イラン産のサフランが良いそうで、その価格はピンからキリまでありました。 -
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ドーハの新市街を遠くから見ると、ビルが建ち並び、その発展の様子は、ドバイを彷彿させます。砂漠の中にこのような町が広がっているのは少々違和感がありますし、どんどん増加中とは言え、わずか人口160万人の国で、マンションやオフィスの実需が本当にあるのかなぁと疑問に思いました。
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ガイドのラーツィさんと私たちが乗っていたマイクロバス。
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ドーハ観光の最後に、ダウ船ハーバーに立ち寄りました。
新市街のスークの北、約500mに位置します。 -
ドーハ湾に沿ってコーニッシュ通りが湾曲して南北に通っていました。
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コーニッシュ通り沿いに、大きな真珠のモニュメントがありました。
以前、日本の養殖真珠が世界の真珠マーケットを席巻する前までは、湾岸のこの地域は天然真珠の産地で、真珠が重要な輸出産品であったそうです。 -
12時45分ドーハ発のQR-0436でダマスカス(シリア)に向かうため、10時15分にドーハ国際空港に戻りました。
インフォメーションは、アラビア語の表示が、英語の表示に切り変わります。 -
ドーハ国際空港(Doha International Airport)の免税店。この時間帯(昼間)は空いていましたが、帰国時は、深夜でも大勢の空港利用者でいっぱいになっていました。
高級車が当たる宝くじを販売しているようでした。 -
ドーハでは、次の乗継までに5時間以上ある場合は、カタール航空より食事のサービスがあります。カウンターで係員からミールクーポンをいただき、レストランでセットメニューをいただきました。
選択したビーフカレーは美味しかったです。サラダはサービスで付けてくださったようです。 -
ドーハのスークで買ったイラン産のサフラン。2gで45QR。
パエリアを頻繁に作るので、海外でサフランをよく買います。
シリアのスークで絶対に買おうと思っていましたが、まずはドーハのスークで買うことができました。 -
ドーハの空港内の案内でトイレの近くに“Mosque”と“Quiet Room”があることを発見しました。
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Mosque(礼拝所)の隣にQuiet Roomという仮眠用の部屋があり、背もたれが固定のリクライニングチェアが32席(背中合わせに4席×2列が4ブロック)並んでいて、自由に利用することができます。席数が少ないので、帰りの乗り継ぎ時間を潰す際に、空きが出るまで待ってでも利用しようと思いました。
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自分のスーツケース(ショッキングピンク)が積み込まれることがわかり、安心しました。
12時45分ドーハ発のQR-0436でダマスカス(シリア)に向かいました。
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